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更新日:2022年5月6日

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「平成23年度 黒岩知事との“対話の広場”地域版 湘南会場」開催結果

平成23年10月22日聖ステパノ学園で開催された黒岩知事との“対話の広場”(湘南会場)の開催結果

黒岩知事との“対話の広場”(地域版)湘南会場 開催結果

「黒岩知事との“対話の広場”(地域版)」とは

“対話の広場”(地域版)は、知事が県内各会場に出向いて県民の皆さんと直接意見交換をする場です。

今年度は「マグネット地域」をテーマに、県内7会場で開催しました。

黒岩知事との対話の広場(地域版)

<湘南会場>集会の概要

黒岩知事との対話の広場(地域版)湘南会場の様子
日時 平成23年10月22日(土曜日)14時から16時
会場 聖ステパノ学園 講堂「海の見えるホール」
テーマ マグネット湘南 ~地域の魅力をみんなで考えよう!~
内容

1 知事のあいさつ

2 事例発表

(1)NPO法人「西湘をあそぶ会」代表 原 大祐さん

(2)グリーンファームイマイ 副代表 今井寛之さん

3 意見交換

4 知事によるまとめ

参加者数 149名

知事のあいさつの概要

はじめに 

神奈川県知事の黒岩祐治です。 知事に就任して半年が経過しました。

本日はようこそいらっしゃいました。

対話の広場について

黒岩知事の写真

「対話の広場」は、皆さんと直接お話をしながら新しい施策を一緒につくっていきたいという思いで企画したもので、3種類あります。

まず、今日の「地域版」の対話の広場ですが、県内7会場で実施するうちの、2回目となります。「いのち輝くマグネット神奈川」の実現に向けて、「マグネット」つまり磁石のように引きつける、そんな魅力あふれる地域にするためにはどうすればいいのかということを議論する場です。

もう一つは、エネルギー政策に特化した対話の広場です。私は、「かながわスマートエネルギー構想」を新たに提唱しました。この内容について直接ご説明するため、「対話の広場~かながわスマートエネルギー構想の実現に向けて~」を県内3会場で開催します。

もう一つは、対話の広場Live神奈川です。これは県庁で開催しており、その都度テーマが異なります。1回目は「自殺」、2回目は「いじめ」をテーマに開催しました。真剣な議論が行われ、参考となる意見も多く出されました。意見の一部は政策に生かすべく予算化させていただきました。

エネルギー政策について

本日はせっかくの機会ですから、「かながわスマートエネルギー構想」について、少しだけご説明したいと思います。

私は、選挙戦が始まる直前に知事に立候補することを決めました。その時間のない中で、まず訴えたのがエネルギー政策です。

(1)震災直後の神奈川の状況

東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故により、計画停電が行われました。観光地には観光客が見当たらず、この状態が続けば神奈川の産業は一気に崩壊するのではないかと思いました。そこで、失われた電力を一番早く補う方法として思いついたのが、太陽光発電です。

私は時間のない選挙戦の中で、「4年間で200万戸分の太陽光発電を普及させたい」、「夏の冷房需要に間に合わせるために、5万戸から15万戸分の太陽光発電を普及させたい」と言ってまいりました。しかし、これはきちんと精査して積み上げた数字ではなく、「何とかしなければいけない」という危機感から出た数字でした。結果的に知事として当選させていただき、「神奈川からエネルギー革命を起こそう」「これは神奈川だけの問題ではない」と、強烈なアピールをし続けたことは、大きな流れを生み出しました。

選挙期間中は、太陽光発電と言ってもなかなか皆さんに理解していただけず、ソーラーパネルそのものを持って歩いていました。しかし、今ではテレビや新聞、雑誌でも毎日のように取り上げられるようになりました。

当初、「もう原子力発電に依存することはできない」という思いから、「エネルギーは自分たちでつくる」という方向に向かって行かなければならないと考えました。しかし、知事となり、エネルギー政策を推し進めていく中で、太陽光発電だけではなく、風力、小水力、バイオマスなどの再生可能エネルギー全体をトータルにした一つのビジョンに変更する必要性を感じるようになりました。

そうした中で、ようやく国が動き始め、中長期の目標を掲げ始めました。それならば、神奈川県としても中長期の構想を示さなければならないという思いの中でまとめたものが、「かながわスマートエネルギー構想」です。

(2)「かながわスマートエネルギー構想」

今まではエネルギーをつくる「創エネ」だけを考えてきましたが、エネルギーを省く「省エネ」には、「創エネ」と同じだけの効果がありますし、エネルギーを貯める「蓄エネ」も、昼に発電した電気を夜に使うことができるので、夜に発電するのと同じことになります。この「創エネ」「省エネ」「蓄エネ」を合わせて、新しいエネルギー体系にしようと考えました。

