ホーム > 電子県庁・県政運営・県勢 > 県政情報 > 総合計画 > 総合計画に関する審議会 > 総合計画審議会 部会グループ会議(グループB) 審議結果

更新日:2018年8月27日

ここから本文です。

総合計画審議会 部会グループ会議(グループB) 審議結果

総合計画審議会部会グループ会議(グループB)の審議結果

様式3

次の審議会等を下記のとおり開催した。

 
審議会等名称 総合計画審議会 部会グループ会議(グループB)
開催日時 平成28年4月28日(木曜日)15時00分から17時00分まで
開催場所 神奈川県庁新庁舎 5階 新庁応接室
出席者

内田裕久、村井知光、池本美香、川崎優美 〔計4名〕
(◎座長)

問い合わせ先

政策局政策部総合政策課計画G 三留
電話番号045-210-3061(直通) 
ファックス番号045-210-8819

審議経過(議事要旨)

審議経過(議事要旨)

 事務局より、資料1「プロジェクト評価調書」、資料2「神奈川の戦略取組状況調書」に基づき、プロジェクトごとに数値目標の達成状況、事業の取組状況、社会環境の変化を表す指標などを踏まえた総合分析や今後の課題と対応方向について説明を行い、「総合計画審議会の二次評価」の欄に記載するべき事項として、二次評価における区分やそれに付記するべき意見、プロジェクトを推進する上で対応が求められている課題や政策運営の改善を図る事項について議論をお願いした。

 

プロジェクト5 エネルギー

【主な発言】

 内田座長:電力自由化に絡み、神奈川県内の小売電気事業者力の普及状況を数値で表すなど、ビジュアル的に見せると進捗が分かりやすいのではないか。

 内田座長:再生可能エネルギーの割合がビジュアルとして見えると、どの部分が延びているかなど分かりやすいので工夫してもらいたい。

 内田座長:神奈川県は、再生可能エネルギー等による発電に割合として、水力発電の割合が非常に高いが、既存の取組みとしてあまりPRしていない。神奈川の特徴としてもっとPRしても良いのではないか。

 池本委員:原子力発電の問題がある中で、県内の電力構成がどのようになっているのかを見せることで、より自然エネルギーを使っていることを理由に移住などを検討する人も出てくるのではないか。

 池本委員:省エネ対策として、二重窓の設置などエネルギー効率を高める住宅の改築に対する補助や緑化の推進に関する支援が必要である。

 川崎委員:水力発電の割合が高いことが、水源林の保全などによる取組みの成果といった結果の現れであれば、神奈川県の特徴として見せていくことも良いのではないか。

 村井委員:水力発電などを事業として行おうとすると国や県などの規制が厳しく難しい現状があるため、規制緩和なども含めた取組みが必要である。

【内田座長まとめ】

 総合計画審議会の二次評価は「概ね順調に進んでいます」とする。

 

プロジェクト6 産業創出

【主な発言】

 内田座長:数値目標(1)に関して、実証実験の分野が示されておらず、単にロボットというと産業ロボットをイメージしてしまうのではないか。医療や介護現場などで使用するロボットであれば、生活支援ロボットなどといった具合に表現を工夫したほうが良い。

 村井委員:実際に介護施設などにロボットが普及をしている中で、神奈川の目指すロボットの方向性、重点的に取り組んでいく分野などが出せるとよいのではないか。

 村井委員:介護用の機器(ロボット)はまだ価格も高く普及に当たってはそのあたりを考慮しながら進めるべきではないか。

 内田座長:数値目標(2)の県外・国外から立地した事業所数にどのような企業が含まれているのか示した方が良い。

 池本委員:数値目標(3)で新技術の実用化というが、量的な指標だけでなく具体例の記載もあると良い。

 川崎委員:事業数の増加は、雇用の増加だけでなくビジネスチャンスにもつながると思っているが、なかなかつながらないのが現状である。成功事例を見せることでよりよい連鎖を産むものとなるのではないか。

 内田座長:数値目標(3)について、神奈川発の技術件数がどのような分野で伸びているのか、増加傾向にあるのかなど状況を示す必要がある。

 内田座長:ベンチャーが取り組むプロジェクトの事業化・起業支援17件については、どのような内容で、どこが支援をした件数なのかを示す必要がある。

【内田座長まとめ】

 総合計画審議会の二次評価は「概ね順調に進んでいます」とする。

 ロボットと共生する社会の具体的な姿が実感できるよう、ロボットの実用化を進めるとともに、普及にもより一層取り組んでいく必要がある。

 

プロジェクト7 海外展開

【主な発言】

 内田座長:神奈川インダストリアルパークについては、内容の説明とともに、海外に設置したなどの記載の工夫が必要である。

 内田座長:ドイツとの連携交流(バーデン=ビュルテンベルク州)についての記載がないが、友好提携を結んでいるのだからもっと県政に活用していくべきではないか。

 池本委員:数値目標の(2)の人的交流件数について、定義や効果などを記載し、どのような内容かイメージしやすいものとすべき。

 川崎委員:数値目標(2)の人的交流件数については、国別の状況なども分かるとよいのではないか。

 村井委員:海外からの誘致は税収が増えるなど県へのフィードバックがわかりやすいが、企業の海外進出の支援についてはフィードバックが分かりにくく、企業の活動を県が後押しする必要性が見えにくい。それが県民にどのように返ってくるのかが分かるような工夫があるとよいのではないか。

