職種紹介:警察事務

掲載日:2019年5月7日

※詳細については、こちらをご覧ください。

先輩職員からのメッセージ

神奈川県職員採用試験に向けた説明会でのメッセージをご紹介します。

平成31年(2019年)説明会(警察事務職員採用担当:警察本部警務部警務課 黒田 麻美 主事)

これまでの経歴について

2019警察事務(黒田主事)

私は、高校3年生の時に、警察事務3種の試験を受験し、翌年4月に採用され間もなく丸9年が経ちます。
最初の所属は、藤沢北警察署の会計課というところで、2年間「遺失物(落とし物)」の取扱いを担当していました。その後、警察本部の会計課企画係(庶務係)に異動しました。ここでは、会計課で勤務されている方の福利厚生や旅費、物品の購入、文書管理などを担当しておりました。そして平成27年4月から、現在勤務している警察本部採用センターに異動となり、警察官や警察事務職員、技術職員の採用に関する業務を担当しています。
「警察事務職員」は定期的に人事異動があります。私が現在在籍している採用センターは4年目となりますが、概ね2、3年単位で異動があり、様々な部署で経験を積むことができます。

神奈川県警察の組織について

警察組織は大きく分けて、7つの部に分かれています。「総務部」「警務部」「生活安全部」「地域部」「刑事部」「交通部」「警備部」です。
警察事務職員の方の主な勤務地は、神奈川県内の警察署、警察本部です。警察官・警察事務職員ともに、各部門に配置されています。採用されますと、まずは警察署で、警務課・会計課・交通課・刑事課・生活安全課のいずれかの課で勤務をスタートします。

警察署の管轄区域について

神奈川県内には、54の警察署があり、さらに交番・駐在所が約610か所あります。県警全体のうち、約7割の警察官・事務職員が警察署で勤務をしています。
勤務地については、自宅から通える範囲内で決定いたします。私が最初に配属となった警察署には40分くらいで通えておりました。

職員数の内訳について

神奈川県警察は、警察官・警察事務職員・技術職員あわせて約17,400人の職員で構成されています。全国警察の中では、警視庁、大阪府警に次いで3番目の規模となります。
警察事務職員と技術職員については、神奈川県警察全体約17,400人のうち、約1,700人(約1割)となります。最初は、周りが警察官ばかりでビックリするかもしれませんが、困ったことがあれば親身に指導してくださる方ばかりですのでご安心ください。

警察官と警察事務職員の違いについて

警察官は公安職で、警察事務職員は行政職となります。
警察署などで警察官と一緒に仕事を行うことが多いですが、犯人を逮捕したり交通の取り締まりを行うことはありません。
採用試験については、警察官は体力・体格検査がありますが、事務職員はありません。
公安職・行政職という違いはありますが、職員一同、「安全で安心して暮らせる地域社会の実現」に向け、各種警察活動を推進しております。

警察事務職員の仕事の魅力について

  1. 安全・安心のために働くことができる
    警察事務職員の仕事は、警察官が全力で職務に取り組むことができるよう、警察組織の基盤を支える大切な仕事です。「警察官のバックアップ」というイメージが強いかと思いますが、警察事務職員が主導に業務を行っている部署もあります。
    日々、感謝される仕事でもあり、やりがいを感じることができます。安全・安心のために働きたい、という方は、ぜひ、警察事務職員を受験していただければと思います。
  2. 幅広い業務
    警察本部・警察署には様々な部署があります。(詳しい業務内容については、高橋主事のお話を参考にしてください。)
  3. 希望の部署への進出
    警察官も警察事務職員も、年に一度、希望する部署や希望する勤務地などについて申告できる「自己申告制度」というものがあります。参考ですが、去年の秋の異動ですと、異動希望した者のうち、警察官は約6割、事務職員は約4割の者が希望した部署へ異動となりました。
  4. さまざまな勤務地
    神奈川県警察には、警察本部の他に、警察署が54署あると説明させていただきました。この中から、通える範囲で勤務地が決定されます。また、単身赴任もありません。
  5. 研修制度が充実
    採用された方は、春と秋に2週間ずつ「警察学校」に入校します。警察学校での研修以外にも、様々な研修があり、担当する業務についての研修を受けることができます。不明な点を解消しながら、日々の業務を進めることができます。

