更新日:2022年8月26日
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AEDの紹介、設置状況やAED普及への取り組みを紹介します。
AEDの使い方
かながわAED宣言
AED(自動体外式除細動器)とは
AED普及啓発の取組み
AEDの使い方や基本的なポイントについてクイズ形式で学ぶことができる動画を作成しました。
神奈川県横浜市のプロサッカークラブ横浜F・マリノスの喜田拓也選手と高野遼選手に出演していただいています。
AEDについて知りたい方、街中でAEDを見かけたり、一度講習を受けていても、「いざというとき使えるかは不安だな」「使い方に迷ってしまいそう」と感じている方も、ぜひご覧ください。選手と一緒にクイズに答えていくことで、楽しく、AEDについて学ぶことができます。
画像をクリックすると動画ページ「迷わず使う!その勇気がいのちを救う-かながわスポットライト」にリンクします。
画像をクリックすると動画ページ「AEDの使い方-私たちの勇気で救える命がある-かながわスポットライト」にリンクします。
救急隊に引き継ぐか、傷病者に普段どおりの呼吸や目的のある仕草が認められるまで続けます。
ショックボタンを押すときは、事前に注意を促し、誰も傷病者に触れていないことを確認します。
AEDは、救命救急の場面において、突然の心停止から、いのちを救う大変重要なものです。
そこで、神奈川県では、県民のAEDの認知度100%を目指し、次の取組みを呼びかけます。
平成28年6月11日
神奈川県知事 黒岩祐治
AEDとは、心臓がけいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。
医療従事者でない一般市民でも使うことができ、傷病者のそばに居合わせた人が早期に心肺蘇生(心臓マッサージのための胸骨圧迫)やAEDによる電気ショックを行うことで、社会復帰率を上げることができます。
平成30年8月現在、AEDは県内に約18,000台設置されておりますが、実際に救命救助の現場に立ち会った方が、AEDを実施したのは1,635件中、74件(平成25年)であり、それほど多くはありません。
そのため、AEDの認知度向上に向けて、日頃、救命にあまり関心のない方に、AEDや救命の重要性を再認識してもらえるよう、県民へ啓発し、普及促進を図っています。
AEDの普及啓発と救命への意識付けのため、救急救命士の資格を持つ県職員が、県内公立小学校を訪問し、AEDを使った救命講習を行っています。
講習は、県内の公立小学校の多くが5年生からAEDを授業で扱うため、その前段階である4年生を対象としています。
講習のイメージはこちらをご参照ください。→神奈川県医療課のAED講習(PDF:435KB)
実施年度 | 実施学校 | 対象人数 |
---|---|---|
平成29年度 | 25校(平成29年度訪問学校一覧) | 2,937名 |
平成30年度 | 32校(平成30年度訪問学校一覧) | 2,307名 |
令和元年度 | 45校(令和元年度訪問学校一覧) | 3,210名 |
講習では、救命の現場で小学生にもできることとして、次のことを覚えていただくよう呼びかけています。
【参考】倒れている人を見つけたときの心肺蘇生など、一次救命処置の流れはこちらから ⇒救急蘇生法の指針2015(厚生労働省)
AEDの認知度向上と興味啓発のため、すべての県内公立小学校4年生に、AED普及啓発用クリアファイルを配布します。
クリアファイルは、かながわAED宣言に協賛いただいているオムロンヘルスケア株式会社より提供いただいています。
平成28年度の「かながわAED宣言」をはじめとした、小学校での救命講習等、AEDの普及啓発に関する取組みによる県民の皆様のAEDに関する認知度の変化について、調査を実施しています。
タイトル | 実施期間 | 実施結果 |
---|---|---|
令和元年度調査 | 令和2年1月9日から令和2年2月29日 | 結果公表 |
平成30年度調査 | 平成30年8月27日から平成31年2月28日 | 結果公表 |
平成29年度調査結果 | 平成29年6月21日から平成29年7月20日 | 結果公表 |
平成28年度調査結果 | 平成28年6月29日から平成28年7月28日 | 結果公表 |
施設区分 | 施設数 |
---|---|
庁舎、交番等 | 738 |
文化施設・集会施設 | 28 |
運動施設・屋外施設 | 49 |
学校 | 181 |
県立病院・診療所 | 4 |
福祉施設 | 19 |
計 | 1019 |
各市町村AED設置情報(各市町村のホームページへリンクします)
横浜市川崎市相模原市横須賀市平塚市鎌倉市藤沢市小田原市茅ヶ崎市逗子市三浦市
日本救急医療財団では、設置者の皆様に、AEDの設置場所に関する情報を、登録していただくようお願いしています。同財団では、AEDの設置場所について公表を同意いただいた場合には、AEDの設置場所をホームページ上で公開することで、地域の住民や救急医療に関わる機関があらかじめ地域に存在するAEDの設置場所について把握し、必要な時にAEDが迅速に使用できるよう、取り組んでいます。
登録方法はこちら 日本救急医療財団 全国AEDマップ 登録のご案内(外部サイト)
緊急時に、AEDを正常にご使用いただくために、日頃からAEDの点検が必要です。日常点検などを実施する者として、「点検担当者」を配置し、AED本体のインジケータ(AEDの現在の状態を表します)を確認したり、電極パッドやバッテリといった消耗品の交換期限を把握し、交換を適切に実施してください。
ひとつひとつは難しいことではありませんが、日々の確認作業が非常に重要となります。
いざという時、きちんと使えるように日頃からAEDを点検しましょう![PDFファイル/326KB]
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このページの所管所属は健康医療局 保健医療部医療課です。