平成29年度神奈川県慢性腎臓病(CKD)対策連絡協議会審議結果

掲載日:2018年8月27日

審議(会議)結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

平成29年度神奈川県慢性腎臓病(CKD)対策連絡協議会

開催日時

平成29年8月3日(木曜日)18時00分から19時30分

開催場所

神奈川県総合医療会館 2階 A会議室

出席者【会長・副会長等】

衣笠えり子【会長】、河野博充【副会長】、鎌田貢壽、佐々木英弘、鈴木太、鈴木葉子、前田典康、前田好夫、山口信彦

次回開催予定日

未定

所属名、担当者名

がん・疾病対策課、担当者名 瓦谷

掲載形式

議事概要

議事概要とした理由

未成熟な情報であって、公開すると混乱を生じさせるおそれがある情報(神奈川県情報公開条例第5条(3)の内容)のため

審議(会議)経過

開会

 

あいさつ

 

事務局

 本協議会は、「附属機関等の設置及び会議公開等運営に関する要綱」に基づき公開となっているが、傍聴の希望はなかったため傍聴人はいない。また、発言者氏名と発言内容の要約を議事録として公開することをご承知おき願いたい。

 

衣笠会長

 議題(1)「慢性腎臓病(CKD)の現状について」事務局から説明をお願いする。

 

議題(1)慢性腎臓病(CKD)の現状について 

 「慢性腎臓病(CKD)の現状(資料1)」に沿って事務局から説明。

 

衣笠会長 

 資料によると、推定値ではあるが神奈川県ではCKD患者数が94万人いる。透析導入になる患者は減少していくと言われているが、神奈川県の透析患者数は2万人を越えているため、透析にならないように管理していきたい。

 このことについて御質問等はあるか。

 

河野副会長

 人口が多い地域に透析患者が多い理由は何かあるのか。

 

鎌田委員

 詳細な理由はわからないが、地理的な要因や大きな病院がある地域には患者数が多い傾向にあるようだ。

 

議題(2)平成28年度慢性腎臓病(CKD)対策の実績について

 「平成28年度慢性腎臓病(CKD)対策の実績について(資料2)」に沿って事務局から説明。 

 

衣笠会長 

 年2回、腎疾患対策普及活動事業を神奈川県腎友会に、腎疾患対策研修事業を北里大学にそれぞれ委託している。県民向けリーフレットの作成・配布については、在庫にまだ余裕があるので、必要があれば、事務局に相談していただきたい。また、ホームページによる広報、世界腎臓デーでのラジオ広報を実施してきたといった説明をしていただいたが、このことについて御質問や御提案はあるか。

 

前田好夫委員 

 県腎友会が年2回、県から委託を受けて実施している。当会は県内7ブロック(横浜・川崎・相模原・三浦・湘南・県央・西湘)に分かれており、前期、後期の年2回、ローテーションで医療講演会及び相談会を実施している。

 

衣笠会長

 来年は、川崎と相模原ということで人は集まるのではないか。

 それでは、政令市、中核市の実績についても教えていただきたいので、相模原市から報告をお願いする。横浜市、川崎市、横須賀市については事務局から報告をお願いする。

 

鈴木葉子委員 

 相模原市ではCKD対策として、教育と普及啓発を例年どおり行っている。

 教育や保健指導については、特定保健指導の中では必ずeGFRについて講義するとともに、数値が低い方には個別に指導をしている。また、市民向けに行っている高血圧予防教室の中では、CKDについての説明、塩分を測れるスプーンを無料配布し減塩指導を行っている。

 周知については、昨年度初めての試みとして、神奈川中央バスにCKDのポスターを貼ることを依頼した。例年どおりの取組みとして、大型商業施設にある大型の画面、相模大野駅のパブリックインフォメーション等で周知している。世界腎臓デーに合わせて1週間ウェルネス相模原に啓発ブースを設け、普及啓発を行った。

 

事務局

 横浜市、川崎市、横須賀市のCKD対策の実績について報告。

 

衣笠会長

 県と政令市、中核市の実績について報告していただいたが、このことついて御質問や御提案はあるか。

 鈴木太委員、何か御意見はあるか。

 

鈴木太委員 

 東海大学医学部付属病院の取組みとしては、世界腎臓デーの3月8日と9日の2日間、外来にブースを設け、パネル展示と患者さんとその家族に向けた医師・薬剤師・看護師、管理栄養士による、CKDの普及啓発を実施。この時に、昨年作成したリーフレットを200部配布した。

 日本栄養士会の腎臓病領域の取組みとしては、日本腎臓病学会、日本腎不全看護学会、日本腎臓病薬物療法学会合同で、第1回の腎臓病療養指導士の講習会を開催し、来年の1月に試験が実施される予定である。

 

衣笠会長

 東海大学医学部付属病院と日本栄養士会の取組みについて説明していただいたが、これについて御質問や御提案はあるか。

 鎌田委員、何か御意見はあるか。

 

鎌田委員 

 透析にならないためには、一般の方の意識を高めることと、病診連携が必要であると思う。医療技術的には、糖尿病の人が透析にならないようにすることは可能だと思うので、患者さんが適切な指導を受け、実践して、透析にならないようできればいいと思う。

 

前田好夫委員 

 問題なのは、患者さんに自覚症状がないことである。糖尿病の予備群と言われても困ることがないため、症状が出た頃には、腎不全の1歩手前という状況がよくあるため、そうならないためにも、普及啓発は重要であると思う。

