精神科病院に関するテレビ番組で放送された本県の患者対応の状況について

番組中、本県へのインタビューの中で、次のようなやりとりがありました。

●NHK「神奈川県として滝山病院の患者に会いに行かれたりとか、そういったことはあったんですか。」

〇神奈川県「それはないです。」

これについては、別添資料のとおり、実際のインタビューでは、「去年の段階で、会いに行かれたりすることはあったんですか。」と時点を区切った質問であり、それに対して「それはない」と答えたものです。

県では、令和5年11月から入院患者との面会に向けて、滝山病院に依頼を行っており、令和6年1月には滝山病院を訪問し入院患者と面会を行っています。

NHKにはこうした事実を事前に伝えていたにもかかわらず、結果的に「神奈川県は（現在に至るまで）病院訪問や患者面談を行っていない」という印象を与える内容になっていると考えています。

なお、放送終了後、この点をNHKに指摘するとともに、再放送にあたってはテロップ等で「神奈川県は病院に協力を依頼し、令和6年1月に患者を訪問している」という補足を入れていただくよう要望しましたが、NHKからは「番組は時系列で構成しており、昨年（令和5年）までの話として理解できるので、テロップ等の対応は行わない」との回答がありました。

県としては、視聴者の目線に立てば、「県の対応が昨年までのことで、それ以降は含まれていない」とは理解しがたいことや、テロップ等による補足を行っても番組の構成に影響は与えないものと考えており、神奈川県が病院訪問や入院患者との面会を行っているという事実が正確に伝わらないことは、大変残念だと考えています。

県では、今後も引き続き患者の目線に立ち、寄り添った支援を行ってまいります。