「かながわスマートエネルギー構想」の大きな原則は、次の三つです。

原子力発電に過度に依存しない。

環境に配慮する。

地産地消を推進する。

三つ目の「地産地消」は、「自分たちのエネルギーは自分で創る」ということです。そして、2020年度までには、2009年度の数字をベースに、「省エネ」「創エネ」「蓄エネ」を合わせて県内の消費電力量の20パーセント以上を目指すという目標を掲げました。政府は「2030年度までに21パーセント」としているので、これは高い目標ですが、皆さんとともに「神奈川から改革を起していこう」と新しい政策として掲げました。

これを皆さんにご理解いただきたいと思いますが、そうは言っても「4年間で200万戸分とは違う」という意見は当然出てくると思います。それについては、一生懸命ご意見を踏まえていきたいと思います。この「かながわスマートエネルギー構想」に対するご意見等は、お手元の質問用紙にご記入いただければ、最後に私からまとめてお答えをさせていただきます。

開催地域のマグネットについて

(1)マグネットとは(マグネット病院)

さて、本日のテーマに使用した「マグネット」という言葉ですが、これはもともとあった「マグネット病院」という言葉に由来しています。

私がジャーナリストとして救急医療のキャンペーンを行って、救急救命士の制度ができた当時は、ナース不足が社会問題化していました。ところが、そんな時代に看護師が自ら志望して集まってくる病院がありました。磁石に吸い寄せられるように、看護師の方から集まってくる病院、それを「マグネット病院」と呼んだのです。

私は、地域を再生する、地域が元気になるために、この考え方がいいのではないか、そして、日本を元気にするために一番大事なことだと考えました。

(2)地域のマグネットとは

地域がマグネットになる、引きつける力を持つ。つまり、「行ってみたい、住んでみたい」と思わせる地域になっていくことが、一番大事なことではないかと思っています。

本日は皆さんと、それぞれの地域にどれだけ「マグネットの核」となるものがあるのか掘り起こしてみたり、「この地域がこんなまちになると、もっとみんなが行ってみたくなる」といった話をしたいと思います。

今日は、お二人の方に地域の事例発表をしていただきます。それをもとに皆さんからも意見を頂き、自由に議論したいと思います。そして、それを県政の中に反映させるために頑張っていきたいと考えています。皆さんの活発なご意見をよろしくお願いします。ありがとうございました。

事例発表の概要

原大祐さん(NPO法人「西湘をあそぶ会」代表)

大磯は「湘南」発祥の地と言われていますが、我々は相模川より西側を「西湘」と位置付けて、大磯を中心に小田原ぐらいまでを活動範囲としています。「西湘をあそぶ会」は、その地域在住のメンバーが中心となり、「地域活性を目的とした地域資産の維持活用」を目的とした会です。 

我々はこの地域がとても好きで、他の地域と比べて「こういうところがいいな」と思っている部分があります。実は、これこそが地域資産なのではないかと思っています。この地域資産をずっと残したい。地域資産を活用すれば地域活性につながるのではと考え、会を立ち上げました。

活動の中心である大磯は、まちなみ、自然環境、住民などに「いいな」と思えるところが多く、非常に質の高い生活が送れるエリアですが、一方で、高齢化や農地の荒廃、商店街の衰退、歴史あるまちなみの喪失などといった問題も抱えています。

どうしたら地域資産を維持・活用できるのかと考え、我々は、地域資産をPRするために「あそび」をつけました。その地域資産を使いながら、わくわくどきどきする、もしくはそこに参加してみたい、おもしろいなと思わせるエモーショナルなものをプロデュースする。それを地域在住者もしくは都市生活者を対象にPRして、コミュニティをつくる。そのコミュニティが、その地域資産の活用の新しい主体や利用者となる。つまり、「あそび」によって「コミュニティ」をつくるということです。

活動のPRのためには、メディアに取り上げていただけるように、ある程度は目立たなくてはいけないですが、あまり奇をてらったことはせず、「まちのストーリーというものを活かしながら、目立つようにする」ということを「あそび」の基本ルールとしています。

次に、具体的な活動をご説明します。最近は「農的暮らし」がブームで、我々の活動はいろいろなメディアで取り上げられています。しかし、田舎暮らしをしたい都市生活者が、いきなり田舎で暮らすにはハードルが高いので、週末だけ田舎暮らしをする「通い型の田舎暮らし」を提唱しています。大磯は海も山もあり、東京から1時間でちょうどいい所です。

さて、会の活動事例の一つ目「僕らの酒」プロジェクトについてですが、我々は大磯の山中にある休耕した棚田を借り、そこでお米を作っています。そのお米だけでお酒を造ろうという「あそび」を、30から40歳代を中心に約160名が集まってやっています。

一般的な再生方法に頼ると300万円はかかると言われた荒廃農地を、参加者の皆さんとほとんど人力で再生して、今では黄金色の稲穂が実っています。参加者からは年会費14,000円を頂いているので、こうしたコミュニティが荒廃農地を再生することによりプラスを出すという形になっています。

