第4回県民会議(審議結果)

掲載日:2018年6月20日
様式3-2

次の審議会等を下記のとおり開催した。

 
審議会等名称 第4回神奈川県バリアフリー街づくり推進県民会議
開催日時 平成24年9月10日(月曜日) 10時00分~11時30分
開催場所 神奈川自治会館 3階 301~304会議室
出席者

会田辰三郎、石渡和実、伊藤喜彦、今井朝子、大原一興、加部和次、小池久身子、小林圭治、斉藤進、坂上譲二、鈴木治郎、鈴木富男、髙橋儀平、坪井武信、野地郁年、花方威之、矢内敏郎、山崎利通、横林誠、米田佐知子、若林伸二 (50音順)

当日配布資料

資料1-1 県民会議からの提案に関する検討結果 テキスト版 [その他のファイル/4KB]ワード版 [Wordファイル/58KB]

資料1-2 県民会議からの提案について(本文) テキスト版 [その他のファイル/19KB]ワード版 [Wordファイル/791KB]

資料1-2 県民会議からの提案について(参考資料) テキスト版 [その他のファイル/24KB]ワード版 [Wordファイル/4.92MB]

資料1-2 県民会議からの提案について(県民意見一覧) テキスト版 [その他のファイル/15KB]PDF版 [PDFファイル/350KB]

資料2 今後の県民会議について テキスト版 [その他のファイル/2KB]ワード版 [Wordファイル/57KB]

次回開催予定日 平成24年11月頃 
問い合わせ先

地域福祉課 調整グループ 

電話番号 045-210-4804(ダイヤルイン)

ファックス 045-210-8857

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下欄に掲載するもの
  • 議事録全文
要約した理由  
審議(会議)結果

(事務局)

ただいまから神奈川県バリアフリー街づくり推進県民会議を開会いたします。県を代表して、保健福祉局地域保健福祉部長の石居から御挨拶申し上げます。

(石居部長)

おはようございます。地域保健福祉部長の石居でございます。本日はお暑い中、また、早朝より、第4回神奈川県バリアフリー街づくり推進県民会議に御出席いただきまして、誠にありがとうございます。

一昨年の10月に県民会議を設置いたしまして、委員の皆様には、任期中の2年間、御多忙中にもかかわらず、数々の御尽力をいただきましたことを、改めてお礼申し上げます。

本年3月に開催いたしました第3回県民会議では、県民会議として今後取り組んでいくテーマを決定いたしまして、そのテーマに対する対応策について御議論をいただきました。その後、調整部会の中で、議論を重ねてきたところでございます。本日は、調整部会での検討の結果を御報告させていただくとともに、その議論を基にいたしまして取りまとめました、県民会議としての提案書や今後の県民会議の方向性等について、御議論いただきたいと考えておりますので、忌憚のない御意見をお寄せいただきたいと思います。

バリアフリー化を進めることは、高齢者や障害者の方だけでなく、誰もが暮らしやすい、誰にとってもやさしい街づくりにつながるものであります。県といたしましても、県民会議の皆様とともにしっかり取り組んでまいりたいと考えておりますので、委員の皆様には、今後とも御力添えを賜りますよう、よろしくお願いいたします。

甚だ簡単ではございますが、冒頭の御挨拶とさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

(事務局)

本日の委員の出席者は20名となっており、会議の定足数に達しておりますので、会議を続けさせていただきます。本日の出席者は、次第の裏面のとおりでございます。

それでは、ここからの進行は、高橋座長にお願いいたします。

(高橋座長)

皆さん、おはようございます。東洋大学の高橋でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

最初に、今日の時間ですが、お手元の次第にありますように、これから、11時30分までということで、大変短い時間になるかもしれませんが、御協力方よろしくお願いいたします。

それでは、早速ですが、県民会議の一期の最後ということになりますけれども、議題の1つ目、それから2つ目ということで進めていきたいというふうに思いますので、御協力よろしくお願いします。

それでは、最初に、県民会議からの提案についてということで、資料の説明をお願いをしたいと思います。先ほど御挨拶がありましたが、3月の時におおよその方向が決められていますので、その後の経過ということになるかと思いますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。

(斉藤部会長)

調整部会の担当をしております斉藤でございます。これまでの経過と、それから、県民会議での提案ということで、いろいろ議論した内容をまとめさせていただきましたので、御説明いたします。

最初に、資料の1-1を御覧いただけますでしょうか。繰り返しになるかもしれませんが、改めて御説明させていただきます。これまでの検討経過です。

これまでの検討経過についてということで、(1)のところで、この県民会議の役割ということで、これは再三再四御説明してございますので、御理解していただいたと思いますが、多くの県民の方から、福祉の街づくりに関する御意見をいただきました。その意見を基にして、県民として、県民と行政を含め、事業者それぞれがどういう形でそういった問題に取り組むべきなのか、そういったことをまとめて、県民会議として、広く、県下に、県民に対して、提案、あるいは考え方を発信していこうということで検討してきております。それらを具体的に実行する、あるいは検証するというのも併せて考えていかなければいけないということで、県民会議の役割ということで、これまで活動をして、調整部会の方でも活動してまいりました。

(2)のところですが、県民会議での論点ということで、これまでも、特に調整部会の方で、いろいろ問題提起をさせてきていただいております。そういう中での論点とのことで、(1)のところで、県民会議に関しては、県民からの意見ということで、177件の意見が寄せられておりました。それらの意見を集約するという形で、セオリー、グループ化しまして、具体的にどういった項目でそういう対応をしていけばいいのかというようなことをまとめております。これは、3月の県民会議でおおよその枠組みはそれでよろしいということで承認をいただいていると思います。(2)の所で、県民会議の成果としての提案の発信ということで、これが今回のまとめということで、最終の確認をしていただきたいというふうに思っています。

我々の任期が9月で終わるということも踏まえまして、今後どういった形でそれを提案していけばいいか、具体的な形で提案をしていく、それをこの会議で、最終承認をしていただきたいということで、まとめてきております。3月の県民会議では、おおむね提案の内容については承認をいただいておりますが、その後、様々な意見をいただきましたので、それを踏まえて今回最終的な提案ということで、調整部会でまとめてきております。

それから、(3)のところは、今後の県民会議の在り方にも関係するのですが、いかにしてそれを進めていけばいいのか、実行の内容の検証といいますか、成果の検証ということも考えなければいけないと思うので、今後の課題ということで、そういったことも踏まえて検討してまいりました。

