神奈川県医療審議会の審議結果(平成29年度第1回)平成29年10月25日開催分

掲載日:2018年4月6日

審議結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

平成29年度第1回神奈川県医療審議会

開催日時

平成29年10月25日(水曜日)18時00分から19時45分

開催場所

神奈川県総合医療会館1階AB会議室

出席者【会長・副会長等】

【会長】菊岡正和、相澤好治、新江良一、池上晃子、石川壽々子、鵜飼典男、木村文裕、澤井博司、篠原正治、高橋章、高橋栄一郎、竹内知夫、田中経康、玉巻弘光、西村くにこ、花井惠子、林義亮、松井よし子、水野恭一 (敬称略) (五十音順)

次回開催予定日

平成30年3月頃

所属名、担当者名

法人指導グループ 森居

電話番号 045-210-1111(内線4869)

ファックス番号 045-210-8856

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掲載形式

議事概要

議事概要とした理由

審議会での了解事項

審議経過

1開会
足立原医療課長が開会を宣した。

2保健福祉局長あいさつ
武井保健福祉局長からあいさつがあった。

3進行
足立原医療課長が、議事開始まで、進行を行った。
新役員の紹介ののち、委員の互選により、会長を選任した。

4議事
会長は、あいさつの後、議事に入る前に、審議会委員一部交代に伴う医療法人部会の退任委員について、後任委員を指名した。
議事の内容の公開・非公開について審議し、本日の議事のうち、議題(1)は非公開とすることと決定した。

 

議題(1)医療法第7条第3項の許可を要しない診療所の決定について

<非公開>

審議結果
県内で分娩を取り扱う診療所を開設予定の個人1名から提出された医療法第7条第3項の許可を要しない診療所に関する協議申請について、審議の結果、当該診療所として決定することが適当とされた。

 

議題(2)神奈川県保健医療計画の改定について
事務局説明
資料3-1、資料3-2、資料3-3、資料3-4、資料3-5により説明。
主な意見及び質疑応答
(委員)

医療と会議の一体的な体制整備に係る調整における都道府県や市町村関係者による協議の場はどのように設置されるのか。
(事務局)

地域医療構想調整会議の場をもって、この協議の場としたいと考えている。
(委員)

基準病床の整備とともに、在宅もこれからかなり大切になると思うので、よろしくお願いしたい。
(委員)

基準病床数の算定式において、流入流出を患者の数だけで捉えていることが問題だと思う。横浜の場合、流入に関しては高度医療、急性期が多くて、流出に関してはわりと慢性期、回復期が多いという感覚を持っている。計画では、慢性期、回復期が足りないから作るようにとされているが、そうなると、これまでそこを請け負ってくれていた近隣地域の慢性期、回復期をつぶすことになる。医療資源を片方で作って片方でつぶすというというのは非常におかしなことである。中身や質の違いを加味して、県全体で考える必要があるのではないか。
(事務局)

基準病床数の計算に当たり、患者調査や病院報告を用いて現状の流出入の状況を反映しており、全く考慮されていないということではないが、将来の医療需要を考えるときに、県全体で見ていくという考えはその通りと考えるので、意識をして進めていく。
(委員)

現在の医療レベルをもとにしてという話があったが、IPS細胞や再生医療など医療は進んでいる。がんを抑える物質があるのではないかと5年前に始まった研究で、それらしい物質がみつかり、現在手術で使われ、それによって2年再発率が90%くらい抑えられているとも聞いた。こうなるとがんで死ぬ人が減り、回復期にいる人が減るのではないか。生活必需品の輸送も、無人でできるようになると、在宅がどんどん増え、慢性期、回復期に入っていた人がどんどん減る可能性がある。将来の社会構造、システムをもっと加味しないといけないと思う。
(事務局)

現状の医療提供体制を前提として、人口増の推計を元に必要病床数を算定しているが、医療技術が進歩して今まで入院が必要であった病気が外来で済むとか、交通網の発達により人の移動が変わるとか、こうした不確定要素を多分に含んでいるということは認識しているところである。方向性として医療ニーズは増えると考えられるが、単純に病床を増やせばいいというものではなく、病床の回転率を上げて既存病床で吸収できるのかなど、2025年に向けてどうやって準備するか、高齢化や医療技術の進歩を考慮しつつ、慎重に議論を進めていきたいと考えている。

(委員)

横浜圏域の地域医療構想調整部会では、福祉関係者がひとりかふたりしか出ていない。これから医療介護の連携が重要であるのに、福祉関連の人材もものすごく足りない。
(事務局)

調整会議のメンバーについて、県としては、医療関係者、市町村、医療保険者、介護関係者を基本として、あとは地域の実状に応じてメンバーの選定を行っているが、横浜圏域においては特に介護関係者が少なくなっている。地域包括ケアをどう進めるかの議論においても介護のことは重要であるので、いただいた意見を介護の部署に伝えるとか、必要に応じてメンバーを増やすということも考えたいと思っている。
(委員)

