花の香りと文化の香りを楽しむ、茅ヶ崎コース

掲載日:2018年5月9日

茅ヶ崎コースの概要イメージ
※ ヘッドランド付近からバスに乗車する場合は、134号線沿いの「ヘッドランド入口」から【茅09】茅ヶ崎駅南口行きに乗車(約7分)し、「茅ヶ崎駅南口」で下車してください。

※1 移動時間は目安のものです。

※2 本モデルコースの内容は、2017(平成29)年1月時点のものです。

ルートマップ

ルートマップ(概略地図)

※ 地図は、コースのポイントをわかりやすく示すための概略図です。そのため縮尺等が正確でないことがあります。

コース案内

JR茅ケ崎駅

 徒歩 約8分 ▼


1.茅ヶ崎市美術館からスタート!

 

茅ヶ崎市美術館の外観写真

ルシュマンのランチメニュー

茅ヶ崎コースは、まず茅ヶ崎市美術館からスタートです。
茅ヶ崎市美術館は、茅ヶ崎駅から徒歩約8分。高砂緑地の松林を抜けると見えてくるのは、軽やかに羽ばたくような美術館の建物。湘南の明るい空と深緑の松林の風景と溶け合い、素敵な雰囲気です。通りから見えないので、隠れ家的な感じも。

茅ヶ崎市美術館は、1998(平成10)年に開館し、郷土美術館として茅ヶ崎にゆかりのある作品を収蔵しています。企画展では、茅ヶ崎ゆかりの作家や作品を中心に紹介。収蔵作品展は、収蔵する2,000点の中から、テーマを設けて展示を行っています。また共催展として、地元中学・高校生の作品の展示もしているそうです。(企画展は年3,4回、収蔵作品展は年2回、共催展は年3回程度、それぞれ内容を入れ替えて展示しています。)
館内は、天井が一部ガラスになっており、自然の光を取り入れた明るい印象。展示室は決して広くはありませんが、その分、作品との距離が近く、じっくりと美術鑑賞が楽しめます。

美術館の2階には、2016(平成28)年にリニューアルオープンしたカフェ「Lechemin(ルシュマン)」があります。「茅産茅消(地産地消)」にこだわって茅ヶ崎のお店の食材を使用。晴れた日には富士山を眺めながら、茅ヶ崎の明るい太陽を浴びたシャキシャキのお野菜や滋味溢れるソーセージ等、ここでしか味わえないものをいただくことができます。筆者もいただきましたが、そのおいしさに思わず感動!ぜひ、お立ち寄りください。

茅ヶ崎市美術館の地図はコチラから
茅ヶ崎市美術館のHPはコチラから〕 

 徒歩 約1分 ▼


2.高砂緑地・松籟庵(しょうらいあん)で梅の香りを楽しむ

 

高砂緑地の松の写真高砂緑地の梅の写真
松籟庵の写真松籟庵の池の写真

※ 梅の見ごろは、2月中旬頃~3月上旬頃です。

茅ヶ崎市美術館を取り囲むように広がる高砂緑地。海辺の街らしい松林が広がりますが、よく見れば、あちこちに小さくて可愛らしい梅の花々が。松の濃い緑を背景に、白とピンクの花が健気に春の訪れを告げています。

高砂緑地は、1902(明治35)年に、日本近代演劇の先駆者として活躍した俳優 川上音二郎・貞奴夫妻が居宅を構えたことに始まり、その後、実業家の原安三郎氏の所有となり、別荘として整備しました。その後、茅ヶ崎市が往年の茅ヶ崎の景観を後世に伝え、市民の憩いの場として活用するため土地を購入し、1984(昭和59)年に「高砂緑地」として開園したものだそう。

高砂緑地内にある日本庭園は、原氏の別荘時代に整備されたもので、この庭園内にある梅の中には、樹齢200年を超えると伝えられているものもあるそうです。梅以外にも、庭園内には、水仙、桜、ツツジ、紫蘭(しらん)、藪蘭(やぶらん)、カエデ、万両等があり、一年中四季の花々や緑を楽しむことができます。庭園内の池には、カワセミや鷺も訪れるそう。

日本庭園の奥にあるのが、「松籟庵(しょうらいあん)」。こちらは、敷地一体が茅ヶ崎市所有となった後の、1991(平成3)年に建てられたもので、茶室・書院があります。茶室は、京都にある裏千家「又隱(ゆういん)」を、書院は、京都にある表千家「松風楼(しょうふうろう)」を、それぞれ摸して造られているそうです。茶会や文化活動のために施設の貸出しを行っているため、予約の方が優先となりますが、予約が入っていない限り、室内をご覧いただくことも可能だそう。(観覧を希望される方は、事前に「松籟庵」までお電話にてお問い合わせください。

春の訪れを感じたら、次に向かうのは・・・。

高砂緑地・松籟庵の地図はコチラから〕 
高砂緑地・松籟庵のHP(茅ヶ崎市公園緑地課)はコチラから
松籟庵のHP(茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団)はコチラから

 徒歩 約15分 ▼


3.氷室椿庭園で椿にほっこり癒される

 

