平成29年度職員採用試験に向けた説明会

掲載日:2018年2月22日

平成29年3月に実施した「平成29年度神奈川県職員採用試験に向けた説明会」の概要をご紹介しています。採用試験を実施する各職種職員が入庁当時の思い出や仕事のやりがいなどを語りました。

※所属名称は配属当時のものです。

農政技術(農業) 農政技術(森林) 水産 総合土木・建設技術(土木)
建設技術(建築) 化学 機械 電気

福祉職司書A管理栄養士薬剤師
獣医師保健師栄養士

技術系

農政技術(農業)

農業振興課 渡邊 清二副技幹

渡邊副技幹の写真

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

津久井地区行政センター → 農業総合研究所 → フラワーセンター大船植物園 → 農業振興課 

→ 農政課 → 農業技術センター → 現所属

現在担当している業務内容

  • 薬膳料理用農産物実証栽培事業に関すること
  • 花き・観賞樹の生産振興策の企画・推進に関すること
  • 花き・観賞樹関係団体の指導に関すること
  • 国産花きイノベーション推進事業に関すること
  • 農業気象災害及び水質事故に関すること

新採用当時の思い出

新採用で配属されたのは、津久井地区行政センターの農政部でした。津久井地域の場所や担当業務がわからず不安だったことを思い出します。地区行政センター(現地域県政総合センター)はその地区の行政を全て担当しており本庁と情報共有しながら仕事を進めていました。津久井地区は所属も小さく、新採用ながらほとんどの業務に関わることができ、全体像を知るには役立ちました。

仕事のやりがい

農業職は、行政、普及、研究等様々な職場に配属されます。どの職場においても知識・技術が必要であり、日々の勉強が大切です。農業職は、比較的直接の現場に触れる機会が多く、担当した業務によっては、県内の農家や県民の方の役に立ち感謝されるなど、大変やりがいがあると思います。

皆さんへのメッセージ

神奈川県は大消費地であり、農業生産は決して多くありませんが、消費者に身近な直売など地域の特徴をいかした様々な農業生産が行われています。また消費者の農業への期待も大きく、農業に関する仕事は多岐にわたっており、それぞれの職場でやりがいがあると思います。

農業技術センター 足柄地区事務所 丹羽 香織 技師

丹波技師の写真

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

入庁時から現所属

現在担当している業務内容

私が所属する足柄地区事務所普及指導課は、果樹班、茶班、野菜花き加工労働班で構成されています。その中で私の主な業務は、茶の生産者に対しての栽培技術指導や、県西地域で新規就農を希望する方への支援などを行っています。

入庁時の志望動機

大学で学んだ知識を活かして、生まれ育った神奈川県の農業に寄与したいと思い、農業職を志望しました。

新採用当時の思い出

茶の普及指導員として配属されましたが、「茶」の栽培方法もどのような工程を経て私たちが口にする「お茶」になるのか知識がなく、生産者の技術・経営指導に対する期待に応えられるかとても不安でした。しかし、先輩方から栽培技術や製茶技術について指導を受け、巡回指導に同行することで普及指導の基礎を学び、多くの現場で生産者と言葉を交わす中で、少しずつ成長していくのを感じました。

仕事のやりがい

農業職は生産者の技術向上や経営支援など、業務が多岐にわたるため幅広い知識が必要になります。様々な業務を経験することで知見が広がり、生産者に対しても柔軟に対応できるようになることは、とてもやりがいがあります。その結果、生産者から感謝の言葉をかけていただけた時は、とても嬉しかったです。

皆さんへのメッセージ

農業職は普及、研究、行政と様々な業務を経験できる職種です。また、県民へ新鮮で安全安心な農産物が供給できるよう支援を行うなど、とてもやりがいのある職業です。ぜひ興味のある方は、神奈川県の農業職へチャレンジしてみてください。

農政技術(森林)

森林再生課 長井 正晃 副技幹

H29長井副技幹

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

津久井地区行政センター→足柄上地区行政センター→津久井地区行政センター→森林再生課

→県西地域県政総合センター→自然環境保全センター→現所属

現在担当している業務内容

現在のグループでは、間伐などによって発生する木材を有効活用するため、間伐材の搬出や木材加工機械等の整備、県産木材を使用した木造公共施設の整備などの支援業務に携わっています。また、かながわ県産木材を一般の方々に広く知ってもらうためのイベントの開催や子どもを対象とした木育活動なども行っています。

新採用当時の思い出

初めての事務所では、大学でほとんど勉強していなかった林道工事の担当になりました。職場の人たちはベテランぞろいで、すばやく設計図面を書いたり、設計書を作ったりしているのを見て、本当に自分にできるのかと不安ばかりでしたが、先輩職員に丁寧に指導してもらったおかげで、何とか1年目を乗り切ることができました。

一番の思い出は、採用2年目に55mの橋を架設する仕事を担当したこと。その当時、林道では金額的にも一番大きな仕事で、毎日、聞いたことのない言葉ばかりで苦労の連続でしたが、工事が完成して初めて橋を渡った時の感動は、今でも忘れられません。

仕事のやりがい

何もない山に林道が開通したり、崩壊地が森林に復旧したり、手入れをしてきた森林から木材が生産され、様々な施設に利用されるなど、努力した成果がはっきりわかる仕事に携わることができることです。また、新人でも大きな仕事を任されるチャンスがいっぱいあります。自然が相手の仕事が多いので、苦労することが多いかもしれませんが、大きな仕事を終えた時の達成感はどの職種にも負けていないと思います。

皆さんへのメッセージ

最近では、森林関係の大学で学んできた人ばかりでなく、全く違う分野から入庁される方もいます。森林に対する興味とやる気さえ持っていれば、あとは我々が全力でサポートしますので、一緒に頑張っていきましょう。来年皆さんにお会いできるのを楽しみに待っています。

自然環境保全センター 石井 敦子 技師

H29石井技師

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

入庁時から現所属

現在担当している業務内容

県が管理・経営する森林(県営林)における林産事業の工事の設計・監督業務を主に担当しています。林産事業は、収穫時期を迎えた森林において皆伐や利用間伐等を行い、県産木材の安定供給などを目的とした木材生産を行っています。長い時間をかけて手入れを行ってきた森林を木材として有効活用するために必要な業務です。

入庁時の志望動機

学生時代に湘南海岸や流入している河川をフィールドに研究を行っていたことや、趣味の山登りで丹沢の山に行くことも多く、入庁以前から神奈川の自然に親しんできました。大学卒業後は、印刷会社に就職し営業職として都心で働いていましたが、いつかは大好きな山や森林をフィールドに仕事がしたいという気持ちを持っていました。そして、今回のような採用説明会に参加したことで、神奈川の森林をよりよくするための様々な仕事があることを知り、神奈川県の採用試験を受ける決意をしました。

新採用当時の思い出

入庁後最初に担当した間伐の現場はとても印象に残っています。森林の工事の設計がまったくわからないところからのスタートでしたが、先輩や上司にフォローしていただきながら設計書や図面を作りました。初めての現場が約100年生のスギとヒノキの間伐業務だったので、ズシンと木が地面に倒れこんだときの振動や迫力から、長い間生きてきた木の重みを感じると同時に、それまで育ててきた方々の集大成となる大事な仕事を行っているということを実感し、身が引き締まる思いがしたことを覚えています。

仕事のやりがい

農政技術(森林)の仕事は、自然と密接に係わる仕事です。そのため、台風で現場の状況が変わってしまうことや積雪で作業の継続が困難になるなど、当初の想定通りに行かないこともありますが、現場の方々に協力をしていただきながら様々な状況変化に対応し、無事に工事が完了したときには達成感を感じます。特に、自分の担当した現場から搬出された木材が木材市場に並び、買い手がついたときには嬉しい気持ちになり、この先何十年と利用される住宅や建物に生まれ変わることを想像するととてもわくわくします。

皆さんへのメッセージ

農政技術(森林)の仕事には、私が現在担当している林産の仕事だけでなく、治山、林道、水源環境の保全、林業の普及指導、木材の利用、自然公園の管理運営、野生生物の保護管理など様々な角度から、神奈川の山を良くすることを目標にした仕事があります。山を良くしたいという気持ちとやる気があれば、専門的な知識や技術は仕事をしながら身につけていくことができます。
50年先、100年先のことを考えて仕事をしていくことは難しくもありますが、他の仕事にはないやりがいや楽しみを見つけることができると思います。

水産

水産課 井塚 隆 主査

H29井塚主査

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

水産総合研究所内水面試験場 → 水産課 → 水産技術センター内水面試験場 → 現所属

現在担当している業務内容

本県では(公財)神奈川県栽培漁業協会と共に、昭和60年代からマダイやヒラメ、アワビなどを生産・放流して資源の増大を図ってきました。また最近では、漁業者からのニーズが高いトラフグやナマコ、カサゴなどの種苗生産技術の開発にも着手しています。私はこのような栽培漁業の振興に係る業務に携わっており、種苗生産・放流計画の立案、栽培関連団体や国・他県との連絡調整、海洋生物資源の管理、栽培漁業の将来構想などを担当しています。

新採用当時の思い出

大学時代はイカの分類を勉強していましたが、内水面試験場に配属された際の担当は大型ヤマメの選抜育種とチョウザメの飼育技術開発でした。「海水」から「淡水」へ、「死んだ標本」から「生き物」へというドラスティックな変化でしたが、「研究」という共通項があったので、あまり戸惑いはなかったです。ただし仕事ですから、生き物を殺さずに飼わなければというプレッシャーは大きかったですね。当時はまだ昔気質の職人のような上司がいて、技術は見て盗んで覚えろと背中が語っていました。その語りを読み取るのが、論文を読むよりも難しかったです…。

