入庁10年目の職員からのメッセージ

掲載日:2019年5月7日

※職員の所属名称は全て配属当時のものです。

平成31年度(2019年度) 平成30年度 平成29年度

平成31年度(2019年度)new

平成21年に入庁し、入庁からおおよそ10年経つ職員2名から今までで印象に残っている仕事や職場等についてお話しました。

2019年度職員採用説明会(10年目職員‗山田主任主事)

災害対策課 山田 朋幸 主任主事

キャリアステップ・やりがいを感じた仕事について

2019年度職員採用説明会(10年目職員3)

  1. 麻生県税事務所(3年間)
    最初に配属された麻生県税事務所では、税金を滞納している方からの税金徴収業務を担当しました。税金の徴収業務の中には、捜索というものがあり、法人や個人宅に財産、お金になるようなものを探しに行くことがあります。捜索で立ち入る前には、何回も事前の調査を重ねたほか、朝早くから張り込みをすることもありました。上司の指示で一気に現場に踏み込む緊張感は今でも覚えています。
    また、麻生県税事務所在籍時に、東日本大震災が発生し、宮城県石巻市に避難所支援に行きました。私は発災から1か月程度経った頃、県職員だけではなく、神奈川県内の市町村職員や消防士など、県と市町村が連携して現地に行く初めての部隊として派遣されました。現地に行くと、県職員ということで、現場で最も若かった私が、一回り二回り以上年上の消防士や、偶然応援に来ていた他県の市町村職員、全国から来たボランティアスタッフなど、多くの人の活動を取りまとめる立場になりました。全体に指示を出しながら、運営に必要な活動を行い、活動に必要な要素を集める、ということを初めてやったのですが、県職員としての立場の重さと責任、そしてやりがいを感じた瞬間でした。この経験を通じて、県職員としての自覚と責任が私の中で構築され、県が行う災害対応に携わりたいと考えるようになりました。今では、希望する仕事につき、とてもやりがいを感じています。
  2. 保健予防課(3年間)
    次に、2か所目の所属として、保健予防課に配属になりました。そこでは、治療方法の確立されていない難病患者への医療費助成や認定審査を担当しました。私が在籍していた時に、難病対策に関する法律が制定され、その対応も行いました。具体的には、法律で決められた内容の具体的な運用方法の作成、県内33市町村への説明、厚生労働省との調整、総合病院の院長・副院長クラスの先生方への依頼など、様々な方々と関わりました。その時はおよそ30名程度の非常勤職員がいたので、そういった方々に毎日指示出しをして、業務を進めていました。難病の種類も当時で300種類を超えていて、病名を覚えることに苦労したことを覚えています。
    保健福祉部門は女性職員が多い職場です。業務は大変ですが明るい雰囲気で仕事をしていました。また、医者、保健師、看護師など専門的な知識を持った職員がいるのも保健福祉部門の特徴です。
  3. 東京都派遣(2年間)
    次に、東京都に派遣されました。県では、民間や都道府県、市町村などへの職員派遣を行っており、いろいろな機関で自己研鑽に励むことができます。
    東京都では観光部企画課という部署で、海外向けの東京観光PRを担当していました。東京の持つ魅力を海外向けに発信するために、東京都では都市ブランディング戦略を策定し、そのマークとして「Tokyo Tokyo Old meets New」というアイコンとキャッチフレーズを作成しました。このアイコンとキャッチフレーズに関する取組みが世界中に発信されることもあるので、やりがいと充実感はとても感じました。
    また、海外の旅行博覧会への出展や訪日教育旅行などの事業も担当しました。旅行博覧会は、いろいろな国や都市が、観光客に来てもらうためPRを行う、お祭りのようなものです。国によっては数十万人という人が来る大イベントになっています。また、訪日教育旅行は、海外の学生が国内の学生と交流しながら東京の魅力に触れることで、東京のファンになってもらい、将来的なリピーター効果や、自国への情報発信を目的に行うものです。訪日教育旅行はとても癒し効果のある事業で、最初は言葉もわからずオドオドしている学生たちが、時間の経過とともにすごく仲良くなっていく様子を見るのはとても嬉しい時間でした。
    そういった華やかな業務を担当させてもらい、とても充実した2年間でした。
    他の自治体で働いてみて、私が感じた神奈川県の大きな特徴は、担当者が一から作り上げていく過程を経験することが多いため、進捗管理や連絡調整に加え、業務形成、専門的知識の習得に長けるなど、オールマイティな職員が多くいるように感じます。
    そして、若手のころからある程度責任のある仕事を任されることから、一人一人の事業に対する思い入れや、1つ1つの仕事に対する責任感も強いように感じています。
  4. 災害対策課【現在】
    私の主な担当業務の一つは、発災時の職員の配備体制に関するものです。自治体職員である以上、自分とその家族の無事が確認できれば、県民を守らねばなりません。そのために、県の全ての組織が円滑に動けるような仕組みをあらかじめ作ることとしています。その基礎となるルール作りを担当しています。原則、職員は一定規模以上の災害が発生した場合は、あらかじめ指定された場所に参集することとなっているため、入庁する全員に関係があるものになります。
    次に、水害対策です。私が担当するのは、津波以外の水害についてです。昨年の台風21号や西日本豪雨で大きな被害が出た災害が記憶に新しいですが、そういった水害から身を守ること、防災の仕組みづくりや訓練の実施、関係機関との連携の強化などを行っています。天候に左右される水害は、気象台などからの情報により、事前にある程度の予測ができるため、全国的に逃げ遅れゼロを目指した取組みを進めているところです。今年度は、国機関、県庁の関係所属、市町村の防災部門の方々と一緒に水害に関する訓練も実施しました。
    県の災害対策は、災害発生後の対応だけではなく、防災に配慮したまちづくりや、防災知識の普及啓発など、災害発生前の予防にも力を入れて取り組んでいます。私は、配属されるまでは、災害対応というものはかなり徹底されたオペレーションがあるのかと思ってみましたが、実際やってみると課題も多いです。新たな課題や、過去の方針の見直しなどが日々生じています。
    このように、防災の仕事は、やればやるほど、知れば知るほど、県民の生命、財産を守るという公務員の根源のような仕事であると感じており、日々とてもやりがいを感じています。また、防災は関係機関との連携が重要なためか、コミュニケーション能力に長け、臨機応変な対応が得意な職員が多いです。そのため、職員同士はチームワークがよく、仕事をしていて楽しい環境です。最近は、災害の規模がとても大きくなってきており、今後はこれまで経験したことのない規模の災害に耐えられるような仕組みづくりが必要になります。もし、みなさんが担当となった場合、未来の神奈川のあるべき防災体制を作り上げ、県民を守るために必要な仕組みづくりをしていくことになると思います。

