初期公開日:2026年1月16日更新日:2026年1月16日
ここから本文です。
職員が実際に見たこと、感じたことを綴ります!
秦野市は「お水がおいしい!」ことで有名ですよね。
お水がおいしい地で造られるお酒はおいしいと思いませんか?秦野市にはかつて多数の酒蔵があり、酒造りが盛んに行われてきました。しかしながら、現在は金井(かねい)酒造店が市内唯一の酒蔵となっています。

2025年11月26日に、湘南地域異業種グループ連絡会の視察研修会に参加させていただき、金井酒造店の代表取締役会長の椎野さんから、金井酒造店が今日までどのようにして地域に根付いた名産品を守ってきたのか、お話を伺いました。

秦野の名水で仕込んだ日本酒、白笹鼓(しらささつづみ)が愛されてきた金井酒造店。
地域に根付いて経営を続けてきましたが、次第に業績が悪化。そこに追い打ちをかけるようにコロナ禍の打撃を受け、経営が立ち行かない状況になっていました。
そんな金井酒造店の事業再生の旗振り役として抜擢されたのが椎野さんです。椎野さんは、金井酒造店の事業再生として多岐に渡るご活躍をされています。
例えば酒造りの工程のDX(デジタルトランスフォーメーション)化です。
酵母菌の活躍により成立する日本酒造りは温度管理が要。
これまでは職人が酒蔵に泊まり込みで温度管理をしていました。そこで導入されたのが、タンクの温度管理のDX化です。機器を導入して以降、タンクの温度管理はスマートフォンでできるようになり、酒蔵に泊まり込まなくてもよくなりました。

また、機器の導入により適切な温度管理が可能となり、生産性の向上にも繋がっています。
事業再生に向けて事業自体の見直しや効率化、生産性の向上を図ることも重要ですが、事業は収益となる「商品」があってこそ成立するものです。
今回、気になる金井酒造店のお酒を試飲させていただきました!

ずらっとお酒が並んでいますが、目についたのはありましたか?
やっぱりラベルの可愛らしさと名前のチャーミングさが目を引く「クラッチュ」でしょうか?こちらのお酒は、神奈川県産の果実と蔵自慢の大吟醸を使用したリキュールです!

日本酒はとてもおいしいですが、日本酒を楽しむ人口はサワー等と比較して少ないそうです。先ほど金井酒造店での事業再生の取組としてDX化の例をご紹介しましたが、椎野さん曰く「クラッチュ」のような人々のニーズを捉えた商品開発も、重要な事業再生のポイントの1つとのことです。
金井酒造店では、「クラッチュ」のような別分野のお酒の開発だけでなく、もちろん新しい日本酒の開発もされています。
白笹鼓から派生した黒笹(くろざさ)という日本酒も金井酒造店の新しいお酒の一つです。ずっと愛されてきた白笹鼓とは異なる味わいがあります。ぜひ、皆さんにも飲み比べてみていただきたいです!


その土地になじみ深い名産品を絶やさないように、「革新」を続ける金井酒造店。どのようなお酒が生まれるのか、今後も目が離せません。
※お酒は20歳になってから。20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。
関連ページ:金井酒造店ホームページ(別ウィンドウで開きます)
TEL 0463‐45‐3193
このページの所管所属は 湘南地域県政総合センターです。