平成29年度 青少年の健全育成を進める県民大会開催結果

掲載日:2018年4月26日
昨今、ひきこもり、いじめ、非行、暴力行為等、青少年をめぐる問題が深刻化している要因の一つとして、青少年の行動に対する大人の無関心さや規範意識の低下など、大人の責任が問われているため、大人自身がその責任を自覚し、自らの課題として、それぞれの立場や役割に応じて、青少年の健全育成を進めていくことを考える場として実施した。

1 日 時 平成29年7月8日(土曜日)13時から16時

2 場 所 小田原市生涯学習センターけやき(小田原市荻窪300)

3 主 催 かながわ青少年社会環境健全化推進会議、神奈川県子ども・青少年みらい本部、小田原市

4 テーマ 社会全体で青少年をはぐくむ環境づくり(今、大人ができること)

5 参加者 357人

6 プログラム(司会:立花学園高等学校 在校生2名)

オープニング 

県立小田原高等学校 弦楽部
オープニング写真

開会の言葉

かながわ青少年社会環境健全化推進会議会長 石井 一也

あいさつ

神奈川県副知事 首藤 健治
小田原市長 加藤 憲一
神奈川県議会県民・スポーツ常任委員会委員長 斉藤 たかみ(来賓代表)

基調講演

テーマ「今、大人ができること」

講師 和田 重宏 氏(NPO法人子どもと生活文化協会顧問、小田原市教育委員会委員長)

基調講演写真

長年、寄宿生活教育に携わり、不登校・ひきこもりなど様々な問題を抱える青少年の自立支援を続けている和田重宏氏を講師に迎え、「今、大人ができること」をテーマに講演が行われた。

(基調講演の概要)

公立中学校教員時代に感じたことや、寄宿生活教育やNPO法人子どもと生活文化協会について紹介された後、それらの経験を通して感じた子どもや若者の変化について、「遊び・考え方・食事・働き」の面から言及され、今日の青少年問題を考える上で重要な問題として「生きるエネルギーの減退」「つながりの喪失と孤立化」を挙げられた。
また、「子ども・若者の自殺問題」「貧困問題」「一人親問題」といった社会問題を紹介され、こうした現実を踏まえ、「今、大人ができること」として、次のことを述べられた。
生きる力をつけること(睡眠・生活リズムを整える、決断力を身につける)
子ども・若者との関係改善に取り組むこと(話を遮らない、できない約束はしない、肯定・共感を持って接する)
継続して働くことができる人を育てること(健全な納税者を育てる)
好かれる大人であること(若者達の提案をサポートする)
最後に、子どもたちのお手伝い経験の不足について「人は台所で育つ」というお話を交えながら話され、子どもたちがまず「食っていける力」を養える社会になればよいとまとめられた。

パネルディスカッション

テーマ「大人と青少年、ともに育ち合う」

コーディネーター
西村 奈歩 氏(フリーアナウンサー)

パネリスト
和田 重宏 氏 (NPO法人子どもと生活文化協会顧問、小田原市教育委員会委員長)
改田 晃 氏 (県立小田原城北工業高等学校長) 

青少年パネリスト
県立西湘高等学校 在校生1名
県立大井高等学校 在校生1名

パネルディスカッション写真

【パネルディスカッションの概要】
パネルディスカッションは、フリーアナウンサーの西村奈歩氏がコーディネーターを務め、「大人と青少年、ともに育ち合う」をテーマに議論が行われた。 

(パネリストの発言)
改田 晃 氏
 高校では大きな暴力に繋がるような生徒指導上の問題は減ってきているように感じる。SNSトラブル、貧困、ネグレクト、不登校、コミュニケーション能力不足による友達同士のトラブルなど、様々な課題を抱えた生徒が増えているように思う。
 コミュニティ・スクールを上手く活用し、「自分に自信を持たせる」「自己肯定感を育む」といったことが、コミュニケーション能力を育む一つのきっかけになると思っている。積極的に地域の活動等に生徒を参加させる機会を与えることで、自己肯定感を高め、それが自信となり、コミュニケーション能力や積極的に人と関われる力も付いてくるのではないかと思っている。

青少年パネリスト
信頼できる大人について次のような発言があった。
子どもだからなどと固定観念を持たずに話を聞いてくれる
自分の意見を押し付けるのではなく、考え方の一つとして示してくれる
新しい知識や考え方を柔軟に取り入れてくれる
感情的にならずに何を伝えたいのか明確にして伝えてくれる
ルールを守っていて常識がある
しっかり仕事をしていて子どもに目を向けてくれる

和田 重宏 氏
 地域社会には反面教師も必要で、すごく大切な教育だと思っている。正しい判断は良い人と良い事からだけでは学べないし、身に付かない。正しい判断力を身に付けるには、時にはとんでもない人と出会うことも大事。
 大人といえども未完成品で、死ぬまで成長するもの。だからそのことが出せる社会、「これちょっとできないんだよ。若い人頼むよ。」って言えるような社会であったら良いなと思う。

(最後に)
コーディネーター 西村 奈歩氏

私は1人の素敵な大人がいれば10人の若者が救われるという言葉が大好きで、今日はそんなことを思い起こさせるようなことがたくさんあって良かったと思う。言葉の持つ救う力を信じて、大人と青少年がともに育ち合っていきたいと思う。

閉会の言葉

かながわ青少年社会環境健全化推進会議会長 石井 一也

本日の講演やパネルディスカッションを聴いて、青少年の健全育成に携わる私たち一人ひとり、何ができるのかを考える良い機会であったと思います。来年度は相模原市で開催する予定ですので、どうぞよろしくお願いします。

本文ここまで
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