中小企業サポートかながわ(2019年3月・東南アジア事務所)

掲載日:2019年3月5日

ASEAN有数の成長国、フィリピンに注目

近隣諸国が好調な経済成長を続ける中、長く低迷していたフィリピンは、いまやASEANの中でもトップクラスの成長率を誇ります。人口は1億人を超え、生産年齢人口比率(15~64歳)は2062年まで増え続けると予測されているなど、将来にわたり豊富な労働力や内需の拡大に伴う経済成長が確実視されています。

今回は、急成長を続ける注目国、フィリピンに進出した県内企業を紹介します。

初の海外生産拠点を設立―株式会社西山製作所

主に自動車向け鋼管の精密引抜加工を手掛ける株式会社西山製作所(小田原市)は、2015年8月に現地法人「PHILIPPINE NISHIYAMA PIPE MFG.INC.」を設立。
2017年10月より、マニラ郊外の工場で量産を開始しました。

現地法人副社長の西山 高広氏は、進出の経緯について、「日系自動車メーカーの現地調達需要に対応するため、日本貿易振興機構(JETRO)の新輸出大国コンソーシアム事業の支援を活用し、進出を決めた」また、今後の展開については、「国内に競合が少なく、自社の優位性が確保できると考えている。自動車関連にとどまらず、幅広く販路を拡大していきたい」と話してくれました。

チャイナ・プラスワンとして着目―株式会社長津製作所

プラスチック用精密金型の設計・製造メーカーである株式会社長津製作所(川崎市)は、2016年6月に現地法人「Nagatsu- Sanpla Precision Mold Phil., Inc.」を設立。
2017年12月から量産を開始したフィリピン工場では、デジタルカメラやプロジェクターなど光学分野の成形加工を行っています。

同社取締役社長の山野井 清氏は、同国へのビジネス展開について、「すでに中国で生産体制を構築していたが、一極集中を避けるための投資先を探していた。公用語が英語でありコミュニケーションが取りやすいことや、今後の経済成長が期待できることを考慮して、進出を決めた」と話してくれました。

今後は、周辺国への新規取引先開拓にも積極的に取り組んでいくとのことです。

県やKIPでは、フィリピンを含むASEANへの進出を検討している県内中小企業の皆さまに向けて、様々な支援策を用意しています。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

(写真)西山製作所フィリピン工場(PHILIPPINE NISHIYAMA PIPE MFG.INC.)
 

(写真)長津製作所フィリピン工場(Nagatsu- Sanpla Precision Mold Phil., Inc.)

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