平成24年2月審議結果

掲載日:2018年3月23日
様式2-2

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称 神奈川県鳥獣総合対策協議会(平成23年度第3回)
開催日時 平成24年2月1日(水曜日)13時30分~15時40分
開催場所 日本大通7ビル 5階 500会議室
出席者

新堀豊彦、◎古田公人、中村道也、森要、○新藤清、服部俊明、金子靖、坂井敏純、森多可示、高橋康弘(◎は会長、○は副会長)

次回開催予定日 平成24年6月
問い合わせ先

自然環境保全課、担当者名 小沼

電話番号 045-210-4319

ファックス番号 045-210-8848

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下欄に掲載するもの
  • 議事録全文
要約した理由  
審議経過

1開会

環境農政局水・緑部 宮﨑部長のあいさつの後、会長の進行により議事に入った。

2議題

<第11次神奈川県鳥獣保護事業計画(案)について>

古田会長:ただいま説明いただいた原案は、すでに昨年11月にこの会議で検討いたしております。その後パブリックコメントを実施したそのコメントに基づく修正に関する協議を今日行うことになっております。議題もたくさんございますので、できるだけ過去に遡らないように、その辺りを踏まえて議論を進めていただきたいと思います。それではご意見、ご質問等がございましたらお願いします。

新藤副会長:確認ですが資料2の説明の中で、11ページの46番で県の考え方をお示しいただいて、特に下2段でやはり農業部門だけでなく、環境部門だけでなく、是非一体となった総合的な対策を行っていただきたいと願っております。先ほどここの記述については、調整が必要となるということでしたが、是非、この2行の記述が本文に盛り込まれるようお願いしたい。

事務局:本来であれば、本日の資料でお示しできればよかったのですが、現在、組織内で調整中ということで、具体的に資料としてはお示しできませんでした。実際、記載する場合は、資料4の28ページ、「第8 鳥獣保護事業の実施体制に関する事項」というところがございます。ここに農政部門の記載をさせていただくとともに、連携して取り組んでいくという表現を加えさせていただくよう考えております。

森(要)委員:このパブリックコメントの結果については、県民に公表されるものだと思いますが、いつごろから、どのくらいの期間提示がされるものでしょうか。

事務局:県民意見募集の結果については、この後議会報告などもさせていただいて、今年度末以降に公表される予定です。公表する期間についてはまだ決めておりません。

森(要)委員:10次計画のときはかなり長いこと公表されていたので、11次の意見を出すときに参考にしようとしたら無くなっていました。重複する意見などが多くあると思うので、公表期間を長く取って、多くの人に見てもらえるといいなと思いました。

中村(道)委員:この計画は、以前から言わせていただいているが、鳥獣保護事業計画であって、被害対策を優先した事業ではないと思っています。しかし、どちらかというと議論の中心は被害対策なんです。私は、個別の対策としては被害対策が議論されることは一向に構わないのですが、やはり、この計画の基本は鳥獣の保護にあると思っておりますので、そこが、この数年その部分が強調されてきたその辺は評価しています。ただ、少し言葉、表現なんですが、やはり正確に書いた上で、もし県民に反発されるようであるならば、それはきちっと説明をする必要があると思うんですね。そこでひとつお聞きしたいのですが、被害対策の予察捕獲で、この予察捕獲というのは、有害駆除の予察捕獲というか捕殺なんですが、私はかなり批判的でした。それはただ単に数を獲るだけで、駆除をした後で、翌年の事業に反映させるとかですね、そういうことが一切無かったんですね。いわゆる狩猟の延長のような形で有害駆除を行っていたと。ところが最近は、それが情報の収集であるとか、その後のモニタリングであるとかで、次の事業に反映されるようになってきたので、私は評価していますけども、ここに書いてある予察捕獲というのは、本当は予察捕殺ではないですか。何か言葉をわざと優しい言葉にしているような感じがします。私は、これは捕殺は捕殺できちんと表現すべきだと思う。予察捕獲だと、殺さないことが前提になっているのではないですか。