一番下のところに、それらを具体的に図にしたものがあります。177件意見をいただきまして、ハード整備、ソフト面、啓発、優良事業、こういった枠組みで整理していただいて、それから、現状でそういった課題に対してどんな対応が行なわれているのか、具体的にどういう状況、段階まで進んでいるのか、そういったことも検証しまして、これからの事業提案は、県民への提案ということをまとめております。

それで、次のページをめくっていただきたいのですが、報告書の修正ということで、3月時点以降の報告書に関する提案です。提案書に関しましても、追加修正ということで御理解いただければと思います。後で詳しく御説明いたしますが、提案書の(3)のところで、災害時の対応が非常に重要だということで、そこのところは、少し詳細に再検討をいたしまして、災害時を見据えた安全なハード運用の確保と情報保障ということで、項目を新たにして、内容を追加修正しております。

それから、(2)の県民会議への報告事例についての反映ということで、これは3月の時点でここに参加していただいている方、あるいは、先進的に取り組んでいる事業者の方々に来ていただいて、事例紹介をしていただきました。そういう内容を、それぞれ提案書の方に反映しております。詳細は省略いたしますが、こういった内容の報告をいただいて、それらを提案書の方に反映しているという次第です。

以上がこれまでの経過でして、具体的に最終的な県民会議としての提案を御説明させていただきたいと思います。

資料2を御覧ください。目次があります。県民会議についてということで、目的、提案策定の流れ、県民意見の整理と集約、提案内容、それから、提案内容の詳細、とあります。表紙をめくっていただいて、提案にあたってということで、バリアフリー、あるいはユニバーサルデザインについての解説、説明を改めて掲載しております。ユニバーサルデザイン、バリアフリーという言葉をいろいろなところで使用しておりますので、そういう言葉を使用するに当たっては、どういう考え方、姿勢で取り組んでいるのか、あるいは、そういう取組を行なっているのか、そういったことを事前の段階で少し詳しく説明してみた方がいいということで、提案にあたり、バリアフリーあるいはユニバーサルデザインとは何かということをまとめております。

具体的に、実際には、県民会議からの提案ということは1ページ目から始まります。目的は、今、お話のようなことで、協働によって、協働というのは、県民、事業者、行政、これが一体となって協力しながらですね、ユニバーサルデザイン、あるいは、バリアフリーの街づくりを進めていこうと。そのために、この県民会議で、県民への取組の提案をまとめていこう、というようなことが大きな目的になります。

それから、策定の流れは、今御説明いたしましたように、県民から意見をいただき、それを整理し、具体的な事業実施の状況を勘案して、これから必要な、協働による取組というようなことを、提案としてまとめております。どういう形でまとめたかということですが、2ページ、3ページを御覧いただきたいと思います。2ページのところに、県民意見の整理と集約、提案内容とあります。いただいた意見は177件でありまして、今御覧いただいている資料の見出しの県民意見というところに、177件の詳細が掲載されております。いただいた意見を、カテゴリ別に整理をいたしまして、2ページのように、大きくは、ハード整備、ソフト面、普及啓発、優良事例というようなことで整理させていただきました。

項目については、そのような内容で整理させていただいて、それと同時に、2ページ右側の欄には、そういった意見に対して、現状でどんな取組が行われているのか。そういったことも検討しまして、今後提案すべき内容が何なのか、それらをグループ化、あるいは提案内容を個別に検討しまして、具体的には、この提案というのが、3ページの内容になります。提案としては、県民会議からの提案ということで、3ページにまとめさせていただいておりますが、大きくは、三つありまして、普及啓発県民活動として重点的に図るのだということで、ソフト面が多いのですが、バリアフリー教育の充実、障害者理解、バリアフリーの必要性、思いやりの心を自然に身につける教育の充実というのが一点、それから、普及啓発に関しては、(2)で、多様な人が住まう「街」への気づき、障害者理解の推進というのが2点目で、障害当事者の相互理解を越えて、多様な人が住むのが当然の街づくりというようなことを、提案の重要な取り組みの2点にしております。

それから、大きな3点の中の2点目ですが、ハード整備等一定期間を要するが、可能な範囲で推進を図るものとして、(3)のところで、安心して出かけられる「街」の実現を目指してということで、これは、災害発生も含めてですね、日常的な危険回避から、災害発生時にも、移動や社会参加が確保される街ということで提案をまとめております。

それから、軸の三つ目ですが、既存の制度の見直しや活用などにより推進を図るものということで、こちらについては、そういった面も少し関係していますが、(4)で条例適合率、遵守率向上に向けた取組について、年々こうした割合が低下しているということで、それらを高めるあるいは遵守させる仕組みづくりを、(4)としてまとめております。それから、(5)のところでは、施設の計画段階における関係者の参画について、計画整備における参画関与、意見反映というようなことを重点的にということで、障害者、高齢者、子どもなど、多様な視点からの「みんなのための施設整備」を進めていくことをまとめております。概略とか、大枠は、こういった形で、いただいた意見を県民会議からの提案ということでまとめて発信したらどうかという事で、最終的なまとめを行っております。詳細については、簡単に御説明しますが、今の最初のですね、普及啓発、県民活動云々というようなことで、4ページ目のところに、バリアフリー教育の充実ですね、これはどういう形で進めていけばいいのかということで、提案内容として4点ほどまとめております。主に教育施設でのバリアフリー教育ということで、小・中学校向けバリアフリー教育の充実、それから、高校生に対しても積極的にそういった教育をということで、これはもう既にバリアフリー教育モデル事業ということで導入されているんですが、高校においても、小中学生向けと併せて、そういうソフト面でのバリアフリー教育を推進していったらと。それから、地域での自発的なバリアフリー教育の実施、これは、各地でいろいろとやられています。それをさらに推進していくということです。それから、協力と連携の包括協定を活用した事業者との協働事業の実施、これは、大型店とかコンビニとか、あるいはそういった商業施設関係で包括協定を結んでいるそういった事業者とですね、情報の発信とか、普及啓発を強化していこうというようなことになります。

これが提案になりまして、右側には、具体的に、事業者等を含めた行政等によってどんな支援事業を行なわれているのかというようなことを参考に載せております。

ついでにと言っては何ですが、もう一つは見出しのところで参考資料というのがありますので、それをちょっと御覧いただきたいのですが、例えば、今のですね、4ページの一番上の、小中学生向けバリアフリー教育の充実ということでありますと、参考資料の1ページ目に、それらの現状と取組の実態ということで、事例をまとめております。

