海外駐在員の活動レポート(2019年3月・北米事務所)

掲載日:2019年3月20日

神奈川県産日本酒が米国に上陸!

在米国日本国大使館主催による日本酒試飲イベント、「Kampai! For The Love of Sake”」が、2月26日にワシントンD.C.で、27日にはメリーランド州ボルチモアで開催された。

開催地の一つであるメリーランド州は、神奈川県と友好提携を結んでおり、米国と日本の草の根交流の一環として、本県も両日ブースを出展した。

「南部美人」(岩手県)、「八海山」(新潟県)、「天吹酒造」(佐賀県)といった酒造がブースを構える中、本県のブースでは、泉橋酒造(海老名市)の日本酒を提供した。

同酒造は、「酒造りは米作りから」という信念のもと、全国でも珍しい「栽培醸造蔵」として、海老名市と近隣地区で酒米栽培から精米・醸造まで一貫して行っており、北米での販路開拓を目指して米国への輸出も開始した。

県ブースで、「恵 赤ラベル 原酒」、「いづみ橋 恵 青ラベル 純米吟醸」、「いづみ橋 生酛(きもと) 黒とんぼ」の3種類の日本酒をテーブルに並べると、瞬く間に長蛇の列ができた。「赤ラベル」は、絞ったままの酒を加水せず瓶詰した原酒で、やや濃厚な味わいで、焼肉など濃い目の料理と相性が良い。「青ラベル」は、純米よりも米を磨いて仕込んだ純米吟醸で、きりっとした味わいで刺身などの和食と合う。「黒とんぼ」は、生酛(きもと)仕込みと呼ばれる伝統的な手法で、酒蔵に付着している乳酸菌を利用し、2年以上蔵の中で寝かせてから出荷され、端正でかつ綺麗な旨みがある。

ブースを訪れた方々は、3種類の酒を飲み比べたり、味の違いを楽しんだりしていた。中には、吟醸と大吟醸の違いを知っているなど、日本酒に精通している参加者もいた。一方、日本酒は熱燗で飲むものというイメージを持っている方や、テキーラのようにショットグラスで一気に飲み干そうとする方もおり、米国人には日本酒にまつわる文化が、新鮮に映ったようであった。

今回の泉橋酒造の選りすぐりの日本酒セレクションに、「これまで日本酒だと思っていたものとは全く違う、初めての味だ」と驚きを隠さない声を多く聞くことができた。

こうした取組みにより、泉橋酒造の日本酒を飲食店のメニューに加える動きも出てきた。ボルチモアでバーを手掛けるマイケル ヤング氏は、その味わいや酒造りのストーリーに惹かれ、昨年6月から「いづみ橋 恵 青ラベル 純米吟醸」をバーで提供している。さらに、日本を訪れ、泉橋酒造の酒蔵を視察するなど熱心に研鑽を重ねている。

泉橋酒造による米国販路開拓の取組みは、米国人に日本酒の魅力を伝えることで、日本に対する理解や関心を深めることに貢献している。さらには、文化の理解のみならず、幅広い分野で日米間の絆が深まることも期待される。県北米駐在員としても、その役割の一旦を担っていきたい。

 

(写真)「Kampai! For The Love of Sake”」県の展示ブース

 

(写真)泉橋酒造の日本酒をPR

 

(写真)「Kampai! For The Love of Sake”」に出展された日本酒銘柄

 

 

 

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