受験を考えている皆さんへ

2019年度職員採用説明会(10年目職員)

最後に、私の思う県に向いている人についてお話します。実は、私は仕事をしていて日々楽しいと感じています。辛いこともありますが、基本的には楽しいです。
なぜ楽しいのか一度考えてみたのですが、それは一緒に仕事をする県の職員がみな高い意識と情熱を持って業務に取り組んでいることが一つあると思います。
私は他の機関と比べ、神奈川県職員は熱い人が多いという印象を持っています。真っ赤に燃え上がっているような人から、冷静に青く燃えている人まで、職員のエネルギー量がとにかくすごいです。建設的な意見の出し合い、結果を出すまでの苦労と達成感の共有、それにより高まっていく自信と責任感。そういったものに日々触れられる神奈川県という職場だからこそ、私は楽しいと感じるのだと思います。

2019年度職員採用説明会(10年目職員個別相談)

個別相談の様子

県の仕事は、新たな挑戦が多いことから、それを乗り越えた時に自分の成長を実感でき、また身に着けたその能力をフルに発揮できる業務を担当させてもらえるため、高い意識と意欲を持って仕事に取り組みたい人と思っている人に向いていると思います。
また、二つ目の要素として、想像力のある人が向いていると思います。これをしたらこうなる、ああしたら相手はどう受けとる、こんな工夫をしたらより県民のためになる、といった想像ができる人は、様々な分野で仕事をしなければならない県職員に向いていると思います。
私もこういう職員を目指したいという意味も込めて、以上の2つが向いている人の要素だと私は思います。