仕事のやりがい

研究では漁業者だけでなく県民の方々と現場で接することも多く、良いことも悪いこともストレートに意見してもらえます。そこに気付きと反省が生まれて、研究の原動力になり、価値のある成果に繋がっていく。そして、現場の笑顔が見られる。この一連のプロセスを体感できるのは研究業務の悦びだと思います。
一方、県庁の水産課では、県の政策に直接係わるチャンスがありますし、扱う予算規模も大きなものになります。当然、仕事のプレッシャーは大きく、スピード感も求められますが、一山超えた後に飲むお酒はなんとも甘露です。
水産を通じて研究も行政も味わえるのは、水産職の醍醐味といえましょう。

皆さんへのメッセージ 

生物学や海洋学、資源学を学んでくる方が多いと思いますし、たぶんほとんどの方が研究希望なのかとも思います。でも、県に入って水産業に携わるには、環境や生物だけでなく法律、経済、土木など色々な素養が求められます。だから、幅広い分野を扱う行政も経験しないと、県として求められる成果を出せる研究者にはなかなかなれません。いろいろなことにチャレンジしてください。
ちょっと油断すると「誰のために仕事をやっているのだろう?」と自問自答して、使命感を忘れそうになります。そんな時は、採用される前の今の自分を思い出してください。今、皆さんが思い描いている夢が将来の自分を助けることになると思います。だから夢を大切に。

水産技術センター 武内 啓明 技師

H29武内技師

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

入庁時から現所属

現在担当している業務内容

本県水産資源(私の担当はサバ類とキンメダイ)を持続的に利用できるように、国や近隣都県と協力して「現在、資源量がどれくらいあって、どれくらいまでなら漁獲してよいか?」などについて調べ、漁業関係者に情報提供しています。日頃の業務はデスクワークが中心ですが、月に数回程度、県の漁業調査指導船「江の島丸」に乗船してサバ類やキンメダイの漁獲調査を行うこともあります。

入庁時の志望動機

大学から大学院時代に水産学や魚類学を専攻した経験から、魚の調査・研究に携わる仕事につきたいと考えていたところ、現職場に非常勤職員として勤務する機会を得ました。非常勤職員として働くなかで、自らの研究が直接漁業者の役に立つという仕事内容に魅力を感じ、採用試験を受けることにしました。

新採用当時の思い出

職場の雰囲気はとてもよく、業務上で分からないことがあっても気軽に先輩職員に相談できました。当時は、行政特有の仕事の進め方に戸惑った覚えがありますが、先輩職員に一つ一つ教えていただくことで徐々に克服することができました。

仕事のやりがい

1年目から多くの仕事を任せてもらえる職場で、やりがいもあります。また、業務のなかで、漁業者の方から感謝された時は、「この仕事をやっていてよかった」と感じます。これは県民に直に接する県職員ならではのことだと思います。

皆さんへのメッセージ

神奈川県には湘南シラス、松輪サバ、東京湾のアナゴなど全国に誇れる水産物が沢山あります。県民の皆様に安心・安全な県産水産物を届けるため、一緒にがんばりましょう。

総合土木・建設技術(土木)

砂防海岸課 石川 健二 主査

H29石川主査

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

厚木土木事務所 → 県西土木事務所小田原土木センター → 流域海岸企画課 → 現所属

現在担当している業務内容

砂防海岸課なぎさグループでは、高潮被害の防止や侵食対策のための海岸保全施設の整備や養浜等、湘南海岸砂防林の保全のための育林や砂防柵の整備等、葉山港、湘南港、大磯港、真鶴港の整備・管理等を行っています。
その中で、津波や高潮による浸水想定に関する業務、海岸保全施設の整備に係る技術調整に関する業務などを担当しています。

新採用当時の思い出

民間企業では与えられた設計図書に対して、いかに段取り良く高い品質にて物をつくるかということが重要になります。これに対して行政では様々な検討を行った上で適切な設計図書を作成するということが重要になります。入庁当時は工事の計画から完成までの一連の流れを作っていくことに戸惑いもありました。しかし、職場の上司、先輩方に丁寧に指導を受けて、一つ一つ課題を乗り越えることができました。

仕事のやりがい

土木職では事業の計画から設計、施工、完成まで一連の工程に携われることが大きな魅力です。
また、こうして自分が関わった事業により、県民の方々が安全安心に暮らしていける都市基盤を築いていけるということも大きな魅力です。

皆さんへのメッセージ

神奈川県は全国的にも小さい面積の中に山、川、海と豊かな自然に恵まれている反面、人口は900万人を越え大都市の側面も持っています。
このように多彩な環境のもと、広い分野で一から事業に携われる神奈川県で、皆さんの力を発揮していただければと思います。

農地課 川上 純子 主査

H29川上主査

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

県央地区農政事務所 → 足柄上地域県政総合センター → 津久井地域県政総合センター → 県央地域県政総合センター → 現所属

現在担当している業務内容

現在の配属先では、里地里山の保全に関する条例の担当をしており、条例に伴う手続きのほか、活動団体の支援として、関係機関との調整や里地里山に関するイベントを通じた情報発信なども行っています。

新採用当時の思い出

最初に配属された部署は農業用水路や農道の整備を行う農業農村整備事業の計画や、県有財産の水路の維持管理を所管していました。採用後2年目に水路の補修工事を担当し、図面の作製から、工事の積算、発注手続き、現場監督と一連の業務を行いました。当初はやり取りの中で飛び交う専門用語の意味さえ分からず困惑していましたが、先輩職員に丁寧に教えていただき、無事に工期内に完成検査を終えることができてほっとしたのを覚えています。

仕事のやりがい

本県で管理している農業用取水施設で一番大きいものは、約2,000haの農地に水を供給しています。水路や取水堰の改修工事が終わり、田んぼで田植えが始まると、安全で安心な農産物を県民のみなさんにお送りする基礎の部分に関わることができたと感じます。
本県は都市化が進み、農地も減少してきていますが、一方で農地が身近にある生活がいい、との意見を多く聞きます。農地は農産物の生産の場だけではなく、生物の生息場や人々にやすらぎを与えてくれる場所でもありますので、多くの農地を次世代に残していきたいと思っています。

皆さんへのメッセージ

私は農業土木職として採用されましたが、農業土木の業務は農道や水路、ほ場の整備などを行うハード事業のほか、農地や水路の維持管理に関する共同作業への支援、里地里山の保全、農業の持つ多面的機能を県民のみなさんに広く知ってもらう体験イベントの開催などのソフト事業などもあり、様々な分野の仕事ができる業務だと思います。
是非、県の採用試験にチャレンジして、一緒に働きましょう。

酒匂川水系ダム管理事務所 梅原 駿 技師

H29梅原技師

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

入庁時から現所属

現在担当している業務内容

  • ダムの維持管理に関すること(巡視、維持管理工事、施設の更新や大雨による出水対応、直営作業等)

  • 工事の設計に関すること(設計、積算、監督)

入庁時の志望動機

幅広い業務に携わることができることが、公務員への志望動機です。その中でも神奈川県を選んだ理由は生まれ育った町を県の立場から守りたいと思ったからです。また雄大な自然や歴史ある都会を有しており、様々な分野で活躍できると思いました。

新採用当時の思い出

入庁当日に辞令を交付され、聞いたこともない事務所名に困惑しながら訳も分からず車に揺られること1時間半、着いた先には湖がありました。事務所に到着すると所長に温かい対応で迎えてもらえたのですが、緊張のあまり引きつった笑顔で返事をするのが精一杯でした。しかし、そんな不安や緊張を解いてくれたのが周りの先輩方でした。気さくに話をしてくれて、分からない事はなんでも教えてくれました。

仕事のやりがい

担当する工事を計画して設計し、様々な障害を乗り越えながら完成したときにやりがいを感じます。また、他の事務所に比べて当事務所では県民の皆様から感謝の言葉を直接いただけることは少ないですが、多目的ダムであるため、人の生活に無くてはならない「水」を貯留し「電気」を作り、大雨が降れば洪水にならないように調整しています。このように重要な施設の維持管理に携われることもやりがいの一つになっていると感じます。

皆さんへのメッセージ

神奈川県に入れば知的で優しい先輩方が待っています(少なくとも私は出会いました)。私は神奈川県を選んで正解でした。是非皆さんとご一緒に仕事する時を楽しみにしています!

建設技術(建築)

建築安全課 中島 智恵子 主査

H29中島主査

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

建築工事課 → 住宅営繕事務所 → 横須賀土木事務所 → 建築指導課 → 教育局まなびや計画推進課 → 現所属

現在担当している業務内容

建築安全課では、建築物の違反対策や建築士法に基づく指導、建築物の耐震化促進、建築物の防災・事故防止に関する指導、建築審査会や神奈川建築コンクールの運営などを行っています。私がいる指導監督グループでは、建築物などの違反対策、指定構造計算適合性判定機関の指導・監督等、建築士法の運用・解釈、建築士事務所や建築士(二級建築士、木造建築士)の指導・処分等を行っています。

新採用当時の思い出

初めて配属されたのは、建築工事課(現在の住宅営繕事務所営繕設備部建築第一課)で、設計、工事監理を行う課でした。県庁に入る前、個人設計事務所等に勤めていたこともあり、多くの建築職の方と働く機会が無かったことから不安がありましたが、入庁してからは、むしろ大勢いることでいろいろな意見が聞け、相談がしやすい環境で安心したことを覚えています。

仕事のやりがい

私が関わってきた分野は、営繕と建築行政ですが、営繕業務では、工事完成後、利用されている施設をみて達成感を得られるやりがいがあり、また、建築職の公務員らしい仕事の一つである建築行政業務では、円滑に建築確認等が運用できるように県内、全国特定行政庁及び国等と共に取扱いや考えを決めていく、営繕とはまた違ったやりがいがあります。そういった業務の経験を経て、建築基準法等の知識や業務で知り合った人たちが増えていくことで、色々なものの見方ができるようになってくることも面白いと感じています。