事務局:予察捕獲だけではなく有害捕獲そのものが、意味としては処分を含めたものとして使っておりますので、予察捕獲だけがそこをカモフラージュしているとか、そういったことではございません。

中村(道)委員:なんとなく私などはそう感じるのですよ。有害駆除で行われる駆除はその場で殺されるわけですよね。それを予察捕獲とされますと、これを読んだ人は確実に誤解しますよ。ことに知らない人は。捕殺は捕殺ときちんと出して、もしそれに対して意見があったならば、きちっとそれを説明するという責任があるのではないか。

事務局:言葉としては、先ほど申し上げましたとおり、有害鳥獣捕獲の処分を含んでの言葉遣いで、これ自体は国の指針でも使われ、全国的に統一して使われている言葉ですので、言葉としては捕獲という言葉を使わせていただきたい。ただ、今言われた趣旨は非常に大事だと思っております。計画の中にも記載しておりますけれど、鳥獣捕獲というのはそもそも被害防除対策によって効果が無いときに初めて捕獲ができるものだという立場に立っておりますので、それは推進していきたいと思いますし、そのために先ほど申し上げました、環境部門・農政部門が一体となって取り組んでいくということを始めさせていただくこととしております。お話の趣旨としましては県としても今後それを踏まえて進めていきたいと考えているところでございます。

服部委員:確認ですが、4ページのところでオの生息地回廊の保護区ということで記載されており、新たに生息地回廊の保護区を指定すると書いてありますが、森林鳥獣生息地の保護区であるとか、希少鳥獣生息地の保護区などである程度守れてきたのではないかと思いますが、あえて回廊を保護区として設定するとして打ち出した意図、あるいは何の動物、または植物を想定してやられているのか。平成14年度に国が丹沢緑の回廊を設定しましたけれども、このときはハビタットとしてツキノワグマ、30頭ぐらいしかいないということで設けておりましたけども、ここであえて生息地回廊の保護区を設定する意図を確認させてください。

新堀委員:具体的に場所があるかお示しいただけますか。

事務局:保護区については、この区分が示されており、県としても必要に応じて指定していくということで、具体的に申し上げますと、オの生息地回廊の保護区については、具体的な候補地があるわけではありません。現在指定が無いので、必要に応じて新たに指定という表現を使わせていただいているということです。

森(多)委員:26ページの鳥獣保護対策調査の中で、希少鳥獣等保護調査の表があります。意見として私どもの市から出させていただいたものでもあるのですが、ツキノワグマの生息域について、今期も旧藤野町の区域で目撃事例が出ております。これは明らかに丹沢山塊とは違う区域での生息で、目撃情報が入る傾向が強くなってきている。そういう中で、24~28年の調査年度において、調査地域が丹沢山塊となっており、計画が動き出してからの要望にもつながってくることだとは思いますが、もしできれば近隣都県との情報交換なども含めて、パブリックコメントの意見に対する県としての考え方も出ていますが、さらに踏み込んだ形での生息状況についての情報収集をお願いできればと思います。この表上の記載はこれでやむを得ないと思いますが、運用の中で幅を持たせてやっていただければと思います。よろしくお願いします。