2019年度職員採用説明会(10年目職員_古河主任主事)

国際課 古河 真保 主任主事

キャリアステップについて

2019年度職員採用説明会(10年目職員2)

  1. 知事室(3年間)
    最初に配属された知事室管理・賞賜グループでは、知事室全体で使う予算の管理、備品の管理、県政に貢献した方への表彰を行う業務を担当していました。私の仕事は、主に所属で必要な物品の購入手続きや、知事、副知事が乗っている車両の運転日報や職員の旅費のチェックなどを行っていました。
    知事室には、知事のほかにも、副知事など、知事の業務を支える役職の方々がいることを知りましたし、また知事や副知事の仕事を身近に感じることができるという貴重な経験になりました。
    新規採用でしたので、右も左も分かりませんでしたが、職場の皆さんに一から仕事を教えてもらい、サポートしてもらいながら業務を行っていました。一部の方とは今でも交流があり、飲みに行ったり旅行に行ったりしています。
  2. 南県税事務所(2年間)
    次に配属されたのは、南県税事務所の直税課という、県の税金を扱う事務所です。
    神奈川県には、現在12カ所の県税事務所があり、それぞれ所管している地域を持っています。私が配属された、南県税事務所は、横浜市の南区、港南区、磯子区、金沢区という4つの地域を所管していました。私が担当したのは、県の税金のうち、不動産取得税という、税金を課税する(かける)仕事です。不動産取得税とは、家を購入・贈与などで取得したときにかかる税金のことです。この税金の税額を計算する仕事をしていました。知事室では、県民の方と接する機会が少ない業務を担当していたのですが、県税事務所は県民の方が頻繁に来所するので、県民の方とじかに接する機会が多くなりました。日々の仕事内容としては、地方税法や民法などの法律にそって業務を行うので、そうした法律や裁判の判例を勉強する機会も増えました。、時には地図を持って現地実際の建物が建っている現場に行き自分の目で見て確認したりということもしていました。職場の雰囲気は、前の知事室と比べて大所帯で、同期の職員や年の近い若手職員が多く、飲み会を開催したりとにぎやかでした。
  3. 戸塚県税事務所(1年2か月)
    その後、南県税事務所は戸塚県税事務所に統合されたため、1年2か月だけ戸塚県税事務所に勤務しました。
  4. 国際課【現在】
    現在は国際課企画グループに配属され、今年で4年目になります。国際課では神奈川県に住んでいる外国籍の方が安全・安心に暮らせるよう、様々な取組みを行っている所属です。

やりがいを感じた仕事について

現在、国際課で担当している仕事を2つご紹介します。

  1. 多言語支援センターかながわの運営
    このセンターでは、外国人が生活する中で困ったことがあった時、例えば、子育てについて相談したい、外国語で受診できる病院を知りたい、などがあった時に、このセンターに電話をかけると、適切な相談窓口に繋いだり、情報を教えたりすることで、外国人を支援する役割を担っています。現在は、6つの言語(英語、中国語、スペイン語、タガログ語、ベトナム語、やさしい日本語)で対応しています。
    このセンターは、私が国際課に配属された年に開設に向けた検討が始まったので、開設当初から担当することになりました。新規事業の立ち上げに携わるのは初めてでしたので、分からないことだらけでしたが、課内の方々に協力をいただきながら無事開設することができ、思い入れがある事業となりました。
    最近の動きとしては、昨年、入国管理法の一部改正により、平成31年4月から新たな在留資格ができることになりましたので、外国人材の受入れ環境を整備するという国の総合的対応策が示されたところです。これを受けて、神奈川県としても、今後見込まれる外国人の増加に対応するために、このセンターを拡充するための検討を進めているところです。
  2. 医療通訳派遣システム事業
    外国人の患者が安心して医療を受けられるよう、協定を結んでいる医療機関からの依頼により、医療通訳スタッフ(ボランティア)を派遣する事業です。現在13言語の通訳ボランティアを登録していて、協定を結んでいる69の病院に派遣できるようにしています。
    全国に先駆けた事業であり、派遣実績も年々伸びています。
    医療通訳は間違った通訳をしてしまうと、人の命にかかわる大きな事故にもつながってしまう可能性がありますので、高度な専門性が求められます。神奈川県では、この事業で派遣する医療通訳ボランティアの方への研修や勉強会を行ってスキルの維持・向上に努めています。

