更新日:2022年1月26日

ここから本文です。

知事からのメッセージ(テキスト版)

令和3年度職員採用試験に向けて、神奈川県職員を志す皆さんへ知事からのメッセージを御紹介します。

神奈川県職員を志す皆さんへ

R3知事

皆さん、こんにちは。
神奈川県知事の黒岩祐治です。皆さんが神奈川県で働いてみたいという気持ちを少しでも持っていただいたこと、とても嬉しく思っています。これから皆さんに、どのような人を神奈川県が求めているかというお話をさせていただきます。

昨今の新型コロナウイルス感染症との闘いは、県民の皆さんの「いのち」や「暮らし」に深刻な影響を及ぼしています。私は、公務員の仕事とは、「いのち」を育み、守り、支え、輝かせることだと考えています。そのために、チャレンジ精神にあふれ、アグレッシブな発想と行動力をもち、神奈川県民のために頑張ってみたい、そんな熱い想いを持っている方に、ぜひ来ていただきたいと考えています。

私は、神奈川県知事に就任して以来、県が抱える様々な課題に取り組んできました。例えば一番大きな課題、これは圧倒的勢いで進む超高齢社会です。今のまま行けばすべての社会保障制度は破綻する。このような強い危機感を持ち、「未病」という考え方を提唱しました。健康から病気へは連続的に変化していきます。この変化の過程が「未病」です。病気になってから治すのではなく、「未病」の状態から健康に近づけていくことが重要で、食・運動・社会参加といった日常的な取組が大事になります。

また、日常的な取組による未病改善と最先端医療・最新技術の追求を融合させ、健康寿命を延伸し、持続可能な新たな社会システムを創造していく「ヘルスケア・ニューフロンティア」政策を進めてきました。さらに、未病指標といったもの、これは東京大学とWHO、神奈川県が3年かけてつくってきたものですが、自分が「健康」と「病気」の間の「未病」のどこにいるのか、数値などで見える化するものです。このように未病の状態が「見える化」されると、日々の健康管理と未病改善に役立てることができ、行動変容へとつながっていきます。これらの様々な取組は、SDGsの理念と軌を一にするものです。平成30年に国の「SDGs未来都市」及び「自治体SDGsモデル事業」の両方に選ばれたのは全国10の自治体でしたが、都道府県としては神奈川だけでした。神奈川県がいかにアグレッシブで先進的かといったことがよくおわかりになると思います。

このように、県民のみなさんの「いのち」と「暮らし」を守り、輝かせるために様々な取組を行ってきましたが、最初に申しましたように昨今の新型コロナウイルス感染症との闘いは、県民の皆さんの「いのち」や「暮らし」に深刻な影響を及ぼしています。この新型コロナウイルス感染症や今後起こることが想定される台風、地震等による自然災害は、市町村の区域を超えて大きな被害をもたらす可能性があります。そんな中で住民の「いのち」と「暮らし」を守るためには、広域自治体である県が、医療や産業、雇用など様々な分野で市町村と強く連携して対応することが必要となります。
そのために県民のための県政ではなく、県民目線の県政を実現することが、今後ますます重要になってきます。

チャレンジ精神にあふれ、アグレッシブな発想と行動力をもった方にとって働きがいのある仕事が神奈川県にはたくさんあります。共に県民の皆さんが笑顔で安心して暮らせるいのち輝く神奈川・ひきつける魅力あふれるマグネット神奈川を創り上げていきましょう!

このページに関するお問い合わせ先

人事委員会事務局  

人事委員会事務局 へのお問い合わせフォーム

総務課任用グループ

電話:045-651-3245

ファクシミリ:045-651-3239

このページの所管所属は人事委員会事務局  です。