また、田んぼの水の管理を委託していますので、周辺就農者の収入にもつながっています。それと同時に、都会から「あそび」に来る人たちという交流人口も創出し、「大磯のお米の酒」という地場産品も開発している。そういったことが、すべて都市生活者の「あそび」の上に成り立っているという仕組みです。

活動事例の二つ目は、空きビルを借りて自分たちで改修し、活動の場をつくっていることです。若い世代が地域で活動するのはなかなか大変なので、1階の飲食店、2階のシェアオフィス、3階のギャラリーが相互に連携し、助け合っています。

三つ目の活動事例は、昨年9月に「大磯市(おおいそいち)」を立ち上げ、毎月第3日曜日に、漁港の朝市と連動して開催していることです。

「大磯全体を市にしよう」をコンセプトに、メイン会場となる「ミナト」(大磯港)に集客し、「マチナカ」(町内各地)にフィードバックして、お客さんが散策できるようにすることによって、大磯に少しでも人を流入させることを目的としています。

また、地域資産である「おもしろい人たち」に、いきなりリスクを伴う店舗を持つ前に、「まずはミナトでチャレンジしてみませんか」と出店を持ちかけています。つまり、大磯市は地域資産にチャレンジする場を提供しています。

その結果、大磯市には、多いときは5,000人以上の方にご来場いただき、茅ヶ崎や小田原といった周辺地域からの出店も増え、出店数は100店を超える状況です。「県下最大の朝市」と報じられるなど、いろいろなメディアにも取り上げられるようになり、雑誌では、大磯市や大磯にあるお店の掲載ページも増えました。

出店者にとっても、大磯市のお客がリピーターとして店舗の方に来てくれたり、レストランに納品できるようになったといった成果のほか、新たなオリジナル商品を参加者同士でつくるなど、新しい連携も生まれています。

四つ目の活動事例は、毎週土曜日朝10時からの「大磯港の直売所」の開催です。大磯市もそうですが、「港の雰囲気が好きだ」という方は非常に多いのです。「雰囲気」も地域資産だと思います。そこでファーマーズやフィッシャーズのマーケットが毎週開かれると、リピーターが見込まれ、地産地消の促進につながると思います。

以上のようなことを推進しながら目指しているのは、「美しいまち」です。「住みたい」「出かけてみたい」「散策したい」、そんなまちにしたいです。同時に、目の前で取れた魚や地域の野菜が食べられる「地域自給」を目指し、自立したローカルな経済圏をつくりたい。そこに、チャレンジする世代が、新規就労したり、商店を経営するなど、サプライヤーとして地域で活躍できるようにしたいと考えて活動しています。

最後に、知事にお願いがあります。我々が活動の拠点としている大磯港は、大磯駅からも徒歩圏内で、交通の便も雰囲気もいい。水産資源には吸引力があり、去年できた「めしや大磯港」は4万人、大磯市は6万人、合わせて年間10万人もの人を引きつけています。県内最大の「マグネット」の可能性、ポテンシャルを持っていると個人的には思っています。大磯町は狭いので、使用できる大きな駐車場は大磯港にしかありません。大磯港は県の所管なので、地域活性化のためにご協力をお願いし、私のプレゼンテーションを終わりにします。

今井寛之さん (グリーンファームイマイ 副代表)

本日は主にここにみえている高校生に対して、自分が住む秦野地域でどのような農業を行い、しかも地域の農業を活性化し、住む人の幸せのために何ができるのかをお話したいと思います。

私の先祖は秦野で約800年前から農業で暮らしており、私は父の仕事をとても尊敬していました。そんな中で私は農業高校に進学し、これからどういう農業をやっていきたいか模索しつつ、就農後にはいろいろなことを試みてきました。その結果がこのトマトです。トマトはいくつも種類があり、とても魅力的だと思います。

グリーンファームイマイの経営状況についてお話させていただきます。「たくさんの喜びと、美味しさを」が、わが社の農業経営の趣旨です。「おいしい」というのはすごい喜びですね。その喜びを分かち合えることが、幸せな暮らしではないかと思い、自分たちのトマトも幸せを運べるような商品になってもらいたいと願って、日々生産しています。

トマトを商品化するときは、その魅力をいかに反映させることができるかを考えています。スーパーや直売所では、皆さんにトマトの特徴を説明し、それぞれに、ポップを付けるなどして販売しています。また、私のトマトは多くのレストランでも使われており、レストランとの連携も大切にしています。

農業をやっていく中で失敗することも成功することもありました。そうした浮き沈みの中で、どれだけ自分の農業を確立していくかが課題でした。おそらく高校生は、今は進路を考える時期でとても不安定だと思います。ただ、うまくいかないときは周りのせいにしないで、自分をきちんと見つめることから始めてほしいと思います。

自分ブランドの発見については、農業を続ける上でどうすれば自分の魅力アップにつながるのかと考え、試行錯誤を重ねました。大学卒業後に就農して父親の姿を見ていたので、農業の仕事はできるのですが、自分の製品というのはなかなかできなかった。何がいけないのか。そのときは、「環境がいけないのでは」などと外にばかり理由を求めていました。