神奈川県職員として働くことの魅力

  • 神奈川県の仕事は、環境農政、産業労働、国際観光、県土整備など多岐に渡っています。加えて、約3年に1度人事異動があるため、様々な分野の業務に携わることになります。自分の得意分野を見つけたり、新しい発見や成長ができる職場だと思います。
  • 神奈川県は先進的な施策が多く、他の自治体に先駆けた事業や、新たに実施する事業に携わることができます。若手職員でもプロジェクトの主担当を任されるなど、責任ある業務を任されることもありますので、やりがいを持って仕事ができると思います。
  • 働き方改革が推進されており、ノー残業デーの設定や有給休暇を取得しやすい環境づくりがされています。また、女性は特に出産や子育てなどによりライフステージが変化するため、子育てと仕事の両立が課題となりますが、職員が安心して子育てができるように様々な休暇制度が設けられているため、私の周りでもそうした制度を活用して子育てをしながら仕事を続けている人が多いです。

どういった後輩に入庁してほしいか

私は仕事をするうえで一番重要なのは、人間関係だと思います。仕事はチームワークが大切だと思いますので、困ったときは互いにフォローしあえるような関係をつくれる人と一緒に働きたいです。自分の業務分担だけではなく、周りにも目を配り、積極的に行動できる人や、相手を尊重して対話できる人に入庁してほしいです。

受験を考えている皆さんへ

2019年度職員採用説明会(行政)

質疑応答の様子

県の仕事は多岐にわたっており、様々な分野の業務に携わるため、新しい発見や成長ができる職場だと思います。今、自分のやりたいことが明確でなくても、業務を経験する中で思いがけず自分のやりたいことや得意分野を見つけられると思います。
是非、神奈川県を盛り上げていけるよう一緒に頑張りましょう。

平成30年度

ヘルスケア・ニューフロンティア推進本部室 神田 匡 主任主事 

H30入庁10年目職員の写真

キャリアステップについて

私が入庁したのは平成20年4月ですので、入庁から約10年経とうとしています。皆さんにとって比較的身近な立場として、今まで10年間どのようなキャリアを積んできたのかについて説明させていただきます。

(1)保土ヶ谷県税事務所管理課(3年間)

最初に配属されたのが、保土ヶ谷県税事務所でした。
県税事務所では、事業税や不動産取得税などの課税業務や税金を滞納している方からの税金の徴収業務等を行っています。私は管理課に所属でしたので、事務所全体の総務、経理、財務を担当しました。具体的には、必要な物品の購入や庁舎の管理に必要となる契約の入札手続きをはじめ、事務所運営に必要となる予算の調整などを担当していました。
県の事業は予算なしでは成り立ちませんので、実際の経理処理から予算調整まで、県の予算の仕組みについて身をもって学べる勉強となる所属でした。
また、周りには面倒見のいい先輩方が多く、時には仕事終わりに飲みに連れて行ってもらうなど、新人だったこともあり、当時の事務所の方々にはとても良くしていただいた印象が残っています。

(2)会計局指導課検査グループ(3年間)

次に配属されたのは、会計局指導課でした。
会計局指導課では、会計事務検査を担当していました。会計事務検査とは、本庁・出先機関の経理事務の適正執行のための検査や指導を行う業務です。具体的には、本庁や出先機関の各所属に実際に足を運び、経理書類を一つひとつ確認しながら、財務規則などの経理ルールに則った経理処理がなされているかチェックし、問題がある場合は改善を指導する、といった業務でした。
1か所目の県税事務所で経理を担当していたこともあり、業務内容としては1か所目と継続性のある業務でした。
また、1人目の子どもが産れたのもこの頃でした。職場の方々は子育てに理解のある方が多く、ときには育児のためお休みをいただいたりしながら、忙しいながらも、公私ともに充実した日々を過ごした印象があります。

(3)綾瀬市派遣(政策経営課)(2年間)