古田会長:文章の修正をお願いしたいと思います。資料3の9ページの2(4)ですが、「本来、我が国に生息地を有しておらず、」で点がついているところ、我が国と海外が続きますからここの点を取っていただいて、「人為的に海外から導入された鳥獣」の後に点を打っていただきたいと思います。同じものが10ページの1(3)アにも出てまいります。それから14ページの3(2)で、先ほどの予察捕獲のところですが、「常時捕獲を行い、生息数を低下させる必要があるほど強い害性」とありますが、「加害性」としていただいた方が言葉としてなじむのではないかと思います。それに伴って加害性と被害発生の恐れではないかと思います。その辺り、言葉の修正をお願いできたらと思います。それから15ページの3(3)アのところですが、真ん中の修正文の二つ目の段落ですが「ただし、平成24年度の捕獲の実施に限り第10次」とくるのですけど、「平成24年度~に限り」で点を打つほうがいいのではないでしょうか。その後「第10次~限らないものとする」以降については、「平成24年度に限る」ということだと思いますが、点のうち場所を考慮していただく。それから「捕獲の実施」についてはなくてもよく、「平成24年度に限り」で十分意味が通る気がします。同じものが20ページの「5 留意事項」のところにもあります。それから31ページの2(1)「鳥獣が生態系の中でどういう存在なのか」というパブリックコメントの中の議論がありましたが、人類の財産ではなくて云々というものですが、この説明が修正文の下から3行なんですけど、「鳥獣は、自然を構成する大切な要素として、生態系の維持に大きな役割を担っていることから、」というところはいわずもがなかなと、こういうことをいうことによって何か人間のものですよと、かえって主張しているような気がして、パブリックコメントの趣旨とはちょっと違う気がします。「鳥獣は~担っていることから」この部分はなくてもいいのではないかと思います。ちょっと読んでみます。「近年、都市型生活圏の拡大等により、疾病又は負傷した」これは文章全部が傷病と書いてありますので傷病鳥獣でいいと思います。「が保護される事例が増加する傾向にある。鳥獣保護センターなど」云々というところに直接続けてもいいと思います。ただこの辺りは私の考えですからご検討いただければと思います。以上です。

事務局:今の文章の修正につきましては、わかりやすさなどの点を考えて検討させていただきます。ただ1点、14ページの予察捕獲の定義についてですが、これについては国の指針で使われている表現ですので、国にも確認させていただいて、大きく中身が変わる修正ではございませんでしたので、了解いただければわかりやすさということで考えていきたいと思います。

古田会長:ありがとうございます。よろしくお願いします。他にございませんでしょうか。もしよろしければ議題1についてはこの程度にさせていただきたき、前に進ませていただいてよろしいでしょうか。次に議題2の第3次神奈川県ニホンジカ保護管理計画(案)についてでございます。事務局から資料の説明をお願いいたします。

<第3次神奈川県ニホンジカ保護管理計画(案)について>

古田会長:それでは第3次神奈川県ニホンジカ保護管理計画案について、ご意見、ご質問がございましたらお願いします。

新堀委員:あまり本質的な話ではないかもしれませんが、実際に今銃猟をやっている方の年齢層が高齢化しているのは間違いないのですけど、平均年齢ですとか、一番高い年齢で免許を持っている人とか若い年齢で持っている人とかが具体的にわかりますか。

事務局:細かいデータは今持ち合わせなくて、何十代の方がどのくらいかくらいのデータしかありませんが、一番近い情報だと、60歳以上の方が今55%ぐらいということでございますが、最高の方が何歳かは今把握しておりません。

金子委員:神奈川県猟友会の最高年齢は89歳で、現役で銃猟を行っているそうです。ちなみに私は82歳で先月も管理捕獲へ行ってきましたが、今月15日には、また参加させてもらいます。一番若い人は年齢制限があるので、20歳以下はいません。一番下は私の記憶では24歳の人がいます。でも若い人は銃猟を好まず、クレー射撃などの容姿のいい楽な方を好みます。山の中で一日中寒いところにいろと言われ、先週も雪の雫が立つところに居た。狩猟は3Kのことがありますので、ちなみに私の支部では平均年齢は69歳です。残念ながら若い人は入っても1年か2年やるとクレー射撃の方に移って行ってしまう。

新堀委員:実をいうと私は20歳のときから鉄砲の許可をもらって、若いころ散々撃った経験があるのですが、今の若い人が銃猟に入りにくいという理由は、まずお金がかかります。鉄砲を買うこと自体大変だし、他に山に入るということが大変だということもあるだろうし、このまま放置すればだんだんやる人がいなくなり、実際に今のシカの状況なんか見ると困るのではないかという感じがしています。特に許可を取って保護区までいって撃っている管理捕獲なども、やれる人がいなくなってしまう恐れがあるのではないかと感じますが、その辺いかがでしょうか。

