海外駐在員の活動レポート(2018年11月・東南アジア事務所)

掲載日:2018年11月29日

マレーシアで販路拡大する県内企業の取組み

マレーシアといえば、歴史的な街並みを堪能できるペナンやマラッカ、また雄大な自然が広がるボルネオなど、毎年2,500万人以上の外国人観光客を集める豊富な観光資源を有する国という印象が強いのではないだろうか。

その一方で、1人当たりの名目GDPが1万ドルに近づくなど、同国は東南アジアの中で先進的な地位を築いてきている。実質GDP成長率もここ5年で4~6%と安定しており、魅力的な消費市場と捉えている企業も少なくない。今回は、同国内で店舗数を拡大する県内企業の取組みを紹介したい。

書籍や家電などの総合リユース事業で有名なブックオフコーポレーション(相模原市)は、2016年から同国へ、リユース店舗「Jalan Jalan Japan」(ジャラン・ジャラン・ジャパン)を展開している。今年6月には、3号店となる「Center Point(センターポイント)店」をクアラルンプール郊外にオープンした。取扱商品は、アパレルのほかに生活雑貨・ベビー用品・家具・アクセサリー等と幅広く、ほぼ全ての商品が日本での買取品であるという。

同社の小野沢孝治氏は、「『Jalan Jalan』はマレー語で『散歩』という意味。店舗名は、マレーシアにいながら気軽に日本の雰囲気を楽しんでほしいという思いを込めた」と店舗のコンセプトを語る。

また、同国へ進出した理由について、「英語が広く通用することや親日的な国民性という理由のほか、他国に比べてアパレルや生活雑貨などの輸入がしやすいという事情があった」と話すとともに、今後の展開については、「口コミやSNSで評判が広まり、来店者が増加している。3年以内にマレーシア全土で10店舗の出店を目標にしている」と意気込む。

同国では、今年5月に史上初の政権交代が起きた。新政権は生産性向上のための経済構造改革の着手や業界団体との対話促進などの項目を公約に掲げており、更なる投資促進に向けた施策の実施が期待される。引き続き、現地で県内企業を支援していきたい。

 
 
(写真)「Jalan Jalan Japan」Center Point店外観
 
(写真)「Jalan Jalan Japan」Center Point店店内の様子
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