海外駐在員の活動レポート(2016年12月・北米事務所その3)

掲載日:2016年12月28日

メキシコの小さな巨人・アグアスカリエンテス

アグアスカリエンテス州での神奈川経済セミナーで講演する黒岩知事
アグアスカリエンテス州で開催した神奈川経済セミナー

近年、国内外の自動車メーカーがメキシコで生産を拡張し、四輪車生産台数は昨年350万台を超えた。それに応じて進出日系企業数も1,000社に迫り、メキシコへの投資を加速させている。
その中でも、日本から最も多くの投資を呼び寄せている州の一つが中央高原地帯に位置するアグアスカリエンテス州だ。世界銀行のレポートによると、メキシコで最もビジネスしやすい州といわれている。
同州とは2014年10月に経済交流に関する覚書を締結しており、更なる交流に向けて、今年11月に黒岩知事が県内企業ミッション団とともに初めて同州を訪問した。
州政府、ジェトロメキシコ、在レオン日本国総領事館、メキシコ日産からの協力を得て開催した神奈川経済セミナーでは、黒岩知事からヘルスケア・ニューフロンティアの取り組みなどについて基調講演を行ったほか、州政府からは、治安や雇用環境など、進出日系企業が安心して操業できる投資環境が紹介された。
産業用機械設備の設計製作等を手掛ける湘南造機株式会社(横浜市鶴見区)は、今年現地法人を開設した。現地法人社長の石田宏行氏は、進出を決めた理由についてこう語る。
「進出の起点は弊社の成長を支援してくれた日産系企業が多いことにある。その上で次のいくつかの要素を考慮して決断した。まず、現在ある日系進出企業の事業は拡大基調で、それに伴う設備設置作業等が今後も増加するであろうと考えた。また、これら進出企業の設備は経年劣化が進んでいるといわれ、保全ニーズが加速度的に高まってくると判断し、ビジネスチャンスとして捉えた。これらの機会を日本的マネージメントで、現地の作業者とともに結果に結び付けたいと考えている」
米国大統領選挙を受けてペソ安が進行しており、米国の次期政権の新政策を注視していく必要がある。しかし、今回の知事訪問を契機に州政府とのパイプを強固なものとし、現地での事業展開に関心がある県内企業をサポートしていきたい。

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県の重点施策
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • 未病の改善
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • ラグビーワールドカップ2019
  • マグカル
  • ともに生きる