皆さんへのメッセージ

初めての配属先が、建築基準法の確認業務等の窓口担当であれば、申請者に建築基準法についての説明や質問に答えなくてはならない場面、また営繕業務担当であれば、設計事務所と設計を固め、県以外の特定行政庁で窓口相談等をする場面がでてきます。県では建築行政、公共建築物工事に関する説明会を、初めて業務に携わる方に行っています。説明会は基礎知識であるため、入ったばかりで実際の業務ですぐに対応することは難しいですが、それを周囲の職員が助けてくれる職場であると思います。

平塚土木事務所 長尾 淳史 技師

H29長尾技師

キャリアステップ

入庁時から現所属

現在担当している業務内容

  • 都市計画法に関する許認可業務

  • 都市計画法違反の是正に関すること

入庁時の志望動機

大学卒業後は、民間企業で海外駐在を含め8年間建築の施工管理をしていました。県庁への転職を考えたのは海外駐在時に、ちょっとしたスコールで冠水してしまい、大渋滞の発生する道路や、頻繁な停電などを経験し、今まで日本で何気なく利用していたインフラは、行政による整備があってのものだということに気が付き、私も建築行政を通じて、社会全体の役に立つ仕事に携わりたいと考えたからです。

新採用当時の思い出

新採用当時は、都市計画法という法律に基づいて仕事をすることが初めてで、法律の目的や用語、開発等の許可をする上での基準を理解することに苦労しました。前例をただ単に踏襲するのではなく、法律や基準をきちんと調べ、理解して業務に取り組むことが近道であると考え、解釈上の不明点などは上司や同僚に相談しながら、一つ一つ理解することで、最終的には効率よく仕事に取り組むことができるようになりました。

仕事のやりがい

開発許可制度は、開発される市街地の環境の保全、災害の防止、利便の増進を図るために設けられており、ひとつひとつの許可により県民の暮らしが良くなればと思っています。中には、許可が下りず思い通りの開発ができないのではないかと言われることもありますが、丁寧に説明し、土地利用を公共の利益のために一定の制限の下に置くという理念を理解してもらえた時には、達成した喜びもあります。

皆さんへのメッセージ

皆さんは誰のために、何のために人生の多くの時間を費やしても良いと思いますか。神奈川県庁の建築職では、一部の分野、特定の顧客層のためだけの仕事に終始することなく、県民の皆様の安心・安全に資する仕事がたくさんあります。そして自身が携わった仕事で、多くの県民の皆様が快適な生活を送ることができているということを実感できます。自分の人生を社会全体の貢献にかけていきたいと考えている方にはぴったりの職場だと思いますので、是非、その思いを胸に志願してみてください。

化学

環境計画課 藤澤 泉 副技幹

H29藤澤副技幹

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

工業保安課 → 横須賀三浦地域県政総合センター → 湘南地域県政総合センター → 現所属

現在担当している業務内容

環境計画課の環境影響審査グループで環境影響評価(環境アセスメント)の制度の運用、審査会の運営、事業者との調整等を行っています。
環境影響評価は、大規模事業による環境影響を事業者が予測評価し、よりよい事業計画につなげる仕組みです。「環境影響」には、大気汚染、水質汚濁、騒音・振動、動植物、生態系、景観等様々な要素があり、このうち、大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、廃棄物、温室効果ガス等の「化学」に関連する事項の技術審査等を化学職が担当しています。

新採用当時の思い出

工業保安課で高圧ガス保安法の許認可事務を担当していました。民間企業からの転職であり、分野も職務も全くの素人であったので、自分自身もですが、周囲も大変だったと思います。

仕事のやりがい

実際に工場等の現場に行き、そこで事業者の方とコミュニケーションを取りながら、環境改善につなげていく過程を、目に見える形で体験できます。
また、工場の製造工程や、環境アセスメントであれば発電所や採石場等通常立ち入れない場所に行けることも興味深いと思います。

皆さんへのメッセージ

化学職の人数も多く、仕事の環境としては恵まれていると思いますので、是非神奈川県の受験・入庁を考えてみてください。

大気水質課 西野 健太郎 技師

H29西野技師

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

入庁時から現所属

現在担当している業務内容

  • 自動車排出ガス対策の推進(ディーゼル車運行規制検査)
  • 自動車、鉄道及び航空機から発生する騒音・振動の測定
  • エコドライブの普及啓発

入庁時の志望動機

これまで勉強してきた知識を生かして、生まれ育った神奈川県の環境をより良くしたいと考えて志望しました。

新採用当時の思い出

化学職の仕事は、工場や川に行って大気や水質の測定をするものだと考えていました。配属された大気水質課では、公道を走っているトラックを止め、運転手さんから車検証を借りて、トラックの排出ガスが条例に適合しているか検査する仕事(ディーゼル車運行規制検査)を任され、「まるで警察の交通取締をしているようだ」と感じました。

仕事のやりがい

ディーゼル車運行規制検査では、条例の基準に適合していないトラックやバスの運転手の方などに、条例を守るよう指導することが多いです。指導する際、相手に対して「あなたは県の条例に違反しているから改善しなさい」と言っても納得は得られません。相手の言い分やお話を聞きつつ、なぜそのような条例があるのか、どうすれば改善できるのか、こちらの思いもこめて丁寧に説明することで納得が得られることが多いです。最終的に納得が得られ、改善してもらえたときは、「頑張ってよかった」とほっとします。

皆さんへのメッセージ

我々の職種名には「化学」と付いていますが、これまで学校で勉強してきた理科の「化学」とは異なります。「大気汚染や水質汚濁といった公害を防止する」だけではなく、「騒音振動の測定」と言った物理に近い仕事、「廃棄物が適正に処理されているか」を検査・指導する仕事、もちろん行政で働く職員として、「県民の方からのお問合せ対応」や「予算資料の作成」なども任されます。これらの仕事は全て、「神奈川の環境を守るため、より良くするため」にあります。
このように神奈川県の化学職は様々な仕事を任されます。化学職としていろいろな仕事に挑戦してみたい!神奈川県の環境を守りたい!そのような意欲に満ち溢れた人と一緒に仕事ができるのを楽しみにしています。

機械

流域下水道整備事務所 飯塚 康成 副技幹

H29飯塚副技幹

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

酒匂川流域下水道整備事務所 → 相模川総合整備事務所 → 流域下水道整備事務所 → 住宅営繕事務所 → 現所属

現在担当している業務内容

相模川及び酒匂川流域下水道の建設工事(機械)の調査、長寿命化、企画及び設計監督に関すること

新採用当時の思い出

最初の配属先は、酒匂川流域下水道整備事務所でした。下水処理場の機械設備の設計監督が主な仕事で、配属後、経験者採用ということもあり、直ぐに設計書の作成や工事監督の仕事を任されました。最初の頃は、下水道特有の専門用語に悩まされ、なかなか話が理解できず“これはマズイ”と焦って、コツコツ勉強したのを覚えています。諸先輩方からも「分からない事は遠慮なく聞いて」と声を掛けて頂いたので、よちよち歩きながら、なんとか仕事をこなしていました。とても懐かしい思い出ですし、色々教えて頂いた先輩方に、本当に感謝の気持ちで一杯です。

仕事のやりがい

下水道は、県民にとって必要不可欠な公共施設です。その建設工事に携わることができることに大きなやりがいを感じています。
下水の工事は、設計を含めると約2年から3年、4年の長期的な仕事が多いのが特徴です。工事が完成するまでには多くの人が関わり、膨大な時間と労力を伴いますが、実際に機械が稼動し運用される時は、“グッと”くるものがあります。

皆さんへのメッセージ

神奈川県の機械職は他の職種に比べて人数が少なく、特に若手が少ないのが現状です。柔軟に新しい発想でチャレンジしてもらえたらと思います。
是非、私たちと一緒に神奈川県で働きましょう。皆さんと共に働けることを楽しみにしております。

寒川浄水場 草階 崇史 技師

H29草階技師

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

入庁時から現所属

現在担当している業務内容

  • 県営水道の配水設備の維持・管理
  • ポンプ、バルブといった機械設備に関する設備の修理や更新
  • 浄水場外(ポンプ所、配水池)の設備(空調、防食等)の点検委託

入庁時の志望動機

もっと人々の生活に身近な仕事がしたいという気持ちが強くなったことが一番の動機です。
その中でも当時神奈川県を訪れることが多かったからか神奈川県内で仕事がしたいという思いが強くなったことや、横浜から津久井方面まで広い範囲で様々な仕事に携われるのではと考え神奈川県職員を志望しました。

新採用当時の思い出

仕事は与えられましたが、どのように仕事を進めたらよいのか全くわからない状態で頭に?がいっぱいでした。そのため、先輩や上司にたくさん質問しました。先輩や上司も嫌がることなくとても丁寧に教えてくれて嬉しかったのを覚えています。また、自分の担当の仕事をやりきった時は達成感や、次はもっと上手に仕事を進めたいという向上心が溢れてきて、今でもその思いは冷めることはありません。

仕事のやりがい

前例踏襲や既存のことに囚われることなく、自由に自分の考えを形にできます。
担当工事をこなす毎に明確な達成感が得られます。
学ぶべきことがたくさんあるので、努力をした分、自分を成長させられます。
毎年異なる仕事を担当することができます。

皆さんへのメッセージ

この仕事は自分の考えや思いを形にでき、それが何年も残る仕事です!就活中は不安や心配がたくさんあると思いますが、最後まで諦めずに頑張ってください!皆さんと一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。

電気

発電課 小船 慎一 主査

H29小船主査

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

企業庁水道局箱根営業所 → 寒川浄水場 → 相模川発電管理事務所 → 現所属

現在担当している業務内容

  • 発電所の保安及び運用に関すること
  • 電気料金収入に関すること
  • 技術者研修の企画及び立案に関すること

新採用当時の思い出

初めは、企業庁水道局箱根営業所の交替制勤務の職場に配属されました。施設巡視では温泉卵で有名な大涌谷側にある配水池やゴルフ場のコースの中を通って水源を巡視するなど、貴重な経験をしました。箱根営業所は、水源から取水して送水し、最後はお客さまに配水する、1つの営業所内で水道事業の全ての業務が完結している小さな水道局と言われていたところでした。そこで、電気職だけでなく土木職の先輩方からも様々なことを教えてもらい、電気設備に関することだけでなく水道事業に関する基礎を学べたことがいい思い出です。