警察事務職員に求めるもの

  1. 「協調性、積極性がある方」
    警察官はもちろんのこと、警察事務職員についても、大きな事件・事故・災害などがあった際は、職員が一丸となって対応することが求められています。そのため、周りの人と協力できたり、困ったことがあれば助けよう、という積極的な姿勢がある方を求めています。
  2. 「正義感・責任感のある方」
    警察の1番の目的は「悪い人を捕まえ、困った人を助ける」ことですので、事務職員の方でも正義感や責任感のある方を求めています。警察署に犯罪に巻き込まれた方が相談しに来られることもあったりと、様々な方と接します。ただ事務的な対応をするだけではなく、個別の丁寧な対応が必要です。
  3. 「警察に興味がある」
    警察署で働いていると、事件が発生したら署内に放送が流れたり、捜査本部が立ち上がったり、パトカーがサイレンを鳴らして緊急で出動したりします。そういった時は、事務職員の方も消耗品を用意したり、一緒になって準備をすることもあります。警察事務職員は、そういった経験をすることができますので、警察に興味・関心がある方にとってはとても刺激的だと思います。人のために働きたい、警察に興味がある、という方は是非「警察事務職員」という職種を選んでいただけると幸いです。

警察学校について

4月に採用されると、まずは警察署に配属となりますが、春に2週間、秋に2週間、警察学校に入校し研修を受けます。警察官が入る警察学校とは別の学校で、相模原市内にあります。また、警察事務職員以外の技術職員の方も一緒に入校します。研修については、時間割が高校の授業のように1日5、6時限などと決まっており、座学での授業が中心です。内容としては、警察職員としての心構えや、電話対応の仕方などを学びます。
また、パソコンを使った授業もあり、遺失物(落とし物)管理システムの入力方法などを学ぶこともできます。体育の授業については、高校の体育の授業と同じくらいのレベルと思ってください。(例えば1周から2周グラウンドを走ったり、警察体操というラジオ体操のような体操をします。柔道や剣道はやりません。)
授業が終わりますと、21時頃に部屋の前で点呼がありますので、それまでに夕飯や入浴を済ませます。時間が結構ありますので、同期と仕事や私生活の話をしたりして、仲良く・楽しく過ごすことができました。
また、入校中については、金曜日の夜に学校を出て、実家や寮に帰ることができ、日曜日の夜にまた学校に戻ってくるという流れになります。採用された直後は、警察署で勤務ということで少し不安もあるかと思いますが、4月の2週目くらいに、すぐに警察学校に入校となり、同期生がたくさんいますので安心してください。

最後に…

警察事務職員の仕事は、安全・安心を守るための重要な職種です。
人の役に立つ仕事を考えている方や、第一線の警察官のサポート役に回りたい方、“警察事務職員”という仕事で、国民のために私たちと一緒に働いてみませんか。
警察というとなんだか怖そう・堅苦しそうと思われる方も多いかもしれませんが、入って働いてみるととても暖かい組織です。ぜひ、警察事務職員になって、一緒に働ける日を楽しみにしております。

平成31年(2019年)説明会(警察事務職員:警察本部警務部警務課 高橋 友香 主事)

これまでの経歴

2019警察事務(高橋主事)

私は高校3年生のときに警察事務3種の試験を受験しました。元々警察という仕事に憧れと興味があり、おもてにでる警察官を陰ながら支える事務職員という仕事に魅力を感じたのが受験のきっかけです。本格的に勉強し始めたのは高校2年生の冬くらいからで、本屋で参考書を買いそろえたり、専門学校で開催されていた無料の講習会に参加するなど主に独学で勉強は進めていきました。
そこから、翌年27年の4月に採用され青葉警察署の会計課に配属されました。ここでは、遺失物・拾得物の取扱いや警察署で働く職員の出張費を支給する旅費事務の担当をしていました。こちらで3年間勤務した後、現在の本部警務課採用センターに異動となり主に警察官の採用試験の業務の担当をしています。