【内田座長まとめ】

 総合計画審議会の二次評価は「概ね順調に進んでいます」とする。

 中小企業の海外展開支援を行なうことで、企業の業務拡大に伴う雇用や売り上げの増加などが図られ、本県経済へのメリットが期待されることを県民に分かりやすく示していく必要がある。

 

プロジェクト8 観光

【主な発言】

 内田座長:数値目標(3)については、グラフの付近にも地域名を入れたほうが良いのではないか。同じページ上方に記載があるかもしれないが、グラフの説明部分が新たな観光の核づくり地域という記載だけでは分かりづらいのではないか。

 川崎委員:数値目標(1)について、外国人観光客数の国別の状況が分かるとより良いのではないか。

 川崎委員:海外にむけた情報発信の取組みとしてフェイスブックが4か国語による発信としているが、どの言語なのか。また、外国人観光客とのニーズにマッチしているのか。中国語にも簡体字と繁体字がある。これから伸びる国の取りこぼしがないように情報発信する必要があるのではないか。

【内田座長まとめ】

 総合計画審議会の二次評価は「概ね順調に進んでいます」とする。

 訪日外国人環境客が増加していく中で、国別の来日状況やニーズなどを分析していく必要がある。

 海外に向けた情報発信は、多言語化など外国人観光客のニーズを踏まえた上で、より一層進めていく必要がある。

 

プロジェクト9 マグカル

【主な発言】

 内田座長:マグカル・パフォーミングアーツ・アカデミーがどこで行われているのか明らかにすべき。

 内田座長:横浜、川崎ではマグカルの取組みが広がっているが、小田原や箱根など県西地域などでも広がりを感じられるよう、全県展開を進めるべき。

 川崎委員:東京方面から神奈川に来るお客さんもジャンルによっては多いので、東京から人を呼び込む仕掛けを検討すべき。

 内田座長:「神奈川」に行くことに抵抗を感じる東京都民にも足を運んでもらえるよう工夫する必要がある。

 川崎委員:鎌倉や大山での能や、KAATでの宝塚公演など特別なものや既存で人気のあるジャンルには人が集まりやすいことから、ジャンルを絞って勝負をすることも重要ではないか。

 村井委員:県内には音楽大学などがあることから、科学技術分野のように文化芸術分野でも産官学連携ができればよいのではないか。

 川崎委員:数値目標の(1)について、裏づけがあっての目標値なのだとは思うが、もう少し実績値が高くてもよかったのではないか。

【内田座長まとめ】

 総合計画審議会の二次評価は「概ね順調に進んでいます」とする。

 マグカルの全県展開にさらに取り組む必要がある。

 神奈川県民だけでなく、県外からも集客できるようプロモーションなどを検討していく必要がある。

 世界に向けて神奈川の文化の魅力を発信し、いっそう人を引きつけていく必要がある。

 

プロジェクト10 農林水産

【主な発言】

 内田座長:数値目標に売り上げ額を入れることなどを今後検討する必要がある。

 内田座長:数値目標(3)について、消費者ニーズを把握して開発したとある。具体的な例を示すのがよい。

 内田座長:農業の新規参入者を増やしていくには、儲かるんだ、生活できるんだということを見せていくことが必要である。

 村井委員:かながわ農業アカデミーなどでの農業従事者の育成などについては、経営改善とかリスク管理も含めた育成支援が必要である。

 内田座長:県内でもおいしい魚が取れるのに県民満足度が低い理由が分からない。水産業について言えば、魚の研究も進んでいるので、その部分を伸ばせると良いのではないか。農林水産では農業に注目が集まりがちだが、水産業が活性化すれば一次産業全体の活性化につながると考える。

 川崎委員:農業は食料の確保といった重要な産業である。今後の神奈川県での農業はどの方向に進もうとしているのか整理する必要がある。

 内田座長:県の農林水産政策について長い目で見るプランが必要であり、それを検討していくことが必要である。

【内田座長まとめ】

 総合計画審議会の二次評価は「概ね順調に進んでいます」とする。

 神奈川県らしい農林水産業の今後の取組みについて検討していく必要がある。

 農林水産業の担い手の確保について、引き続き取組みを進めていく必要がある。

 

神奈川の戦略

【主な発言】

ロボットと共生する社会の実現

 村井委員:ロボットと共生する社会の記載が抽象的な感じがある。民間事業者がかなり動き出している中で、県はもう少し明確な、具体的な方向性を立てると良いのではないか。

 内田座長:県は補助金を出すばかりではなく、具体的な方向性を示すことが重要である。

 内田座長:県は事業化した後も、事業者に対し継続的に支援を行っていくべきである。

「グローバル戦略」の推進

 内田座長:グローバル戦略の推進については、単発の施策ではなく、継続性のある事業展開をすべき。

 川崎委員:神奈川県のグローバル戦略はどのような方向を向いているのか。医療分野が目立ち、ヘルスケア・ニューフロンティアの部分が重視されているように見受けられるが、文化芸術の理解度が上がる活動にも取り組むべき。

 川崎委員:「「グローバル戦略」の推進」のこれまでの主な取組み3マル目に「アーティスト」と記載があるが、そのジャンルが音楽なのか美術なのかわかるよう記載をすべき。

このページに関するお問い合わせ先

このページの所管所属は政策局 政策部総合政策課です。