以下、それぞれ項目ごとに関連する事業はこういった形でまとめさせていただいて、この提案の中で、よりそれらを進めるにあたっては、今後どんなことが必要なのかといったことを中心に、提案内容をまとめさせていただいています。

参考資料の方はちょっと説明する時間がないので、必要に応じて、関心のあるところがありましたら、御覧いただきながら説明を聞いていただければと思います。

それから、2点目の、多様な人が住まう「街」への気づき、障害者理解の推進ということになりますが、これは6ページ、7ページになります。6ページのところを御覧いただきたいのですが、一つ目は、障害当事者間の相互理解、点字ブロック上の障害物の撤去ということで、点字ブロック等の改良における、車いすの方々あるいは視覚障害の方々との協議の充実、あるいは、点字ブロック上にいろいろな障害物が置かれる事が多いので、そういったことをいかにして無くしていくかというようなこと、それから、2点目ですが、障害者用駐車場の利用方法ということで、よく車いす用の駐車区画があるんですけれども、健常者というんですか、それ以外の方々が使っていることも多いので、それらを非常に問題が多いということで、それをどういった形で、優先的な利用、あるいは専用的な利用ができるか、あるいはそのための方法を考えていくというようなことで、パーキングパーミット制度の取組等の検討を進めていこうということです。

それから3点目は、街中のトイレの情報提供やオープン利用に取り組むNPO法人との協働事業ということですが、街に出かけたいというときに、一番大きな問題といいますか、トイレがどこにあるのか、車いすでも使えるトイレ、あるいは高齢者が安心して使えるトイレはどこにあるのかということが非常に気になるわけです。

そういう声が多かったということで、街中で、商業施設等で、自由に使えるトイレ、そういったものがどこにあるのか、そういう情報提供を積極的にしていこうということで、これは、具体的にはNPO法人がやっている事業になりますが、そういったことと協働して、より積極的に、街中でのオープントイレの活用というようなものを進めていこう、ということです。

それから、8ページ、9ページになります。安心して出かけられる「街」の実現を目指してということで、最初は、バリアフリー関連情報の充実ということで、安心して出かけるということにはたくさんの課題がありますが、ここでは、情報提供ということを一つ大きく取り上げさせていただいて、バリアフリーマップなどにより、バリアフリー関連情報を積極的に提供していく、あるいは、駅、道路等の安全な移動経路の確保ということで、より安全安心な移動、アクセスが可能な施設改善、それらを推進していくということ、それから、今回、これが新たに充実といいますか、検討を加えさせていただいた内容ですが、災害時を見据えた安全なハード運用の確保と情報保障ということでありまして、特に、東日本大震災の影響を踏まえまして、移動困難者への配慮ということで、計画停電等も多かったのですが、そういった時に、多くの車いす利用者、歩行者あるいはベビーカー利用者等の方々に対しての配慮を、考えていかないといけないということです。

2番目に、案内、情報提供への配慮というのがあります。特に、十分な情報提供が行なわれるよう、施設管理者に対する要請を行っていく。それから、災害発生における避難誘導の問題、あるいは避難先のバリアフリーの問題ということで、避難所のバリアフリー化。これは、以前から言われていることですが、なかなかそういった整備が進んでいないということで、避難所のバリアフリー化を積極的に促進していくべきだということ、それから、もう一つ、そこまでに行くということで、地域からというか、各戸から避難所に行く、その間の誘導というようなことも非常に重要かなということで、避難者への円滑な誘導をどのように行なうか。これは、各市町村、あるいは地域で、地域社会で、災害時要援護者の支援というのが今非常にこれは大きな課題になっている。それに対して、検討あるいは具体の行動も進んでいくと思うのですが、改めてそういった円滑な誘導というようなことも、強化していかなければいけないのではないか、ということです。

次に、10ページです。もう一つ、安心して出かけられるというところで、バリアフリー、ユニバーサルデザインに配慮した施設整備というようなことで、これは、人が多く集まる、不特定多数の方が利用する公共的施設については、さらにそういった配慮を進めていくべきだということ、それから、4点目になりますが、条例適合率・遵守率向上に向けた取組ということで、これは、条例の実効性を高める、いかにして、協議して、基準を遵守していただくか、そういったことを、改めて強化、向上しなければいけないのではないかということです。

最後に、施設の計画段階における関係者の参画ということで、先ほども言いましたけれども、実践の段階というか計画の段階で、施設整備等を行うに当たっては、意見反映、あるいは、具体的な参加をしながら、公共的施設の整備を進めていくべきであるというようなことで、提案をしております。

以上が、調整部会で、皆さん方からいただいた意見あるいは事例等の発表を踏まえて、最終的に、こういった形で、県民会議からの意見提案というようなことをまとめていったらどうかということで、総括してまいりましたので、是非各委員からの忌憚のない御意見をいただければというふうに思っております。以上です。

 

(高橋座長)

御丁寧な説明ありがとうございました。斉藤先生もいろいろと御苦労があったことと思いますが、大変ありがとうございました。

それでは、若干、御意見、あるいは御感想といったようなものがあるかと思いますが、どうぞ、遠慮なくお願いしたいと思います。いかがでしょうか。

全体の骨格につきましては、3月の時に協議されたものを一部、先ほども御説明がありましたけれども、変更あるいは追加今回の参考資料ということで、丁寧に、関連する事業についてのそれぞれの状況についてまとめられております。それらも参考にしながら、感想等をお寄せいただければと思います。

 

(石渡委員)

よろしいでしょうか。東洋英和女学院大学の石渡と申します。久しぶりに参加させていただきまして、申し訳ございません。

今、斉藤先生から細かい御説明をいただいて、私が休んでいる間に随分いろいろ進展させていただけたなと感謝しておりまして、まず、バリアフリーとかユニバーサルデザインとかいった時に、障害とか高齢の方だけでなくて、多様な方たちが地域にいらっしゃるという前提で組み直されているというところが、とても素晴らしい進歩だというふうに思います。

