海外駐在員の活動レポート(2020年3月・大連 神奈川経済貿易事務所)

掲載日:2020年3月13日

存在感を増す神奈川のアパレルブランド

中国の消費者の日本製品への注目度は高い。中国人訪日観光客による「爆買い」は一時期と比べ影を潜めたものの、メイドインジャパンへの安全・安心のイメージや高品質製品を好む中国人の購買意欲は引き続き旺盛だ。そうした中、中国で存在感を示している神奈川県のアパレルブランドを2社紹介したい。

1社目は、メーカーズシャツ鎌倉株式会社(鎌倉市)。「上質なシャツをお求めやすい価格で提供したい」という思いから、約25年前に鎌倉市内に第一号店を開店。鎌倉シャツの愛称で親しまれる日本製のシャツやブラウス、ネクタイなどのアパレル製品は多くの人に愛されている。

2012年には世界のファッションの中心と言われるニューヨークにも出店し、2019年11月には、中国第一号となる店舗を上海市・静安にオープンした。同社の中国展開はネット通販での販売から始まり、一時的なポップアップストアを上海に出したところ好評を得ることができ、実店舗出店の運びとなった。売り場面積は鎌倉本店と同程度の広さで、スピード感を重視する上海のビジネスパーソンのニーズに答えられるよう、店内には裾上げ等が即座にできる工房を設置している。

新店舗落成レセプションには約170人の関係者が集まり、その前で貞末良雄取締役会長は「中国市場では唯一無二の物しか受け入れられない。誇り高き中国の方々に認めてもらうには、まずはニューヨークでの高い評価が必要と考えていた。中国の方々が国際社会で活躍する場面で、欧米にNo.1と認められた我々のシャツを提供することが、出店の大きな目的である」と語った。

2社目は、ナノプラチナなどの鉱物が練りこまれた特殊繊維素材「PHT(プラチナ・ハーモナイズド・テクノロジー)」を使用したリカバリーウェアを生産・販売する株式会社ベネクス(厚木市)だ。同社は2016年に北京に現地法人を立上げ、中国の各地域販売代理店と連携して製品販売を行っている。

2019年9月には遼寧省大連市で開催された日本商品の展示販売会「日本商品展覧会」に出展し、同地経済団体と中国東北地域における販売網を開拓した。また11月に上海で開催された第2回上海国際輸入博覧会にも出展し、中国全土から集まったバイヤーへ当社独自の技術・製品をPRするなど、積極的な中国展開を進めている。

こうした唯一無二のブランドや製品を展開する県内企業とともに、神奈川県のブランドや魅力を中国に発信していきたい。

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(写真左)メーカーズシャツ鎌倉(株)の上海店オープンの様子

(写真右)同社の新店舗落成レセプションの様子

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(写真左)(株)ベネクスの大連日本商品展覧会の出展ブース

(写真右)同社の上海国際輸入博覧会の出展ブース

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