海外駐在員の活動レポート(2016年6月・東南アジア事務所)

掲載日:2016年6月30日

タイでのビジネス展開を支援

展示会の神奈川ブースに訪れる人々
サブコンタイランド2016「神奈川ブース」の様子

日系企業の集積が進むタイ。その首都バンコクで5月11日から4日間、「サブコンタイランド2016」が開催された。
今年で10回目を迎えるこの展示会は、タイ国投資委員会(BOI)やタイ下請振興協会などが主催。タイをはじめ、東南アジア諸国連合(ASEAN)や日本など18か国から製造業を支える幅広い業種の約350社が出展し、4日間で約4万人が来場した。
公益財団法人神奈川産業振興センターでは、この展示会に7年連続で「神奈川ブース」を設置。し、県駐在員もサポートしながら、タイでのビジネス展開を継続的に支援している。
また、昨年からは、公益財団法人横浜企業経営支援財団も加わり、今年は2団体合計で9社の県内企業が出展し、それぞれの製品や技術をPRした。
この「神奈川ブース」に3年連続で出展した東京特殊印刷工業株式会社の嶋田裕一氏(相模原事業所・係長)は「これまで3回の出展を通じて、タイのネットワークを築くことができた。特に、日系企業に限らず、実力のあるタイの地場企業とのつながりが得られたことは貴重だと感じている。将来的にASEANに生産拠点を設置する計画もあるので、材料の現地調達先を検討する際にも、展示会を通じて築いたタイの地場企業との協力関係を活かしていきたい」と意気込んでいた。
他の県内企業からも、タイの地場企業の技術レベルの向上や企業規模の拡大などから、商談先としての魅力の高さを認める声が多く聞かれた。
さらに、こうしたタイの地場企業の中には、日本企業とのビジネス拡大を目指し、日本に拠点を設置する動きも出てきている。
一方で、タイはASEAN随一の生産拠点であるが、人件費などの製造コストが上昇しており、近隣国との分業体制を目指す「タイ・プラス・ワン」の流れも生まれている。
こうした事態を受け、タイ政府では、特定の地域で集中的に産業の集積と開発を行う「スーパークラスター」構想を明らかにし、生産性の向上やイノベーションの導入により、製造業の高付加価値化を実現したい考えだ。
同地域での県内企業の海外展開ニーズを踏まえ、引き続き、現地支援に力を入れていきたい。

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