仕事のやりがい

企業庁の電気職は、浄水場や発電所、ダムなどライフラインに係わる電気設備が24時間、365日問題なく稼動するために維持、管理、運転業務を行っています。設備の運転業務(交替制勤務)、電気設備工事の設計・監督業務や計画立案など仕事の種類も幅広く、時には専門的な仕事だけでなく他部署との調整や官公庁への届出など事務的な能力が必要になることもあります。勉強すること学ぶことがたくさんあると思いますが、その分やりがいのある仕事だと思います。

皆さんへのメッセージ

電気職は、強電(特別高圧や高圧の電気設備)から弱電(伝送装置、無線など)までの幅広い知識が必要です。また、電気主任技術者、無線従事者などの資格取得が必要になることもあります。電気職は事務仕事だけでなく現場での作業(工事監督や直営作業)や監視業務もあり、仕事の種類は多岐に亘っています。初めのうちは、学ぶことが色々あると思いますが、神奈川県の電気職に興味のある方は是非受験をしてください。みなさんと一緒に働けることを楽しみにしています。

流域下水道整備事務所 吹田 直幸 技師

H29吹田技師

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

入庁時から現所属

現在担当している業務内容

  • 相模川及び酒匂川流域下水道事業の電気工事の調査、長寿命化対策、企画及び設計監督に関すること
  • 積算技術調整及び積算関係文書整備(電気)に関すること
  • 新人職員が気軽に話せる良き相談役(仕事、プライベート両方可)

入庁時の志望動機

民間企業で得た電気に関する技術や経験を、もっと人々の暮らしのそばで役立たせたいと思いました。
神奈川県は工業や産業が発展している一方で、豊かな自然や文化も併せ持っています。そうした神奈川の多様な地域特性に魅力を感じ、県内の様々な箇所で電気職としての技術を生かし、地域の発展に貢献してみたいと思いました。

新採用当時の思い出

業務の進め方がなかなか掴めず焦っていました。
ルールや基準など調べることが多くて(現在でも多いことには変わりありませんが、)苦労していました。
経験者としての仕事ぶりや結果をすぐに出そうと空回り、まだ慣れない業務と自らに掛けたプレッシャーとで、精神的に疲労することが多かったです。
たまに仕事帰りに近くの美しい海を眺めながら歩くことが、良い癒しの一つでした。

仕事のやりがい

下水道事業は、365日止めることが許されない重要なライフラインの一つであり、それゆえ責任やプレッシャーも大きいですが、それを自らの仕事で支えていることに大きな喜びと誇りを感じます。
下水という専門性の高い技術と、電気技術、行政としての取組みや連携、これらの要素を全て駆使し、大きな計画や事業、工事を完成させていくことは、大きなやりがいを感じます。
また、神奈川県の持つ自然や文化を常に身近に感じながら、地域の発展に貢献していくことも仕事の大きなやりがいです。

皆さんへのメッセージ

皆さん一人ひとりが持つ素晴らしい力とエネルギーを、魅力あふれる神奈川県の更なる発展に是非とも生かして欲しいです。

免許資格職

福祉職

中央児童相談所 田代 充生 専門福祉司

H29田代専門福祉司

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

三浦しらとり園 → 子ども家庭課 → 中央児童相談所 → 日本子ども家庭総合研究所(出向) 

→ 鎌倉三浦地域児童相談所 → 現所属

現在担当している業務内容

現在、虐待対策支援課で神奈川県の5児童相談所の後方支援として、専門支援、調査、研修・研究、危機管理を行なっています。具体的には、
1.性的虐待対応における包括支援
2.サインズ・オブ・セーフティ・アプローチ(児童虐待のソーシャルワーク)の導入支援
3.市町村職員研修の企画・実施
4.児童虐待防止の広報・啓発に関すること
5.医療サポート事業等、医療機関との連携に関すること
などを行っています。 

新採用当時の思い出

新採用当時は、知的障害者支援施設で勤務していました。知的障がいの利用者の方と、三浦海岸を散歩したり、花を植え替えたり、焼そばや秋刀魚を焼いたりして、利用者の方に喜んでもらったことを思い出します。利用者の方にとって、どのような支援が適切なのか、悩むこともありましたが、先輩職員に「利用者の方に寄り添いながら、その人の特徴にあわせ、個別の支援を行なうことが大切。いろいろとチャレンジしてやってください。」とアドバイスをもらい、多少の失敗は多めに見てもらいながら、いろいろと経験を積んだことを思い出します。今でもその経験は、私を支えています。

仕事のやりがい

現在、児童相談所に勤務しています。いろいろなストレスが家族に降りかかり、弱い立場にある子ども達がそのストレスの影響を受けて辛い立場に陥ることがあります。そんな状況を、学校や市町村の子ども相談の部署や警察等の方々と連携して、サポートしていく中で、子どもが安心して生活できるようになっていき、感謝の言葉や、力強く勉強やスポーツに打ち込んでいる姿に触れた時は、良かったなとしみじみと感じます。

皆さんへのメッセージ

神奈川県は福祉職採用の歴史が古く、先輩方が作ってきた神奈川県の福祉の伝統が蓄積されていることが、強みだと思います。日本子ども家庭総合研究所に1年間出向し、全国の児童相談所を調査研究等で訪問した際に、神奈川県の福祉の伝統に気付き、神奈川県に入庁して良かったと改めて思いました。現在は神奈川県の福祉の文化を大切にしながら、自分なりに工夫を凝らし仕事をしているところです。是非、神奈川県に入庁していただき、私達と一緒に先輩方が作った歴史ある福祉の文化に、皆さんの新しい力を吹き込んでもらいたいと思います。是非お待ちしています。

中井やまゆり園 小西 亮太 主事

H29小西主事

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

入庁時から現所属

現在担当している業務内容

中井やまゆり園は知的障がい者の入所施設です。私は泉寮という男性寮に所属しており、重度の知的障がいやASD(自閉症スペクトラム障害)の利用者の生活支援に当たっています。個別支援計画の作成、障がい特性に沿った支援内容の検討および進行管理を担っています。また、広報委員会に所属し、園での取組みや支援の成果について実践報告を行っています。

入庁時の志望動機

大学では、障害者福祉を中心に学び、社会福祉士国家資格を取得しました。また、知的障害者支援施設における、レクリエーションや手話での交流などのボランティア活動を通じて、障がいのある方と関わる機会を多く持ちました。そして、障がいのある方とともに歩んでいる方々の熱意や想いにも触れました。このような経験から障がいのある方だけではなく、さまざまな悩みや課題を抱えている方がいることを知り、良き理解者になりたいと考えました。神奈川県の福祉職は施設勤務や児童相談所などの相談業務、本庁での政策形成など業務が幅広く、福祉のエキスパートかつオールラウンダーを目指すことができると思い志望しました。

新採用当時の思い出

自閉症のある方へ専門的な支援をするのは初めてのことでした。専門職としてこのような方々に最初はどのように関わればよいのか分からず緊張や戸惑いを感じていました。神奈川県では、メンター制度(新規採用職員に対し、助言をしてくれる先輩が一人つくというもの)が導入されています。メンターや上司、先輩が気にかけてくださり、職場のチームワークに何度も救われました。人間として魅力のある素晴らしい職員が多く、辛いことがあってもこのような人材になりたいと思い仕事に励みました。

仕事のやりがい

利用者の中には、コミュニケーションの苦手さから対人関係での困り感を積み重ねてきた方が多くいらっしゃいます。彼らの思いに寄り添うには、彼らの理解の仕方を周囲が理解しようとする姿勢が大切だと感じています。そこから見えたものを支援に生かし、利用者の生活の質の向上に結びついた瞬間はこの上ない喜びです。こうした支援を重ね、利用者の持つ可能性を信じて支え合い、さまざまな活動と参加につなげる過程に深く貢献できることは大きなやりがいになっています。また、人と真摯に向き合い、人とのつながりの中で自分の力を発揮することは支援者としての資質や人間性を高めるものだと実感しています。

皆さんへのメッセージ

神奈川県の福祉職は、幅広い分野で社会福祉に貢献できることが魅力です。各分野で人と関わる経験を積み重ね、支援者としての専門性や人間性を育みながら対人援助のプロフェッショナルを目指すことができます。辛いこともあるかもしれませんが、利用者の幸せを願って取り組み、その成果が実ったときの達成感はそれを上書きさせてくれるものだと思います。ぜひ、一緒に優しさや思いやりに溢れた神奈川県を目指しましょう。

司書A

川崎図書館 矢島 薫 課長

H29矢島課長

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

相模原工業技術高等学校 → 県立図書館 → 現所属

現在担当している業務内容

  • 図書館業務の企画・調整、広報、研修の総括

  • 図書館資料の貸出、返却、予約、複写、レファレンスなどの業務を行うカウンターを所管

  • 県図書館情報ネットワーク・システム、資料の相互貸借を所管

新採用当時の思い出

新採用として最初に配属されたのは、県立高等学校の図書館でした。一人職場ということもあり、最初のうちは、分からないこともありました。先輩司書を講師とした実務研修や学校司書の研究会に参加したり、同期の司書と頻繁に同期会を開催して情報交換したり、という中で、学びながら実践していったように思い出されます。

仕事のやりがい

様々なメディアや情報が溢れた現代社会の中で、必要な資料や情報を必要な人に提供する司書という仕事は、とてもやりがいのある仕事だと思います。個人的には、県立図書館で市町村図書館等との連携・協力事業を担当する課で長く働いていましたが、こうした県立図書館ならではの仕事に携われたことも私のやりがいの一つと言えると思います。

