海外動向レポート(2021年8月(株)横浜銀行研修派遣職員)

掲載日:2021年8月10日

自動車展示・販売会「第42回バンコク国際モーターショー」

 タイでは毎年2回大規模な自動車展示・販売会が開催されています。今回は、3月に開催された「第42回バンコク国際モーターショー」についてご紹介します。
 この展示会は3月24日から4月4日まで開催され、新型コロナウイルス第3波の到来前に無事閉幕しました。タイでは、第1波を乗り越えた昨年7月以降自動車生産が急回復し、今年の生産台数は前年比5.1%増の150万台程度まで戻ると予測されていました。昨年末に到来した第2波も3月にはほぼ収束し、今回は、消費者の購買意欲も回復が期待されていた中での開催となったため、その成果が注目されていました。
 実際には、開催期間中に134万人(前年比28%増)が来場し、2万7,868台(前年比52%増)の成約があるなど、盛況のうちに終わりました。筆者の印象として、今回特に注目を集めていたのが、タイ東部ラヨーン県で6月に工場を稼働した中国の長城汽車(GWM)の展示スペースでした。会場の中央に位置し、タイで販売を予定する小型電気自動車「欧拉(ORA)」には多くの来場者が訪れており、関心の高さがうかがえました。
 この展示会を皮切りに、自動車業界がさらに勢いづくことが期待されましたが、世界的な半導体不足や新型コロナウイルス第3波により、残念ながら4月の生産台数は10万4,355台(前月比35.8%減)と大きく落ち込んでしまい、失速感は否めません。自動車部品関連の県内企業からも、「昨年後半から好調を維持していましたが、今は先行きが見えない状態」という声を多く聞きました。昨年時点では感染の抑え込みに比較的成功していた東南アジア各国で再び感染が広がっている状況でありますが、タイでは6月7日にワクチンの大規模接種が開始されるなど、収束に向けた希望も見えつつあります。
 今後もタイ進出県内企業の多くが関わる自動車産業の動向を注視し、県内企業の皆様に有益な情報発信をしていきたいと思います。

motorshowentrance
【モーターショーの入口】

motorshow
【会場内の様子】

gwmORA
【長城汽車の「欧拉(ORA)」】

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