環境と共生する都市づくりを考えるフォーラムの開催結果(平成20年1月開催)

掲載日:2018年4月23日
環境に配慮するまちづくりを考える
平成20年1月30日(水曜日)午後1時30分より4時まで、神奈川県庁本庁舎3階大会議場にて「環境に配慮するまちづくりを考える」をテーマに「環境と共生する都市づくりを考えるフォーラム」を開催しました。
このフォーラムは、ツインシティ研究パートナー連絡会から、環境と共生する都市づくりを目指していくために役立つ先端技術や先進事例等を紹介し、広く環境と共生する都市づくりの促進を図ることを目的として開催しました。


1 フォーラムの概要
テーマ 環境に配慮するまちづくりを考える
日時 平成20年1月30日(水曜日) 
午後1時30分より4時
(開場は午後1時)
場所 神奈川県庁本庁舎3階大会議場
主催 ツインシティ研究パートナー連絡会
神奈川県
会場の様子
 
 
2 内容
あいさつ
  神奈川県環境共生都市整備担当部長 斉藤猛夫   株式会社IHI横浜支社部長 浅川幸雄 氏
  神奈川県 斉藤   株式会社IHI 浅川氏

事例発表 (75分)
(1)「IT技術を使った歩いて暮らせるまちづくり」
ICカードを活用して過度に自動車に依存しない、
都市部のまちづくりについて
発表者 株式会社IHI情報システム部新事業推進グループ
部長 鏑木孝昭 氏
概要
環境負荷の軽減を取り組むICカードを活用した都市部の新しいまちづくりについて、都市部への環境負荷の原因の一つとして挙げられる自動車の交通量に着目し、使用台数を減らすことで環境負荷を軽減する対策について説明し、その対策を動かすための自転車駐輪場やエコ・ポイントの活用方法について取組事例を交えながら発表を行った。
IHI 鏑木氏
  当日配布資料(PDF)
   
   
(2)「住みよいまちづくりに向けた環境配慮設計」
自然エネルギーの有効活用、環境共生緑化による
地域環境と共生したまちづくりについて
発表者 鹿島建設株式会社横浜支店建築設計部建築設計グループ
 副部長 金子人見 氏
概要
建物等のライフサイクルにおける環境負荷について都心部の現状や環境負荷の原因と内容について説明し、建物における風・地熱・昼光等の自然エネルギーの活用や屋上緑化等によるヒートアイランドの防止等、建物と地域環境との共生について取組事例を交えながら発表を行った。
鹿島建設 金子氏
  当日配布資料(PDF)
   
   
(3)「環境からみた都市における農業の必要性」
農業の多面的機能による都市への環境貢献と
都市と農業の連携について
発表者 全国農業協同組合連合会神奈川県本部施設部施設総合課
課長 福田 稔 氏
概要
農業のもつ貨幣価値、気温上昇の緩和やコミュニティーの形成等多面的機能について説明し、農業の現状とこれからの農業の展開に向けた取組みや有機物の再資源化等による都市と農業をつなぐ循環システムについて取組事例を交えながら発表を行った。
全国農業協同組合連合会神奈川県本部 福田氏
  当日配布資料(PDF)
   
   
パネルディスカッション(40分)

コーディネーター 神奈川県環境共生都市整備担当課長 市川喜久男
パネラー 事例発表者(3名)
  会場全体
  概要(●:コーディネーター、○:パネラー)
    事例発表の中でカーシェアリングを公共交通と捉えて導入することについてお話しを頂きましたが、日本で適用する場合について少し詳しく教えてください。
これは、行政だけでは出来なくて、住民と企業とタイアップしなければ出来ないことですので、うまくいくかどうかまだわからない状況です。場所については、デットスペース程度の広さがあれば可能です。。整備や運営については、NPOとか市民団体が協力して行う体制が絶対必要になります。後は、協働ということが絶対必要であるということが言えると思います。

事例発表の中で農業の多面的機能の内、保健、休養、やすらぎの評価項目が非常に高いというお話しを頂きましたが、理由がわかれば教えてください。
神奈川県で保健、休養、やすらぎの評価項目が非常に高いのは、評価の仕方が旅行者の旅行費用による評価ということが理由の一つに挙げられます。、東京首都圏の中とはいえ、神奈川県は東京あたりから日帰りで、子供連れでの自然にふれる、あるいは農業にふれるという観光農園とか農産物の直売所あるいはふるさと伝承館等の施設も多く、そのような中での評価の積み上げでこのような数字になっていると思います。

環境に配慮するまちづくりを進めるためには、まちづくりにおけるソフト対策を十分発揮させることが重要だと思います。先ほどお話しを頂いたエコ・ポイントの活用を促す促進策の進め方について教えてください。
経済ではないのですが、景観とか環境保全であるとか、グリーンなものの価値を如何に見える化をしてそれを大事だと思う人がそれにお金を払うという仕組みづくりを進めることだと思います。最初は小さいプロジェクトでも良いので、少しずつ経験を積み重ねていくことが一番の促進策だと思うし、そのようなところでITは活躍できると考えています。
連絡会の研究グループで、以前にエコマネーというものを提案させて頂いた経緯がありますが、まさに同じことで、そのようなものを発行して地域通貨的に利用して頂く、いわゆる地域の環境に貢献しようという善意の部分を価値として見出して頂くシステムとして地域でのコミュニティー、環境というところだけではなく、高齢化を迎える上での介護だとか福祉だとか、そのような地域のコミュニティーをさらに広げるための一つのツールとして使うのが良いと思います。

石油の高騰により食物を代替エネルギーに使う等、食料、経済、環境等の分野間で様々な影響が出ていることについてどう考えますか。
2050年にピークを迎えると言われている食糧不足等の対策を最優先し、それに対策を講じた上で穀物等をアルコール燃料に使用していくことは非常に良いことであり、次なる対策として研究開発していくことは大事だと思います。
国内農産物の自給率が非常に低いという中で、常に国内で需要される食料を確保する対策をとりながら、環境に貢献できる技術を導入していくことを考えなければいけないと思います。

先ほど発表頂いた内容をツインシティで展開していくにあたり、留意等するべき事項についてお伺いできればと思います。
ある程度まちぐるみでものを考えてプランをしていって、ITを有効に活用することによってカーシェアリングにしても、駐輪場にしても、もう一段高度な使い方ができると思います。
ツインシティには相模川や農業用水等の多くの水が流れている。この水との関わり方をツインシティで求めることが自然エネルギーの有効活用という点からも非常に重要だと思います。
ツインシティ周辺部、ツインシティの計画地もそうですが、水田を中心とした農業が行われている状況です。このような状況の中で周辺部を含めた営農環境を確保することが先ず必要であるが、居住者側への農薬散布時の飛散問題等も考慮し、営農環境と居住環境がうまく調和する、融合する施策、土地活用を計画的にゾーニングしていく等の施策をとる必要があると思います。また、居住者側からみた臭いや農薬散布に対する理解を促進させるために、ファーマーズマーケットの設置を行い地産地消も含めて啓発理解を進めることが必要であると思います。

今日は、皆様から環境に配慮するまちづくりを進めるための技術革新がどんどん進んでいるという先進的なお話を頂きました。
今後は、具体的なまちづくりに向けて、地元の方々と具体に話し合いを行う等、多くの環境施策がこのツインシティの環境共生モデル都市の中で実現できるように努力していきたいと思いますので、今後とも企業・大学の皆様におかれましてはご支援の方、どうぞ宜しくお願いいたします。 

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