しかし最終的には、自分の考えが変わらないと製品も変わらず、つくりたい作物はつくれないということに気づきました。そこで出てきた言葉が、「Think globally, Act locally」です。将来どういう農業をやりたいかを考え、自分のビジョンと現状のすり合わせをして、ギャップを埋めるために考え方を変えて行動を起こしました。

まず、海外に研修に行こうと思い、一人でオランダに行きました。自分で現地の農場を探し、現地の学校にコンタクトを取り、裸一貫でオランダ生活の第一歩が始まりました。このときの経験がとても大事で、きちんと行動さえすれば、周りの人はサポートしてくれるし、現状以上の成果を得られることがわかりました。そして、世界は広いので自分の視野も広くしておいて、実践は地元で行う「Think globally, Act locally」が大事だと思いました。

さて、地元で実践するに当たって、どういった取組が経営に応用できるかを探しました。自分の農業経営ができるまではなかなか発信することができなかったので、地域の子どもを相手にトマトソースの講習会をやったり、荒廃農地を使ってサツマイモなどの農作物をつくったりしました。このような活動は、地域の魅力になったり、生活したいと思うまちづくりのきっかけの一つになったのではないかと思っています。

農業を中心に、生活を豊かに考えられる社会をつくることが非常に必要だと考えています。そのためには、やはり農業の生産技術というものがとても重要です。単に農地を使って珍しいことをやればいいということではなく、農業の本質である、安定して皆さんに食物を届けることが重要だと思っています。これからも努力したいし、自分の経験を新しい農家に伝えたいと思っています。

「マグネット」については、私は人の魅力が一番のマグネットだと思っています。人の魅力が重なっていくと、小さくても強いコミュニティになるのではないでしょうか。トマトをつくる際は、これが県民の何パーセントに食べてもらえるのか、もしくは何パーセントの食料になるか、また、900万人の県民にトマトを提供するためには、どれほどの生産力が必要なのかを常に考えています。今後、私も神奈川県だけではなく、海外などほかの地域でも農業をやっていくつもりですが、そういった農業の大切さを残しつつ、地元でも活躍していきたいと思います。ありがとうございました。

司会

ありがとうございました。今井さんにお願いがあります。今、トマトの値段がとても高くて食べられないのですが。

事例発表者発言(今井氏)

今年は地震と台風の影響で、収穫が遅れています。私の温室も、震災で電源が停止し、トマトの苗が枯れてしまいました。それに加え、先日の台風で施設が壊れたり、再び苗が枯れてしまったりという、いろいろと大変な状況があります。

しかし、できる限り影響が出ないように生産をするのが私たちの務めであって、そのためには何が必要かということを常に考えています。その技術がヨーロッパにはあるので、そのヨーロッパにある技術をできるだけ取り入れていきたいと思っています。

オランダの電力は30パーセントくらいが農業で賄われています。オランダにはハウスを動かすためのガスタービンを回し、熱と電気と二酸化炭素をつくるシステムがあり、それを利用する農業を中心としたエネルギー政策があります。

最終的には、私もそのようなオランダ式の農業をやりたいと思っておりますので、エネルギー政策には、そのような「農業からつくる電力」も念頭に置いていただきたいと思います。

意見交換の概要

<知事発言>

意見交換の様子

先ほど大磯町長から「アカトンボ」のアクセサリーを頂いた。このトンボは「前へ前へ」という思いを込めて、大磯町から宮城県石巻市にたくさん届けられたとのこと。私もこれを胸に着けて、前へ前へ飛んで行きたいと思う。

さて、事例発表のお二人からは皆さん元気をもらったと思う。私も未来の新たな可能性を力強く感じた。まず、私から原さんへ、今の活動を始めた経緯を伺いたい。

<事例発表者発言(原氏)>

かつて、「まちづくり」を手掛けている設計事務所に勤務しており、そこで団地を再生する協議会の事務局を立ち上げた。遊休資産をどう活用していくかという課題に対して、建物などのハード面ではなく、ソフト面をいかに活用するかという企画を担当していた。現在の田んぼやビルの改修などは、以前から携わってきたことと同じである。

大磯の高校に通っていたときから大磯が好きで、大磯に住みたいと思っていた。就職してしばらくは東京にいたが、今は大磯に住んでいる。

<知事発言>

「ソフト」というのはまったく同感。「マグネット」には、実はそういう思いを込めている。

地域再生というと、ハコモノを造るなどハードの話が多い。しかし、造った当初はお客が来るが次第に来なくなり、大きなハコモノだけが残る事例が多い。また、道路や新幹線を造れという要望も多いが、道路や新幹線ができると、人が逆に吸い取られてしまうことが多い。人が来るのは、便利になるからだけではなく、ソフトの魅力がどれだけあるかだと思うので、それに「マグネット」という思いを込めている。