それから、私自身、バリアフリーとか言ったときに、ハードがとてもいろんな進展がある中で、ソフトをどう進めるかといった辺りが、とても大事だし、この辺りについて私も役割を果たさなければと福祉の立場から思っています。そういう意味で、バリアフリーというソフトのところに、情報保障というのがとても丁寧に盛り込まれていて、それは、災害時の対応も含めて、今回の大きな進展だというふうに思います。その辺りが最も進んだと思いつつですね、やはり、ソフトのバリアフリーと言ったときに、意識上の障壁とか、差別、偏見といわれるところについては、やはりまだ明確にしていない気がします。小中学生の福祉教育といった辺り、障害者体験というところがメインになっているので、やはり、いかに街に段差が多いとか、目隠しして歩くといったようなところで、ハード中心にした障害者体験というところで、これが、かえって、障害者って大変でかわいそうというような意識を作ってしまうなんていう指摘も前からされているところで、この次の段階として、この心のバリアというのをどう取り除くかという辺りをもう少し突っ込んだ福祉教育とかができないかなということが、自分の課題としても感じているところです。

そこのところで考えるときに、私は、神奈川の人権懇話会の委員もやらせていただいているのですが、やはり、人権というような視点で、心のバリアフリーとかを考えて、差別、偏見なんていうことを、今、障害者差別禁止法の制定なども検討されていますので、人権というような視点を福祉教育の中に盛り込めないかな、と。人権懇話会のほうでは、かなりのいろいろな課題整理がされていて、人権教育というようなことが検討されつつあるんですが、まだ人権教育という視点でも課題が多いと思うのですが、一人ひとりがかけがえのない存在だということをしっかり小さい頃から学び取れるような教育方法という辺りを、人権教育の方では教育委員会がいろいろと取り組んでくださっているのですが、考えていかなくてはならないかな、というようなことを課題として感じています。

それともう一つ、すみません。ちょっと最近体験したことで、お隣に会田委員がいらっしゃるのでお考えいただければと思うのですが、今年からタクシー協会さんがUDタクシー元年ということで、車いすの方でも使えるタクシーということで、いろいろな会社が配置してくださってとても有難いなと思うのですけれども、私、たまたまですね、大学に国の委員などもやっていらっしゃる車いすの方に来ていただいてお話をしていただこうという予定を組んで、UDタクシーを申し込んだのですね。そうしましたら、その直前の日に、私のところに電話があって、「UDタクシーというのは、電動車いすは乗れない。介護者がつかないと乗れない」というふうに、その担当の方からお聞きしました。

要するに、UDタクシーということですけれども、重量に制限があるので、電動ではなく、一般の車いすで、かつ、介護者の体重等も含めて、150kg以内だかの制約があるので、原則、電動車いすの方は乗れないと言われてしまったのですね。そのときは、一応、福祉タクシーか何かを配備していただいてクリアしたのですけれども、ユニバーサルデザインの考え方に立つのであれば、どういう方であっても、やはり、タクシーを使うということであれば、介護者がいなければならないという発想ではなくて、その人が自由にタクシーを使えば自分の力で行けるという状況を整えてこそ、私はやはりユニバーサルデザインではないかと思います。

やはり、まず、たくさんの利用がある高齢の方の支援ということで検討していただいたと思うのですが、障害がある方が車いすというときは、一人で出かける、その場合は当然電動車いすというような前提になってきているので、やはり、そういう方たちもかなりいらっしゃるというところも踏まえて、ユニバーサルデザインというとき、タクシーだけではないのですけれども、「それで漏れる方がいない」というのはどういうことなのかというところでいろいろな検討をしていただくことが必要かな、と。UDタクシーには非常に感謝しているのですが、ちょっと、体験から気付かされたことがありましたので、すみません。長くなりました。どうもありがとうございました。

 

(高橋座長)

最初のほうの、人権の意識の問題です。関連するようなものはあるけれども、少し表現的には弱いのではないかというところでした。斉藤先生、いかがでしょうか。

 

(斉藤部会長)

確かにですね、今言われたように、小中学校のバリアフリー教育の実態として、まずは車いすを使ってみようとかアイマスクを付けて視覚障害者の体験をしてみようというようなことも多いのですが、ソフトのバリアフリーを重点とした教育プログラムというものも、少しずつではあるのですが、進められているのかなと思うのですね。例えば、参考資料の3ページを御覧いただきたいのですが、今まで、県のほうでバリアフリーの街づくりに関して先進的に行なわれているということで表彰の対象となった団体ですが、そこで、真ん中に「県内での取り組み」ということで、秦野市の社会福祉協議会が行っている、バリアフリー教室の紹介があるのですが、実は、これは、私はいろいろ見学させていただいてというか参加させていただいて、まさに今言ったような、「人権」までとははっきり言わないのですが、体験することじゃないのですね。車いす体験やアイマスクを付けて体験すればいいということではなく、これは、交流という言葉をすごく強く使うのですね。ふれあいと交流なのだと。ふれあいと交流をするためには、1回2回の体験ということではなくて、ロングレンジといいますが、非常に半期を使って、6月から10月、最終的には学期の最後に学習の成果を発表するというようなことで、非常に長期にわたったプログラムを設定していまして、まずは、点検するとか体験するのではなくて、触れ合う、知り合うということなのです。ですから、簡単に言えば、食事を一緒にとる、ゲームをみんなでやる、また、話し合っていく中で、車いすの人はどういう人なのか、目が見えない人はどういう人なのか、耳が不自由な人はどういう人なのか、あるいは、お年寄りはどういう人なのか、いろいろな交流をするのですね。交流をした後に、じゃあ、そういう人たちが街の中でどういう生活をしているのか、そこで初めて体験が出てくるのです。じゃあ、駅まで行ってみよう、買い物しに商店街まで行ってみよう、そうすると、段差がある、駅では電車に安心して一人で乗れない、そういったようなことが分かってくるわけです。最終的にはそういう触れ合い、交流をやって初めて生活体験をして、最後に、じゃあどうすればいいのかという話し合いをして、それを発表する。そういう一連のプログラムの中に必ず地域との交流というものがものすごく積極的にあるのですね。学校の中だけでやらない。だから、ボランティアがものすごく地域から入ってくるのです。そうすると、子どもたち、障害当事者、地域の人たちが一緒になって、当たり前に、普通に、街のことを考えている。ですから、そこには、先ほど石渡先生が言われたように、人権というのもちゃんと入っている。はっきり人権とは言わないのですが、一人ひとりの立場というものをしっかり考えて行きましょうというのをプログラムに入れている。そういうことが少しずつ出てきているので、先生が危惧されているように、私もずっと危惧しておりますし、実際自分もそういうものにかかわっていて、体験では駄目だな、駄目だと言ってはいけないのですが、体験では制約、制限がある。やはり、そういう長い時間をかけながら触れ合い、交流し、自然にそういう思いを持っていくようなプログラムを考えなければいけないのかな、というようなことで、ここには具体的にそういうふうには書いていないのですが、バリアフリー教育の充実というようなことでも、そういった発展を、あるいは、こういう内容の充実というのですか、視点の充実というんですかね、そういったことを考えていかなければいけないのかな、と。