3か所目の配属先は、市町村交流制度により、綾瀬市役所に派遣されました。
綾瀬市では、政策経営課という所属でした。政策経営課では市の総合計画について企画調整をする部門で、私の担当は、サマーレビューなど行政政策の企画や調整をはじめ、国・県に対する市からの要望事項のとりまとめ、議会対応事務などを担当しました。市役所の全体調整を行う部署でしたので、市の全体の動きがわかり大変勉強となりました。
また、市町村の立場から県行政を見ることができ、県行政に求めることが肌を持って感じることができましたので、様々な経験を積むことができた貴重な2年間でした。

(4)ヘルスケア・ニューフロンティア推進本部室【現在】

現在は、政策局のヘルスケア・ニューフロンティア推進本部室に所属しています。
ヘルスケア・ニューフロンティア推進本部室では、超高齢社会の到来という急激な社会変化を乗り越え、誰もが健康で長生きできる社会を目指す神奈川の新たな政策である「ヘルスケア・ニューフロンティア政策」を推進するため、7つのグループに分かれ政策推進に取り組んでいます。
私はヘルスイノベーションスクール設置準備グループというグループで、大学院の立ち上げ業務に携わっています。ヘルスイノベーションスクールとは、ヘルスケアニューフロンティア政策を推進するための、次世代社会を牽引するヘルスケア分野のイノベーション人材を養成する人材養成機関です。
形としては、修士課程の大学院として、既にある県立大学に新たに「ヘルスイノベーション研究科」という新研究科を、2019年4月にオープンする予定です。
ヘルスイノベーションスクールの開設に向けて、約2年間、専門家の方やアカデミアの方と意見交換や議論を重ねながら、どういった教育内容や研究内容にするべきか、教える側の教授陣はどういった人材が適しているか、キャンパスはどこにつくるべきか、世界に通じる人材を養成するために海外のアカデミアとどういった連携をするべきか、などの構想段階からはじまり、それがだんだん形になっていき、ようやく2019年4月開学予定というところまできました。

職場の雰囲気

現在の職場は事業の進め方や方向性の決定などの打合せが頻繁にあり、自分の案件を上司に相談しやすい雰囲気の職場です。

今までやりがいを感じた仕事や達成感の得られた仕事について

業務経験などによって多少の差はありますが、自分が担当業務の主任として若い頃から仕事を任せてもらえますので、自分の担当事業をどうように進めるのが良いか自分で考え、上司に相談しながら方向性を決めて、主体的に関わりながら事業を進めていけるところにやりがいを感じます。
現在の所属では、約2年間をかけて、ヘルスイノベーションスクールの理念や養成すべき人材像の検討からはじまり、保健医療分野でのイノベーションを牽引する人材を養成するためのカリキュラムの検討、教授などの人材確保に向けた準備、施設や教育環境の整備の検討などをグループ一丸となって進めてきました。
最初は漠然としたイメージだったヘルスイノベーションスクールが、2年間をかけて様々な方々の協力を得ながらだんだん形になっていくことには、日々大きな達成感を感じています。
神奈川県庁の仕事は、県民の方のいのちや健康に直結する仕事も多く、その分大きな責任もありますが、仕事として情熱を注ぐに十分な魅力ある業務に携わることができると思います。

神奈川県職員として働くことの魅力

神奈川県庁には、医療、産業、災害支援、環境問題、県土整備など様々な分野があり、多様な業務に携わる機会があります。多様な仕事を経験できますので、自分が情熱を注げるやりがいのある仕事を見つけることができると思います。神奈川県は全域が国家戦略特区に指定されているほか、さがみロボット産業特区、京浜ライフイノベーション国際戦略総合特区もあり、他の都道府県に先駆けて様々な施策を打ち出す土壌があります。そうした環境のなかで様々なチャレンジができることも神奈川県職員として働くことの魅力のひとつです。

どういった方に入庁して欲しいか

最後にどういった方に入庁して欲しいかということですが、私がこうでありたいと思っている部分でもあります。
一点目が積極性のある人です。自分の担当業務は自分が主任として若いうちから任せてもらえ、自分が考えて進めていくことができますので、主体的に考えて行動できる方が県庁に入るととても楽しいのではないかと思います。
二点目が協調性のある人です。仕事は一人で進める事はできません。組織の内外に関わらず、ときには様々な方々にお願いをしながら、そのお願いを聞いていただいて事業は進める事が出来ますので、仕事を前に進めるために人を動かせる人が求められてくると思います。
三点目は個性的な方です。県には色々な部門があって色々な仕事がありますので、色々な個性がある方が居て良いと思います。自分の個性は隠さず潰さず、生かすような個性を発揮できるような方に入っていただきたいと思います。