皆さんへのメッセージ

神奈川県の司書は、公共図書館や高校の学校図書館など、働く場所ごとにそれぞれの経験を積むことができます。いろいろなことに興味を持ち、積極的に物事に取り組んでみようという方、ぜひ神奈川県で一緒に働きましょう。

県立図書館 伊大知 綾子 主査

伊大知主査

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

山北高等学校 → 現所属

現在担当している業務内容

CDやDVDなどの視聴覚資料を収集・整理する業務や、「子ども読書活動推進フォーラム」というイベントの開催業務を担当しています。フォーラムでは、児童文学作家の方の講演や県内で読書推進活動を行っている団体の方の紹介・実演などを通して、子どもの読書活動の啓発を図っています。

入庁時の志望動機

営利を目的とせずに人の役に立つ仕事を生涯続けていきたいと考えていましたが、中でも図書館は集積した知識を提供することで様々な人のサポートができる点に魅力を感じ、司書になりたいと思いました。県外出身ですが、神奈川県は司書職制度があり、また多様な顔を持つ地域性にも惹かれて志望しました。

新採用当時の思い出

とてもアットホームな学校で、新採用の私に対し先生方、事務室の職員の方々、近隣の学校の司書の方、生徒たちまで、みなさん何かにつけて声をかけてくれ、相談にも親身に対応してくださったことが印象に残っています。リクエストなどで用意した本をとても喜んでくれたり、レファレンス対応で「なんでそんなに調べてくれるの?」など純粋な反応がたくさんあり、利用者との距離がとても近い学校図書館ならではのやりがいを感じることができました。

仕事のやりがい

担当する業務について、よりよいものにするにはどうしたらよいか意見を出し合いながら工夫し、その結果利用者や参加者から喜びの声をいただくことができたときなどにやりがいを感じます。また県内の市町村立図書館の方や、他県の都道府県立図書館の方と一緒に仕事をする機会も多く、刺激を受けて日々の仕事のモチベーションにもなっています。

皆さんへのメッセージ

県立図書館では、公共図書館のイメージを超えた幅広い業務を経験しながら司書として成長していくことができます。また、現在神奈川県立の図書館は変化の時期に差し掛かっており、それはいろいろな可能性を秘めているということでもあると思います。これからの神奈川の県立図書館を一緒に作っていきましょう!

管理栄養士

厚木保健福祉事務所大和センター 古川 弘子 副技幹

H29古川副技幹

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

栄養短期大学(現:保健福祉大学) → 大和保健福祉事務所(現:厚木保健福祉事務所大和センター)→ 厚木保健福祉事務所 → おおいそ学園 → 現所属

現在担当している業務内容

  • 栄養・食生活対策事業の企画調整

  • 特定給食施設等の指導(実地調査及び指導・講習会等の開催)

  • 地域人材の育成(地域活動栄養士・食生活改善推進員・管理栄養士施設の実習生)

  • 栄養表示等普及啓発及び活用推進

  • かながわ健康プラン21目標評価ワーキング

新採用当時の思い出

卒業してすぐは、保育所栄養士として働いていましたが、社会人2年目に県の採用試験に再チャレンジしました。県での最初の職場は母校で、知った場所ということもあり、辞令を受けた時には嬉しくほっとしました。
実際に仕事が始まってみると、学生の時には知り得なかった実習準備の仕事がたくさんあり、頭も体もフル回転の日々でしたが、先輩方がとても親切に指導してくださり、恩師には励まされ、少しずつ仕事を覚えていきました。
また、同年代の同僚とは食事やカラオケなどにも度々出かけ、適度にストレス発散をしていました。

仕事のやりがい

県の行政栄養士は、「今日の食事おいしかったよ」と言われるなど、直接の反応がすぐに返ってくるようなことは少ないですが、給食施設の栄養士の方の困りごとを一緒に解決できた時や、地域の食のボランティアとしてご尽力くださっている食生活改善推進員の方のお役に立てた時、地域で食に携わる方々のネットワークが広がっていった時など、自分のしている仕事が、間接的ではありますが、どなたかの役に立っていると実感できた時に最も仕事のやりがいを感じます。

皆さんへのメッセージ

食に携わる仕事はとても楽しいです。たくさんの方に出会うこともできます。難しい仕事もありますが、一緒に悩んで考えてくれる仲間がいます。新任職員の研修体制も整っていますので、どうぞ安心して入庁してください。

平塚保健福祉事務所 石室屋 美紀 技師

H29石室屋技師

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

入庁時から現所属

現在担当している業務内容

  • 特定給食等指導事業に関すること・栄養表示推進事業に関すること 

  • 専門栄養相談に関すること・国民健康・栄養調査に関すること

  • 栄養士等の実習生の指導に関すること・栄養・食生活対策に関すること

入庁時の志望動機

学生時代より人々の健康増進や疾病予防に携わりたいとの思いがあり、より多くの人に向けたアプローチをしたかったため、人口規模の大きい神奈川県を選択しました。
また、神奈川県では、「健康寿命日本一」を施策として掲げており、人々の健康を守る仕事に就くにあたって、高い目標に向かって業務に取り組みたいと思い、神奈川県を希望しました。

新採用当時の思い出

行政栄養士として業務に取り組むにあたって、全ての業務において、「法律に基づき行う」という感覚が採用当時はなく、仕事の度に法律と格闘しながら、法律を読み解くのが大変だった思い出があります。しかしながら、先輩栄養士をはじめ、周りの方にいつも助けられながら、あっという間に過ぎた新任期でした。また、私は関東圏外出身で、現所属に配属された時は、神奈川県や管内地域の様子について知識がありませんでしたが、業務を通して地域の特色が分かるようになると、より「地域のために」という気持ちで業務に取り組めるようになりました。

仕事のやりがい

専門職の業務において、「多職種連携」という言葉はよく耳にすると思いますが、仕事をする中で、本当に多くの職種や機関の方と関わります。自分が今まで触れることのなかった方たちと新たに仕事ができるようになると、視野が広がり、「栄養士ってこんなところにもアプローチできるのだな」と感じられます。
また、特定給食施設への巡回指導や講習会等で施設の栄養士の方にお会いする機会が多いのですが、年々相談を受ける機会が増えてきたような気がします。その場でお答えできないことは、一度所属に持ち帰り、先輩栄養士と話し合って回答することもあります。「栄養管理の一助になれば」との思いで、毎日足しげく給食施設に出向いています。

皆さんへのメッセージ

行政、特に都道府県での管理栄養士の業務内容は多岐にわたり、多くの方と関わるので、栄養士としてのスキルを磨くことができます。
また、神奈川県では地元以外の職員も多いので、遠方の方でも働くチャンスは大いにあります。是非、私たちと一緒に食を通じて住民の健康を守り、健康寿命日本一を目指しましょう!

薬剤師

小田原保健福祉事務所 相原 康子 副技幹

H29相原副技幹

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

相模原保健福祉事務所 → 茅ヶ崎保健福祉事務所 → 藤沢保健福祉事務所 

→ 藤沢市保健所 → 薬務課 → 生活衛生課茅ヶ崎駐在事務所 → 現所属

現在担当している業務内容

  • 食品衛生課の班長業務
  • 食品衛生業務の企画調整、監視指導、食中毒・苦情対応、食中毒予防対策に関すること

新採用当時の思い出

民間の会社から調剤薬局、病院を経験した後、相模原保健福祉事務所(現在は相模原市保健所)の食品衛生課に配属されました。民間での経験もあり、全くの新人ではありませんでしたが、新たな分野の業務であったため非常に緊張して勤務したことを覚えています。上司の方々は皆親切に教えてくださり、緊張はほぐれていきましたが、民間と公務員の差などをつくづく感じながら、勤務していました。

仕事のやりがい

飲食店や食品の製造業の許認可、温泉・公衆浴場・薬局などの許認可、学校に出張し薬物乱用防止教室での講演など幅広い業務に携わることができ、毎年新しい事例に触れることができます。大変やりがいがあり、継続して勤務できる環境です。

皆さんへのメッセージ

皆様のやる気がこれからの神奈川県を動かすと思います。何がやりたいのかという目的をもって受験してください。

薬務課 和田 泰樹 技師

H29和田技師

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

入庁時から現所属

現在担当している業務内容

  • 医療機器修理業許認可業務

  • 毒物劇物製造業、輸入業の許認可業務

  • 所属課ホームページ管理

入庁時の志望動機

神奈川県出身ということもあり、神奈川県に愛着がありました。そして薬剤師として薬事衛生、環境衛生、食品衛生という幅広いフィールドで活躍できる本職を志望しました。

新採用当時の思い出

社会人経験をしてからの入庁であり、前職とは全く異なる仕事内容であったことや、年齢に対するプレッシャー等で不安でしたが、周りの諸先輩方の親身な指導もあり、非常にありがたかったという思いです。また、普段立ち入る機会が無い医薬品等の製造施設、石油コンビナート等にも足を運ぶこともあり、様々な経験を積むことが出来る仕事だと実感しました。

仕事のやりがい

法律等の専門的な知識が求められ、覚えることも多く、自分たちの発言は相手にとって非常に大きな影響力があるので非常に責任が重い仕事です。
しかし、業者の方に適切な管理をして頂くことで、その先にいる使用者の方の健康や安全に貢献することができるやりがいのある仕事です。

皆さんへのメッセージ

若手が非常に活躍している職場です。
薬剤師として幅広いフィールドで活躍したいと思っている方、ぜひ一緒に働きましょう!