御指摘のとおりだと思いますので、次の中でそうした教育の在り方を考えていかなければならないと思っております。以上です。

 

(高橋座長)

ありがとうございました。

 

(坂上委員)

障害者に対する教育だけではなくて、社会的に問題になっているいじめの問題もあるわけですね。ですから、障害者に対する思いやりとか、そういうふうな教育も大事ですけれども、今問題となっている社会全体に対する教育の問題をどうするかということなのですね。これがきちんと解決できれば、障害者に対する思いやりなんか当たり前のことになるわけですよね。全体の教育の見直しというものを考えていかなければならない、と感じていまして、ですから、ここだけでそういう問題を取り上げていくのは、なかなか難しい部分があるのではないかな、と私は思っています。

 

(高橋座長)

はい、ありがとうございました。非常に長い時間がかかって、しかも、解決が非常にしにくいですね、これは今の時代に始まったことではないかもしれませんけれども、ある面で、改めて今一人ひとりの国民のですね、生き方が問われているということになるかと思います。次の二期でもこれは継続的に議論する場がありますので、進めていきたいと思います。ありがとうございました。

それから、タクシーの関係ですけれども、会田さん、先ほどもお話がありましたが、もし事情を御存知でしたら教えていただければと思います。

 

(会田委員)

ユニバーサルデザインタクシーというのは、国を挙げて進めており、神奈川のタクシーも何とか取組を広げようということで動き出したところでございます。まだ台数的には50台程度で、これから増えていくところでございます。

正直申し上げまして、ユニバーサルデザインタクシーという名前になっておりますが、もともとこの車は福祉車両ではなく、健常者でもどなたでも乗れるというイメージなので、福祉車両という考えでとらえられると非常に偏ったような感じになってしまいます。

普通に流しているタクシーと同じように考えていただき、そういう中での車いすの方、あるいは、スーツケースなどの荷物を持って旅行に行くような方なども御利用できるようになっています。そのような方には、今のセダン型のタクシーよりは乗りやすくなっていますよという、そういった形でとらえていただければ有難いと思います。

先ほど電動車いすの話が出ましたが、電動車いすが非常に重いという話は聞いております。運転者も、そう簡単に車いすをタクシー車両に乗せられない場合もあるわけですので、一緒に手伝っていただける方がいらっしゃれば可能だと思いますけれども。もし全くそのような対応が不可能だということであれば、福祉タクシーとか介護タクシーとかがございますので、そちらの方を御利用していただければというふうに考えております。

要するに、ユニバーサルデザインタクシーで全てが賄えるという感じではないということは御理解いただきたいなと。前よりは利用しやすくはなっているというイメージでとらえていただければ有難いと思っております。

 

(高橋座長)

ありがとうございました。若干名前が先行しているということでしょうかね。

 

(米田委員)

神奈川子ども未来ファンドの米田です。3月は欠席して申し訳ありませんでした。

今、タクシー協会さんの話があったのですが、子育てタクシーというものに、数年来、ずっと神奈川県のタクシー協会さんが取り組んでいただいていらっしゃいまして、とても有難いと思うことが、実際に子育て支援をしているNPOと連携を持ちながら、対応しながら取組を広げてくださっているのですね。ですので、まず、着手されたということが素晴らしいことで、その後、やはり、当事者との対話を持ち続けていただいて、それで、何が課題で、こうしたらうまくいくね、ということを一緒に考えながら仕組みを育てていくという視点って大事なんだなというのは、タクシー協会さんの子育て支援タクシーの取り組みを見ながら感じているところです。今回の提案について、3月に欠席したので、改めていただいた資料を読んできたのですが、いろいろなテーマをうまくまとめてくださったな、と思っています。その上で、私が大事だと感じていることが三つありまして、一つは、さっき申し上げた連携ですね。それから、当事者性だというふうに思っています。さっきの教育のところでもお話が出ていましたが、交流ではなく日常化っていう、この、連携、当事者性、日常化というのがすごく大事だと思っております。ここの中に、提案内容の(5)に計画段階における関係者の参画というのが入っているんですが、もし可能であれば、これが施設だけでなく、今言った子育て支援タクシーだとかユニバーサルデザインタクシーだとか、仕組みを作る段階で当事者が意見を言って一緒に考えていくというようなことを流れとして押さえていきませんかということを、できたら、バリアフリー教育の前に置けないかな、というふうに感じたところです。もう一つの当事者性というのは、つまり、タクシー協会さんばかり例に挙げて申し訳ないのですが、やり取りする中で、当事者というのが実際に何かしらの障害がある人だけでなく、その人たちと関わる場面のある人たち、商業施設もそうかもしれませんし、広く一般の人に理解してもらう前に、当事者性を少しずつ広げていって、一般の人に向けて当事者の目線で言葉を発してくれる人を増やしていくっていう事がすごく大事なところではないかなと思っています。その上では、教育というのはそうで、特別なモデル教育というのも意義があると思うのですが、先日、文科省が障害のある子どもたちを普通学校にという方針を出しました。それは画期的なことだと思っていまして、これは、障害をお持ちの方でも普通学校と特別支援学校と御希望があると思うのですが、普段から一緒に暮らしているということが、いいことも摩擦を起こすことも含めて一緒に生きていくというしんどさだったり、その中でも学べるのではないかなと思っているので、できれば、交流ではなく日常化っていうこともゆくゆくは目指していけたらと思っています。どこまで今回の提案に盛り込むかということに関してはこだわりませんので、一つだけ、先ほどの関係者の参画だけはもっと前面にということだけお願いして、後の部分は今後また二期以降の議論でも結構だと思います。以上です。

 

(高橋座長)

どうもありがとうございました。貴重な御提案ありがとうございます。

まず参加が最初ではないかということですけれども、少し事務局、斉藤先生とも協議させていただいて、手直しが必要かというふうに思いますので、相談させていただきます。他にございますでしょうか。

(今井委員)