平成29年度 

知事室 大司 敏幸 主任主事

大司主任主事の写真

キャリアステップについて

私が採用されたのは平成19年4月。入庁からほぼ丸10年が経とうとしています。
この10年間で4箇所の所属を経験してきました。
これまで経験してきた所属と主な業務について、順を追って簡単にご説明します

(1)県央地域県政総合センター環境部環境調整課(3年間)

最初に配属されたのは、県央地域県政総合センター環境部環境調整課でした。
廃棄物を処理するには、許可が必要で、産業廃棄物に関しては県と政令市が許可権限を持っています。そんな処理業の許可を出したり、事業者への指導監督をしていました。

(2)健康危機管理課感染症対策グループ(2年間)、健康危機管理グループ(1年間)

次に配属されたのは、健康危機管理課感染症対策グループでした。
2009年の新型インフルエンザ(H1N1)のパンデミックが起こった翌年の4月に保健福祉局の健康危機管理課に異動しました。前年の夏過ぎ頃からはやり出して、年越し後に少しずつ落ち着いてきたところでした。
ここの部署では新型インフルエンザ対策のための予防接種に対しての補助金の取りまとめ事務を行いました。また、新型インフルエンザが大流行してしまった場合に備えての抗インフル薬の備蓄体制を整えたり、鳥インフルエンザが県内の農場で発生してしまったときに鳥の殺処分をする人員に対して、健康診断を実施するマニュアルを作成する仕事などもしていました。
あとはポリオワクチンというのがありますが、数年前まで、日本では飲む生ワクチンでした。生ワクチンはウィルスの毒性を弱めたものなので、ポリオという感染症になってしまう危険があるということで、接種控えが生じていました。そこで、国に先んじて、県が独自にポリオの毒性を完全に無くした不活化のワクチンの予防接種事業を始めるという経験もしました。
災害医療救護関連業務では、DMAT(DisasterMedicalAssistanceTeam)に携わりました。平成23年、2011年の3月には、東日本大震災が発生し、神奈川からDMATを派遣したり、県庁の執務室が医療救護本部となって県のDMAT本部が置かれ、医療救護チームを被災地に派遣するという経験をしました。24時間対応でしたので、DMATの隊員と執務室内で泊まったこともありました。
そして最後の年はグループが変わりまして、課の予算担当をやりました。これは内部事務的な業務ではありますが、課で所管している事業や関連する新規の事業について、財政当局に対し予算要求し各種調整を実施するというもの。県の事業は予算無しでは成り立たないので、県の予算の仕組みについて勉強になった一年でした。

(3)長期民間企業派遣研修 京浜急行電鉄株式会社(1年間)

次に配属されたのは、京浜急行電鉄株式会社でした。鉄道本部の計画営業部企画課というところに、長期民間派遣制度を利用して、1年間派遣に行ってきました。
営業企画担当として沿線への旅客誘致をしました。京急線にいかに乗っていただくかということをミッションに、鉄道利用を絡めたイベントなど販促活動を実施していました。ご存知の方がいるかもしれませんが、みさきマグロきっぷなども企画している部署です。
特に私が担当していたのは、羽田空港線です。京急は羽田の国際線に駅を持っていますので、そこを拠点に、いかに外国人を誘致できるかということをやっていました。羽田の国際線到着ロビーに多言語対応のインフォメーションセンターを持っていて、浴衣を着て外国人をお出迎えするキャンペーンの企画をやらせてもらいました。

(4)知事室政策推進グループ(現在)