金子委員:猟友会としても担い手育成のために、平成23年度は少ない予算ですけが47万弱を使ってポスターを作ったり神奈川新聞に掲載したりしております。ただ、銃砲の所持許可が厳しくなり、3年ごとに実技の講習もやらなくてはならない。それが厳格にいくと受かる人は極少数になってしまうため、猟友会としてもいろいろと講習なり啓蒙活動を行っております。

新堀委員:確かにその通りで、鉄砲を扱うことですからいいかげんに許可して撃つのは危ないですけども、私が撃っていた頃は、警察が来て一言か二言話を聞いて済んでいました。若い人はたぶん山の中に入ること自体に抵抗があるし、それから今、自然保護の思想が発達してきているものだから、鳥や動物を撃つことに対する抵抗感が非常に強くなっていて、そのこと自体は悪くないが、このままでいくと、撃ち手が全然いなくなってしまうのもどうかという感じもします。私も周辺で若い人が鉄砲を撃ちたいとか、狩猟をやりたいっていう人の話を聞いたことがありません。ですから郡部の方に行けばどうかわかりませんが、都市部の方では、僕らが若いころやっていたような狩猟やスポーツとしてのハンティングをやりたいというような人は激減しているのではないかという気がしています。その辺のところは将来的な展望がある程度ないと困ると思います。後継者がいないといけない、そう感じます。その辺のところ猟友会が後継者養成というようなことを考えていらっしゃるのかどうか。

金子委員:啓発のためのポスターなども作っております。

中村(道)委員:この意見も以前からこういう関係のところで述べておりますが、私は基本的にハンティングといいますか、狩猟そのものを否定するわけではありません。しかし、あえて若い人に鉄砲を持たせる必要はないと思います。持ちたい人は持てばいいと思います。もちろん狩猟者になりたい人間がいればそれはそれでいいと思います。例えば制度や規制を緩和して、それでもし持ちたい人が出てきたとき、その猟銃を持った人が本当に山に行くかどうかわかりませんよね。猟銃もってどこか別の場所に行っちゃうかもしれない。そういう犯罪にもつながるようなスポーツですから、やはりかなり厳しい規制は必要だと思う。それから韓国はおそらく認められていないと思います。以前、相当前になりますが38度線に鳥が非常に豊富だから行かないかと誘われたことがあります。そのときに向こうのいろんな情報をとったときに、有害駆除の場合に限って、政府に申請書を出して猟銃を借りるんだっていう話を聞いたことがあります。ですからやりようだと思うんですね。私は狩猟免許所持者数の減少というところに、担い手の育成の必要となっていくよりは、例えば管理捕獲を含めた有害駆除の制度の見直しだとか、そういう方が大事じゃないかと思います。例えば一般の狩猟の場合は、道路から撃ってはいけないとかね、走っている車から撃ってはいけないといういろんな制約がありますが、管理捕獲の場合でしたら道路を一定時間止めて、夜間にオーストラリアのカンガルーみたいに車の上から1頭ずつとっていく。そういった制度の見直しをこれは神奈川県だけでできるというわけではないですが、国へ働きかけてそれをやっていく。それから狩猟期間の延長ですが、私は神奈川県いわゆる丹沢の場合は、どちらかといえば延長するべきではないと思っております。それは丹沢を利用する人たちというのが非常に多様化して、昔のように一部の登山者と、あとは林業関係者とかというのであれば、365日鉄砲を持って入ってもそれほどの抵抗はないと思いますが、今は狩猟期間中であっても苦情を言う人が非常に多いですね。ですからやはりそういう中にあっては一般のハンティングというよりは、管理捕獲をもっと充実させて行政が責任を持った捕獲を進めていくほうがいいと思います。そうしますと、別に狩猟期間の延長ではなくて、年間を通して管理捕獲を実施できるわけですから、その方が動物にとっても丹沢を利用する人たちにとっても、動物からは殺されるわけですから理解されないと思いますが、少なくとも丹沢を利用する人には理解されるのではないかなという気がします。それからもうひとつワイルドライフレンジャーの話ですが、この個人の方の意見というのは多聞に自画自賛のところがありましてね、私はワイルドライフレンジャーには期待していません。私はどちらかというとワイルドライフレンジャーは一般の猟友会の会員の中の若い人の中から募集して、そういう人たちは、ことに丹沢山麓部にいる猟友会員であれば丹沢の山の中のことはかなり熟知しているはずですから、そういう人たちに任せることで、地域の支部の猟友会の協力も得やすいわけです。そういう方向で進めていく方が成果は挙げられ易い、あるいは効果は上がるのではないかと思います。これが例えばどこから来ているかわからないようなハンターが、一人で丹沢の山の中に入ってきて、シカが捕れるかっていえば、実際の話かなり難しいのではないかと思います。それよりはやはりシカを猟する場合はかなり集団である程度一定の人数が必要になってくるわけですから、私はやはり最終的には自衛隊みたいな武装組織がやるものだと思います。山の標高の低いところ、あるいは林道が入っているところは、今までのように猟友会の方に有害駆除という形で実施してもらって、標高の高いところは専門の武装集団にやってもらうという形が望ましいと思います。それを補完する意味で、ワイルドライフレンジャーみたいな立場の人が年間を通して山を歩きながら、例えばシカを捕るというよりは、どこに何頭ぐらいのシカがいるかという情報収集を行う。そういう意味のワイルドライフレンジャーであれば私も理解できます。この人たちがシカの数を調整していくというのは、私はまず無理だと思います。やらせるのだったら猟友会の若い人間にやらせる方がよいのではないかと思います。