株式会社ユーディットの今井と申します。

県民会議からの提案に関しましては、理念であるとか、教育であったり、そういう概念的なところをかなり広い部分が網羅されていると思います。今までの議論にもありましたように、いかに実践していくかというところがかなり大変で最も重要な部分だと、私は日頃感じております。今まで、いろいろな実践の移し方というのが既に出てきていますので、やはり、推奨できるものというのを、今後の県民会議の議題になっていくかもしれないんですけれども、その部分を集めていく必要があると思います。

地域における教育と入っているのですが、例えば、要援護者がどこにいて、どういうニーズを持っていらっしゃって、どういう伝達方法が適しているのかということを、リストを作るだけでも、具体的にどういう方法がいいのか、地域の方はなかなか分かっていらっしゃいません。そのリストを誰がどのように管理したらいいかということも、迷ってらっしゃる地域の方が多いですので、県として例えば自治会なりNPOなり、こういうところで管理して、こういうふうに情報を蓄積していったらいいんだよというようなところまで具体化していくような部分も今後必要になっていくのではないかと思っています。そうした上で、今まで蓄積された情報によって、日常生活で、この人にこういうことをしたら喜ばれるので、してあげたらいいんだなということが分かってきて、交流が出てくるかなと思います。また、災害時の対応に関しても、そういう地域での地道な活動というのが生きてくるのではないかと思っています。以上です。

(高橋座長)

ありがとうございました。他にございますでしょうか。

(大原委員)

横浜国大の大原です。先ほどの石渡先生の御意見にも随分触発されたのですが、2点ほどにしておきますが、まずは教育の話。今とりあえず様々な、例えば、人権教育も当然重要になってくるし、今回の話の中では、防災教育というようなことも必要になってくるなんていうようなことで、教育の世界と今まで幅広くいろいろなことをやられていたようなのですよね。それで、我々が、福祉の街づくりとかバリアフリーの立場でいつもそこから発想してだんだん広がってきておるというような広がり方だと思うのですが、教育の世界では、最初にいろいろな分野が縦割りに細かく分かれていて、その中の一つに福祉教育みたいなものが位置付けられているというような気がしますが、その中の人間ではないのでよく分からないのですが、外から見ているとそんな感じがします。また、是非彼らと、いろいろな場面で、教育委員会とかですね、いろいろな場面で対話をしていくということが恐らくまず最初に我々自身も政策的な分野での対話と交流とか触れ合いとか、その辺がまず重要になってくるんじゃないかなという気がしておりますので、この教育の問題は、ここ数年は、やはり福祉の街づくりにとって大きな課題だと思うんですね。だから、是非、県の立場でできることとしては、そういう大きな枠組みをきちんと連携によって作っていくことが大事だと思っています。

あと、教育の分野でESDという言葉が最近随分とはやっていて、これは、Sustainable DevelopmentのためのEducationですから、持続可能教育とか言われている部分ですね。その中にも、しっかり、福祉教育なんかも、ユニバーサルデザインなんかも入っているんですね、実は。そういう辺りの人たちときちんと議論し、本当に必要なユニバーサルデザイン、多分、インクルーシブデザインの分野に入ってきていると思うんですけれども、その辺りを、県の中の様々な男女共同参画もそうですし、国際理解もそうですし、様々な部分との連携が必要になってくると思うので、個別の触れ合い以前に、政策的な触れ合いというのが大事かな、というのが一点。感じたことです。

それともう一つは、個人的な体験で、先週、家庭内で倒れてタンスにぶつけて大あざを作ったのですが、そういうのも、一種の、それぞれの家庭での事故を無くすというような安全教育というのも、広い意味でのバリアフリーの教育としての対象になるじゃないかということを、特に、最近思うようになりました。このことについてはですね、今、教育の今回提案されている枠組みでは、学校教育が最初に挙げられているわけですけれども、やはり、社会教育っていうような場面だと思うのですよね。一般の人たちの教育。で、これに関しては、特に、高齢者自身の、自分たちの住まい方を見直すという、高齢者自身の、一種の当事者、当事者自身を教育するということも当然重要になってくると思うのですよね。住まい方の問題であるし、これは、ハードだけの問題ではないし、それから、公共施設というか、外側の問題ではなく、住宅の中にも様々なものがあるし、それは、住まい手自身がいろいろと考慮して考えていかなくてはいけない部分もかなりあると思いますので、そういうふうな意味で、社会教育的な視点ということが大事で、かつ、その中には、当事者自身も学習し、学習することによって、様々なこういう情報が必要だということも発言できるようになってくると思うのです。だから、そういう意味では、本人自身の、とにかく、全員がバリアフリーに向けて学習していくという姿勢づくりというのが大事かな、なんて思いまして、その辺も付け加えていただけるといいなと思いました。

(高橋座長)

ありがとうございました。教育、特に教育の連携、神奈川県だけに限りませんけれども、教育部分が主の問題ではあるので、非常に大きなハードルになってきました。そこに風穴を開けるというのは、先ほどもお話がありましたけれども、実際には国のレベルでやっても教育委員会が対応するかどうかという問題もありますので、県民会議で大きな声を上げていかないとなかなか難しいのではないかと思います。

 

(坂上委員)

教育の問題ですけれども、当事者に対する教育というお話がありましたが、私ども聴覚障害者の教育というのは、聴覚障害という障害の特性から考えると、人間として生きるアイデンティティの醸成というのが、普通の方々、健康な方々と一緒の学校の中ではなかなか育ちにくいという部分があるわけです。つまり、聴覚障害者同士の集団的な部分を作ってアイデンティティを醸成していくという意味で、健康な人たちの学校に聞こえない人が一人入るというのは、並大抵のことではない。そのために、ろう学校という聴覚障害者だけが集まった学校という制度があるのですね。これは非常に大事にしなければならないのではないかと思っていますので、その辺りもお含み置きいただければと思っています。

 

(高橋座長)

はい、ありがとうございました。他にいかがでしょうか。

当事者教育というのは、それぞれのNPO団体などが自主的に始めているところもありますが、なかなかそれが広がりきらない。これは、もちろん、障害のある方だけではなくて、全ての人たちに共通の部分ですけれども、学校での教育もその一部分というふうに思います。他に御意見、御提言、次の二期につなげるテーマ等があればお願いします。

 

(坪井委員)

