秦野市蓑毛地区の大日堂に行ってきました!

掲載日:2018年3月13日

あっという間に暑い夏が過ぎ去り、肌寒く、すっかり秋らしい時節になりました。(このホームページも秋らしい話題が増えてきましたね。)

今回ブログで紹介するのは、秦野市蓑毛地区にある大日堂です。

このブログをいつも見てくれている方からは、「この前(9月20日のブログ参照)も行ったじゃないか!」とお叱りを受けそうですが、ご安心ください、先日よりも更に蓑毛地区の良さを知っていただくために、大日堂での文化財特別公開(11月2日から11月5日)に合わせて周辺の取材に行ってまいりました。

また、大日堂の4つの建物(蓑毛大日堂、不動堂、地蔵堂、大日堂仁王門)は先日10月27日に国登録有形文化財(建造物)に正式登録されています。

とっても趣のある仏像、建物にたくさん出会えたので、今日はその魅力を紹介したいと思います!

(お堂内の仏像は撮影禁止ですが、今回は特別に許可をいただいて写真を撮影しております)

さっそく入口の仁王像の存在感に目を奪われます

大日堂へは、小田急線秦野駅より神奈川中央交通バス秦20系統蓑毛行に乗ると25分程度で蓑毛バス停に到着します。

蓑毛バス停で降りたら橋を渡ってすぐそこです!赤い仁王門が見え、二王像が出迎えてくれます。

仁王門

吽形像阿形像

左側の写真が吽形像(密迹金剛像)、右側の写真が阿形像(那羅延金剛像)です。どちらも秦野市指定重要文化財です。

この二王像は県で1番古い二王像で、東日本でも2番目に古いものと考えられています。(1番は福島県の法用寺のもの。)

平安後期の西暦1100年ごろに作られたもののようです。二王像ながらも表情が穏やかにも見えるのは、平安時代に作られたものだからでしょうか。(鎌倉時代以降になると二王像も険しい表情のものが増えていくようです。)

大きさは阿形像が268センチメートル、吽形像が270センチメートルですが、迫力があり、それよりも大きく見えます。

大日堂の如来像、観音像の美しさに息を飲みます

仁王門をとおり、お寺の境内に入ると、まずは正面の大日堂が目に入ります。

大日堂

中には如来像が5体、聖観音像1体が収められています。

大日如来像

正面の大日如来像は表面が金色であり、目を奪われます。

釈迦如来像、阿弥陀如来像宝生如来像、阿しゅく如来像

大日如来像の左右には2体ずつ如来像がならんでいます。(写真左から、釈迦如来像、阿弥陀如来像、宝生如来像、阿しゅく如来像)

姿かたちが美しく、こちらも息を飲む美しさです。

聖観音像

同じ大日堂内に聖観音像も収められています。本来は大日堂の西方向にあった観音堂の本尊でしたが、建物の老朽化により大日堂に移されています。秦野市内の最大、かつ最古の仏像です。

大日堂の歴史は古く、その始まりは白鳳時代(7世紀から8世紀初頭)と言われています。西暦742年に聖武天皇の勅願所となり、行基が管理していたとされています。大日如来像も行基により作られたものとも言われています。

西暦600年代にハタノ カワカツという人物が関西に祀られていた如来像を蓑毛に移したとも言われており、これが現在の地名「秦野」の由来ではないかとする説もあります。

不動堂の不動像の迫力に圧倒されます

大日堂の脇から少し奥の階段を登ると不動堂があります。

中には不動像が祀られています。

不動像

とても力強い表情でこちらを見てきますね。

この仏像から力が与えられると、長時間見ていく人もいるようです。

インドから渡ってきたものと言われていますが、まだ調査が入っていないため詳細は分からないようです。

地蔵堂では十王像、地蔵菩薩に囲まれます

さらに少し奥に進むと地蔵堂が見えます。

このお堂は茶湯殿とも呼ばれています。

また、閻魔堂、十王堂とも呼ばれ、その理由は以下の写真の通りです。

十王像1十王像2(閻魔王)

十王像3十王像4

十王像5十王像6

ここ閻魔堂には東日本でも類を見ない十王思想の仏像群があります。

十王とは冥界に住む10人の王で、人が死ぬと、三途の川を渡りこれらの王の前で今までの罪業を裁断されるようです。

この十王に閻魔王も入っています。(右上の写真です。)

冥界の王というだけ恐ろしい表情をしていますね。

十王像の目は以前にすべて盗まれており(なんとも罰当たりですよね)、現在目玉が入っているものは修復済みのものです。

地蔵菩薩像

正面にある大きな像は地蔵菩薩像です。

地蔵菩薩像も十王像も制作時期、製作者はハッキリしていませんが、修復時に江戸時代の年号と仏師の記入がありました。作風的には室町時代制作と言われています。

大日堂へのアクセス、仏像に出会える日時は?

ここまでブログを読んでいただいた方はさっそく大日堂に行きたくなっていると思います。

大日堂へのアクセス等は以下の通りです。

場所:神奈川県秦野市蓑毛721

アクセス:小田急線秦野駅より神奈川中央交通バス秦20系統蓑毛行蓑毛バス停にて下車。蓑毛バス停より徒歩2分。

神奈川中央交通のホームページも参照。だいたい1時間に2本程度バスが出ています)

仏像の公開日:毎月第1日曜日、元旦(1月1日)、閻魔詣(8月16日)、文化財保護強調週間(例年11月3日前後)

公開日以外に行っても建物を見ることはできます。

大日堂のことをもっと知りたいという方は「秦野みのげ文化の会」秦野市のホームーページもご覧ください。

皆さんもぜひ、秦野市蓑毛まで足を運んで、厳かな仏像、建物をご覧になってみてはいかがでしょうか。

なお、今回、せっかく蓑毛にお邪魔させていただいたので、少し足を伸ばして髭僧の滝まで行ってきました。こちらもとても迫力があり、皆さんにぜひ行っていただきたいスポットです。次回のブログで改めてご紹介させていただきたいと思いますので、楽しみにしていてください。

秦野市立図書館内に「はだの浮世絵ギャラリー」がオープンしました!

秦野市関係の話題で最後にもう一点だけご紹介します!

秦野市立図書館内に「はだの浮世絵ギャラリー」がオープンしました!

江戸時代の生活文化や社会風俗を伝える日本の伝統的な美術作品である浮世絵に触れる貴重な機会ですので、ぜひお誘いあわせの上、足を運んでみてください。観覧料は無料です!

開室時間:午前9時から午後7時(火曜日、祝日は午後5時まで)
12月28日は午後5時まで
1月4日は午前10時から午後5時

休室日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日から1月3日)、月の最後の金曜日

会場:秦野市立図書館はだの浮世絵ギャラリー(秦野市平沢94-1)

アクセス:小田急線秦野駅北口バス3番のりば、「文化会館前」下車又は小田急線渋沢駅北口バス1番のりば、「文化会館前」下車

 

定期的に作品は入れ替えて展示するので何回行っても楽しめそうですね!

秦野市のホームページもご参照ください!

はだの浮世絵ギャラリーのチラシ


 

なお、湘南地域の観光情報は、観光情報ひろば湘南のページにも載っておりますので、下のリンクも是非ご覧ください。

観光情報ひろば湘南


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