警察事務職員の主な業務内容

警察事務職員として採用されると、まず「警察署」に配属となります。警察署には、警務課・会計課・交通課・刑事課・生活安全課などがあります。
警務課では、所属の職員全体に関する給与や福利厚生などの事務を担当しています。
給与事務は職員の生活の源であり、綿密な事務処理のもと毎月署員の勤務日数や残業時間を集計し、報告しています。また、公務災害や各種保険の取りまとめなども担当しています。警察官は、危険を伴うこともあるため、万が一ケガをした時にすぐ治療のための休暇やお金を支給することが重要です。そのような手続きに事務職員が従事し警察組織を支えています。また、警察署の代表電話にかかってきた電話の交換業務も担当しています。相手の要件を理解して担当の係に電話を繋いでいます。警察署に電話をかけてくる方のほとんどは、何かに困っていてかけてきます。親切な対応を心がけることが重要です。
会計課では、警察署全体の予算の管理、警察署で使用する物品などの購入手続き、車両の管理、旅費事務、遺失物・拾得物の取扱いなどがあります。限られた予算の中で物品の購入や車両、施設の修理等円滑な警察業務の推進につとめています。また、会計課には窓口業務もあり、遺失物届の受理、拾得物の受理・返還等を行います。
交通課では、免許の更新や住所変更、車庫証明、道路使用許可に関する事務を担当しています。手続きしやすいよう記載例を作成したり、わかりやすく説明を行います。お盆休み期間や年末年始休みの前などは、窓口が混みあうので正確で迅速な事務処理をすることも求められます。
また、二俣川にある運転免許本部でも多くの警察事務職員が活躍しています。なお、平成30年5月から新しい建物に変わり、最新の施設になっています。
刑事課では、犯罪統計資料の作成や被害届等の捜査書類の管理等を行っています。刑事ドラマでよく見る鑑識業務では、警察官だけでなく事務職員の者も活躍しており、いわゆる指紋の照合や証拠を固める業務を行っています。
生活安全課では、銃砲、風俗、古物、警備、探偵等の許可申請、届出の受理等を行います。事務職員も実際に現場に赴き検査や審査等も多く行っています。
このように色々な場所で多くの警察事務職員が活躍しています。

会計課での経験

私の初めての配属先となった警察署の会計課の業務について説明します。採用された半数の人が会計課に配属され、そのほとんどは一番最初に遺失物・拾得物の取扱いを担当します。私も2年間担当していました。毎日、各交番から落とし物や書類が引き継がれるので、その際、物品の数量、金額だけでなく、特徴やお金の種類まで手がかりになり得る情報がきちんと書類に記載されているか素早くチェックする必要があります。また、駅やバスの営業所に届けられた沢山の落とし物も警察署に届けられるため、その取扱いも行います。拾得物は、財布や携帯電話機などから、埋蔵物や動物の取扱いもします。

2019警察事務の説明の様子

また、個人情報をたくさん取り扱うので、なくした方や拾った方、双方の気持ちを考慮して取り扱うことが大切です。
さらには、電話での問合せや来客される方が多いため、要望や理由を伺い、迅速かつ的確に説明をします。相手の話をよく聞き親切な対応に努めていました。また、毎日、たくさんの拾得物を取り扱いますが、遺留品などがある場合もあるため、慎重に取り扱うよう心がけました。
他にも会計課では、警察署や交番等の施設、パトカーなどの警察車両の管理や故障時の修理費を出したり、捜査や取締り、研修会等の出張でかかった費用の支給、仕事で使用する物品の購入などの業務をしています。限られた予算の中ではありますが迅速な警察活動ができるよう支えています。
会計課ではこのようにかげながら警察の業務を支える仕事から先ほどの拾得物のように直接市民の方々と接する仕事があるのでいろいろな場面でやりがいを感じられるところだと思います。