教育についてと、あと、ハードについて、2点ほどあるのですが、教育については、今まで、私はバリアフリーアドバイザーでいろいろ見に行っているのですが、やはり、設計者と建築主さん、その辺についての、バリアフリーに関係する意識というのがまだまだちょっと低いのではないかと。新築の建物については普及しているのですが、古い所については、そういうものについて、当事者の気持ちになってどうするかという形で考えていくと、より解消されるのではないかと。ですから、そういう方々についても、教育といったら少しおこがましいのですが、そのものを普及するいろいろな方策を考えたらどうかと。ここでは、公共施設を作る場合はそういうものに参画するとか、それも入っているのですが、小学生、それから、高校生、学生さんの教育も含まれているのですね。当事者、設計、それから、作る当事者に対してもそういう普及を図ると。そういうものも大事ではないかと思います。

それから、あと、地震についての対策についていろいろと触れられているのも非常に大事だと思います。やはり、世の中というのはいろいろな形でどんどん変わってきていて、そういうものにどうやって追いついていくかが、やっぱり県民会議で議論していくべきことだと思います。今、凄い異常気象があって、ものすごい大雨が降って動けなくなってしまう。私もいろいろ出歩いていてですね、動けない、傘がない、大雨でどうしようかというときに、やはり、待機場所、今現在少し待っていれば雨がやむような状況のときに、どうやって待機場所を探せばいいか、障害者の方や老人の方はどうやって対応するのかというのを考えていくのが、やはり、設計であって、行政であると思うんですよね。ですから、そういうのも含めて、今後、例えば地震も含めて、議論を進めていくのが大事じゃないかなと思います。以上です。

 

(高橋座長)

ありがとうございました。石渡先生の方から問題提起をしていただいたおかげで、教育の問題は非常に扱い方が難しいところがあります。制度的には先ほども話にあったように、課題が出ていますので、そちらのほうに、事務局にとっては頭が痛いところだと思いますけれども、そこを乗り越えていかないと、この県民会議は有効に機能しないというのが、今日の皆さんの御発言でも出てきたというふうに思います。

二期になりますと、かなり難しい部分も、本格的に動かないとまずいのではないかと、先ほど今井さんの話でもありましたが、実施に向けた方策をどうとるかということですけれども、それもですね、全然やれてないわけではないので、皆さん方が県内でそれぞれやられていることをうまく集めていくということだと思います。広報啓発の仕方も非常に重要になってくるかと思いますので、御協力方よろしくお願いしたいと思います。

斉藤先生には、もうちょっと、最後の報告書の最終確認も含めて、御尽力いただかなければいけませんけれども、若干今日の意見交換を踏まえて少し修正させていただいて、最終的には次の時にお披露目する形になるかと思いますけれども、御了承いただければと思います。それでよろしいですね。事務局。

 

(事務局)

よろしいでしょうか。先ほど教育という話が出ましたが、ここで書いている教育というのは、決して、教育課程における教育だけではなくて、日常化とおっしゃいましたけれども、地域で住んでらっしゃる方と一緒になって、人権教育も然りですし、ハード的な体験というのも含めて教育という表現をこの報告書の中では使わせていただきました。そろそろ、小学校、あるいは中学校の教育課程にこういった教育を組み込んでいかなければいけないということは分かりますけれども、これはなかなか一概には行かない。それができないということで待っていたら先に進まないということで、できることからということで、決して教育課程に準じないという教育の在り方、例えば、県で言えば、保健福祉事務所が地域で色んな講習会や研修会をやっています。それらはもちろん、体験もやりますし、委員がおっしゃった人権の問題、いわゆる福祉教育というものもやっておりますので、そういう意味で書かせていただきましたが、いずれにしても、トーンといいますか、色合いが薄いということでございますので、もうちょっと書きぶりを考えさせていただければというふうに思います。

 

(高橋座長)

ありがとうございました。どうぞよろしくお願いします。

それでは、2つ目の今後の県民会議についてということでございますけれども、資料2で御説明いただきたいと思います。よろしくお願いします。

 

(事務局)

それでは、私の方から、資料2について御説明申し上げます。今後の県民会議の方向性についてでございます。現在の委員の方々は、9月30日をもって任期が終了ということでございます。一期目の県民会議は、この提案を発信するということで役割を果たしたと。では、二期目の県民会議として、どういう視点で取り組んでいくかということをまとめたものがこの資料でございます。

1番目のところ、「方向性」で四角で囲ってございます。(1)のところで、「計画」、この2年間は、この提案を作るために議論をしたわけではないのですが、結果として、県民からの意見をどのように提言につなげるかということで御議論をいただきましたので、その成果としてこういう提案書をこの一期目の県民会議ではお願いしました。ところが、二期目、10月1日からの県民会議においては、この提案を実際に実践していく場として、県民会議を使っていくと。実践の場ということで県民会議を考えていきたいという考えてございます。この提案をまとめる段階で、委員の方々から御意見がございました。このように、言うのは簡単だけれども、それを実際にできているかどうか、どう検証していくんですかということがやはり問われてくると。これは別に行政に課されているわけではなく、行政も含めて事業者あるいは団体、まさに、県民全体に対して課されている課題であるということで、ここで提案されたものは、どう実践されていくかという検証、いわゆるモニタリングの場として県民会議を使っていければというふうに考えております。

2番目のところは、県民会議からの提案発信ということでございます。これは、先ほど申し上げました、今回この提案書を御了承いただいた暁には、これを、少なくとも10月1日以降発信するという作業がございます。それについては、県の媒体はもちろんですが、各団体さんの媒体、こういったものも使って、誰でも見られる形で発信していければというふうに考えてございます。そういった発信をしたものが、どういうふうに実践されていっているのかということで、提案内容の検証方法ということになるわけでございます。この県民会議を設けました理由の一つは、県民からの意見を聞いて、それを政策に結びつけるというのが、このみんなのバリアフリー条例で書かれてございます。それを実現するための方策として、こういう県民会議を設けさせていただきました。ですから、第二期についても、県民からの意見というのは収集する必要があると。ただ、これまでのように、どんな意見でもいいですよという形ではなくて、少なくとも、この県民会議で提案したものがございますから、これにかかわるものについて県民からの意見をいただければそれが一種のモニタリングにもなるのではないかと考えてございます。そしてもちろん、県民からだけではなく、それを、団体さんの会員の方々、こういった方々の意見もいただいて、そういうものを広く県民会議の場で御披露いただくと。