氷室椿庭園の椿の写真

氷室椿庭園の椿(開花時期)

※ 椿の見ごろは、2月下旬頃~3月下旬頃です。

続いて、高砂緑地・松籟庵から約15分のところにある、氷室椿庭園へ。

氷室椿庭園は、三井不動産の副社長だった氷室捷爾・花子夫妻の庭園が、茅ヶ崎市へ寄贈され、1991(平成3)年に開園したものです。
広さ約2,800平方メートルの庭園に、椿を中心に約1,300本に及ぶ庭木類が植えられており、椿の種類は200種類以上。1月に早咲きの椿が咲き始め、4月上旬に遅咲きの椿が咲くまで椿をお楽しみいただけます。

人気があるのが「黒椿」で、こちらは4月に開花するそうです。また、氷室氏が新種として発見したことから名づけられた「氷室雪月花」も、白と淡桃色の地に紅色の絞りが入った美しい品種です。「伊達唐子(だてからこ)」「鳴神(なるかみ)」「白頭山(はくとうさん)」「群雀(むらすずめ)」「棲蘭花(ろうらんか)」等、園内には氷室氏が品種改良した新種もあるそうですので、探してみてくださいね。

庭園内の建物は、氷室夫妻が住んでいたもので、老朽化が進んだため現在は閉鎖中ですが、茅ヶ崎市では旧氷室家住宅の有形文化財の登録と、景観重要建造物の指定を目指すこととしているそうです。

氷室椿庭園の地図はコチラから〕 〔氷室椿庭園のHPはコチラから〕 

 徒歩 約15分 ▼


4.茅ヶ崎ゆかりの人物館で、茅ヶ崎の新たな魅力を発見する

 

茅ヶ崎市ゆかりの人物館の外観写真

氷室椿庭園から徒歩約15分のところに、「茅ヶ崎ゆかりの人物館」があります。

茅ヶ崎市ゆかりの人物館は、2015(平成27)年2月にプレオープンしました。1年間のプレオープン期間中、市民の方からアンケートを取ったところ、「もっと茅ヶ崎にゆかりの人物について知りたい」との要望が多かったことから、グランドオープンした2016(平成28)年4月には、「ひとが織りなす茅ヶ崎のカタチ展。」(展示は、終了しています。)として、ゆかりの31名のパネル展示を開催。今後も、茅ヶ崎にゆかりの110名の中から展示を行う予定だそうです。
2017(平成29)年3月26日までは、「ラチエン“ワンダー”ストリート~通りとひとにまつわる3つの物語。~」展が開催されています。
建物は、展示館と多目的館から成り、多目的館では講演会等も開催されています。詳しくは、HPのイベント情報をご覧ください

屋外には四季折々の花を見ながら、一息つけるおしゃれなベンチも。
海からの風を感じながら一休みしたら、お隣にある開高健記念館へ。

※ 茅ヶ崎ゆかりの人物館は、毎週金・土・日曜日と祝日のみ開館しています。詳しくは下記HPでご確認ください。

茅ヶ崎ゆかりの人物館の地図はコチラから
茅ヶ崎ゆかりの人物館のHPはコチラから〕 

 徒歩 約1分 ▼


5.開高健記念館で、作家の素顔に出会う

 

開高健記念館の外観写真

開高健記念館の室内写真(1)

茅ヶ崎ゆかりの人物館の隣にあるのは、開高健記念館。

開高健は、1974(昭和49)年から亡くなる1989(平成元)年までの間、茅ヶ崎に暮らしました。
ここ開高健記念館は、終の棲家として開高健自身が愛した家を、開高健が住んでいたままに記念館としていて公開しています。こうした展示スタイルはとても珍しいものだそう。
詳しくは、下のコラムで紹介していますが、展示品からは作家の人柄が伺えます。日々の暮らしの中に、遊び心溢れた仕掛けも見られます。

釣り姿や迷彩柄の写真のイメージが強かった開高健が、記念館を見ることで、ぐっと身近に感じられるようになりました。

館内では、文庫本の販売コーナーもあります。気に入った本があれば、本を片手にそのまま海へ向かいましょう。

※ 開高健記念館は、毎週金・土・日曜日と祝日のみ開館しています。詳しくは下記HPでご確認ください。

開高健記念館の地図はコチラから〕 
開高健記念館のHPはコチラから

 徒歩 約8分 ▼


6.えぼし岩を眺め、きらめく海岸沿いを散策

 

えぼし岩の写真

茅ヶ崎サザンC

最後に訪れるのは、茅ヶ崎海岸。

えぼし岩や、きらきらと輝く海を眺めながら海岸を散策すれば、気分爽快。

湘南の海をどうぞゆっくりとご堪能ください。

えぼし岩に関するHPはコチラから

さらに約20分いくと、茅ヶ崎サザンCのモニュメントが。
サザンオールスターズのCDジャケットにもなったサザンビーチちがさきのシンボルで、(”C”を円(縁)に見立て)、縁結びスポットとしても有名です。時間に余裕があれば、ぜひ足を伸ばしてみてください。(茅ヶ崎サザンCまでの散策は、モデルコースの所要時間には含まれていません。)