新堀委員:まったく賛成です

事務局:いろいろご意見いただきました。ひとつは担い手ということで今のご意見だったと思いますが、制度の見直しについては、担い手の数が減ったときにどれだけご負担をかけずに効果的にとっていただくかというのがあると思います。関東の同じような仕事をやっているところと話したときも、そういった制度見直し、規制の緩和みたいな部分についても、国の方に投げかけていきたいという意見も出ていますので、今後、夜間の捕獲が本当に効果的だということであれば、そのことについておっしゃるとおり神奈川だけでは取り組めませんので、国の方へ投げかけ等も考えていきたいと思っております。狩猟期間の延長につきましては、まずこの3次計画では計画スタート時にできること、考えられることをすべてやって、スタートダッシュでかなりの数を捕って、それから平準化していくようなことができないかと考えておりますので、狩猟期間についても延長してどれだけの効果があるかということもやらせていただきたいと思っております。お話の通り管理捕獲は計画的にやるものですから、そこでシカの保護管理に取り組むというのが中心になるのは間違いないと思います。ワイルドライフレンジャーですけども、おっしゃるとおり情報収集をして、どこでどれだけ捕れるかそういった仕事もこの方たちの役割になってくると思います。それと猟友会にご協力ということで、ワイルドライフレンジャーの中にお話のあった猟友会の中の若手の方に入っていただくことを検討中でございます。それと外部の知識を持った方たちに一緒になって取り組んでいただけないかということを検討しているところでございます。それと自衛隊のお話もあったのですが、これは静岡県の方で投げかけをさせていただいて、まず今現役の方については業務の内容が異なるということでできないと。OBの方たちにご協力いただけないかということで調整をしたようですが、これもどうも今現在では拒否をされている、なかなかうまくいっていないということで、必要に応じて引き続き自衛隊の方ともお話をしていきたいと思っております。以上です。

古田会長:国に働きかけなければどうしてもできないことは、ぜひ他の県とも協力して強く働きかけていただきたいと思いますけど。中村委員今のご説明に対してよろしいですか。

