令和元年度「公募型『ロボット実証実験支援事業』」採択案件を決定しました!!

掲載日:2019年7月11日
2019年07月11日
記者発表資料

県では、「さがみロボット産業特区」の取組の一環として、生活支援ロボットの実証実験の企画を全国から募集し、支援する「公募型『ロボット実証実験支援事業』」を推進しています。応募のあった12件について審査した結果、全件を採択しましたので、お知らせします。

採択案件の概要(分野別・代表申請者の五十音順)

1.介護・医療分野(5件)

介護施設用業務支援システム

上肢障害者向けMixed Reality
リハビリテーションシステム

インフィック

シャンティ

株式会社インフィック・コミュニケーションズ(東京都千代田区)

株式会社シャンティ(東京都目黒区)
北里大学 医療衛生学部(相模原市)

・ 温度、湿度、照度、赤外線センサーを搭載したルームセンサーと、心拍を計測するベッドセンサー等から構成。
・ タブレット端末を活用することで、複数の居室内の様子を一目で確認することが可能。

・ 専用のヘッドマウントディスプレイを装着することで、現実空間上に仮想の物を映し出すことができるMixed Reality(複合現実)の技術を活用。
・ Mixed Realityを用いて、仮想の腕等を映し出すことでリハビリの支援が可能。

 介護施設等で使用してもらい、現場での課題等を調査する。また、AIによる室内異常の分析機能等、改良に向けた検証をする。

 病院で幻肢痛患者や脳疾患患者に使用してもらい、痛みの緩和や可動範囲の改善等のリハビリ効果を検証する。

 

認知症の未病改善セラピー小型動物ロボット

リハビリロボット

ハタプロ パワーアシスト

株式会社ハタプロ(東京都港区)

株式会社パワーアシスト研究所(相模原市)

・ AIが搭載された手のひらサイズの対話型ロボット。
・ タブレット端末と組み合わせることで、視覚的にも情報の提示が可能。
・ 様々なコンテンツを搭載しており、ロボットとの対話を通じた脳トレ等が可能。

 ・ 薄い帯状の硬質バンドを拘縮した手の腹と指部との隙間に差し込み装着し、ベローズから空気を吸引し関節を伸展させることでリハビリを支援。
・ 健常側の手にセンサー付きのグローブを装着し動かすことで、拘縮した手も連動して同様の動きをするミラーリングによるリハビリも可能。

 介護施設や高齢者個人宅等でコンテンツを体験してもらい、効果や使い勝手について検証する。

 病院等において、片麻痺患者に装着してもらい、装着の可否や可動範囲の改善等のリハビリ効果を検証する。

 

 介護スタッフの周辺業務お助けロボット

丸文

丸文株式会社(東京都中央区)

・ 自律走行による荷物の運搬や、カメラ機能を活用した見回り見守りが可能なヒューマノイドロボット。
・ AIで特定の人物・物を認識し、自分でエレベーターに乗りフロア移動しての運搬が可能。
・ 介護現場でのスタッフの業務支援を目指す。

 プレ実証フィールドに介護施設等の模擬的な状況を作り、ロボットの基本性能や実際の現場での活用方法等を検証する。

 

2.高齢者等への生活支援分野(2件)

高齢者等の低ストレス見守りカメラロボット

人手不足を解決!誰でも簡単に操作可能な
AI清掃ロボット

SEtech ソフトバンク

株式会社SEtech(藤沢市)
株式会社日本アメニティライフ協会
グループホーム花物語かまくら(鎌倉市)

ソフトバンクロボティクス株式会社(東京都港区)
パーソルチャレンジ株式会社(東京都港区)

・ 特定の場所での動きを検知し、アラーム音の発信、数コマの静止画の撮影が可能。
・ 必要な時にしか撮影を行わないため、省エネで見守りが可能。
・ 将来的には、高齢者等の地域での見守りへの活用を目指す。

・ AIを搭載した自動清掃ロボット。清掃したいルートを一度手押しで走行し記録することで、2回目以降はボタン一つで記録したルートの清掃が可能。
・ 清掃業界での人手不足の問題解決を目指す。

 介護施設等で複数台のカメラを連携させ、カメラの基本性能や見守り機能を検証する。

 高齢者や障がい者等に本機を使用してもらい、使い勝手等を検証する。
 また、人手不足解決に繋がるのか併せて検証する。

 

3.災害対応分野(1件)

地域の見守りと音声案内を実現する
双方向通信型防災ロボット

メモテクノス

株式会社MEMOテクノス(相模原市)

・ 地域の状況に合わせて、音声やLED照明を使ってリアルタイムに注意喚起が可能。
・ インターネットから独立したローカル通信網(LoRaメッシュネットワーク)を利用しているため、災害に強い。
・ 電源を供給するだけで通信が確立できるため、設置・メンテナンスが容易。

 プレ実証フィールド等でIoT向けのローカル通信網(LoRa)を利用し、本ロボットが無線通信を安定的に行えるか検証する。

 
4.インフラ・建設分野(2件)

ドローンを活用したメンテナンスシステム

トンネルスキャンロボット

FPV リコー

FPV Robotics株式会社(東京都渋谷区)

株式会社リコー DB事業本部(海老名市)

・ ドローンにカメラ・打音機能を搭載し橋梁等の点検を支援。
・ カメラにより橋梁等の損傷部分を自動検出、打音機能により打音検査の実施を目指す。

・ 通常のレンズよりもピントの合う範囲が大きい被写界深度拡大カメラと撮影箇所を照らす照明から構成。
・ トンネル内の壁面を走行しながら撮影することで、展開画像を作成し点検に活用が可能。

 橋梁を用いて飛行性能の安定性の検証や、ドローンに搭載する映像転送機能及び打音機能を検証する。

 トンネル入口付近の明るさが急激に変化する箇所でも正確に撮影ができるか、自動露光補正機能を検証する。
 また、現在は車体の左側しか撮影できないが、一方通行のトンネルにも対応するため、右側も撮影できるよう構造上の課題を検証する。

 

5.交通・流通分野(1件)

やわらかに階段昇降し荷物運搬できる
ソフトロボット

アメーバ

Amoeba Energy株式会社(藤沢市)

・ クローラ部分に柔軟素材を使用しているため、様々な段差や階段等の昇降が可能。
・ 自律的に経路を選択し指定した場所に配送すること等、物流業界での最終区間(ラストワンマイル)の課題解決を目指す。

 マンションやアパート及び戸建住宅等を利用し、階段昇降機能、自律走行機能、ユーザーニーズ等を検証する。

 

6.観光分野(1件)

マルチロボットコミュニケーションによる
案内支援システム

工芸大

東京工芸大学 工学部(厚木市)
首都大学東京 システムデザイン学部
(東京都日野市)

・ 「PALRO」に柔軟なコミュニケーション機能、ジェスチャー動作を実装。
・ 複数台のロボットによるネットワークを形成することで、協調的な情報提供が可能。
・ ロボットと積極的なコミュニケーションを取ることで、有益な情報を得ることが可能。

 商業施設にて、複数台のロボットによる協調的なコミュニケーションや身体的なコミュニケーションの「握手」により、施設の利用者を引き込んでいくことができるか検証する。

問合せ先

神奈川県産業労働局産業部産業振興課

 課長 遠藤

 電話045-210-5630

 技術開発グループ 松井

 電話045-210-5640