更新日:2022年8月26日

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神奈川のAED

AEDの紹介、設置状況やAED普及への取り組みを紹介します。

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最新情報

AEDに関する学習成果の募集について

AEDの使い方
かながわAED宣言
AED(自動体外式除細動器)とは
AED普及啓発の取組み

AEDと心肺蘇生法
AED設置状況
AED設置者の皆様へ

最新情報

AEDの使い方や基本的なポイントについてクイズ形式で学ぶことができる動画を作成しました。

神奈川県横浜市のプロサッカークラブ横浜F・マリノスの喜田拓也選手と高野遼選手に出演していただいています。

AEDについて知りたい方、街中でAEDを見かけたり、一度講習を受けていても、「いざというとき使えるかは不安だな」「使い方に迷ってしまいそう」と感じている方も、ぜひご覧ください。選手と一緒にクイズに答えていくことで、楽しく、AEDについて学ぶことができます。

画像をクリックすると動画ページ「迷わず使う!その勇気がいのちを救う-かながわスポットライト」にリンクします。

サムネイル

AEDの使い方

画像をクリックすると動画ページ「AEDの使い方-私たちの勇気で救える命がある-かながわスポットライト」にリンクします。

AEDの使い方_私たちの勇気で救える命がある「かながわスポットライト」

倒れている人(傷病者)を見つけたときは何をするの?(0分14秒から)

  • 傷病者に近寄る前に、通行車両や落下物などの危険がないか、周囲の安全を確認します。
  • 安全の確認ができたら、大きな声で呼びかけながら、両肩をやさしくたたき、反応を確認します。
  • 近くの人の特徴を口に出して指名し、助けを呼びます。

倒れている人には何をしてあげたらいいの?(0分32秒から)

  • 胸や腹部の動きを見て、普段どおりの呼吸をしているか、10秒以内に確認します。
  • 胸と腹部が動いていない、しゃくりあげるような途切れ途切れの呼吸がみられる、普段どおりの呼吸かわからない、このようなとき、直ちに胸骨圧迫(胸の真ん中を圧迫)します。

胸骨圧迫のポイントは?(0分52秒から)

  • 強く胸が約5cm沈むまで)
  • はやく1分間に100回~120回のテンポ)
  • 絶え間なく中断は最小に)

救急隊に引き継ぐか、傷病者に普段どおりの呼吸や目的のある仕草が認められるまで続けます。

AEDはどこにあるの?(1分00秒から)

  • AEDは、駅や交番など様々な施設にあります。日頃から設置場所を確認しておきましょう。

AEDはどうやって使うの?(1分16秒から)

  • 電源を入れ、音声メッセージとランプに従い操作します。(ボタンを押すタイプと、自動的に電源が入るタイプがあります。)
  • 衣服を取り除き、イラストに従って2枚の電極パッドを直接肌にしっかりと貼ります。(この間も胸骨圧迫は継続します。)
  • AEDが心電図を解析し、電気ショックが必要か判断します。このとき、傷病者に触れないでください。
  • 電気ショックが必要であれば、充電完了後、音声に従ってショックボタンを押します。
  • ショックボタンを押すときは、事前に注意を促し、誰も傷病者に触れていないことを確認します。

  • 電気ショックが不要であれば、直ちに胸骨圧迫を再開します。

電気ショックをした後はどうするの?(2分06秒から)

  • 電気ショックをした後、傷病者に普段どおりの呼吸が確認できなければ、胸骨圧迫を再開します。
  • 手伝ってくれる人がいる場合、1分から2分を目安に交代します。交代による中断をできるだけ短くします。

倒れている人が反応したらどうするの?(2分40秒から)

  • 普段どおりの呼吸や目的のある仕草が現れたら、胸骨圧迫を中断し、反応や呼吸を見ながら救急隊を待ちます。
  • AEDの電極パッドは、はがさず電源を入れたままにします。

かながわAED宣言

AEDは、救命救急の場面において、突然の心停止から、いのちを救う大変重要なものです。
そこで、神奈川県では、県民のAEDの認知度100%を目指し、次の取組みを呼びかけます。

  • 知ろう!(AEDって何?)
  • 学ぼう!(どうやって使う?)
  • 覚えよう!(どこにある?)

平成28年6月11日
神奈川県知事 黒岩祐治

AED(自動体外式除細動器)とは

AEDとは、心臓がけいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。
医療従事者でない一般市民でも使うことができ、傷病者のそばに居合わせた人が早期に心肺蘇生(心臓マッサージのための胸骨圧迫)やAEDによる電気ショックを行うことで、社会復帰率を上げることができます。

AED普及啓発の取組み

平成30年8月現在、AEDは県内に約18,000台設置されておりますが、実際に救命救助の現場に立ち会った方が、AEDを実施したのは1,635件中、74件(平成25年)であり、それほど多くはありません。
そのため、AEDの認知度向上に向けて、日頃、救命にあまり関心のない方に、AEDや救命の重要性を再認識してもらえるよう、県民へ啓発し、普及促進を図っています。

いざというときにAEDを使えますか?

