大学が作成すると誤解して申し込んだ同窓会名簿、送られてきたがキャンセルしたい。

掲載日:2020年1月6日
相談多い年代 一般・若者
販売方法別 かたり商法
商品・サービス別 名簿
関連キーワード 同窓会名簿

相談内容

3ヶ月前、出身大学の同窓会名簿発刊の案内葉書が届き、必要事項を記入して申込んだ。その後、案内を読み直してみると「発刊2ヶ月前までに連絡すれば取消し可能」とも書かれており、また、大学発行の名簿ではないことが分かったので、連絡せずにいた。名簿の代金の振込票が2回送付されたが支払わずにいたところ、3日前名簿が配達されてきてしまった。金額は高くないが、出身大学が発行する商品ではないのであれば納得できない。これからでもクーリング・オフができるだろうか。(50歳代男性)

処理結果概要

誤認に基づく契約であるが、これまで申し込みの撤回の意思を伝えず振込票が来ても放置していた結果、同窓会名簿が届いてしまったケース。クーリング・オフの対象ではないが、消費者契約法の誤認契約による契約取消通知を出すよう書き方、出し方について助言指導。商品は別便で返却し、そのことも書面に付記するよう伝えた。当所から業者へ、後日相談者からの通知が届く予定と伝えたところ、契約取り消しで了承された。

アドバイス

申し込み、または契約から一定の期間内であれば、理由を問わず無条件に一方的に申し込みの撤回、または契約の解除ができる「クーリング・オフ制度」は、特定商取引法に定められていますが、通信販売については、消費者の手元に事前に送付された広告やちらしなどがあり、それにより十分判断して申し込みができるとして、クーリング・オフ制度の対象となっていません。

今回の場合は、商品である名簿の性格について重大な誤解があったとはいえ、名簿を申し込む旨通知してしまっていますので、キャンセルするためには、この意思表示を撤回する必要があります。

「発刊2ヶ月前までに連絡すれば取消し可能」と業者が案内していますので、この期間内であれば、速やかに購入申し込みを取り消す旨を通知すれば解約できました。

しかし、今回の場合は、業者の定めた解約期間を経過して、実際に商品が送られてきてしまっています。いったん締結された契約を一方的に解除することはできないというのが契約の大原則ですが、事業者の不適切な行為、このケースでは、出身大学が作成に関与しているかのような紛らわしい文書で申し込みを勧誘したことを理由として、申し込みの取り消しをすることができます(消費者契約法第4条)。
この取り消し通知は、後々のトラブルに備えて、証拠として残るよう書面(内容証明郵便がベスト)で行いましょう。

【参考条文】
消費者契約法 第4条1項(消費者契約の申込み又はその承諾の意思表示の取消し)消費者は、事業者が消費者契約の締結について勧誘をするに際し、当該消費者に対して次の各号に掲げる行為をしたことにより当該各号に定める誤認をし、それによって当該消費者契約の申込み又はその承諾の意思表示をしたときは、これを取り消すことができる。
一 重要事項について事実と異なることを告げること。当該告げられた内容が事実であるとの誤認 (以下略)

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