最後に話された、大磯港についてのお願いというのはどういうことか。

<事例発表者発言(原氏)>

大磯町は狭いので、駐車場が問題になる。大磯港は県の持ち物なので、大磯市の際は県に貸していただいている。港のほかには「大磯ロングビーチ」があるが、お客さんを町全体に回すことを考えると、大磯港を使うしかない。

大磯港は入口からすべて県が所管している。港湾としての利用もあるとのことで、場所を借りるのがなかなか大変であり、使用していないのではと思う所も、使わせていただけないことがある。

県側の事情も分かるが、大磯市の場所をもう少し幅広くしたいので、その辺はご協力をいただければと思う。

<知事発言>

県には「ここをこうしたら、マグネットの力が出る」と提案してほしい。「マグネット」はまさにキーワードである。

次に、今井さんに、なぜオランダに行かれたのかを伺いたい。

<事例発表者発言(今井氏)>

学生時代、オランダの農業についての資料や論文で、日本とオランダの収穫量には大きな違いがあることを知った。その差は何なのかを自分の目で確かめたかった。国際農業者交流会というところでアメリカへ研修に行くこともできたが、自分で仕事をしながらオランダとのコンタクトを取り、受け入れてくれる農場と大学を探した。

<知事発言>

日本とオランダの農業の一番の違いは何だったのか。

<事例発表者発言(今井氏)>

まずは農業者の意識の違いがある。それと、地域できちんとした住み分けができている。農業地域と生活する地域は、隣り合わせだが確実に切り離されており、農業地帯から出た熱やエネルギーが街に行く仕組みができている。

<知事発言>

私からお二人に伺いましたが、会場の皆さんからご意見やご質問があればどうぞ。

<参加者発言1(女性)>

「かながわスマートエネルギー構想」は、大変素晴らしい。市民主体という話もあったが、県は財政面で主導権を持っているので、ハード面も推進することによって一般市民が参加しやすくなると思う。

最近、知事から当初の公約の達成が困難であるというような発言があった。神奈川から一生懸命やることは、日本が変わらなくてはいけないことを示すことにつながると思う。ぜひ神奈川が先駆けとなり、太陽光発電に補助金を出すなどハード面でも推進していただけたらありがたいと思う。

<知事発言>

私は公約について、達成困難であるとか、撤回したという話をしたことは一度もない。要するに、エネルギー政策の目標を新たな形にバージョンアップしたと言っているだけである。国の政策を10年前倒しするのだから、とてもハードである。それに対して、いろいろな知恵を出しているところである。

最近、エネルギー革命が起きつつあると実感している。海外メディアからの取材も多く、彼らは、エネルギー政策は国が行うものなのに、国が県に従っている感じがすることが面白いという。県がどういうことを言っているから国をリードする形になっているのか、と興味を持っていただいたようだ。したがって、発信しているパワーはあると思う。すると、エネルギー関連産業の人たちも、どんどん私のところに集まってくる。太陽光発電も技術の革新が進み、昨日と今日の話がもう違うのである。

それから、鍵を握るのは蓄電池である。蓄電というのはものすごくパワーがあるので、究極にはソーラーパネルが付いた蓄電池があれば、それだけで電力が賄えるかもしれないという話もある。これからは性能のいい蓄電池ができ上がり、どんどん安くなる。技術の革新・エネルギーの革命が起これば携帯電話やテレビのようになる。そういうことを強く言い続けている。

私は目標を撤回するつもりは全くない。それだけはご理解いただきたい。

<参加者発言2(秦野市・女性)>

今井さんの話で、農場からエネルギーを創るという話があったが、具体的にどういうことか伺いたい。

それから、私も棚田で米を作っているが、地域資源が地域の方に理解されなくて残念である。原さんはお酒を造っているということだが、酒米からどのように造っているか、具体的に教えてほしい。

<事例発表者発言(今井氏)>

温室でエネルギーを創り出す技術は、オランダではスタンダードで、研修に行った15年前には既に確立していた。オランダはとても寒い国なので、年中熱をつくらないといけない。そこで、大きなガスタービンを回して温室に熱をつくるのだが、その際に発生する電気を近隣の地域に送電している。

農家は電力を売ったお金でエネルギーを買い、発電し、しかも作物も作っている。また、そこで出た二酸化炭素は植物の生育によいので、必ず温室に回して無駄にならないようにしている。最近では、ガスの値段が上がっており、ガスを使わない地熱のタービンも使い始めている。

オランダでは毎年技術が進んでいるが、日本では、法改正等をしないとそのタービンは使えない。従来どおり重油を買って暖房を焚き、二酸化炭素は外に出してしまい、熱も100パーセント利用できるわけではなく、電気もつくれない。そういう施設は無駄にエネルギーを使うだけなので、これからも技術を勉強しながら行政にも働き掛けたい。

<事例発表者発言(原氏)>

まず、棚田の魅力が地域の人に伝わらないという話だが、初めはそれでいいと思う。我々の田んぼも、ほとんどは遠くから来ている。「遠くからわざわざ来た」というのが、地元にとって地域資産の証明となる。

