海外駐在員の活動レポート(2016年7月・北米事務所)

掲載日:2016年7月31日

企業誘致による地域活性化

ジンマーバイオメット社平塚工場建物の様子
ジンマーバイオメット社平塚工場=平塚市

神奈川県では、米国・メリーランド州との友好提携に基づき、州都・アナポリスに日本貿易振興機構(ジェトロ)と共同で事務所を設置し、主に、米国企業の県内への誘致活動等を行っている。
外国企業による投資の拡大は、経営ノウハウや技術、人材などの経営資源の流入をもたらすことから、生産性の向上や雇用の創出といったプラスの影響につながることが期待されている。県では、県外・国外から、2015年度から2018年度までの4年間で100件の事業所を県内に立地することを目標にしている。
この目標達成に向けて、県は、新たな企業誘致施策「セレクト神奈川100」をスタートさせた。最大10億円の補助金、税制優遇、低利融資などの支援を通じて県内への立地を促進するものである。
この施策を活用し、本県への投資を決定した第1号が、ジンマーバイオメット(本社 米国インディアナ州)だ。インプラント(人工関節)等の手術に用いる医療用器械器具を製造する工場を平塚市に新設する。
本県への投資決定にあたっては、まず同社からジェトロニューヨークへの問い合わせを受け、県駐在員が米国で同社と面会し、ニーズ等をヒアリング。その後県庁でジェトロ対日投資部、ジェトロ横浜、関係市町村とともに本県の投資環境や新たな企業誘致施策「セレクト神奈川100」について紹介した。
本県以外にも複数の投資候補先が上がっていたが、このように関係機関が連携を図ることで、誘致成功につながった。
同社の林利史ガバメントアフェアーズ部長は、「本年2月にジンマー株式会社とバイオメット合同会社が合併し、今後も事業を発展させていくにあたり、現在御殿場(静岡県)と大井(東京都)にある薬機法上の製造所機能を集約することとした。神奈川県は東京都に次いで大きな市場であり、また平塚という立地が関東一円のみならず、東北、関西地区への効率的な陸路配送に有利であることから、今後の事業拡大に重要な戦略的投資になる」と話す。
人口が増加し続け、新しいビジネスが次々と生まれる米国。「さがみロボット産業特区」、「京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区」、そして県全域にまたがる「国家戦略特区」の3つの特区をはじめとした本県の投資環境や「セレクト神奈川100」を積極的にPRし、今後も誘致につなげていきたい。

本文ここまで
県の重点施策
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • 未病の改善
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • ラグビーワールドカップ2019
  • マグカル
  • ともに生きる