教育機関における取組

掲載日:2018年8月3日

学校などの教育機関においては、生物多様性に関する環境学習・教育が推進されています。

自然体験や飼育活動を通した環境教育、部活動における自然保護の取組など、それぞれの活動の一端を、各学校等から紹介していただきました。

取組を紹介していただいた教育機関

学校法人平岡学園 平岡幼稚園

 


幼稚園児・保護者・教職員で行う地域の生物多様性の保全活動

取組の主体

学校法人平岡学園 平岡幼稚園「平岡いきものはっけん隊」

取組の概要 

平岡幼稚園の所在する岡崎地区は、平塚市北部に位置し、北側は伊勢原台地、南側は沖積低地となっている。かつては豊かな自然環境が見られたはずであるが、台地部・低地部ともに宅地化が進み、地区内の自然環境は悪化している。それにもかかわらず、2009年に園児・保護者・教職員が協力して園地をビオトープ化して以降、県レッドデータブック2006掲載種31種を含む400種以上の生き物が園内で記録されている。しかし、生息基盤が脆弱なためか、継続して観察していると安定して見られない種も多い。

そこで、周辺環境の保全を図っていくために、「平岡いきものはっけん隊(※1)」として、園児・卒園児・保護者・教職員が協力して、環境保全のベースとなる生物記録の収集を園内外で行っている。集まった記録のうち特筆されるものは専門誌や研究機関の研究報告などで発表(寄稿)しているほか、園で独自に発行する湘南自然誌(※2)に掲載し、地域の自然情報を積極的に外部に発信している。また、このような活動を通して、子どもたちの健全な心身の育成(生きる力の育ち)を促すと同時に、持続可能な社会づくりを担う次代の育成に努めている。

※1
「平岡いきものはっけん隊」は、全園児および卒園児と保護者、教職員で構成され、隊員が地域の自然を「知る」「楽しむ」「伝える」ことを目的として、2016年3月に結成した。隊の主な活動は、園内外の自然体験活動の促進(他団体の協力も拝受)のほか、生物記録の収集、湘南自然誌の発行などがある。

※2
年4回発行(季刊)、発行部数700部。図書館(国立国会図書館・神奈川県立図書館など)や博物館(神奈川県立生命の星・地球博物館など)、神奈川県立ビジターセンターなどの公共施設に収蔵されている。

取組の成果・今後の予定

隊結成前の活動も含め、これまでの成果(研究・発表実績)は、市内のセミのぬけがら調査・県内のハルゼミ調査・市内のトンボ調査(共同事業)など多数(※3)あり、地域の生物相の解明や自然保護に役立てられるように、成果を積極的に地域に還元している。また、我が園は、平成30年度よりスタートする平塚市の「ひらつか生物多様性推進協議会」にも参画し、地域の生物多様性の保全に向け、多方面に取組を広げている。

※3
平塚市博物館「自然と文化 第38~41号」、神奈川県立生命の星・地球博物館「神奈川自然誌資料 38号」等に寄稿している。

 

園内の様子  地区内の生き物のオアシス「平岡の森」
         園内の様子             地区内の生き物のオアシス「平岡の森」

たくさんの生き物とふれあう園児たち たくさんの生き物とふれあう園児たち
      たくさんの生き物とふれあう園児たち
 

ホームページリンク

http://hiraoka-kg.com/(平岡幼稚園)

取組に関する問い合わせ先

平岡幼稚園 園長 堀田佳之介

電話:0463-58-1188

メールアドレス:hiraokakinder@hiraoka-kg.com