酒造りについては、お酒には免許制度があるので、米を作って酒蔵に渡すことしかできない。ただ、自分たちの米だけでお酒を造るというのは、酒蔵のタンクを全て専有しなければならない。酒蔵も我々も、最終的にどんな米ができるかわからない。そんな中で1年目はやっていたが、だんだん欲が出てきて「こういう酒を造るためにこういうお米を作ろう」となってきた。

つまり、酒造りと言いながら米しか作っていないのだが、作った米がどういう酒になるかを考え、これからも挑戦していく予定である。

<参加者発言3(大磯町・男性)>

大磯町の左義長は国の重要無形民俗文化財で、参加者が大勢いる。左義長を活性化すれば町も活性化すると考え、町と県から補助金を受けているが、県の補助金が年々減額されている。

開催日を土日に変更するなどして皆さんが参加できるようにしているが、国の指定を受けているので簡素化するわけにもいかない。役員の自己負担でなんとか守っているが、後継者もだんだん少なくなっている。県から以前のように助成が欲しいと思う。

<知事発言>

補助金については調べてみたいが、知事になってから「補助金をください」という話はとても多い。

しかし、県の財政は厳しい状態が続いており、皆さんにお金を出すことができない。そこで、私が言っているのが、「いのち輝くマグネット神奈川」という大原則である。お金を出す際は、マグネットの力が出るか、本当に魅力的な地域になるかというところをまず基準にするということである。

ただ、補助がなくても本当に魅力的なら人が集まってくる。どうすれば人がわざわざ来て、そこにお金を落とすか。それを、こういう対話の広場を開催してみんなで一緒に考えようということである。左義長については、改めて勉強させていただく。

[※民俗文化財に係る支援のあり方については、平成22年度末に見直しを行った。平成23年度の大磯町の左義長については、従来並の助成を行っている。後日、発言者にその旨を伝えた。

参加者発言4(開成町・女子高校生)>

原発事故の影響や安全志向で、農業が再注目されている。神奈川県でも、まだ知名度は低いが特産品として「サラダ紫」というサラダ感覚で食べられる水ナスの普及活動をしている。開成町にも昔から地域に根ざした「弥一イモ」というイモがある。そういった地域や神奈川県の農産物を、もっとPRしていただけないか。

< 知事発言>

そういうのはどんどん出していきたい。

<事例発表者発言(今井氏)>

その地域の人しか知らない農産物がある。「弥一イモ」は開成町に住んでいないと知らないと思うが、大事な農産物なのでPRしていきたいということだと思う。このほか、秦野のゆで落花生「うでピー」など、地元でだけ愛されている農産物が神奈川県内にかなりある。

神奈川県ではそれらを統合して紹介しているが、知名度があまりない。知名度を上げるために、生産から販売まで県で行うべきかというと、やはり行政ではできない部分も多い。柔軟に対応できるような体制作りが必要だと思う。

<知事発言>

「地域にこういう食がある」ということを、それぞれの地域でもっと目立つように頑張ってほしい。そして神奈川のみんなに知られるようになって、「まちぐるみでなんとかしよう」という機運が出てきたら、これはマグネットになる。そうしたら、私が外に向けて宣伝する役割を果たしたいと思う。

<参加者発言5(二宮町・男性)> 

大磯には歴史的なものもある。西行法師の歌に出てくる「鴫立沢」は、勘違いをしている人が多いが大磯のことではない。今後、歴史的な問題にも目を向けるようであれば、正しい認識を持つということを考えてほしいと思う。

<知事発言>

いろいろと勉強になる。歴史や文化、伝統はまさにマグネットの核になると思う。わざわざ行かなければ触れられない歴史の香りや名残りを極めることはとても大事。大磯は、まさにそういうものにあふれている。

<参加者発言6(伊勢原市・女性)>

今井さんのホームページはとても充実している。どのような思いで作り、また、今後の情報化の必要性をどう考えているか。

<事例発表者発言(今井氏)>

グリーンファームイマイのホームページは自分で作っている。情報はすごく重要だと感じており、ホームページだけではなくツイッターやフェイスブックなども使って、商品をPRしながら地元の魅力も合わせて発信している。

単に商品の魅力だけではなく、生産者はどんな人だろうと思っていただけるような情報発信ができればいいと思っている。リアルタイムに、トマトの生育状況や子どもとの関わり、趣味や自分の人間性も含めてトマトという商品の説明ができれば、どんなトマトか、より強く感じてもらうことができると思う。

そして、実際にトマトを手に取っていただいたときに、商品にインパクトがあったり、品質がより良いものであれば、また買っていただけるお客さんを増やすことができ、経済の発展にもつながり、農業のためになると思う。これからも、情報発信をうまく絡めつつ農業生産をしていきたい。