1日のタイムスケジュール

まず、出勤したら当直から当直中に取り扱った遺失・拾得物の引き継ぎを受けます。そして、窓口を開き、電話での問合せや遺失者へ連絡、窓口業務の対応を行います。窓口が開いている間は、なかなか書類の修正等の事務処理ができないため、窓口を閉めた後に行います。
また会計課では、拾得物で扱った現金を保管する金庫をもっているため毎日金庫の中の現金があっているか確認する必要があります。大事な作業ですので間違いがないようにするよう落ち着いて作業しています。

仕事のやりがい

まず、警察は、利益ではなく「公益」を追及しているということです。神奈川県警察は、「安全で安心して暮らせる地域社会」を実現するため、犯罪の抑止や検挙活動を行っており、事務を通して、県民の安全と安心を間接的にバックアップすることができます。
次に、「多種多様な業務がある」ということです。警察事務職員にはたくさんの業務があり飽きずに仕事に取り組むことができます。日々勉強することで、自分自身が成長できますし、自分の能力や知識を生かすこともできます。
私は、高校を卒業してすぐに警察事務職員となり最初は不安だらけでしたが、周りの方が親身になって教えてくださり、楽しく仕事をすることができました。とても暖かい職場なので、ぜひ警察事務職員として私たちと一緒に仕事をしてみませんか。

平成30年説明会(警察事務職員:警察本部警務部警務課 廣瀬 和美 主事)

H30警察事務職員の写真

これまでの経歴について

私は、警察事務職員3種試験を受験して平成22年4月に採用されました。
初めて配属されたのは、警察署の刑事課記録係になります。ここでは、管内で発生している犯罪の統計作成を担当していました。次に警察本部捜査第一課検視室へ異動となりました。ここでは、会計班という班に配置になり、検視室内の物品の購入や委託契約など、お金に関することを担当していました。そして、現在の警務課人事第二係へ異動となりました。ここでは、春と秋、年2回行われる、定期人事異動の業務や警察証明書の発行事務を担当しています。

志望動機について

私がなぜ警察事務職員を目指したかと言うと、1つ目は、祖父が警察官であり、「警察」という存在を身近に感じていたからです。祖父は、仕事のことは私たち家族にも一切話さない人で、警察官としての誇りや意識をとても高く持っていました。そんな祖父の姿に、純粋にかっこいいなと思い、警察という組織に興味を持っていました。
2つ目は、人のためになる仕事がしたいと思ったからです。
困っている人がいたら手を差しのべ、その結果、悩みが解決したり、喜んでもらえたらこちらも喜びを感じることができます。誰もができる当たり前のことを、より多くの人に対してすることができる仕事は何だろうと考えた時に、この仕事が浮かび選びました。

業務説明

私は、警察署刑事課、警察本部捜査第一課、警務課を経験しています。まずは、警察署の刑事課です。
テレビドラマでよく「刑事課」という部署を聞くと思います。刑事課=殺人事件と思われている方も多いかと思いますが、刑事課では、殺人・強盗・窃盗・詐欺などのいわゆる凶悪事件の捜査や、暴力団による犯罪、違法薬物等の取締りを行っています。殺人事件だけではないのです。こういった事件の捜査は、警察官の役割となります。では、事務職員はこういった部署で一体何をしているのかというと、犯罪速報の受理や被害届の受理・管理、書類内容の精査、犯罪統計の作成、他県警察・他所属との連絡調整を行っています。各係との連携が重要で、業務を進める上で、非常に重要な役割を担っています。また、犯罪統計の作成では、管内で発生している犯罪を数値化・視覚化することで防犯対策や犯人検挙に役立てることができます。
次に、捜査第一課です。捜査第一課の業務は、殺人・強盗・放火等の凶悪事件の捜査、性犯罪事件・誘拐・爆破等の特殊重要事件の捜査を行っています。検視室の業務は、主に、亡くなられた方の死因究明を行っています。そして、犯罪事件に関わっているのか否かの調査を行います。私は、検視室で会計を担当していました。会計班では、解剖にかかる費用の支払いや、消耗品の購入などを行っていました。事務職員としての役割も大きく、責任もありました。また、警察官の人たちが仕事をしやすくするため、環境を整えることも大切な業務の1つでした。お互いにコミュニケーションをよくとり、業務を円滑に進められるように努めていました。
次に、人事第二係です。人事第二係では、主に、年に2回、春と秋に行われる定期人事異動を担当しています。他にも、退職予定者の手続きや、警察証明書の発行事務をしています。定期人事異動は、一人ひとりの人生を左右するものとなるため、慎重かつ適材適所への人事配置を心がけています。神奈川県警察では、自己申告制度を行っており、年に1回職員が自らどこの部署係へ異動したいか希望調査し、その結果を人事異動へ反映させる制度があります。近年では、社会情勢が変化していることに伴い、各部門間の連携が重要視されています。このため、相互に対応できるよう、部門間での交流を行ったり、今後の情勢に対応した人事配置を行っています。他にも、職員のワークライフバランスや女性の職域拡大に配意した人事配置を行っています。仕事と家庭の両立が重視されており、職場と自宅を近くするなどの人事面でのサポートもあります。

