平成20年度 青少年の健全育成を進める県民大会開催結果

掲載日:2018年4月26日

青少年を取り巻く現状や課題について、家庭、学校、地域それぞれの場において県民各層が共に考え、その解決に向けて共に取り組み、青少年の健全育成活動や非行防止活動を県民運動として展開していくために、「青少年の健全育成を進める県民大会」を実施しました。

1 日時
平成20年7月12日(土)13:00~16:00
2 場所
横浜市磯子公会堂 ホール(磯子区総合庁舎内)
3 主催
かながわ青少年社会環境健全化推進会議
神奈川県青少年総合対策本部(神奈川県、神奈川県教育委員会、神奈川県警察本部)、横浜市
4 大会テーマ
「青少年の夢と希望を育むために~家庭・学校・地域でできること~」
5 参加者
566人
6 プログラム
(司会者:横浜市立金沢高等学校、原 杏奈さん、宮里 始歩さん)
  • オープニング
    • 横浜英和女学院中学高等学校音楽部による合唱
  • あいさつ
    • 松沢成文神奈川県知事
    • 屋代昭治横浜市こども青少年局長
県民大会写真1県民大会写真2
  • パネルディスカッション
    • テーマ:大人と子どものコミュニケーション
    • コーディネーター
      • 佐藤 晴雄 氏(日本大学教授)
    • パネリスト
      • 神保 智子 氏 (まちづくり工房「しお風」代表)
      • 坂本 直樹 氏 (別所パパの会代表)
      • 新倉 アキ子 氏(前神奈川県警察本部少年相談・保護センター所長)
    • 青少年パネリスト
      • 石戸 茜さん(横浜市立浜中学校)
      • 山田 知大さん(横浜市立浜中学校)
      • 安楽 大地さん(県立金沢総合高等学校)
      • 豊島 礼奈さん(県立横浜清陵総合高等学校)
    県民大会写真3

<パネルディスカッションの概要>

コーディネーターの佐藤先生から、大人と子どものコミュニケーションに係る問題点として、「直接的なコミュニケーションの不足」、考え方の違いなどの「コミュニケーションのずれ」、「コミュニケーションの仕方がわからない」といった3つの問題点が提起されました。

(パネリストの意見)

パネリストのまちづくり工房「しお風」代表の神保さんからは、二宮町での青少年が係わっている町の魅力を発見する地域探検とその魅力を落としたマップづくり等のまちづくり活動の紹介があり、大人と子どものコミュニケーションで大切な事は、「大人が夢を追う姿を見せる。」、「互いに格好をつけないで、欠点があっても良いところが素晴らしいことを示す。」、「悩みや問題を共有して一緒に乗り越えて行く。」、「言葉以外のコミュニケーション手段も持つこと。」との意見が述べられました。

別所パパの会代表の坂本さんからは、キャンプファイヤーや餅つき大会などの活動の紹介と併せて、「子ども達を育てるのは親だけでは難しい。家庭、学校、地域でたくさんの大人が見守ってたくさんの子どもを応援していく事が必要で、係わってもらえる仲間を増やしていきたい。」との意見が述べられました。

前神奈川県警察本部少年相談・保護センター所長の新倉さんからは、「地域で大人と子どもがコミュニケーションをとることを考えるのであれば、先ず大人が努力をすること。相手を知らなくてもいいから大人から挨拶する、何か困っていたら声を掛ける。その積極的な姿勢があれば、もう少し住みよい社会が作られると思っている。」、「出来る事は積極的に推進していこう。それが世の中を少しでも変えられる手だてとなっていくと期待している。」との意見が述べられました。

青少年パネリストからは、「あいさつしても返してくれない大人がいる。」、「親が子どもを理解してくれない。本音では励ましてほしいこともある。」大人に期待する事としては、「子どもの立場になって接してほしい。」、「きちんと子どもの話をきいてほしい。」などの意見が出されました。

また、会場からも、「大人と子ども、お互いが関心を持つ事が必要。」、「大人の経験を子どもに伝えて行く事が大切。」などの意見が出されました。

(まとめ)

この後、各パネリストから、「子どもの話を聞けるのは今しかない。疲れていても無理して笑顔を作って、子ども達の話を聞いてあげてほしい。」「地域の中で何らかの形で、役に立つ存在でありたいと思っている。」、「青少年にも大人の抱えている事を理解しようと少しでも思ってくれると良い。」との発言がありました。

最後に佐藤先生が、「わかると言う漢字は国語辞典で「判る」「分かる」「解る」の3種類のレベルがある。お互いにレベルの違いがあるとコミュニケーションはうまく取れない。」「今日の話しの中では、すぐに出来るという点では、あいさつが大切なので、これは明日からではなく、是非、今からあいさつが出来るように努めていただきたいと思います。」とまとめられ、パネルディスカッションは終了しました。

県民大会写真4県民大会写真5

<大会アピールについて>

かながわ青少年社会環境健全化推進会議の鈴木会長から、大会アピールが読み上げられた後、会場からの拍手により採択されました。


平成20年度青少年の健全育成を進める県民大会アピール

今日、私たちの社会は、国際化や高度情報化に加え、少子高齢化の進行や社会格差が拡大するなど、大きな変化のなかにあります。

こうしたなかで、人間関係が希薄化し青少年を育む地域社会の力の低下や家族相互の孤立化が広がり、社会環境の悪化が指摘される一方、青少年が被害者や加害者となる事件やいわゆる「ひきこもり」など社会的自立に向けて困難を抱える青少年の増加など、青少年をめぐる様々な課題が大きな社会問題となっております。

未来をつくる青少年は、無限の可能性を秘め、いつの時代にあっても次代の担い手として期待されるかけがえのない社会の宝です。

いま、人間関係の希薄化、孤立化が進む中で、コミュニケーション力や表現力など青少年が社会を生き抜く力を身につけて豊かに育つうえで、大人の役割が改めて問われています。

私たち大人は、家庭や地域で青少年をしっかり受け止め、家庭や地域が一体となって青少年を育んでいく必要があります。「青少年は人と人とのつながりの中で育つ」ことの大切さを再認識し、県民、企業、団体、学校、行政が連携協力して次代を担う青少年の育成に取り組んでいくために、次のとおり行動していきます。

1 大人自身があいさつをはじめ、家族同士、隣近所の大人同士の豊かなコミュニケーション力を身につけます。

1 青少年が社会を生き抜く力を身につけて豊かに育つ地域づくりを進めるため、青少年同士、また青少年と大人の交流を深めながら、人と人との結びつきに根ざした地域ぐるみの取り組みを進めます。

1 青少年の健全育成を阻害する社会環境の健全化のために、一人一人の大人が自らの課題として積極的に発言、行動し、よりよい環境づくりに取り組みます。

1 次代を担う青少年が夢と希望をもって、豊かに育っていくよう、家庭、学校、地域社会、業界、行政及び青少年健全育成関係団体は連携して、それぞれの立場で青少年の健全育成に取り組みます。

平成20年7月12日
青少年の健全育成を進める県民大会


本文ここまで
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