獣医師

生活衛生課 藤嶋 嘉一 主査

H29藤嶋主査

キャリアステップ

茅ヶ崎保健福祉事務所 → 食肉衛生検査所 → 現所属

現在担当している業務内容

  • 食品衛生法及び関係条例等並びに食品表示法の運用に関すること

  • 保健所設置市、関係機関等との連絡調整に関すること

新採用当時の思い出

平成18年度に採用され、他の同期が食肉衛生検査所に配属される中、私だけが保健福祉事務所に配属になりました。いわゆる飲食店等の食品営業施設の衛生管理について指導監督を行う保健所の業務を担当し、先輩職員から営業者に対する衛生指導を実地で勉強しました。新人だからということで、営業者や相談者を不安にさせないように常に気をつけるとともに、自分が神奈川県という行政組織の顔であるということに責任とやりがいを感じていました。

仕事のやりがい

食品は、日々の生活に必要不可欠で、安全が損なわれた場合、食中毒などの健康被害をおこすことがあることから、食品営業者に対して厳しい指導をする必要に迫られることがあり、苦心することもあります。現所属では、食品の衛生に関する法令の運用や関係機関の連絡調整を業務としており、現場に立つことはありませんが、現場の保健福祉事務所の職員の仕事が円滑に進むように努力しています。
食品が安全であり安心して食べることができる世の中にするための仕事をしていることが、私の何よりのやりがいです。

皆さんへのメッセージ 

県の獣医師の業務は、食品衛生の他にも環境衛生、動物愛護等様々な業務があります。様々な事案に対処するには、幅広い知識や経験が必要とされる一方、公衆衛生のスペシャリストである獣医師としての深い知識や経験も必要とされます。
県民の健康に直結する重い責任が迫られる業務ではありますが、その分やりがいを感じられると思います。是非、神奈川県であなたの力を発揮してみませんか。

食肉衛生検査所 太島 勇気 技師

H29太島技師

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

入庁時から現所属

現在担当している業務内容

  • 牛、豚等の獣畜のと畜検査に関すること。

  • 病理学的検査に関すること。

  • 食肉衛生の情報収集及び情報交換に関すること。

入庁時の志望動機

大学に入学した当初は臨床獣医師として働くことを希望していましたが、大学の実習で食肉衛生検査所を見学した際、初めて公衆衛生分野で働く獣医師の姿をみて、その仕事に魅力を感じました。 また、県での獣医師の仕事は食肉衛生だけでなく動物愛護や家畜衛生、食品衛生、環境衛生など多岐にわたり、その業務の幅広さにも魅力を感じ、県への入庁を決めました。

新採用当時の思い出

入庁後は希望していた食肉衛生検査所に配属になりました。当初は分からないことも多く、疾病についての勉強や、と畜検査の技術を早く身につけるために毎日必死でした。しかし、先輩方の丁寧な助言・指導により、一つ一つ出来る事が増えていき、大変ながらも充実した日々を送っていました。

仕事のやりがい

現在の業務は主に検査保留になった検体の病理検査を担当しています。検査に合格した食肉は、その後市場に流通するわけですが、実際にスーパーなどで自分の検査した食肉を見つけたときは非常に感慨深く、また同時に強い責任を感じました。現在、食肉衛生分野にはHACCPの普及啓発等課題がありますが、食肉の安全・安心は自分が守っているのだという自負を持ちながら、日々仕事に取り組んでいます。

皆さんへのメッセージ

県における獣医師の仕事は食品衛生、環境衛生、動物愛護、家畜衛生など、様々な分野に広がっています。大学で学んだ知識・技術を最大限に活用し、共に「公衆衛生獣医師」として働きませんか。お待ちしております!

保健師

厚木保健福祉事務所 髙﨑 瑞恵 副技幹

H29髙﨑副技幹

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

津久井保健所 → 相模原保健所 → こども医療センター → 津久井保健福祉事務所 

→ 厚木保健福祉事務所 → 県北地域児童相談所 → 現所属

現在担当している業務内容

保健福祉事務所保健予防課で感染症に関する業務を担当しています。感染症が発生したときに、患者調査を行い、必要な対応方法を指導し、感染症がまん延しないように対応しています。
また、課内では、課員としても保健師としても年長なので、課内業務の調整や班の総括、保健師業務の総括も担当しています。

新採用当時の思い出

初任地は津久井(現在は相模原市)の保健所でした。私の採用当時は、保健師だけの課(健康指導課)があり、仕事だけでなく、仕事以外のことでも、いろいろな先輩方にアドバイスをいただきながら働いていました。
その当時の私は、障がいがあるお子さんのお母さんに、「子どもも育てたことがないあなたに私の気持ちはわからない!」と言われたときに、「保健師だから、体験していないことであっても、“今、一番いいと思えること”や“もし自分だったらこうする”と考えることをお話しすることができる」…、なんて、小生意気なことを言っていました。今思うと赤面しますが、そのお母さんとはまだ親交があります。

仕事のやりがい

私が採用された当時は、精神保健福祉センター、児童相談所等に保健師の配置はありませんでした。でも、少し無謀でも、「こういう仕事がしたい」「ここの所属には保健師が必要」と訴え続け、目標や希望を持ち続けることで、希望する仕事ができる部署に配置されるようになるのが県の保健師だと思います。
私は保健師なので、やはり、自分が担当する患者さんご家族、自分が対応した県民の方から、「ありがとう」と言っていただいたり、安心した様子で帰って行かれる姿を見たときに、「あぁ、保健師でよかった」と思います。

皆さんへのメッセージ

“保健師”として働くなら、市町村でも企業でも、県外でも職場はあります。でも、神奈川県の保健師として働くと、水と緑、歴史や文化に囲まれ、教育・研修体制が整った中で、幅広く働くことが可能です。
ジェネラリストとして、スペシャリストとして、県民の皆様の健康を守るため、私たちと一緒に働きませんか。お待ちしています!

平塚保健福祉事務所秦野センター 木村 芽生 技師

H29木村技師

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

入庁時から現所属

現在担当している業務内容

  • 慢性疾患児等への支援(家庭訪問、会議の主催、講演会の主催、相談対応等)

  • 児童虐待予防に向けた妊娠中からの切れ目のない支援(性教育の実施、事例検討、産科医療機関等との連絡調整等)

  • 未病女子対策(啓発冊子の作成、大学学園際での啓発)

  • 管内市町村母子保健担当者連絡会の主催

  • がん予防の普及啓発

  • 喫煙防止教育の実施

入庁時の志望動機

大学2・3年生の時に、難病の子ども支援全国ネットワークが主催するサマーキャンプに参加しました。その際に、病気を持ちながらも、地域でいきいきと生活をする子どもたちの姿に刺激を受け、何か自分でも支援したいと考えるようになりました。実習を通して、神奈川県で働く保健師の魅力を知り、自分がやりたいことと合致していると実感しました。また、神奈川県なら、広域的な視点で携わることができ、自分自身を成長させてくれる場にもなるとも考え志望しました。

新採用当時の思い出

保健師としての役割が分からず、葛藤することも多々ありました。訪問後はできたことだけでなく、できなかったことも報告する癖をつけるようにしていました。そうすると親身になって一緒に解決策を考えてくださり、安心して業務に向かうことができました。また、秦野ならではの立地を生かし、山登りをしたり蛍を見に行ったりしたのも良い思い出です。他の課や職種の人と携わる機会が多く、楽しい日々でした。

仕事のやりがい

講演会や支援方法など、自分がやりたいと思ったことを実現化できることがとても魅力的です。新人でも責任ある仕事を持たせてもらうことによって、モチベーションが上がります。地域の課題は様々ありますが、保健師だけではなく、他職種と連携しながら支援方法を考えていくことに楽しさとやりがいを感じています。

皆さんへのメッセージ

保健師と聞くと、何をしているのか、何をすればいいのかわからない方もいるかもしれません。神奈川県は、新人教育にも力を入れており、手厚く指導してもらえます。保健師として、行政に携わる人として両方の視点でスキルを向上することができます。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。

栄養士

海老名市立有鹿小学校(海老名市食の創造館) 福島 陽子 栄養教諭

H29福島栄養教諭

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

海老名市学校給食センター → 海老名市南部学校給食センター 

→ 海老名市立有鹿小学校(海老名市学校給食センター) → 現所属 

現在担当している業務内容

  • 栄養管理、衛生管理(献立作成、検食、報告書作成、日常点検など)

  • 物資管理(物資選定、物資発注、消耗品管理など)

  • 食に関する指導(授業、朝会、食育だより等の作成など)

  • その他(食物アレルギー対応、学校行事など)

新採用当時の思い出

学校給食センターに配属が決まり、初めて訪問した日は、採用当時はまだ週5日制ではなかったので、給食作りのない土曜日でした。栄養士、事務員、調理員たちにニコニコ顔で迎えていただいたおかげで、それまでのいろいろな不安が一瞬でなくなり「がんばっていける」と思うことができました。
しかし、実際はそんなに甘いものではありませんでした。少しでも気をゆるめたり、先を見据えない行動をすると大きな間違いを起こします。先輩栄養士には、いろいろなことを教えていただくと共に何度も助けていただきました。センター長からは、「一人で悩まず、不安に思うことがあればすぐに相談・報告をしなさい。早ければ早いほど解決することができる。」と言葉をかけていただきました。これらは、今の私の原点です。よい仕事をするためには、信頼のある環境を自ら作ることが大切です。

仕事のやりがい

子どもたちは、学校給食が大好きです。行事食もワクワクしながら心待ちにしています。みんなが楽しみにしている時間です。安全・安心でおいしい給食を作り、それらを教材として児童の一人一人が生涯にわたって心身が健康でいられるための授業や支援をしていくのが学校栄養士(栄養教諭)の仕事であり、やりがいだと思います。

皆さんへのメッセージ

栄養士(栄養教諭)は、学校給食を通して子どもたちとふれあい、成長を見守る事ができます。
皆さんは、学校給食にどんな思い出がありますか?地域や世代が違っても、面識がなくても共通話題にできるのが学校給食です。神奈川県の子どもたちが、生涯にわたって健康であり、楽しかった思い出となる学校給食を一緒に作っていきましょう。