<参加者発言7(大磯町・男性)> 

先ほども話に出たが、大磯市の駐車場の件で困っている。県の駐車場が二つあるので、是非それを貸していただきたいが、いかがか。

<事例発表者発言(原氏)>

第3日曜日には、大磯港で朝市と大磯市を並行開催しており、交通渋滞が起きている。県がお持ちの駐車場も合わせて貸していただけると、大変助かる。

<知事発言>

町長とも相談しながら、県として検討してみたい。よく「つくってくれたらなんとかなる」という逆の提案は多いが、遠くから人が来るイベントなら、駐車場を考えることも必要だと思う。今の話は持ち帰る。

<参加者発言8(大磯町・男性)>

最近、大磯駅前にマンション開発の話がある。駅前に大きなマンションができると緑が犠牲になるので、どうにかしたいと思う。

台湾の故宮博物院に、日本支部をつくらないか持ち掛けたところ、好感触を得ることができ、世界的な建築家の安藤忠雄氏にも一緒にやろうと言っている。知事は難色を示されると思うが、博物館が駄目になるのは、中身が大したことがなかったり、ロケーションが悪かったりするからである。今回は場所も駅前で、東京からの距離も1時間でちょうどいい。

台湾の故宮博物院は、毎日大勢の観光客が訪れるアジアトップの博物館。大磯町だけでは難しいので、県の応援が必要であるが、いかがか。

<知事発言>

まさにおっしゃるとおり、中身が大事。どんな博物館にして、それが町のコンセプトに合うか。町の皆さんが合意して、博物館のコンセプトが見えたとき、その博物館のソフトが生きてくると思う。ただつくればなんとかなるという話に対しては、あまりにも多過ぎるので、「ノー」と言っている。

大分に、豊後高田というところがある。すごい田舎で、商店街もぼろぼろで、お客さんが来ない。建て替えるお金もなくどうするか議論したところ、「昭和の町の商店街」をコンセプトに、徹底的にぼろぼろにしようと決めた。

その後、すごく雰囲気があるので、そこに博物館を造ろうということになり、「駄菓子屋の夢博物館」ができた。中に入ると、ブリキのおもちゃといった昔のおもちゃなどがあり、まちと博物館が一体となっている。そこに入ると、映画のセットに入ったような、昭和の町にタイムスリップしたような、そんな感じがするので、その田舎の商店街に人が殺到するようになった。

そういうことを目指していく中での博物館であるならば、やはりこれも町長といろいろお話をしながら、検討課題とさせていただく。

<参加者発言9(二宮町・女子高校生)> 

二宮には吾妻山というところがあり、菜の花で有名だが、それをどうやってPRして、活性化させていくかということが課題だと思う。

函館はイカで有名だが、朝市などを見て、ディスプレイの仕方が上手だと思った。神奈川もどこかを見習い、小田原のかまぼこや二宮の物産などもそのようにPRしてほしいと思う。

<参加者発言10(二宮町・男子高校生)>

二宮駅前に「ガラスのうさぎ」の像がある。二宮高校では千羽鶴を折り、戦争で亡くなった人を弔う活動をしているが、そうした地域との関わりをもっと増やしていただきたい。

<知事発言>

「朝市」という言葉は、「そそる」キーワードで、「そそる」という感じはマーケットだと思っている。

今、シャッター通りなど、わりと後ろ向きに考える意識の強い商店街が多いが、これは逆である。それぞれのまちの商店街が、マグネットの拠点であると思う。その商店街に行かなければ、食べられない、買えないなど、あちこちの商店街がマグネット商店街になったら、様々な形で商店街をめぐることが楽しくなる、そんなことを考えている。いろいろなところで「これを宣伝してください」と言われる。その気持ちは素晴らしいが、それを地元の商店街で「見える化」するということを、それぞれの地域で工夫してほしいと思う。

知事によるまとめ(1.地域の魅力について)

私が取り組みたいと思っている「医食農同源」という言葉があります。事例発表をされたお二人の取組のすぐそばにあるのは「健康をどうやって支えるか」という話ですね。「医食同源」は、「食には薬と同じだけの力がある」という中国の漢方の考え方です。

私は、この超高齢社会をどうやって乗り越えるかが、神奈川の最大の課題であると思っています。日本全体の平均よりも神奈川は高齢化の進み方が早いのです。今のままの医療体制が続けば、病人がどんどん増える。みんなが薬をたくさん抱えている状態が続けば、医療が破綻します。

そこでどうするか。病気にならない人を増やします。病気にならない人をどうやって増やすかというときに、「食」にはすごく大きな力があると思っています。食材だけではなく、食や暮らしの在り方をまちづくりの中で体現させたいと思っています。

今井さんがトマトの話をされましたが、トマトは実は漢方薬のような効果を持っています。私は、中国の漢方薬と西洋医学を融合させたいと思っているのですが、農業の在り方も含めて、そこに住んでいる人たちが、長生きして、とても元気に暮らせる、こういうまちをつくっていきたいと思っています。

