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更新日:2023年12月13日

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自立支援医療診断書(精神通院医療用)の書き方について

自立支援医療診断書(精神通院)の書き方について

診断書の作成について

 自立支援医療診断書(精神通院医療用)は、指定自立支援医療機関で精神障害の診断又は治療に従事する医師により作成される必要があります。

診断書の記入に当たって留意すべき事項

1「病名」

 疾患圏を特定する必要がありますので状態像では不適切です。『ICD-10精神および行動の障害ー臨床記述と診断ガイドラインー』に即した精神疾患名を、日本語表記で記入してください。

 自立支援医療(精神通院医療)の支給を求める精神疾患の「病名」((1)「主たる精神障害」、(2)「従たる精神障害」)及び「病名」に対応する「ICDコード」(F00からF99,G40)を英字1桁と数字2桁又は英字1桁と数字3桁で記入してください。

2「発病から現在までの病歴及び治療の経過、内容」

 推定発病年月、発病状況、初発症状、初診年月日、治療の経過等を記入してください。

3「現在の病状、状態像等」

 診断書記入時点の現症についての記入欄です。該当する項目の算用数字・カタカナを丸で囲んでください。「その他」や「その他の記憶障害」に該当する場合は、括弧内に具体的な現症を記入してください。本欄には、診断書記入時点のみでなく、治療を中止すれば出現する可能性のある症状も含めて全て記入してください。

 【注意】

 「知的障害」・「認知症」のみの場合は自立支援医療(精神通院医療)の対象外となりますので、精神症状について該当するものは全て記入してください。

4「3の病状・状態像等の具体的程度、症状、検査所見等」

 精神医学的見地から疾患(機能障害)の状態を具体的に記入してください。また、当該状態像を裏付けるために必要な検査やその検査所見及びその実施日を記入してください。

 なお、病状等で検査施行が不可能な場合にはそれも含めて記入してください。

 【「てんかん」の場合】

 1欄「病名」が「てんかん」(G40)で、3欄(8)1「てんかん発作」に該当する場合は、4欄下段に(1)「発作のタイプ」、(2)「発作の頻度」等の記入欄がありますので、該当項目について記入してください。

 なお、例示した(1)「発作のタイプ」、(2)「発作の頻度」等に該当項目がない場合は、4欄記入欄に発作のタイプや頻度等について詳細に記入してください。また、「てんかん」に伴う精神症状等がある場合は、3欄の該当項目を丸で囲んでいただいた上で、その症状等に関する具体的程度、症状等について4欄に記入してください。

5「現在の治療内容」

 自立支援医療(精神通院医療)の治療内容について記入してください。

 (1)「投薬内容」

 自立支援医療(精神通院医療)の対象とされている薬剤名のみを全て記入してください。

 【注意】

 自立支援医療(精神通院医療)の対象とされている薬剤がない場合は「なし」と記入してください。また、身体科の治療薬や他院での投薬内容は記入しないでください。

 (2)「精神療法等」

 該当項目を全て丸で囲んでください。「その他」に該当する場合は、括弧内に具体的な精神療法等を記入してください。

 (3)「訪問看護指示」

 「訪問看護指示」がある場合は、レ点を記入してください。

 【注意】

 レ点がない場合、訪問看護は自立支援医療(精神通院医療)の対象となりません。

6「今後の治療方針」

 自立支援医療(精神通院医療)の対象となる治療について、治療目標をふまえて継続的に行っていく治療法を記入してください。

7「現在の障害福祉等のサービスの利用状況」

 日常生活、就学、就労等の場面において、現に障害福祉等のサービスを利用している場合は、該当項目を丸で囲んでください。「その他の障害福祉サービス等」に該当する場合は、括弧内に具体的な内容を記入してください。

8「備考」

 1欄から7欄の記入事項の他に精神障害の程度の総合判定に参考になると思われることがあれば、本欄に記入してください。

 なお、申請者が入院中で通院前に診断書が作成されることが稀にありますが、この場合、退院予定時期(例:「○○月下旬退院予定」等)を必ず記入してください。

9「自立支援医療における「重度かつ継続」

 一定の所得水準を超える方は、「重度かつ継続」に該当する場合に月ごとの自己負担額に上限が設けられます。

 継続的・集中的な通院治療が必要な場合に限り「重度かつ継続」に該当します。

 以上の点をふまえた上で、(1)欄及び(2)欄に必要事項を記入してください。

 (1) 1欄(1)「主たる精神障害」の「ICDコード」がF40からF99であって、3欄(6)「情動及び行動の障害」又は3欄(7)「不安及び不穏」状態に該当し、計画的・集中的な継続治療を要する場合に、該当事項にレ点を記入してください。

 (2) 「重度かつ継続」の診断には、3年以上の精神医療の経験を有する医師の診断が必要となります。該当事項にレ点を記入してください。「精神保健指定医」にレ点を記入する場合は、「精神保健指定医番号」も記入してください。

その他

 申請者情報(氏名(ふりがな)、生年月日、性別、住所)及び医療機関情報(診断日、名称、所在地、電話番号、診療担当科名、医師氏名(自署又は記名捺印))については、記入漏れ等がないか、提出前に必ず御確認ください。特に、診療担当科名は記入漏れが多く見られますので、御注意をお願いします。

このページの所管所属は 精神保健福祉センターです。