5年後、15年後に、今の医療ニーズではない医療ニーズが増えることも考えられるので、3年の目標は立てるがやることは1年ごとに話し合って、最低のニーズだけを考えていく、ということもありかもしれない。関連の深い、隣接の医療圏との調整、話し合いなどもやっていないとお互い不幸になると思う。県で指導してもらえば、各医療圏域でも動けるのはないか。これは希望である。
(委員)

基準病床数の話が多いが、医療計画は、医療提供体制を整えるためのもので、医療人材の確保や5事業5疾病などの進め方、包括ケアをどうするのか、そういった総合的なものだと理解している。ぜひ、これらの施策と全体の整合性がとれるように、医療現場の声をしっかり聴いていただきたい。
(事務局)

御指摘のとおり、医療計画は県の医療提供体制をどう作るかを主眼においた計画であり、6年間かけてどう構築していくか、しっかりとご意見をお伺いして計画に入れていきたいと考えている。
(委員)

資料の3-2、9月14日時点と記載がある素案たたき台は、すでに県議会厚生常任委員会で審議が済み、意見も出ているものであり、今後変わるものであることを委員の皆様に御確認いただきたい。
(事務局)

素案たたき台は、すでに保健医療計画推進会議や県議会の厚生常任委員会等々から様々な御意見をいただいており、本日いただいた意見も含めて、11月の保健医療計画推進会議に向け、修正を行っていく。
(委員)

医療計画を進めるに当たっては、人的資源、組織体制、他機関との連携体制、また、人口動態、生活環境、交通インフラなど全て考えた上で、人が見えて使えるものが必要だと思う。また、計画(案)に未病と掲げているのであれば、未病対策を打った上でこうなるのだとか、ヘルスケア・ニューフロンティアもこうなるということが全く盛り込まれていないのでは、神奈川らしい計画あるいはベッド数にならないのではないか。
(事務局)

知事が進めている未病対策、ヘルスケア・ニューフロンティアは県独自で入れたもので、これが何故必要なのか、これによってどのような結果が出るのかをしっかり示すべきというご意見をいただいた。資料にはしていないが、計画には、法定で入れ込むべき部分と県独自に入れている部分とがあり、5事業5疾病は法定項目で、実は地域包括ケアという言葉も、この第7次から入れることとして国から示されたものである。地域ケアシステムと言いながら、在宅、高齢者、障がい者、母子保健、難病、地域リハビリテーションが入っており、この部分は何故こうなのかという意見をいただいているところでもある。地域包括ケアシステム、一義的には高齢者対策であるが、生活弱者全般によって住みよい社会を医療面から作っていくということを広めようということで、このような形になっている。いただいた御意見も含め、皆様に伝わるように、表現させていきたいと考えている。
審議結果
基準病床数算定の基本的な考え方について審議したところ、病床利用率や特例活用の検討の必要性を認め、厚生労働大臣との協議に向けた方向性は適当との結論に達した。

 

報告(1)平成29年度の病床整備に関する事前協議について
事務局説明
資料4-1、資料4-2により説明。
主な意見及び質疑応答
(委員)

資料3-4の数字と資料4-1の数字を照合すると、第6次では不足になっているが、第7次で見ると過剰になるという地域がある。今から不足になるから増やして、次は過剰になるから減らせという話になるのか。1床作るにも相当のコストが上がるだろうし、過剰病床になると一人当たりの保険医療費が顕著に上がると聞いている。第6次と第7次とでプラスとマイナスが逆転するものは、どう理解すればよいか。
(事務局)

基準病床数は、国が示している計算式に基づいて計算すると、現状よりも下がるが、県内各地域は人口が増えるあるいは高齢化率が上がる地域であり、国が示した基準病床数のとおりでよいのか、地域で議論しているところである。基準病床数は、これを超えて病床を整備することができないという上限の基準であって、すでにある病床を削減しなければならないというものではない。
(委員)

それはわかっている。過剰地域で医療費が上がっていても、それを抑えられないから困っている。特に西日本。そこをどう理解すればいいのか。
(事務局)

おっしゃるとおり、全国的に医療費を削減しなくてはいけない。西のほうで過剰病床が多く、どう削減するかが問題になっていることも承知している。神奈川県では、人口10万人あたりの病院施設の数あるいは10万人あたりの病床数が全て全国最下位で、病床稼働率は一番高く、平均在院日数も一番短い。神奈川県は、皆さん頑張っていただいて、例えるなら、タオルを絞りきった状態というか、すごく効率的にやっていただいている。その中で、どうしていくかということを考えていかなくてはいけない。原則で計算するとものすごく減る地域もあり、現行の基準病床数から、ここまで乖離してもよいのかということを地域の御意見をいただきながら、どこに近づけるべきかという議論をしているところである。今、マイナスの地域は募集するが、その今の基準病床数に限りなく近づく地域も出てくると考えている。募集するのかしないのか、地域ごとにかなり議論し、地域の医療関係者の意見を酌んで協議した結果が今の状況となっていることを御理解いただきたい。
(委員)