ワークライフバランスについて

ワークライフバランスとは、仕事とプライベートを両立させることにより、健康で豊かな生活を送ることを目的とした取り組みです。神奈川県警察では、業務を見直し、合理化、時間外勤務の縮減、定時退庁日の意識づけなどを行っています。私は、学生の頃バドミントンをしていました。現在もクラブチームに所属しており、週休日を利用してバドミントンを続けています。
また、昨年は、夏季休暇を利用し、同期と一緒に旅行へいきました。長期の休みが取れる時期は、海外へ旅行している人も多くいます。仕事も、プライベートもメリハリをつけることで、今後の活力にしています。神奈川県警察では、クラブ活動もあり、多くの人が参加しています。運動部文化部それぞれあるので、自分に合ったクラブを見つけて参加している人もいます。また、他部署の人と交流も持つことができるのも、クラブ活動ならではです。

警察事務職員の仕事の魅力について

県民のために尽力することは、警察官も事務職員も同じです。
これは、私が、警察署で勤務していた時の出来事なのですが、ある日、1本の電話がかかってきました。電話に出てみると、ひったくりの被害に遭ったと言う高齢の女性からの電話でした。被害届はすでに提出しており、被害届の受理番号の問合せの電話でした。私は、通常の手続きをし、女性に受理番号を伝えました。この時、電話口の女性の声が少し落ち込んでいるように感じたため、「ひったくりに遭った際、おケガはありませんでしたか?犯人に引っ張られて転倒したり、引きずられる方もいらっしゃるので。大丈夫でしたか?」と伺ったところ、女性は安心されたのか、当時のことをいろいろと話してくださいました。被害に遭った時は、何が起こったのかわからずパニックに陥ってしまったこと、今後の手続きなどわからないことが多く不安を抱えていたこと、あの時あの場所を歩いていなければ...。と自分を責めてしまっていたことなど、心境を細かく話してくださいました。そして、最後に、「事件が起こってから、自分が悪いと思ってなかなか話せなかったけど、あなたに話せてよかったわ。ありがとう。」という言葉をいただきました。私は、この言葉がとても嬉しく、同時に、事務職員であっても、県民の心に寄り添い、安心安全を守ることができるのだと実感することができました。事務職員は、犯人を逮捕するということはできませんが、こういった関わり方ができ、警察事務職員をしていてよかったなと思うところです。
また、警察組織のためにできることがあります。職種が違うからこそ見えてくることもあります。警察官と比べ、圧倒的に人数が少ない事務職員ですが、だからこそ新たな目線で見ることができます。業務を進める上で、疑問に思うこともあります。そういった疑問を共有することで新しい案や対策が生まれていきます。お互いを高めあい、よりよい組織になるよう貢献できるところもやりがいだと思います。
事務職員は、各部門に配置されており、活躍できる場所が非常に多いです。
様々な部門を経験することもできますし、自分の能力を活かせる場所を見つけることができます。初めての仕事は、不安もありますが、研修もありますし、先輩や同期に支えられ、教わりながら多くのことを吸収することができます。

