更新日:2020年3月31日
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皆さん大型帆走クルーザー「やまゆり」を知っていますか。
「やまゆり」は1964年東京オリンピックが開催された時、神奈川県が、海外・国内の来賓用クルーザーとして建造し、警備艇としても大活躍しました。
今回のブログでは、6月22日にこの「やまゆり」の乗船体験イベントが行われたので、その様子をお伝えしていきます。
そういうわけで江の島にやってきました。
2020年には「東京2020オリンピック競技大会」のセーリング競技の会場になります。
ちなみに1964年東京オリンピックにおいても湘南・江の島がヨット会場になっていました。
小田急電鉄江ノ島線の「片瀬江ノ島駅」から20分くらい歩くと、江の島ヨットハーバーに着きます。
当然ですが、たくさんの船が泊まっています。
「やまゆり」もこのクルーザーヨット泊地に泊まっています。
今回、私たちは朝10時出向の船に乗せていただけることになりました。
こちらが帆船「やまゆり」です。全長13.3メートルの船です。
帆の高さは15メートルほどあります(とても大きいので写真には収まりきれていません)。
船が出発します。曇り空とはいえ蒸し暑い中、海からの風がとても気持ちいいです。
海に出てまず驚いたのが、多くの人が船やヨットに乗って海に出ていることです。
まず、上の写真ですが、ピンク、黄、紫などのカラフルなヨットはセイラビリティを行っているものです。
セイラビリティ活動とは、ユニバーサルデザインのヨット「アクセスディンギー」でのセーリングを通じて、海などに親しむクラブ活動です。
もともとセイラビリティ活動は、1980年代に障がいのある方にもセーリングを楽しんでもらうことを目的として、イギリスの王立ヨット協会(RYA)が中心になって行った活動です。
現在では、障がいの有無、年齢、経験に関係なく、誰もが自由なセーリングを楽しむ活動として世界各国に広がっています。障がいのある方も高齢者も、子どもも大人も一緒に楽しめることが最大の魅力です。
セーリング競技の練習を行っている人たちもいます。
2019年のセーリングワールドカップシリーズ江の島大会が8月25日から始まり、来年2020年には江の島にオリンピックがやってきますので、自然と競技に対する機運も高まります。
ちなみに後ろのボートに乗っている方はコーチです。
この写真は小動(こゆるぎ)岬の写真です。
アップで見るとミルフィーユみたいな崖です。
海側からしか見られない光景です。
海のほうから見た江の島が上の写真です。
かなり長い防波堤が見えます。
この日の天気は途中から雨でしたが、島内にはたくさんの方が訪れていました。
乗船時間はおおよそ1時間、港に帰ってくるころには大雨に降られてしまいましたが、海に出ているとあまり気になりません。
港に帰ってきてからは、神奈川県セーリング課の職員より、参加者の皆さんへセーリングのルール等を紹介しました。
ちなみに、このときに皆さんに見ていただいたビデオは、県のかなチャンTVで見ることができます。セーリングのルールや魅力をわかりやすくお伝えしていますので、ぜひ見てみてください。
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/x3t/tokyo2020/games.html
(県セーリング課のホームページに飛びます)
今回のブログでは「やまゆり」の乗船体験のことを書きましたが、このブログでは書ききれないくらい、とても楽しいイベントでした!
このブログを見て、自分も船に乗ってみたいという方は、7月以降も「やまゆり倶楽部」において、「やまゆり」体験セーリングを行っていますので、ぜひ「やまゆり倶楽部」のホームページをチェックしてみてください!
(やまゆり倶楽部のホームページに飛びます)
また、今回のイベントを主催した「湘南広域都市行政協議会」では、地域の活性化に繋がる様々な活動を進めていますので、皆さんもぜひ、ホームページで活動について確認してみてください!
http://www.cityfujisawa.ne.jp/~kouiki/index.html
(湘南広域都市行政推進協議会のホームページに飛びます)