そのことも十分理解している。二次医療圏の中で、クローズな発想で数字を見ているからいけないのではないかという先ほどの議論に立ち返ってしまうのではないか。
(事務局)

隣接する医療圏との関係や、病床機能ごとに、特に回復期・慢性期がどのように流入流出しているのかといった議論がある。現状、ある地域では、隣接する地域を考えても後方支援型の回復期病床が足りないので、そこに絞った形で手を挙げる医療機関を募集するというように、条件をつけて事前協議をする案になった。こういった具合に、各地域の御意見を踏まえながら進めており、県としても、広域的な目線で隣接する医療圏をにらみながら、全県的に調整していかなくてはならない。このことを肝に銘じておきたいと考えている。


報告(2)地域医療介護総合確保基金に係る平成29年度神奈川県計画について
事務局説明
資料5-1、資料5-2、資料5-3により説明。
主な意見及び質疑応答
(委員)

介護職の教育や育成は、福祉関係の事業のほうに入っているという理解でよいか。現状、介護職が足りなくっている。また、看護と介護の連携というか、訪問介護と訪問看護が一体的にやらないと、在宅は進まないと思う。検討していただきたい。
(事務局)

本日は医療審議会ということで、医療分の基金を中心に説明した。医療分の中では在宅医療の区分2の中で、医療と介護の連携といったことを目的とした研修事業、連携事業がある。介護分もあり、人材確保については、そちらに盛り込まれている。今後、より充実させていかなくてはいけないことだと思っている。
(委員)

地域医療構想が出来上がるかの最大のネックは、地域包括ケアシステムが出来上がるかである。地域包括ケアシステムは、医療と介護、介護予防、生活支援、住まいの問題という5つの項目で進んでおり、在宅医療は医師会でどんどんやっているが、このときに訪問介護・訪問看護の連携という問題が出てくるし、高齢者の住まいの問題が、サ高住でも高専賃でも、ただ住めるところを作ればいいという感じであって、地域包括ケアの一つの大きな目玉でもある、高齢者の住まいの根本的な対策が、抜けていて、地域医療構想はうまくいくのか、バラバラになってしまうのではないかと思う。障がい者も母子保健も難病の方もかなり在宅で過ごされているが、同じかと思う。もっときめ細かい将来像というか、10年後、15年後に、こういうものを作るのだという書き方、持っていき方でやっていかないといけないと思う。ぜひ、やっていただきたい。
(事務局)

地域包括ケアについて、高齢者だけでなく、障がい者、難病の方、支援を必要とするお子さん、全て地域包括ケアという形で安心して地域で過ごせるようにするということはとても必要なことで、将来のビジョンを示していかないといけない。県もセクションが分かれているが、横の連携をとって進めていくこと、重要なご指摘をいただいたと受け止める。


報告(3)病床機能区分への転換等に係る地域医療構想調整会議等での取扱いについて
事務局説明
資料6により説明。
主な意見及び質疑応答
(特になし)

 

5閉会
議事が終了し、武井保健福祉局長、足立原医療課長が、閉会を宣した。

会議資料 

※議題1_資料2-1、については、非公開議事のため資料の掲載はありません。

01_会議次第[PDFファイル/8KB]

02_資料1_神奈川県医療審議会医療法人部会委員名簿(案)[PDFファイル/33KB]

03_議題1_資料2-2_医療法第7条第3項の許可を要しない診療所に関する取扱要領[PDFファイル/8KB]

04_議題2_資料3-1_「神奈川県保健医療計画」改定素案たたき台について[PDFファイル/39KB]

05_議題2_資料3-2_神奈川県保健医療計画素案たたき台[PDFファイル/6.48MB]

06_議題2_資料3-3_基準病床数算定の基本的な考え方(案)[PDFファイル/2.23MB]

07_議題2_資料3-4_基準病床数算定式に基づく試算(H29年9月21日現在)[PDFファイル/11KB]

08_議題2_資料3-5_第2回地域医療構想調整会議での意見聴取結果[PDFファイル/15KB]

09_議題2_参考資料1_年間スケジュール[PDFファイル/44KB]

10_議題2_参考資料2_第1回地域医療構想調整会議の開催状況[PDFファイル/13KB]

11_報告1_資料4-1_平成29年度の病床整備に関する事前協議について[PDFファイル/376KB]

12_報告1_資料4-2_病院等の開設等に関する指導要綱[PDFファイル/21KB]

13_報告2_資料5-1_医療介護総合確保促進法に基づく平成29年度神奈川県計画の策定について[PDFファイル/142KB]

14_報告2_資料5-2_医療介護総合確保促進法に基づく神奈川県計画(H29年度分)医療分事業一覧表[PDFファイル/153KB]

15_報告2_資料5-3_医療介護総合確保促進法に基づく神奈川県計画(平成29年度分)[PDFファイル/951KB]

16_報告3_資料6_病床機能区分への転換等に係る地域医療構想調整会議等での取扱いについて[PDFファイル/31KB]

 

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