中小企業サポートかながわ(2017年3月・大連 神奈川経済貿易事務所)

掲載日:2019年10月23日

中国国内市場での販路拡大に挑む県内企業の取組みについて

経済成長率の低迷や人件費の高騰など、中国は世界の工場としての魅力は薄れてきていますが、生活水準が向上している中国人のライフスタイルの変化には目を見張るものがあります。今回はこうした中国の消費者をターゲットに販路拡大に挑む県内企業の取組みについてお伝えしたいと思います。
昨年9月、大連世界博覧広場で、食品や日用品などの日本商品が展示される大連日本商品展覧会が開催され、日本商品に関心を寄せる中国人が大勢来場しました。
この展示会には、KIPが共同出展募集を行い、県内企業5社が出展しました。今回、その中の2社に対して、中国市場での販路拡大についての展望を伺いました。

翡翠の魅力を日本から(株式会社ジョイテック)

翡翠展示ブースの様子
翡翠展示ブースの様子二人
みなとみらいの三菱重工ビル階で、翡翠のジュエリーの販売などを行っている株式会社ジョイテック。大連の展示会には、三石社長と劉販売担当の二人が参加しました。
中国でも翡翠は非常に人気があり、アクセサリーとして首や腕に付けているのを見かけます。ジョイテックの翡翠は原産国のミャンマーから直輸入した天然翡翠のみを取り扱い、デザイン・設計・加工の全てを日本国内で行っていることをウリにしています。
同様に翡翠や宝石を取り扱うローカル企業も出展する中、ジョイテックのショーウィンドウ前には、品質とデザインを求める来場者(特に女性)が一時は入るすきまがないほど詰めかけ、高い関心を集めていました。
三石社長は、「今回初めて中国の展示会に出展した。商品を見た多くの来場者から、商品はどこで売っているのかなどの質問があり、品質やデザインの良いモノに対するニーズがあることを肌で感じた。将来的に中国での店舗販売も視野に入れていきたい。」と話しています。
海外ではシンガポール、マレーシアの展示会などで、2年前から販売。今後、インドネシア、ベトナムでの販売も視野に入れており、海外展開に期待が高まります。

ノンアルコールと高級ラベルをウリに(天然素材蔵)

展示されたノンアルコールサングリア
ノンアルコールサングリア展示ブースの様子
お米から出来たノンアルコールサングリア「ライスワインビネガー&フルーツ」の中国での販路開拓を求め参加した川崎市の武蔵中原駅近くで寿司屋を営む天然素材蔵の瀧永社長。
お寿司で使用するお酢をヒントに商品開発を行い、日本国内での販売のほか、現在は台湾や香港などを含むアジアを中心に、海外展開に力を入れています。
大連の展示会では、消費者の反応を確かめることや大連での代理販売店を探すため出展しました。
来場者からは「母親の誕生日プレゼントとして、今すぐ買いたい。」「日本のどこの産地のお米を使用しているのか。」「レストランやバーですぐに使いたい。」など高い関心が寄せられました。
瀧永社長は「飲みやすく美味しい、ラベルが高級感があって良いなどの感想があり大変参考になった。日本商品はいいモノであれば高くても欲しいという中国人が多くいることを直に感じた。」と話しています。
中国では最近、若者を中心に白酒やビールを飲まない人が増えてきており、こうしたライフスタイルの変化にも注目する必要があります。
展示会を主催した中国国際貿易促進委員会大連市分会によると、来場者数は一昨年の4万人から5万人になるなど大盛況だったとのこと。爆買いを契機とした中国消費者の日本商品へのニーズの高まりを肌で感じることのできる展示会となりました。今年は9月15日から17日の3日間の開催が予定されています。
大連事務所では、中国での販路拡大を目指している県内企業のサポートを行っています。海外展開をお考えの皆様、大連事務所またはKIPにお気軽にお問い合わせください。
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