最後に・・・

神奈川県は、海や山、観光地などたくさんの魅力があり、多くの人が暮らしています。
私は、生まれ育った神奈川が大好きです。神奈川県の魅力を守り、明日、明後日も当たり前の日常を守る神奈川県警察で仕事をしてみませんか。神奈川県警察で仕事をする道を選んでいただけたら、私も嬉しく思います。

平成29年説明会(警察事務職員:警察本部警務部警務課 村山 令 主任主事)

村山主任主事

経歴について

私は、神奈川県警察本部警務課採用係の村山と申します。
本日は警察事務職員の業務についての説明を担当させて頂きますので、よろしくお願いします。

最初に、私の経歴をお話させて頂きます。
私は、警察事務職員1種試験を受験して平成18年4月に採用され、現在11年目になります。
まず、警察署の会計課に配属になり、遺失・拾得物(いわゆる落とし物)の担当をしました。その後、警察本部会計課に異動し、調度第1係で物品調達を、調度第2係で賃貸借や委託業務の契約を担当しました。その次に異動した警察署の会計課では、警察本部での経験を生かして物品調達と契約事務を担当しました。
一昨年の秋に、現在の警務課採用係に異動して、物品の調達や予算管理のほか、説明会の企画や採用パンフレットの作成などを行っています。

志望動機について

警察職員を目指した動機は単純で、某人気ドラマに登場する熱い刑事に憧れたためです。でも、11年前の警察官採用試験の体格検査の身長の基準は今よりも厳しく、満たすことができなかったため、他に警察で働く手段はないものかと調べたところ、事務職員という職種を知り、受験しました。また凶悪事件のニュースを見て恐いなと思ったり、普段生活している中で不安に思うようなことに唯一立ち向かって行ける組織だとやりがいを感じたこともあり、警察で事務職員として働くことを選びました。
実際に入庁して感じましたが、警察官も事務職員も「神奈川県の安全と安心を守る」という同じ目的を持って仕事をしていますので、非常に結束が強いですし、生活に密着した事柄を日々取り扱いますので、やりがいのある仕事ばかりです。
神奈川県警察では、約15,000人の警察官と一緒に、約1,700人の警察事務職員が勤務しています。
警察官は公安職ですが、警察事務職員は行政職として採用されます。よって、警察官は事件の捜査や交通の取り締まり等を行いますが、警察事務職員にはそういった権限はなく、主に警察業務の円滑な推進のために仕事をしています。

警察事務の業務について

続いて、警察事務職員の主な業務内容の説明をさせていただきます。
警察事務職員として採用されると最初に「警察署」に配置となります。
警察署には、警務課・交通課・刑事課・生活安全課・会計課などがあります。
警務課は、所属の職員全員が最大限の能力を発揮し、円滑に勤務できる環境を整えるため、勤務管理や福利厚生に関する事務を担当しています。
交通課は、運転免許証の更新、車庫証明や道路使用許可に関する事務を担当しています。
市民の方は、警察署に入るだけでも抵抗があるかと思いますが、手続きしやすいよう記載例を作成したり、窓口でわかりやすく説明を行います。
意外かもしれませんが、刑事課や生活安全課でも、事務職員は活躍しています。
刑事課では、警察官が扱った被害届を入力して犯罪の統計資料を作成します。現在どの地域でどのような犯罪が増えているかなどもその資料を基に分析しますので、県民の安全と安心を守ることに貢献できていることを実感できます。また刑事ドラマでよく見る鑑識業務も、指紋の照合や証拠を固める業務を事務職員も警察官と一緒に行っています。
生活安全課では、風俗営業や猟銃の許可事務を行ったり、警察官と防犯活動を行ったりしています。

そして、私が最初に配置となった「会計課」の説明です。

会計課の仕事について

会計課では、遺失・拾得物の取り扱い以外に、旅費の計算、警察署の施設・車両・警察官の制服や装備品の管理、物品の購入手続きなどを行っています。会計課はお金がからむ案件を全て取りまとめて行う部署です。
決められた予算の中で、いつまでに何をどれだけ用意する必要があるのかを署員と調整しながら、円滑な警察業務の推進に努めています。
私は初めての配属先となった警察署の会計課で、遺失・拾得物の取り扱いを担当していました。皆さんも警察事務職員として採用されたら、この仕事を最初に経験する方が多いと思いますので、ご紹介します。