 

衣笠会長 

 それでは、次の議題(3)「平成29年度慢性腎臓病(CKD」対策の今後の取組について」事務局から説明をお願いする。

 

議題(3)平成29年度慢性腎臓病対策の今後の取組について

 「平成29年度慢性腎臓病(CKD)対策の今後の取組について(資料3)」に沿って事務局から説明。  

 

衣笠会長 

 引き続き、腎疾患対策普及活動事業は神奈川県腎友会に、腎疾患対策研修事業は北里大学に委託をする。かかりつけ医向けのリーフレットの作成、特定健診診査における慢性腎臓病(CKD)対策に関する調査内容についての検討をしていくといった説明をしていただいたが、このことについて御質問や御提案はあるか。

 

鎌田委員 

 HPを作成したところ、CKDについての問い合わせを遠方の方からいただく。患者さん自身がeGFRを測って自分の状態について把握できれば、患者さんが治療に積極的になると思われる。そのためには、市町村がeGFRを測って患者さんに伝えることは効果的だと思われる。

 

医療保険課 

 クレアチニンの検査はほとんどの市町村で実施していることを把握している。これまでは、特定健診の基本項目に入っていなかったため、データ処理方法等の検査結果の取扱いが市町村で統一されていなかった。来年度、特定健診の項目に追加されるので、特定健診の基本的なデータ処理に乗るはずであり、国のデータ処理が統一されているので、全市町村のeGFRの値の扱い方が統一的になると思われる。

 

事務局 

 市町村の担当が集まる会議等でお願いをしていきたいと思う。

 

佐々木委員

 がんと同様に、CKDについても直接患者さんに結果通知を紙などで渡せるようにすればいいのではないか。

 

河野副会長

 特定健診の診断結果だけでは数値の意味がわからないので、コメントなど説明があると患者さんにとってわかりやすいのではないか。

 

鈴木太委員

 他院からの紹介で受診された患者さんに対して、腎臓病教室でCKDについて説明をすると、そこで初めてCKDの意味を知ったという意見を頂くことがある。そのため、患者さんにCKDのことやeGFRが何を表すものなのか情報を伝えることは重要であると思う。

 

衣笠会長 

 続きまして、議題(3)「神奈川県糖尿病(性腎症)重症化予防プログラムの策定について」医療保険課から説明をお願いする。

 

議題(3)神奈川県糖尿病(性腎症)重症化予防プログラムの策定について

 「神奈川県糖尿病(性腎症)重症化予防プログラムの策定について「(資料4)」に沿って医療保険課から説明。

 

医療保険課 

 糖尿病は、放置すると腎症など様々な合併症を引き起こし、患者の生活の質や医療経済上の負担を増加させることとなることから、医療保険者と自治体、神奈川県医師会、神奈川県糖尿病対策推進会議が連携して重症化予防を進めていくため、「糖尿病(性腎症)重症化予防プログラムワーキンググループ」を設置して検討したうえで、平成29年10月を目処に神奈川県版のプログラムを策定したいと考えている。

 策定後は、市町村等が取組む糖尿病重症化予防事業において、プログラムの活用により活性化することで、郡市医師会や地域医療機関との連携がより円滑に進むよう、市町村等への支援を進めていきたいと考えている。

 プログラムの内容については、国プログラムを念頭に置きながら、神奈川県として独自に盛り込むとして、資料4の2ページのように整理し、資料4の3ページのような構成を検討している。

 

衣笠会長

 神奈川県糖尿病(性腎症)重症化予防プログラムについて説明をしていただいた。それでは、議題(4)「その他」について、委員の皆様、何かあるか。

 

前田好夫委員

 医師会や糖尿病専門医との連携はあるが、糖尿病患者同士の患者会はどこにもない。国のプログラムができたとしても、実態把握は難しいこともあると思うので、患者会は必要だと思う。

 

鎌田委員 

 国民健康保険の保険者は市町村だと思うが、医療費が増えるのは深刻だと思う。医療費を下げるには、患者さんを啓発して、悪くなる前に発掘して、しかるべき対処をする。腎臓病を悪化させずに維持できれば、医療費は下がると思われる。これは、保険者にとってメリットがあるので、特定健診をうまく活用していくことが効果的であると思う。

 

事務局 

 当課はがん対策も担当しており、がんの主管課長会議に来られる市町村の中には腎疾患対策も担当している場合があるので、そういった場でも伝えていきたいと思う。

 

衣笠会長 

 私から透析患者の災害対策のことでお話をしたい。昨年、日本透析医会の神奈川支部を立ち上げた。現在は組織作りをしている段階である。11月に災害を中心とした講演会を開催する予定であることをご報告する。

 

 他に御意見がないようであれば第6回神奈川県慢性腎臓病対策連絡協議会を終了させていただく。

 

閉会

 

以上

会議資料

・【資料1】慢性腎臓病(CKD)の現状について(PDF:477KB)

・【資料2】平成28年度慢性腎臓病(CKD)対策の実績について(PDF:68KB)

・【資料3】平成29年度慢性腎臓病(CKD)対策の今後の取組について(PDF:58KB)

・【資料4】神奈川県糖尿病(性腎症)重症化予防プログラムの策定について(PDF:149KB)

・【別紙1】CKDに要注意-慢性腎臓病-(PDF:1,772KB)

 

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