事務局:少し補足をさせていただきたいと思いますが、中村委員からお話があった部分は本当に共鳴できる部分が非常に高いです。本当に地元に人がいればですね、その中でやっていただくのが一番いいことです。やはり地元の地域は地元の方が知り尽くしているわけですから、そういう中で山に入った場合、危険物を取り扱うわけですので、慣れている方が誘導しながらやっていくのがいいわけです。ただ絶対数が本当に足りていません。今、わなをかけるにしても何をするにしてもそれを結局処分する場合にも猟友会の方にお願いをするというのが現状ですので、やはり絶対数が足りていない。高標高域の方にシカが逃げますと、先ほども金子委員からお話がありましたけども、ご高齢の方が山を上のほうに登るのはえらい話です。本当に3Kだろうと思います。そういった意味でいいますと、ある程度体力のある方にお願いせざるを得ないということで、実はワイルドライフレンジャーの部分は私どもの苦肉の策でありまして、やはりそういった専門でやっている方々は、逆にいうと計画的にとる部分を熟知しておられ、そういう方にお願いせざるを得ないというのが、私どもがたどり着いている現状でございます。国の方に対しても広域的な部分でいわゆる行政がやらなくてはならない部分というのを含めてもっと積極的に話にのっていただければいいのですが、なかなかそこまでいかない部分というのがあります。ただやはり福島の方で放射能の関係があって、山に入れない状況がありますから、狩猟の方々がほとんどあぶれてしまっている部分もあるようでございますから、逆にそういった方に季節的にこっちにきてもらうことはできないのかなど、いろんなことを模索しながら少し考えている部分もございます。したがいまして今のご意見、十分貴重なご意見として伺いながら、できるだけそれに沿った部分をやっていきたいと考えておりますので、是非よろしくお願いします。

古田会長:保護管理計画の案の議論というよりも基本的な議論が随分進んでおりまして、保護管理計画案についての議論はどうでしょうか。もし特にご意見がなければ今日は議題がたくさんありますので次のサルの方に移りたいと思いますが。

服部委員:17ページのところに分布拡大防止区域、表7のところにありますけども、森林組合連合会で森林の調査等を職員がやっておりますが、以前は箱根の外輪山なんかでシカがいるいると言われながらも、ほとんど山を歩いていても見かけなかったのですが、最近では、頻繁ではないですけど時々出会うようになったということで、そういう意味では数が増えてきているのかなというふうに心配しています。17ページの表7にありますように、管理捕獲、狩猟ということで、農林業被害があるところ、目撃周辺、狩猟ができるところなど、ある意味ピンポイント的なところで管理捕獲をやられるのかなと思っていますが、それはそれとして是非しっかりと頭数を把握して転ばぬ先の杖ではありませんけども、丹沢のような形にならない前に、早く手を打っていく必要があるのではないかなと思います。

古田会長:いかがですか、このことに関して。

事務局:お話のとおり、ここについては分布拡大防止区域ということで新たに名称を変えて対策を強化するということで取り組んでいきたいと考えております。

森(多)委員:被害防除対策エリアが中心になると思いますが、14ページのところで被害対策防除エリアについての「地域の特徴、経済活動が活発な地域であることから」ここの地域でシカが媒介となってヤマビル被害の深刻化という問題がありまして、この被害なんですけども、これまでは主に農地、耕作地が中心だったところ、そればかりでない形になってきている状況でございます。ニホンジカ保護管理計画の中にヤマビルの問題をどう書き込みできるかという非常に難しいところであると思うんですね。ただ媒介する動物になっているという事実があるわけで、そういった被害が現に多発しているということがある側面、なおかつ、最近さらに拡散してきていると、例えば国道でシカの死体がということも含めてかなり広域にシカの生息域といいますか活動範囲が広がって、そのことによってヤマビルの生息域も広がってきていることがありますので、計画内容への反映は今の段階では難しいと思いますので、今後のあり方として、被害防除対策エリアでの対策を進める背景の一つとして、ヤマビル被害の拡大を抑止するということも視点のひとつに加えていただきたいと思います。よろしくお願いします。

事務局:おっしゃられたように、この計画にヤマビルと記載するのはちょっと難しいのですが、被害防除対策エリア、ようは山麓の農地周辺というのは、私どもはそこにシカがいなくていいという前提ですので、シカの対策を取り組む中で、原因はシカだけではないのでまったくなくなるということではないと思いますが、ヤマビルの対策にも影響があると考えております。