遺失・拾得物の業務を一言で言うと、落とし物を持ち主に速やかに返還することが目的です。
スマートフォンやクレジットカードなど個人情報が入った落とし物については、発行元に協力を仰ぎ、届いている旨の連絡をして頂き、落とした方に警察署に取りに来て頂いて返還します。個人情報のない落とし物についても、手がかりになりそうな特徴を把握し、問合せがあった時のために備えます。
日中は落とし物について電話での問合せもたくさんありますし、来署される方も多いです。皆さん落とし物をして困っている方、不安に思っている方ばかりですので、お話をよく聞いて、迅速かつ丁寧に対応することを心がけていました。
保管期間内に持ち主が見つからなかった落とし物については、極力売却を行い、神奈川県への収入手続を行います。また、事件の端緒になるような情報を含んだ物や遺留品が落とし物として届けられる場合もあるため、それを見逃さないように中身をよく確認し、慎重に取り扱うよう心がけていました。私が担当していた時、実際に薬物の入った財布を取り扱ったことがあります。

遺失・拾得物を担当していた頃

次に、遺失・拾得物を担当していた頃の1日のタイムスケジュールをご紹介します。
午前8時30分から落とし物の窓口を開きますので、準備のために8時頃には出勤します。
出勤したら当直の警察官から当直中に取り扱った遺失・拾得物の引き継ぎを受けたり、各交番でどのような落とし物を扱ったかを確認し、把握します。
8時30分に窓口を開くと、電話での問合せや落とし物の返還業務の対応で、あっという間に窓口を閉じる17時15分になってしまいます。
窓口を閉めた後は、落ち着いて仕事ができるため、拾得物の金庫の集計や書類の整理を行い、18時15分頃退庁していました。
遺失・拾得物係の担当をやっていた時の感想をお話しさせていただきます。
まず、一番驚いたのが毎日本当にたくさんの落とし物が届くということです。皆さんが落とし物を街中で見かけることはあまりないかと思いますが、実際には警察署では1日数十件の落とし物を扱っていますし、落とし物をしてしまい、探しているという届出はそれ以上に受理しています。
横浜駅など大きな駅がある警察署は落とし物が多く大変ですが、そのような警察署では担当者も多く配置されているので安心してください。
そして、窓口には様々な方がいらっしゃいます。例えば海外の方がいらっしゃることもありますので、英語を駆使して対応することもありますし、その他の言語を話す方の場合は、語学が堪能な警察官や通訳と一緒に対応していました。
お話する相手の年代などに合わせて臨機応変に対応する必要があるため、市民対応は慣れるまで難しく感じます。でも、落とし物を返還すると、安心して下さり、感謝して頂けるので、とてもやりがいを感じていました。

やりがいについて

最後に、警察の仕事のやりがいについてお話させていただきます。
まず、警察は、利益ではなく「公益」を追求しているというところです。神奈川県警察は、「安全で安心して暮らせる地域社会の実現」を目指して日々仕事をしていますので、事務職員の業務を通して、県民の安全と安心を守ることに携わることができます。

次に、「多種多様な業務がある」ということです。
先ほど説明させていただいた通り、警察事務職員は警察の全ての部門におり、幅広い業務がありますので、飽きずに仕事に取り組むことができますし、どんな経歴の方でも、自分の知識や経験を生かすフィールドが必ず見つかります。

人事異動などで新しい仕事をすることになる場合は、きちんと研修がありますし、優しく面倒見のいい先輩がたくさんいて、仕事を教えて下さいます。
正義感が強く頼りになる警察官とも一緒に仕事をするという環境も、とても心強いもので、おすすめです。興味を持って下さった皆さんの受験を、是非お待ちしています。

本文ここまで
県の重点施策
  • 未病の改善
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • ラグビーワールドカップ2019
  • 神奈川県発、アート・カルチャーメディア「マグカル」
  • ともに生きる社会かながわ憲章
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