藤沢市立富士見台小学校 小路口 ひかる 学校 栄養技師

H29小路口栄養技師

キャリアステップ(新規採用時から現所属まで)

入庁時から現所属

現在担当している業務内容

  • 給食管理(栄養管理、給食室内の衛生管理、献立作成、物資の発注と管理、帳簿類の作成、配膳室の管理、食物アレルギー等の対応)

  • 食に関する指導(授業、給食指導、配布または掲示資料による食に関する情報提供)

  • その他(給食委員会、学校行事など)

入庁時の志望動機

かつて結婚式場の料理人として勤めていたのですが、「子どもが好き」「食事を食べるのも作るのも好き」で「小学校の栄養士になって、子どもたちのために食事が作りたい」という思いがあり、徐々に強いものになりました。この思いを胸に栄養士の免許を取得し、生まれ育った神奈川県で働きたいと思い志望しました。

新採用当時の思い出

はじめは1校1名の栄養士として働くことに責任の重さから不安もありました。しかし、なりたかった学校栄養士の仕事ができることの喜びややりがい、「もっとこうしてみよう」「ここをがんばってみよう」など前向きな気持ちの方が強かったです。それは、同じ学校で働く教職員、調理員、市内の先輩栄養士の方々が見守り支えてくれたからだと今になってよく思います。人と人との関わり合いが大切だと学びました。

仕事のやりがい

子どもたちからの「おいしかった」の声が一番うれしいです。たべものを「おいしい」と感じられるというのは元気な証拠です。そして給食室までひとこと言いに来てくれる姿に子どもたちの成長を感じます。子どもたちには健康で思いやりのある人になって欲しいと思っています。食を通してこの思いを伝えていくことができる栄養士という仕事にやりがいを感じます。

皆さんへのメッセージ

学校栄養職員という仕事は、児童と直接関わり、共に成長していくことができるやりがいの大きい仕事です。一緒に神奈川県の子どもの健やかな成長を支えていきましょう。

公立小中学校等事務

公立小中学校等事務職員採用担当者:教職員人事課 清水 航介 主幹

H29清水主幹

職務内容について

まず、はじめに皆さんは、「学校事務」とはどのような仕事だと思いますか。
具体的に仕事内容を思い浮かべられる方は、そう多くはないかと思います。
皆さんが、児童・生徒であった頃は、「先生」との接点はあったとしても、多くの方は、その他の学校運営に関わる人々の仕事を直接見る機会はほとんどなかったのではないでしょうか。
広い意味では教員を含めた校務分掌で決められた事務のことを「学校事務」といいますが、これからお話する内容は、その中でも学校事務職員が行っている主だった仕事を紹介したいと思います。

まず、毎日繰り返し行う仕事として、文書の受付や管理についての事務があります。
学校では、毎日郵便で届く文書や電子メールなどを事務職員が整理して必要な情報を先生方へ伝えています。また、電話や来客等の対応も毎日の仕事としてあります。
これに対して、毎日繰り返し行われる仕事ではありませんが、計画的に行わなければならない仕事があります。教職員の給与や教職員が出張に行った際の交通費(旅費)の支払いといった庶務的な仕事、教材の購入や施設の維持管理に関わる財務、経理事務です。

こうした事務については、限られた予算の中で、法令、規則等に基づいて事務処理を行う必要があります。時には、学校内で要望している事項が多く、優先順位を考えて先生方へ提案して、学校運営を円滑に行えるよう工夫をしながら事務を行うといった仕事もあります。特に、児童・生徒に影響のある緊急性の高いものについては、すみやかに対応する必要があります。関係職員や関係業者の方々との調整や、いつまでに行えばよいものか等、細かな点に気を配りながら仕事を行っていく必要があります。その他にも、児童・生徒の証明書、学割証の発行事務や転学関係に関する事務手続き等があります。
このように学校現場では、先生方が授業等を行う裏側で先生方が教育活動に専念できる環境づくりを支援する学校事務職員の力というものが必要とされているのです。

また、近年、学校現場の多忙化が叫ばれていますが、学校事務という専門職を配置し、学校における専門的な知識、技能等を生かした学校運営が行なわれることで学校内での事務処理体制も改善されていくことが期待されています。

求める人物像について

次に、こうした学校事務を採用する立場から、求める人物像について四つほどお話したいと思います。
まず、一つ目として、「法令や規則に基づき事務を的確にこなせる方や事務処理日程のスケジュール管理ができる方」です。
公務員には、的確性や確実性が求められます。学校を安定して運営していくためには、法令や規則等に基づいて、確実に仕事を進めていくことが求められます。
今、皆さんは、採用試験の日程を見据えながら、試験に向けて勉強をしているかと思います。そうして身につけた力は、試験のためだけでなく、仕事に就いてからも、大いに役に立つ力となることでしょう。

二つ目には、「様々な人たちと円滑にコミュニケーションできる能力がある方」です。
事務の仕事は、一人で黙々としていれば済むものではありません。学校では、様々な仕事を教職員が一体となって連携・協力しながら進めなければいけませんし、学校には、保護者の方、地域の方、購入した物品を届けにくる業者の方など、様々な人たちが訪れます。また、同様の人たちからかかってくる電話での対応もあります。
学校事務職員は、こうした人たちと接する際に自分の持つコミュニケーション能力を発揮しながら、学校の顔、窓口として活躍が求められる職員なのです。

三つ目として、「教員が教育活動に専念できる環境づくりを支援してくれる方」です。
学校は、子どもたちが教育を受けながら育っていくところです。学校事務職員には、こうした子どもたちの教育を担っている教員が、教育活動を円滑に進められるよう校務分掌にも積極的に関わり、より効果的、効率的な事務処理を行うことで、学校運営を支援していただきたいと考えています。

そして、四つ目として、何よりも大切なことが、「子どもが好きな方」です。
もちろん、子どもたちに直接関わって教育をするのは教員ですが、学校事務職員も子どもたちと関わることが多い仕事です。中には、「事務の先生」といって、学校事務職員を先生だと捉えている子どもたちもいます。ですから、子どもたちと関わることが大好きな方で、「子どもたちのために」という思いを持って日々の仕事に真摯に取り組んでいける方が適した人材かと思います。

配置について

学校事務職員は原則として1校に1名の配置となっています。1名というと心配になる方もいるかもしれませんが、新採用で1名配置のところに配属になった場合でも、小中学校等事務職員で長期間勤めた方などがアドバイスする機会を設けたり、(教育委員会での)事務研修を行ったりするなど、採用後のケアなども考慮しています。
例えば横須賀市では、採用3年目までの学校事務職員を対象として、年8回の実務研修会を行っています。この研修では、現場の先輩事務職員の方や教育事務所の方等を講師として、服務、情報処理、経理・管財、福利厚生等についての講義を行います。研修を通して、若手事務職員の方が、仕事上必要となる知識や技術を身につけるためのサポートをしています。

勤務先について

勤務先についてですが、神奈川県内の、政令指定都市(横浜市・川崎市・相模原市)を除く各市町村立の小学校・中学校・特別支援学校となります。
所管の行政区域としては、次の1市と4教育事務所に分かれています。

1.横須賀市

2.湘南三浦教育事務所(鎌倉・藤沢・茅ケ崎・逗子・三浦・葉山・寒川)

3.県央教育事務所(厚木・大和・海老名・座間・綾瀬・愛川・清川)

4.中教育事務所(平塚・秦野・伊勢原・大磯・二宮)

5.県西教育事務所(南足柄・中井・大井・松田・山北・開成・小田原・箱根・真鶴・湯河原)

採用試験に合格した場合には、これらの区域の学校に事務職員として勤務していただくことになります。
市町村に配属後は、基本的に、その市町村または、教育事務所管内の小中学校間での異動となりますので、安定した生活が送れます。しかし、配属後、様々な事情から他の市町村の学校で働きたいとの要望がある場合には、面接等を行った上で異動することもあります。
実際の配属先は、原則として自宅から通勤できる学校に配属されます。なお、原則として同一校勤続3年未満の人は異動の対象とはなりません。

受験のアドバイス

試験を受けるにあたって、今まで採用された方の中には、実際に出身校の先輩事務職員や恩師を訪ねて話を聞いてきた方や見学に行ってきたという方もいると聞いています。こうしたことも十分参考になることかと思います。また、卒業アルバムを開いて、その頃の楽しかった思い出を振り返ってみたり、「事務職員の目」で校舎や教室を見てみたりすることで、小中学校の児童・生徒たちを支援しようと改めて感じることができるのではないかと思います。 

受験者へのメッセージ

学校事務職員は、明るく活気のある学校づくりに貢献できる仕事です。学校事務職員が先生方を支えることで、先生方は多くの時間を児童・生徒と接することができます。その結果、児童・生徒が充実した学校生活を送れるようになり、笑顔にあふれた学校にすることができます。ぜひ、明るく活気のある学校をつくる力になってください。
最後になりますが、本日の私の説明を参考にしていただき、これまでの自分を思い返してみて、「自分は学校が好きだった。」、「自分は子どもが好きだ。」という方は、ぜひ採用試験を受験してください。多くの方に受験していただき、子どもたちが元気な学校づくりに一緒になって取り組んでいただきたいと思います。

公立小中学校等事務職員:横須賀市立長井小学校 長谷川 咲 事務主事

H29長谷川事務主事

仕事内容について

横須賀市立長井小学校に勤めております、長谷川咲と申します。大学を卒業し2年間専門学校に通い、この仕事に就いています。来月で5年目を迎えます。
本日は貴重なお時間をいただきましたので、少しでも皆さんの大きな選択の参考になりますよう、お話をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