古田会長:いかがでしょうか。それでは第3次神奈川県ニホンジカ保護管理計画案についてはこれくらいにしたいと思います。次は議題3の第3次神奈川県ニホンザル保護管理計画案についてでございます。事務局からご説明お願いします。

<第3次神奈川県ニホンザル保護管理計画(案)について>

古田会長:今ご説明いただきましたけれども、この計画につきましても12月にサル部会を開催し素案からの変更について検討を行っております。今ご説明いただきました案につきましてご意見、ご質問がありましたらお願いいたします。

新堀委員:11ページのですね、個体数の調整のところで真ん中辺ですね、「新たな被害地域が発生しており、詳細な把握が必要である。」とありますね。実際にはどの程度に広がっているのか、分派がいくつあるのか、その辺のところがとらえていらっしゃいますか。

事務局:資料12の5ページの方でご覧いただきたいと思うのですけど、第2次計画策定以降、新たな分裂が起きているのが、上の方で真ん中の丹沢地域個体群のダムサイト分裂群がありますが、これが先程第2次計画策定以後に分裂した群れのひとつでございます。それと丹沢地域個体群の下の方ですね。子易群と高森の集団、こういった新たな群れや集団が発生してきております。そこで先程説明したように第2次計画以後に発生した群れについては群れの縮小に努め、また、3次計画期間中には新たな群れや集団が発生しないように努めていくという方針でございます。

古田会長:表の2の下線が引かれているのは今回修正加えられた部分ですか。

事務局:今回修正したものですが内容を修正したものではないので、説明は省略させていただきました。

古田会長:新堀委員いかがですか。

新堀委員:数的にはダムサイトの分裂群はそんなに増えていない感じですね。21年は50頭が29頭という。これは第2次計画期間中の集団で、それが29頭になっていますね。これはどうしたのでしょうか。

事務局:ダムサイト群では、一定の分布拡大防止のための個体数調整というのもしておりますので、そういった意味で数が一定の数で抑えられている状況になっております。

古田会長:どれくらい個体数調整されたのですか。

新堀委員:50頭が29頭になっている。残りの21頭はどこへ行ってしまったのか。半分近くいなくなっている。青山集団は捕獲して消滅したということですね。ダムサイト群は新しく分裂して50頭が29頭になったというのだから、あとの20頭くらいはどこへ行ったのでしょうか。それらは捕まえられておらず、どこへ行ったかということはわかっていないということでしょうか。

事務局:一定の数の捕獲はしていますけど、捕獲してこの数になったものではないです。

古田会長:捕獲数は27ページに表になっていますが、ダムサイト群については平成21年度5頭捕獲していますね。

事務局:県の行った個体数調整は5頭だけで、あとは自然にどこかにいったか、他の群れにいったかちょっとそこは確認がとれておりません。

新堀委員:自然にどこかへいったということなのか。

古田会長:いかがでしょうか、他に。そもそも推定個体数はどのくらい誤差があるのでしょうか。群れですからシカより数えやすいと思いますけど。林の中だったりすると数えにくいこともありますか。

事務局:ここに書いてある群れの誤差はほとんどないと思います。

古田会長:それでは文章の修正を何箇所かお願いしたいのですけど、7ページに農作物の被害のところがありますが、上から3行目「被害金額や面積は増減を繰り返しており、」とありますが見かけの上での増減でしかありませんので、あくまでも「増減が見られるが」ぐらいにしたらいいと思います。面積には増減が見られるが著しい増加というふうにしていただければと思います。12ページの(2)「目標を達成するための基本方針」の修正部分で、「人の生活圏とサルの行動域が重複している地域を解消するために必要な施策を講じることにより、棲み分けを目指すこととする。」は、同じことを二度繰り返しているような気がします。「重複している地域を解消するために必要な施策を講じる」と、そのことが棲み分けですから、それでいいのではないかなと思います。16ページです。質問ですけれども、個体数調整の下線部ですが「なお、第2次計画では、新たに分裂による被害拡大防止のための個体数調整を実施するなど、」とありますが、これは第2次計画で新たにこういうことを実施したと理解してよろしいですか。それまでやらなかったけれども、第2次計画で新たにこれをしたと、それでいいのですね。それではこのままで。どうしてここで第2次計画のことが入ってくるのかなと思いましたが、わかりました。それでは、そう理解させていただきます。以上です。