▼ 徒歩 約25分または バス 約11分 ▼


JR茅ケ崎駅

もっと知りたい!湘南 -モデルコースをもっと楽しむために-

開高健の魅力

開高健の書斎写真
(▲ 開高健書斎)
開高健のコレクション写真
(▲ 開高健のコレクション)
ドア写真
(▲ ドアには"Thecaptain'swordislaw"の
ユーモア溢れる標識)
壁面の鳥居写真
(▲ 家の壁面には小さな鳥居。一昔前は、
街中で”小便掛け禁止”のために貼られて
いたそうですが・・・。)
開高健スタンプ
(▲ 柳原良平氏による開高健スタンプ)

「開高健」と聞いて筆者(女性)が思い描くのは、『ベトナム戦記』の迷彩柄や、大きな魚を釣り上げている写真のイメージ。そのなんとなく「男らしい」イメージに、これまで本を手に取ることがありませんでした・・・。そこで、そんなちょっと遠い存在の「開高健」について、開高健記念館を運営されている公益財団法人 開高健記念会の森 敬子事務局長にお話をうかがいました。


Q. 開高健の魅力とは?

開高健の読者層には、少し前までは開高健と同世代の方が多い印象でしたが、最近は若い読者も多いようです。若い読者が多いというのは、開高健が時代を経ても古びない魅力を持っているから。それは、時代や周囲に迎合せず、あくまで自分の価値観でモノを見、書いていたからではないかと思います。開高健といえば「釣り」をイメージされる方も多いかと思いますが、それ以外にも多彩な趣味をもっていました。その中で、一時期、宝石にはまっていたこともありますが、例えば宝石を集めるといっても、開高健独自の価値観・審美眼に基づいていて、ダイヤモンドのようなものではなく、旅先の露天で売っているような石の中にも美しさや魅力を感じていたようです。

Q. 女性の私には、少し遠い存在なのですが・・・。

確かに開高健というと、「釣りおじさん」のイメージが強く、女性読者は少ないかもしれません。ただ、読んでみると、女性の心にもしっかり届くものがあります。例えば、絶筆の『珠玉』。また、『眼ある花々/開口一番』は、開高健自身が、「女性読者を獲得するぞ!」と意気込んで、(そういったところもなんともチャーミングで面白いのですが)、書いたものです。
男女問わずお薦めなのは『輝ける闇』ですね。

Q. 開高健さんって、どんな方だったのでしょう?

この開高健記念館に足を運んでいただければ感じていただけると思いますが、暮らしを楽しんでいた人だと思います。この住まいにも、遊び心ある仕掛けがあります(ドア、鳥居の写真参照)しね。なんともチャーミング。一方で、まだ作家になる前から自分の名前の入ったオリジナルの原稿用紙を特注で作り、「作家になる」と心に決めていたそうですから、そういったひたむきさも魅力かもしれません。

また、書斎の展示品の中にタランチュラ(毒蜘蛛)がありますが、実は開高健は蜘蛛が大の苦手で、苦手だけれどもそれを克服しようといつも身近に蜘蛛を置いていたそう。変わっているでしょう?
写真で見る姿からは、大らかで小さいことは気にしないような性格に見えますが、展示品としてハンカチを折りたたんだものが積み重なったものがありますが、それを見るとピシッと角が揃っていたりして、意外に几帳面なところもあったようです。 

そういった様々な開高健の素顔を展示品から見つけていただければと思います。


開高健ファンならずとも、芥川賞作家 開高健をぐっと身近に感じられる開高健記念館。筆者も、文庫本を手に入れ、早速読み始めました。

「お化け烏帽子(えぼし)」って?

お化け烏帽子の写真
(▲ 通りの先に見えるのが、通称えぼし岩
ですが・・・)

ラチエン通りから海岸へ向かう際に、通りの奥に見えるのが、平安時代の貴族の「烏帽子(えぼし)」に形が似ていることから通称えぼし岩と呼ばれる、姥島(うばじま)。

このえぼし岩、開高健記念館を出たあたりから見ると、結構大きく立派な島に見えますが・・・、海岸に着いてみると、あれ?意外に小さい!

この現象、地元では「お化け烏帽子」と言われているそうですが、実は、「錯視(さくし)」という人間の目の錯覚が原因だそうです。広い海にぽつんとあるえぼし岩よりも、ラチエン通り沿いに住宅や塀、標識などに囲まれるような形で見えるえぼし岩のほうが、大きく見えてしまうというカラクリだそう。なるほど!

ぜひ「お化け烏帽子」を見ながら、海岸への散歩を楽しんでくださいね。

茅ヶ崎市のその他の情報はこちらから

今回のモデルコースでご紹介したスポット以外にも、茅ヶ崎市には見所がたくさん。
その他の見どころは、茅ヶ崎市観光協会のページ、または茅ヶ崎市のページからご確認ください
また、茅ヶ崎駅周辺でレンタサイクルの貸出しがあります。詳しくは、茅ヶ崎市観光案内所または茅ヶ崎市商店会連合会にお問い合わせください。

本文ここまで
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