更新日:2024年10月15日

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小児臓器移植に御理解を

神奈川県 小児臓器移植

小児臓器移植の現状

平成21年の法改正により、ご家族の承諾があれば臓器提供ができるようになり、15歳未満の方からの脳死後の臓器提供が可能となりました。特に小さなお子さんが臓器提供を行うには、臓器提供に関する意思表示を自ら生前に行うことは難しく、ご家族の承諾が大前提となります。

小さなお子さんの場合、その小さな身体に合う臓器でなければ移植はできません。日本でも小児の臓器移植は可能ですが、現段階では臓器の提供例が少ないため、国外での移植を選択される方もいます。このような状況を踏まえ、県では今後も県民の皆様のご理解を得ながら普及活動を進めて参ります。

臓器移植に対する理解を広めるため、移植の待機をされているお子さんをご紹介します。

  • 葉山町在住の森 木花(きか)ちゃん

葉山町在住の森 木花ちゃんは、「拡張型心筋症」という難病を患い体外設置式補助人工心臓(VAD)を装着し、十数種類の内服薬で調整しながら、心臓移植の待機をしています。しかしながら、日本での早期の臓器提供が望めないことから、アメリカへの渡航を希望しています。

※その後、令和3年11月に渡米し、半年間の待機の末、5月に移植手術を受けました。

詳細は次のページをご覧ください。

「きかちゃんを救う会ホームページ」

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拡張型心筋症とは

明らかな原因が無く左室、または両心室が拡張し、収縮能が低下して、心不全を呈する疾患です。

(出典:小児慢性特定疾病情報センターホームページ

 

このページは、小児臓器移植に対する理解を深めるため、掲載しているものです。

このページの所管所属は健康医療局 保健医療部がん・疾病対策課です。