事務局:今いただいた修正の部分で12ページの5(2)のところですね。今、会長がおっしゃられたように、繰り返しではありますが、あえてここは繰り返しで強調させていただいて、これを逆にサルの対策に取り組んでいるところは、棲み分けというのが最終的目標にするという評価いただいているところですので、ここの表現はこのままにさせていただければと思います。

古田会長:わかりました。結構です。

事務局:16ページのところで第2次計画で新たにと書かせていただいたのは、パブコメのご質問でも、個体数調整(ウ)、「新たな加害群及び加害集団の捕獲」について、これの起点を2次計画策定時から生じた加害群、加害集団を捕獲するということで、ここ起点にする理由は何かとございましたので、今お話があったところで2次計画で新しく分裂による被害防止対策のための個体数調整を実施したけれども、分裂があるので2次計画策定時をスタートラインにしますということを表すために、ここに記載させていただいたものです。

古田会長:わかりました。私そこまで読み込んでいませんでした。ありがとうございます。

事務局:先ほどのダムサイト群につきましては、数が減った原因は、把握しているのですが自然に亡くなった、交通事故にあったなどの原因で、それと捕獲も合わせて個体が減ってきていまして、直近の今年は35頭と確認をしております。

古田会長:他にございませんでしょうか。

事務局:今のご説明でお分かりになったかどうかと思いますが、交通事故だのいろいろな話で、20頭も一度に減ってしまうのかとお思いになっていると思うのですが、サルの場合分派したというのがはっきりわかっているという状態の時と、ちょっとした何匹かが群れから離れたという時期があるとすると、調査をした時点での捉え方になりますので、それでまた数が戻ったりしている場合もございますから、そういう意味では絶対数自体が大きく上下することはないんですけど、地域内エリアに何頭いるかということになると、多少誤差が生じてしまう部分で、ご理解いただけると一番いいのかなと思いますけれども。本当に明確なお答えができなくて申し訳ございません。絶対数そのものについては大きな増減はございませんのでご理解いただきたいと思います。

古田会長:ありがとうございます。たぶんそういうことだと思います。いかがでしょうか。だいぶお疲れのことと思いますけど、このニホンザル保護管理計画これでよろしゅうございますか。もし他にご意見がないようでしたら、議題3につきましてはこの程度にさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。それでは本日の議題について委員の皆様からいただいたご意見についての修正等は議長と事務局で調整させていただくこととし、議長一任ということでよろしいでしょうか。それではそのようにさせていただきます。次に3その他に移ります。事務局から説明お願いします。

3その他

事務局:例年ですとこの時期の協議会は、シカ・サルの今年度の事業実施状況をご報告させていただいているところですが、今年度は計画が3本もあるということで、都合により本日の会議の次第には取り込んでおりません。この件につきましては資料ができましたら、後日委員の方々に資料送付という形で対応させていただきたいと考えておりますので、この場をお借りましてご了承いただけますよう、よろしくお願いします。

古田会長:今のご説明でよろしいでしょうか。それではそういうふうにお願いいたします。本日の協議会全般にわたり何かご意見などございますでしょうか。

金子委員:先程言い忘れてしまったのですが、丹沢の管理捕獲、中川川上流のB地区で先月初めに、猟犬が山梨県側に獲物を追って行ってしまいました。そういう時は、県の方から事前に連絡しておいてもらって、犬の捜査は自由に行っていいように取り計らっていただきたいと思います。尾根を越えれば他の県になってしまうところがあるのでお願いしたいと思います。

古田会長:いなくなってしまったのですか。いかがですか。

事務局:対応させていただきます。

古田会長:それでは以上をもちまして平成23年度第3回鳥獣総合対策協議会を閉会させていただきます。本日はお疲れのところ大変ありがとうございました。

本文ここまで
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