小学校4年生向けAED講習の実施

AEDの普及啓発と救命への意識付けのため、救急救命士の資格を持つ県職員が、県内公立小学校を訪問し、AEDを使った救命講習を行っています。

講習は、県内の公立小学校の多くが5年生からAEDを授業で扱うため、その前段階である4年生を対象としています。

講習のイメージはこちらをご参照ください。→神奈川県医療課のAED講習(PDF:435KB)

実施年度 実施学校 対象人数
平成29年度 25校(平成29年度訪問学校一覧) 2,937名
平成30年度 32校(平成30年度訪問学校一覧) 2,307名
令和元年度 45校(令和元年度訪問学校一覧) 3,210名

講習では、救命の現場で小学生にもできることとして、次のことを覚えていただくよう呼びかけています。

  • 倒れている人がいたら声をかけましょう
  • 声をかけても反応がなかったら周りに助けを呼びましょう
  • 身近なAED設置場所を覚えておきましょう
  • 救命のときは自分の身の安全にも気を付けましょう

【参考】倒れている人を見つけたときの心肺蘇生など、一次救命処置の流れはこちらから ⇒救急蘇生法の指針2015(厚生労働省)

クリアファイルの配布

AEDの認知度向上と興味啓発のため、すべての県内公立小学校4年生に、AED普及啓発用クリアファイルを配布します。

クリアファイルは、かながわAED宣言に協賛いただいているオムロンヘルスケア株式会社より提供いただいています。

デザイン表(PDF:77KB)】【デザイン裏(PDF:199KB)

AEDに関する認知度調査

平成28年度の「かながわAED宣言」をはじめとした、小学校での救命講習等、AEDの普及啓発に関する取組みによる県民の皆様のAEDに関する認知度の変化について、調査を実施しています。

タイトル 実施期間 実施結果
令和元年度調査 令和2年1月9日から令和2年2月29日 結果公表
平成30年度調査 平成30年8月27日から平成31年2月28日 結果公表
平成29年度調査結果 平成29年6月21日から平成29年7月20日 結果公表
平成28年度調査結果 平成28年6月29日から平成28年7月28日 結果公表

AEDと心肺蘇生法

AEDは音声案内にしたがって誰でも使用することができますが、日本赤十字や県内消防機関等が実施している講習では、AEDの使用方法を含めた心肺蘇生法を学ぶことができます。
詳しいAEDの操作方法等はこちらをご覧ください。
 

AED設置場所検索

日本救急医療財団の全国AEDマップでは、AED設置場所を検索したり、地図上で確認することができます。
自宅や職場、学校の近くなどのAEDを確認しておきましょう。
日本救急医療財団より、全国AEDマップのスマートフォンアプリが配信されています。
スマートフォンで現在位置情報を取得することで、近くにあるAEDの設置情報をすぐに確認することができます。

神奈川県の所有する施設のAED設置状況

(平成28年4月1日現在 県医療課調べ)

施設区分 施設数
庁舎、交番等 738
文化施設・集会施設 28
運動施設・屋外施設 49
学校 181
県立病院・診療所 4
福祉施設 19
1019
県では、県及び市町村が設置したAEDをオープンデータとして公開しています。設置場所詳細はこちらをご覧ください。

県内市町村のAED設置状況

八都県市AED設置情報提供に関する基本方針

八都県市ステッカー
神奈川県では「八都県市AED設置情報提供に関する基本方針」に沿って、県の所有する施設及び市町村の所有する施設での設置状況を収集し、情報一覧を提供しています。

AED設置場所に関する情報の登録

日本救急医療財団では、設置者の皆様に、AEDの設置場所に関する情報を、登録していただくようお願いしています。同財団では、AEDの設置場所について公表を同意いただいた場合には、AEDの設置場所をホームページ上で公開することで、地域の住民や救急医療に関わる機関があらかじめ地域に存在するAEDの設置場所について把握し、必要な時にAEDが迅速に使用できるよう、取り組んでいます。

登録方法はこちら 日本救急医療財団 全国AEDマップ 登録のご案内(外部サイト)

AEDの管理・点検

緊急時に、AEDを正常にご使用いただくために、日頃からAEDの点検が必要です。日常点検などを実施する者として、「点検担当者」を配置し、AED本体のインジケータ(AEDの現在の状態を表します)を確認したり、電極パッドやバッテリといった消耗品の交換期限を把握し、交換を適切に実施してください。
ひとつひとつは難しいことではありませんが、日々の確認作業が非常に重要となります。

いざという時、きちんと使えるように日頃からAEDを点検しましょう![PDFファイル/326KB]

AED関連通知

 

このページに関するお問い合わせ先

このページの所管所属は健康医療局 保健医療部医療課です。