まず、学校事務職員の概要についてお話します。学校事務職員は公立の小中学校に勤務しております。基本的には1校に1人の配置ですが、2人配置の学校もあります。私の勤務校の長井小学校は2人配置校です。採用された時から同じ学校に先輩がいたので、とても恵まれていました。
基本的には各学校に事務室があり、たくさんの文書や先生方が使用する消耗品に囲まれながら仕事をしています。長井小学校の事務室は職員玄関のすぐそばなので、来校者や宅配便など様々なお客様の対応もします。また印刷機が壊れた!などと先生に呼ばれて、直すこともあります。意外とずっと座っているだけではないのです。

次に幅広い業務の中から、

  • 給与関係事務
  • 服務・福利厚生事務
  • 財務事務
  • 総務・庶務事務

の四つに絞り、業務内容をお話したいと思います。

まず一つ目は、給与関係事務についてです。こちらは先生方の給与に関する事務です。
毎月の基本的な給料は先生方の口座へ振り込まれます。しかし学校に通勤するための通勤手当や、家族を扶養している先生は扶養手当、他にも児童手当や住居手当の申請が別途必要となります。
諸手当の認定事務の流れを簡単にご説明します。例えば「子どもが産まれました。扶養します。」と申し出た先生がいたとします。まず扶養手当の支給条件に当てはまるかを手引き等で事務職員が確認し、所定の用紙を先生に渡します。先生には記入と必要な書類の用意をしていただきます。提出期限も決まっているため、早めに提出してもらえるように促します。事務職員が不備や不足がないかを確認し、最終的に校長先生に確認をします。そして事務職員が所定の用紙に転記し、事務所に送付します。
4月は異動や採用等で特にこのような事務が増えるときです。間違えた報告をしてしまうと先生方に不利益を与えてしまうことが多いので、何度も確認をして慎重に行っています。
お子さんが大学を卒業し就職した際や、引越しをした際はもう一度同じような手続きが必要になりますので、お子さんの大体の年齢を把握したり、普段から先生方とコミュニケーションを取り、ご家庭の様子を伺うことが大切です。
また、先生方や私たち事務職員が研修などを受けに行くことを出張と呼びます。その際にかかる費用は旅費として請求し、後日現金で支給されます。その請求にかかる用紙を事務職員が細かくチェックします。

二つ目は、服務・福利厚生事務です。服務という言葉はあまり聞きなれないかもしれませんが、先生方の休暇や出張についてです。服務承認簿という先生が休暇を取得した際に記入する書類と、出勤簿と、出張の整合性を確認します。
福利厚生事務とは先生や事務職員が加入する「公立学校共済組合」という部署とのやりとりです。ここから健康保険証の交付を受けています。採用や異動時にはここへ送る書類がたくさんあります。また、年金や休業手当金などについて条例改正があった場合は文書で事務職員に知らされます。そのままではとてもややこしいので、なるべく分かりやすい言葉や図を使って、事務室便りなどを発行し、先生方へお知らせします。
三つ目は財務事務についてです。財務と聞くと難しく感じるかもしれませんが、平たくいうとお金を扱う事務です。毎年4月に各学校に予算が配当されます。この予算は、教材費、消耗品費など費目が12に分かれており、各費目ごとに購入できる物品も違います。
費目にもよりますが、基本的に足りなくなったからといって追加配当はしてもらえないので、この中でやりくりし、児童や先生方にとってよりよい環境を整備していきます。
事前に先生方に今年度購入したいものを書く用紙(教科等配当予算要求書)を配ります。それを事務職員が集約し、これを元に5月に予算委員会を開きます。先生方が希望する物品はこまごました消耗品から、コピー機などの高額なものまで様々です。ただし予算には限りがあるので、全て買うことはできません。予算委員会で昨年度の引継ぎ、今年度の方向性、故障しているものなど様々なことを鑑み、購入するものが決まります。
希望を出していたけれど今年度は我慢しますなどの譲り合いで成立する委員会です。
例えばオルガンなど高価なものは1年に1台ずつ買い揃えるなどと、年度をまたいで購入計画を作成しているものもあります。このようにして決まった予算なので、大切に、有意義に、透明性をもって執行していただくようにと先生方に促すことも大切な仕事です。
最後は総務・庶務事務です。総務の代表的な仕事は学校に配布される文書の収受・回覧・発送・保管・廃棄です。学校には毎日関係諸機関から大量の文書が送られてきます。それを確認し、決められた判子を押し、教頭先生へ回します。出張命令や条例の改正も原則文書で送られてくるので、とても大切な仕事です。その文書を約100種類に分け、一定年数保存します。この文書はどこに綴るのだろう?と迷うこともありますが、きちんと仕分けをしないと次に異動してくる事務職員も混乱してしまうので、とても気を遣います。

次の庶務も幅広い仕事がありますが、一番学校事務らしいのではないでしょうか。学校行事準備はここに含まれます。学校には様々な行事がありますが、今の時期にぴったりな卒業式についてお話します。
2月に入ると卒業式の列席者に往復はがきでお知らせをします。大体の数を把握し、来賓の方へのお弁当を発注します。昨年よりそのお弁当は地域のお店にお願いすることになり、予算や内容などを直接お願いに行きました。華やかなちらし寿司や、長井で取れるシラスのかきあげを入れていただき、来賓の方には大変好評でした。
また壇上に飾るお花の発注や来賓控え室の飾りつけなど校長先生の意向を伺いながら、自分で工夫できる点もあり、とてもやりがいのある仕事だと思います。

以上四つに絞ってお話をいたしましたが、この他にも電話対応、コピー機や印刷機の紙詰まりで先生に呼ばれることもあります。故障の場合は業者さんに連絡しますが、この修理にもお金がかかることがあります。ですから私は業者さんがいらしたときに、故障箇所と原因を詳しく聞きます。そして直し方を習い、次に同じ箇所が故障した場合はまず挑戦してみます。このような節約も仕事をするうえでの工夫点だと思っています。配属される学校によって若干の違いがありますが、任される仕事は様々です。

ここで、私のある一日のスケジュールをお話します。
長井小学校は8時20分が始業です。児童の欠席連絡などの電話がたくさんかかってくるので、きちんと聞き取り、担任に伝えます。合間をみて、メールをチェックし、返信します。
授業が始まると落ち着いてきますので、予算関係事務を行います。物品の購入は現金ではなく、請求書での対応なので、ためてしまわないように処理をします。
お昼前には物品の在庫の確認をし、必要であればカタログ等で頼みます。先生方が丸付けに使用する赤ペンや、画用紙が多いです。前日に頼んでいた物品が届くので、収納場所にしまいます。先生に頼まれたものであれば、机の上に置きます。昼食は用務員さんや級外の先生などと一緒に職員室で給食を食べます。
給食後、この日は就学時説明会の準備をしました。新1年生のための説明会です。保護者に配る書類なので、不備がないか、わかりづらい言葉はないかなど確認をし、取りまとめている先生に報告をしました。その後、14時30分に学校を出発し、15時30分から始まる事務研究会の幹事会に出席しました。横須賀市は市全体を5つの地区に分けていて、この幹事会は各地区の代表者が集まる会議です。定時の16時50分に終了し、帰宅しました。なんとなくイメージを持っていただけたでしょうか。

やりがい

4年目になり、事務職員の仕事だけではなく、学校全体の仕事や、それぞれの仕事との関連性が見えてきました。長井小学校は「学力向上」を目標に掲げており、会議でもよく耳にしますし、「学年×10分」の家庭学習を奨励しており、このことを意識しながら先生方は宿題作成をしています。
校長先生と何気ない話をしていたときです。今までは国語、算数など教科ごとにしか予算を配当していませんでしたが、新しく学力向上として予算を配当してみたらどうかと提案をしました。正直なことをいうと、このときはただのひらめきでした。しかし校長先生は「そうだ、予算の項目としてはっきり出すことは必要だ」と賛成してくださり、とても喜んでくださいました。自校の大きな課題である学力の向上を目指し、教科等の枠を超え、読む、聞く、話す、書く力に有効な教材を購入したいという設置理由とともに、先生方に提案しました。無事に承認を得られたので、さっそく予算を配当しました。
先日、学校予算を研究されている教授の講演を聞く機会がありました。教授は学校の重点目標(学校全体で掲げている目標)に合わせて、また学校の特色をいかして予算を組んでいく必要がある、とお話されていました。このお話を聞いて、あのときはただのひらめきだった校長先生への提案は間違っていない、むしろ正しい予算編成だったのだと気付くことができました。先生方に自ら提案できたこと、またこの講演で私の提案が裏付けられたことはとても自信につながり、モチベーションアップにもなり、苦手意識をもっていた予算事務が好きになりました。

学校事務職員に大切なこと

私が考える学校事務職員にとって大切なことは、コミュニケーション能力と積極性だと思います。
就職活動をしているといろいろな場所でコミュニケーション能力という言葉を聞くと思いますが、どんな人とも話せます!ということより、大切なことは、ホウ・レン・ソウ・カク(報告・連絡・相談・確認)の4つができることだと思います。学校事務職員として配属されると分かりますが、先生方は容赦なくいろいろなことを聞いてきます。それはもちろんいじわるではなく、分からないから聞いてくるのです。でもきっと新採用のみなさんにも分からないでしょう。そんなときにこの4つさえきちんと守っていれば、円滑に仕事が進むのではないでしょうか。分からないことは確認して後ほど連絡する、先輩や管理職に相談する、仕事の進捗状況を報告する、というようなことができれば、これは立派なコミュニケーションだと思います。
ぜひ積極的に先生の話に耳を傾けたり、校舎の中を歩いたりしてください。
すぐに全てのことが理解できなくても、何年かあとに気付き、点と点がつながっていくことがあると思います。その気付きを大切に、楽しみながら、お仕事をしていってください。
一緒に働けることを楽しみにしております。

本文ここまで
県の重点施策
  • 未病の改善
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • ラグビーワールドカップ2019
  • 神奈川県発、アート・カルチャーメディア「マグカル」
  • ともに生きる社会かながわ憲章
  • SDGs未来都市 神奈川県 SDGs FutureCity Kanagawa