4か所目は、知事室政策推進グループというところで、いま3年目です。知事室というと知事の秘書業務のようなものを想像する方も多いかもしれませんが、私がいる政策推進グループでは広報的業務やそれに伴う部署との調整などを実施しています。
月に2、3度ある知事の定例記者会見では、各所管課とコメントを調整します。具体的にいうと、知事が政策的に世間に発表したい内容や、各所管課が発表したい事業を、県庁内にある記者クラブで発表します。滞りなく実施するための事前準備というイメージです。
また、年に4回ある神奈川県議会の定例会においては、知事が行う答弁の事前調整をします。
その他にも、各種調整、調査、広報、イベント企画・開催とありますが、要するに何でもやるということです。今ですと、かなチャンTVという動画をyoutubeで発信しています。この立ち上げをやったり、よしもとの芸人さんと県政をPRしたり、いろいろなイベントをやっています。私はこれまで、ストリートダンスのイベントや神奈川県のマンガ、アニメなどをPRするイベントを実施しました。
色んなことをやっているのですが、知事をいかにして支えるか、知事が推し進めている施策がどうすれば実現できるか、どうすればより一層県民の皆さんや世間にPRできるかを考えて仕事をしています。その手段として、イベント開催があったり、かなチャンTVがあったり、所管の部局との調整があったりします。選挙で選ばれた県民の代表である知事ですので、そこを支えることが、神奈川県民のためになることだと思って仕事をしています。

やりがいについて

どんなことにも積極的に取り組むということが大切ですが、県の事業は多種多様です。どんな部署に行くかは分かりません。ただ、その仕事の中で自ら主体的に興味を持って臨めば、結果はそのまま県民の生活に直結してくることが多いです。例えば、私が以前いた部署だと、廃棄物処理の業務は県民の生活環境に直結しますし、保健福祉局での業務は、インフルエンザ対策、ワクチン接種、医療救護業務など、県民の健康や命に直結します。
また、イベント開催や他の企画などでも自分が積極的にPRを実施したことなどで、新聞に掲載されたり、ネットニュースなどで話題になったりすることもあります。そういう意味では手ごたえを肌で感じられる職場が多いかもしれません。

神奈川県職員として働くことの魅力

多様な働き方が出来るということ。それは業務内容だけでなく、神奈川県という山も川も海も都会もある地域環境の多様さも含めてです。
また、チャレンジしやすい環境があります。少なくとも私が今まで経験した職場では、先輩、後輩はあまり関係なく、仕事を任せてもらえる環境だと思います。もちろん、業務経験や年次によって多少の差はありますが、誰かの手伝いだけではなく、自分が業務の主任として若いうちから任されますので、いい意味で鍛えられるかなと思います。

神奈川県に来てほしい人材

どんなことにも興味を持てる人。多種多様な業務がある中で、どんなことにも興味を持てる人がいいと思いますし、業務外のことにも興味を持って、いつもアンテナを高くはっていられる人がいいかと思います。そうしていくうちに得た経験や知識がどこかで役立つかもしれません。
次に、積極性のある人。世の中はすごいスピードで動いてますし、県民のニーズも日々変わっています。新しい課題もどんどん出てきます。そんな中、誰かに言われたからではなく、自分の頭で考え、行動に移せる積極性のある方を求めています。
最後に、県の課題を解決するには予算を使って実施するだけではなく、民間企業、NPO等の外部の方々との協力が無くては成り立ちません。外に積極的に出て行って、課題解決に向けて協働してくれる企業等と関係を作らなければなりません。ですので、県ではいろいろな部署で、民間企業等と包括協定や個別協定などを結んで、協働しています。また、これは企業だけではなく、個人レベルでもそうですし、県の組織の中でも言える事です。一人でやれることはたかが知れています。仲間・同僚・上司などと一緒にアイディアを出しながらやるものだと思います。悩んだら相談すればいい。そういった、個人レベルでも、組織のレベルでも、周りと協働してできることが重要ではないでしょうか。

最後に

県の取組みを毎日発信している、かなチャンTVをぜひご覧ください。県職員がほぼ全て企画・撮影・編集しています。これを見れば県の施策や方向性など色々と分かると思います。ぜひご覧いただき、政策の御理解に役立ててください。

本文ここまで
県の重点施策
  • 未病の改善
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • ラグビーワールドカップ2019
  • 神奈川県発、アート・カルチャーメディア「マグカル」
  • ともに生きる社会かながわ憲章
  • SDGs未来都市 神奈川県 SDGs FutureCity Kanagawa