海外駐在員の活動レポート(2020年12月・北米事務所)

掲載日:2021年1月26日

県内地酒PRへ支援

 日本酒の海外輸出量は、ここ10年で倍増しており、海外での日本酒人気が高まっている。今年の1月から9月に米国向けに輸出された日本酒等の酒類の輸出金額は、約107億円に上り、国別では米国が1位となった。米国では、新型コロナウイルスの影響で外食の機会が減る一方、「巣ごもり需要」で小売店やオンラインを通じて日本酒を購入する動きが広がっている。
 このような中、県北米事務所では、米国向けに日本酒を輸出している県内酒造会社の販路拡大を目指して12月8日にウェブ上でセミナーを開催し、米国を中心に約1,300人が視聴した。
 セミナーでは、まず、米国オハイオ州出身で鎌倉市在住の日本酒ジャーナリストのジョン・ゴントナー氏が神奈川の酒造りの歴史や県内の13酒蔵の特徴について基調講演した。ゴントナー氏は日本酒に関する著書を英語で多数執筆するなど米国における「日本酒伝道師」と呼ばれている。
 続いて、米国へ輸出している泉橋酒造(海老名市)の6代目代表の橋場友一氏が実際の米作り、酒造りの様子について講演を行った。同社では、「酒造りは米作りから」の信念のもと「栽培醸造蔵」として県内での酒米づくりから醸造、瓶詰めまで一貫して手づくりにこだわっている。今回は、木製の盆を用いて麹を作る「麹蓋(こうじぶた)製法」、自然の力を活用した「生酛(きもと造り)」など、この日本伝統の酒造りについて、各工程を撮影した臨場感あふれる動画を放映した。参加者はバーチャル酒蔵ツアーの体験を通じて、酒造りの奥深さを理解した。
 セミナーの最後には、泉橋酒造に加え、熊澤酒造(茅ケ崎市)、岩井の胡麻油(横浜市)、三崎恵水産(三浦市)の協力を得て作成した県内の食材と日本酒のペアリング事例をゴントナー氏が紹介し、参加者に日本酒の味わい方をレクチャーした。
kanagawasakeandfoodpairing
〈県内の食材と日本酒のペアリング事例〉
 講演を行った橋場氏は、「コロナ禍のため渡航して直接営業活動ができない中、大きな営業の助けになった。また、普段見せることができない酒造りの作業風景を見せられたのはオンライン開催の良さであった。」と結果を振り返っていた。
 先日、泉橋酒造を含む県内の3酒蔵がフランスの日本酒品評会「Kura Master」に入賞するなど、県内の地酒に対する海外からの評価が高まっている。米国ではコロナ禍で行動制限が続くが、今後も工夫しながら県内企業の現地での活動支援をしていきたい。

ウェビナー動画のアドレス
https://www.youtube.com/watch?v=xeedMqlXnbI&feature=youtu.be
泉橋酒造
https://izumibashi.com/
熊澤酒造
https://www.kumazawa.jp/
三崎恵水産
http://www.misaki-megumi.co.jp/
岩井の胡麻油
https://www.iwainogomaabura.co.jp/

webinar
〈ウェブ上のセミナーで講演する橋場氏(左)とゴントナー氏(右上)〉

※令和2年12月24日神奈川新聞より引用

本文ここまで
県の重点施策
  • 未病の改善
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • 神奈川県発、アート・カルチャーメディア「マグカル」
  • ともに生きる社会かながわ憲章
  • SDGs未来都市 神奈川県 SDGs FutureCity Kanagawa