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更新日:2022年1月14日

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海外動向レポート(2022年1月(株)横浜銀行研修派遣職員)

海外動向レポート(2022年1月(株)横浜銀行研修派遣職員)

リアル(対面式)イベントの再開

 タイでは8月をピークに新型コロナウイルスの感染者が徐々に減少し、11月には一定の条件の下、隔離措置なしでの旅行客の受け入れを開始した。12月には1日当たりの新規感染者が2,000人台へと下がったが、世界的なオミクロン株の感染拡大に伴い、隔離措置なしでの受け入れは一時的に停止となった。
 一方、新規感染者が1万人を超えていた時期には、軒並み中止や延期を余儀なくされていたリアルのイベントが徐々に復活しつつあり、ウィズコロナに向けた新たな展開を見せている。今回は、直近で開催された2つのイベントについて紹介する。

サイアム高島屋3周年記念事業

 サイアム高島屋では、オープン3周年を記念して富士山とキャンプをテーマとしたイベント「Fuji-San Camping Fest 2021」が11月下旬に約2週間の日程で開催された。タイでは、キャンプなどのアウトドアレジャーがコロナ禍で注目を集め、若者を中心に人気が出てきているという。今回のイベントでは、キャンプグッズを手掛ける企業が製品の展示を行ったほか、県内にも複合レジャー施設を有する富士急行がブースを出展し、富士山を中心とした日本への観光PRを行った。ブース内では、富士山を望む絶景スポットとして江の島のPRなど、アフターコロナに向けた県内への観光客誘致活動を行った。

第27回タイ国際旅行フェア(TITF)

 続いては、12月23日~26日の日程で約2年ぶりに開催されたタイ国際旅行フェアについて紹介する。通常年に2回開催されている国際旅行博であり、これまで日系企業や自治体を含めた多くの団体が参加してきた。今回は、海外旅行が難しい状況であるため、主に国内の観光地やホテルのPRがメインとなっており、海外旅行のPRブースは少なかったが、日本からは複数の自治体が現地企業を通じてブースを出展し、PR活動を行っていた。ある自治体のブース担当者によれば、今回は会場の規模も小さく、来場者も少ないようであったが、ブースへの来訪者一人ひとりに丁寧に説明できるというメリットもあったという。次回は2月に開催が予定されている。

終わりに

 11月から規制緩和が進んだことから、駅やデパートは多くの人で溢れており、バンコクの名物ともいえる渋滞も復活し始めている。リアルのイベントが再開される一方、オミクロン株の感染拡大も懸念されるため、引き続き状況を注視していきたい。

 

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【Fuji-san camping Fest 2021】

 

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【富士急行のブース】

 

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【タイ国際旅行フェア】

 

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【自治体の出展ブース】

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