海外駐在員の活動レポート(2016年7月・東南アジア事務所)

掲載日:2016年7月31日

インドの鉄道産業の現状

インド地図に主要都市の人口デリー1100万人ムンバイ1200万人など
インドにおける高速鉄道構想(出典:国土交通省HP)

2015年12月、日印首脳会談(デリー)においてムンバイ・アーメダバード間高速鉄道への日本の新幹線システムの導入が合意された。この計画は、インド初の高速鉄道として計画され、全長505キロを約2時間で結ぶことを想定している。
今回は、このインドにいち早く進出した鉄道関連の県内企業の取組みを紹介したい。
鉄道向け信号装置やソフトウェアの製造を手掛ける株式会社京三製作所(横浜市鶴見区)は、2013年にインド・ニューデリーに現地法人を設立。インド国鉄向けに信号製品などの納入拡大を目指し、同年10月には、インド鉄道省の認証機関(RDSO)から電子連動装置に関する型式認証を取得した。
なお、鉄道向け信号製品でインド国鉄からの型式認証を受けた日系企業は、同社が初めてのケースとなる。
この認証取得にあたっては、製品の安全性のみならず、企業業績など幅広い項目についての評価が必要であるため、5年以上を費やしたとのことである。
現在は、インド国内で計11駅の電子連動装置を完工。今後もインド国鉄からの受注増を目指している。
同社現地法人の技術担当・田島隆之氏は、「インドでは超高温・多湿といったより厳しい環境下でも高品質・安定稼動を維持できる製品が求められている。また、インド国鉄からの信号保安設備の更新需要が多く、今後は、日本の最新技術を取り入れるよう働きかけていきたい。」と熱く語っていた。
他のアジアの国々でも高速鉄道計画が進んでいる。中でも、クアラルンプール・シンガポール間の約350キロを約90分で結ぶ首都間高速鉄道計画については、現在、オールジャパンで受注に向けたPR活動が進められている。
日本の鉄道システムの受注は、日系企業の海外でのビジネスチャンスでもあることから、引き続き、アジアの鉄道産業の動向に注目したい。

 

第21回インド国際産業・技術フェアでのJR展示ブースを訪れる人々

第21回インド国際産業・技術フェア IETF2015(平成27年2月にインド・デリーで開催)(その1)

 

第21回インド国際産業・技術フェアでの日本ブース

第21回インド国際産業・技術フェア IETF2015(平成27年2月にインド・デリーで開催)(その2)

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