漢方には未病を治すという考えがありますが、病気を治す西洋医学と未病を治す漢方、この二つの考え方を合わせたまちづくり「未病タウン」という構想を持っています。事例発表者のお二人にお会いして、実現の可能性がすごく高くなったと感じています。

今日のご意見を県政の中で反映していくために、頑張っていきたいと思っています。

最後に、大磯町の中﨑町長より一言頂きたいと思います。

<参加者発言11(大磯町長)>

大磯町長の発言の様子

一町民としてお話をしたいと思います。知事のおっしゃる「マグネット」。物理的には、磁力の及ぶ範囲は決まっています。しかし今、知恵を絞り、お金に頼るのではなく自分たちのアイデアで、この町の必要性を訴えていくことが大切です。

私たちの地域には川、山、海などのたくさんの財産があります。そういうものが、今までの行政などでがんじがらめになってしまっています。これは、それぞれの地域の責任でもあります。

しかし、知事のおっしゃるとおり、ソフト面のマグネットは物理のマグネットではなく、人とのつながりでどこまでも伸びていくものです。知事には、そのマグネットの力をどこまでも伸ばしていただきたいと思います。

私たちは決して何々をつくってほしいとは申しませんが、自分達が持っている地域の財産を使うための手段として、皆さんが県に相談に行っております。是非、それを柔らかく受け付ける窓口をつくっていただきたいと思います。若い高校生たちもきっと夢を持っています。それに対して県や町が「それはだめだ」ということのないようにしたい。そして、900万県民の神奈川が発展し、日本のリーダーとなるような、そういうリーダーシップを取っていっていただきたいと思います。私たちも頑張ってやっていきます。どうぞよろしくお願いします。

<知事発言>

まさに「神奈川県民総力戦」と私は呼んでいるのですけれど、確かに法律や規制は多くあります。しかし、我々にとって本当に大事なことは何か。「この地域はこれをやっていくんだ」という自立を阻害する制約があるなら、それを変えていくことは是非やっていきたいと思っているところであります。

今も不活化ポリオワクチンで国と戦っています。国は絶対駄目だと言っているが、生ワクチンで副作用が出ている人がいるのです。神奈川の子どもたちをそんな危険にさらすわけにはいかない。先進国の中で日本だけ切り替えが遅れているのです。そんな状態の中で神奈川だけでやる。職員も大変な思いでやっています。そういう戦いをこれからどんどんやっていきたいと思います。

知事によるまとめ(2.かながわスマートエネルギー構想について)

休憩時間に受け付けた「かながわスマートエネルギー構想」のご質問に、幾つかお答えします。

まず、「4年間で200万戸分の太陽光パネルを設置すると言っていた。撤回ではないというが、客観的には撤回ではないか」というご意見についてです。

私には「撤回」という気持ちは全くありません。最初に話したとおり、政治は結果責任だと思いますから、結果で判断してほしいと改めて申し上げたいと思います。

「200万戸分」というのは、一軒家を平均3.3キロワットとして、その200万戸分ということです。200万戸の一軒家にパネルを敷いていくわけではありません。そう受け止められたとすれば、そもそも神奈川には200万戸も一軒家はないので、私の説明が足りなかったということですので、今そのあたりの説明を頑張ってさせていただいています。

次に、「2020年に目標を達成するための費用はどうするのか」という意見です。

今、知恵を絞って考えている「市民ファンド」と「マイパネル構想」というものがあります。マイパネル構想は、公共施設など付けられる所にソーラーパネルを設置して、その一部をマイパネルとして買っていただく。その売電収入の一部はお返しする、そういう制度をつくって、皆さんに参加していただくというものです。

したがって、税金をどんどん使っていくということではなく、民間のお金をうまく回してエネルギー革命を進める仕組みを考えているところであります。今はソーラーパネルの価格はどんどん下がっていますから、半年前とは全然違います。

次に、「発送電分離についてどう考えるのか」についてです。

今、発電と送電は一つの電力会社ですべてやっていますが、これを別々にすることについてはどうかという話です。これについては、今の段階では検討課題だと思っています。それより先にやることがあると思っていますが、国でも検討が始まっていますので、そのあたりの流れを考えていきたいと思っているところです。

ということで、全部のご質問にお答えし切れていませんが、頂いたご質問については、県のホームページで改めてお答えしたいと思いますし、この件についてもっと話を聞きたいということであれば、かながわスマートエネルギー構想に特化した対話の広場をこれから3回行いますので、是非そこでどんどん発言してください。 

今日は、今井さん、原さん、どうもありがとうございました。「対話」することにより、それぞれの街の魅力が改めて発見されたのではないかと思います。また、アイデアも巡っていると思います。それを育てることが一番大事なことだと思います。

今日の会場は、海の見えるとても素晴らしいところでした。この会場そのものがマグネットですね。このようなところで議論ができたことに、心から感謝します。

皆さんと一緒に、「いのち輝くマグネット神奈川」をつくっていきたいと思います。

どうもありがとうございました。


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