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更新日:2020年8月8日
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(相模湾の海底地形図:神奈川県水産技術センター相模湾試験場提供)
相模湾は富山湾、駿河湾とともに日本3大深湾と呼ばれており、深いところで1000m以上の水深があります。特に、小田原以西の相模湾は岸から少し離れると急に深くなるという特徴があります。このため、海岸近くでも漁をするのに十分な水深があり、わざわざ遠出をせずとも港から3、40分程度の近場で漁をすることができます。また、獲った魚も新鮮な状態のまま港に運ぶことができるので、朝4時から5時頃に水揚された魚も、その日の朝6時頃には魚市場で競りにかけることができます。
相模湾は深いため、主に2つの海水の層ができます。
1つ目は、表層を流れる黒潮系の海流で、多様な魚を運びます。
2つ目は、水深約250mから1,000m付近を流れる親潮系の海流で、豊富な栄養をもたらします。
また、箱根や丹沢の森からも河川を経由して、栄養分をふんだんに含んだ水が流れ込みます。
これらの要因により、相模湾には季節ごとに多様な魚が回遊しています。
(小田原の海(PDF:3,275KB)小田原の魚ブランド化・消費拡大協議会提供)
相模湾には一年中見られる温帯系の魚の他に、南北からの海流に乗ってやってくる熱帯系、冷水系の魚、深海魚が生息しています。相模湾では日本で獲れる魚、約4,000種のうち約1,300種の魚を獲ることができます。そのうち、約300種が食べることができる魚です。
マアジ、ゴマサバ、マサバ、マイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシ、ミズカマス(ヤマトカマス)、ネイラカマス(アカカマス)、イナダ(ブリ)、ヒラマサ、カンパチ(ショウゴ)、マグロ、カツオ、ソウダガツオ(ヒラ・マル)、サワラ(サゴシ)、トビウオ、シイラ、カクアジ(カイワリ)、サバフグ、ヤガラ、マンボウ、ボラ、スルメイカ、ワカメ(メカブ)、マダイ、ハナダイ、メイチダイ、シロダイ、イサキ、カワハギ、ウマヅラハギ、シロウマ(ウスバハギ)、イシダイ、ホウボウ、アマダイ、マゴチ、スズキ、タチウオ、マトウダイ、シタビラメ、イボダイ、カサゴ、アオリイカ、ヤリイカ、アカイカ(ケンサキイカ)、イセエビ、サザエ
スミヤキ(クロシビカマス、クロタチカマス)、キアンコウ、オシツケ(アブラボウズ)、キンメダイ、アカムツ、クロムツ、オニカサゴ(イズカサゴ)、アラ、ホタルイカ、サクラエビ
※小田原の魚ブランド化・消費拡大協議会の許可を得て『小田原の魚が「すばらしい」ワケ』を転用しています。
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