二宮海岸侵食対策事業

掲載日:2018年11月26日

概要

二宮海岸は、酒匂川から流れ出た土砂によって形成・維持されてきた海岸です。しかし、河川における砂利採取や三保ダムの建設等により、河川から海岸へ供給される土砂が減少していること、また砂浜の土砂が急峻な海底谷へ流出していることから、これまで侵食が進んできていました。

このような侵食は二宮漁港から大磯町境までの海岸で著しく、平成19年台風9号来襲時には浜幅30メートルの砂浜が流出し、西湘バイパスの倒壊する大きな被害を受けました。

このことから、県では、国土交通省と二宮海岸の海岸保全対策を検討するとともに、養浜等を行い、海岸侵食対策を実施しています。

海底谷
海底の比較的細長く深い谷のこと

主な事業

西湘海岸保全対策検討委員会

二宮漁港から大磯港までの海岸の保全について、学識経験者、地域住民、漁業者、行政機関等で構成された「西湘海岸保全検討委員会」を設置し、保全計画の検討を行ってきました。

この結果、二宮海岸は急峻な地形であり、対策工法は一般的海岸と異なる特殊な工法や新たな工法を行う必要があるとの結論を得ました。そのため、本県では、様々な海岸で特殊な工法の施工実績を持ち、高度な技術力を有する国に、直轄事業として進めるよう要望を行ない、平成26年度からの直轄事業化が決定しました。

西湘バイパス二宮インターチェンジ付近の養浜事業

二宮海岸の西湘バイパス二宮インターチェンジ付近は、従来、海水浴場が開設され、釣りなど多様な利用がされてきました。しかし、平成19年の台風9号により砂浜が全て失われ、西湘バイパスが倒壊する大きな被害を受けました。その後、中日本高速道路株式会社により西湘バイパスの復旧工事が行われましたが、砂浜は消失したままとなっていたことから、海岸利用と背後地の安全確保のため、速やかな海岸の回復が求められています。

このため、県では、国による直轄事業に先立ち、養浜を主体とした侵食対策を実施しました。

1)事業箇所

二宮町二宮地先 (西湘バイパス二宮インターチェンジ付近)

2)事業内容

事業区間 350メートル

事業期間 平成23年度から平成26年度 

突堤工 2基 天端延長 50メートル

養浜工 8万立方メートル

計画平面図

計画平面図

二宮海岸事業実施前

二宮海岸事業実施前(平成23年9月13日撮影)

二宮海岸現況写真(平成27年12月18日撮影)

現況写真(平成27年12月18日撮影)

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