という形で、この絵のところにもちょっとございますが、検討から発信、それから検証といった一連の流れを模式図に書いたものでございます。その一番下のところに、検証時の収集ではテーマ・期間を限定、それから、団体の意見は、会員の意見を収集し、県民会議で報告、というコメントを添えてございます。検証に当たって、県民からこういう視点で、例えば、意見をもらうということを決めて、それについて、ある程度限定的に県民からの意見をいただく。あわせて、団体さんの会員からの意見もいただいて、そういったものもあわせて、この県民会議の中でまた議論をして、こういったものはまだまったくなされていないよ、というようなことであれば、どうしたらいいかというような議論を第二期の県民会議ではお願いできたらということで、まとめさせていただきました。

もちろん、これは新しいメンバー、10月1日からのメンバーの方に正式には御了承いただかなくてはいけないものでございますが、今回、現メンバーの方にも、今後に向けてどうかということで、今回提案させていただいた次第でございます。

 

(事務局)

では、スケジュールについて、続けて申し上げます。

また、第二期に向けた県民会議のスケジュールということで、この9月10日、本日の県民会議ですが、一部修正がございますが、提案書の一応の決定がなされた後、9月末までの間で、現メンバーの方の最終的な御了承をいただいて、それで決定という形になります。それから、10月初めに、県民会議第二期委員の任命をいたしますので、9月10日から末の間で新しい委員の任命行為をこれから事務局が中心になって行ないたいと考えてございます。そして、新しいメンバーの方の初めての県民会議については、今のところ、11月を予定してございます。ここで、先ほどの県民会議の在り方、それから、できたら県民からの意見の募集のテーマ、こういったものについて御意見をいただきながら進めてまいりたいというふうに考えております。

来年度の話でございますが、5月か6月、調整部会を予定してございます。調整部会については、これまでは県民会議の事前調整という位置付けで設けてございますけれども、その機能を見直しながら、調整部会という名称になるかどうかまだわかりませんが、新たな部会というものは考えてございます。そして、6月に第2回目の新メンバーによる県民会議を開催したいというような日程で進めさせていただこうというふうに考えてございます。

下のところは、今申し上げたものを絵で流れ的に書いたものでございます。

以上でございます。

 

(高橋座長)

はい、どうもありがとうございました。

これからの県民会議の在り方、持ち方ということで、最終的には、11月に新たに発足してから新メンバーの方々で協議をされて、御了承を得て進めていこうということで次年度以降という形になるかと思います。今日の段階で、先ほどの議論と重複する部分もあるかと思いますが、御意見ありましたらいただきたいと思います。いかがでしょうか。

実際には検証をどうやって行なっていくのか、成果を出していかなければいけませんし、しかも、一方ではなかなか効果を測れないというそういう側面もあるかと思います。

2年間というのは非常に短い期間ですが、この、県民会議のですね、2年前に立ち上げたときには、県民総体となって行動していく、単なる施策の説明の場ではなくて、もう一つ踏み込むような形で県民会議が設置されたように思います。そこに向けた行動の在り方、あるいは一つ一つ小さなことでもですね、それぞれの地域、あるいは関係する各団体で目指していかなければいけませんので、その具体策が、本日の提案を基に実行するという、そういう局面を迎えているかというふうに思います。いかがでしょうか。おおよその方向としてはよろしいでしょうかね。

もちろん、その都度その都度修正を加えながら、より良い進め方について議論するのが筋だというふうに思いますし、そのような参加の在り方になるかというふうに思います。全体の流れとしては、次の二期に本格的に始動するという、そういうスタンスかというふうに思います。特に何かありましたら。

 

(坂上委員)

今の県民会議の委員の任期は9月30日で終わりますよね。県民会議の構成員というのは、例えば、公募委員ですけれども、もう日にちもないですよね。どうやって公募するのか心配なのですが。

 

(事務局)

では、申し上げます。公募委員につきましては、約1か月間選考の時間が必要でございますので、従来どおり2名で、現在、公募作業に入ってございます。

その他、学識者の方、あるいは団体の方、行政の方、こういった方々のメンバーの構成について、現在の構成の割合を変えるということは考えてございません。

ですから、代表の方が代わられたら、委員の方が代わる、ということはございますけれども、基本的には、今の団体の方からまたお願いに伺うというふうに考えております。

さらに、学識の方についても、できましたらもう一期、事情が許せば、御再任のお願いができたらという形で今考えてございますので、改めてお願いには参りたいというふうに思います。どうかよろしくお願いいたします。

 

(高橋座長)

はい、ありがとうございました。そうしましたら、小池委員さんと坪井委員さんには、公募委員ということですので、交代の可能性が高いですから、最後にもし、御意見と、あるいは御感想も含めて、お願いしたいと思います。

 

(小池委員)

2年間どうもありがとうございました。県民が、県民主体になって取り組む、機動的に取り組んでいくというようなことが、これからになっていくかと思います。ただ、そのきっかけがですね、今回こういう形で立ち上がったということは、非常に大きなことだと思います。

私自身の立場の中から、こういうことをやりたいと思っても、それを具体的に何か、どういう機会があったらできるのだろうかということを常々思っておりました。そこで、自分も、今回、県民会議で下支えをしてくださるような機会をいただけるということは、大変大きなことであると思いますし、一市民に戻ったときに、こういう機会がある、こういう機関がある、こういう組織があるからこそ、ここを乗り越えたら、いろいろな所からアイディアが出てくるかなというふうに思います。

そういう意味では、今後の県民会議について非常に期待していますので、是非、期待に沿うべくよろしくお願いします。それと同時に、私も市民としてできるだけ積極的に協力していきたいと思います。どうもお世話になりました。ありがとうございました。

 

(高橋座長)

ありがとうございました。

 

(坪井委員)

僕はずっと設計をやっておりまして、お施主さんと一緒に、どうやって建物を作っていくかということばかりやっていたのですが、例えば、建物を離れて、敷地の外がどうなっているかという、建物の中はバリアフリーとか、私がいろいろ提案してお施主さんを了解させればできるんですが、外側について、どういう意見があって、どういうことをしていくのか、ここにきて教育関係の話がずっと出ていまして、そういうことが本当に大事だということを感じました。逆に、そういう意識を高めないと、建物の外のことはなかなかできない、という部分を痛感しております。

今後、この会議でいろいろな提案が出て発展することを期待しています。よろしくお願いいたします。

 

(高橋座長)

どうもありがとうございました。本当にお二人には感謝申し上げたいと思います。

それから、公募委員がどういう仕組みなのか分かりませんが、いろいろ規定があるかというふうに思いますが、それぞれの地域で、この県民会議への御協力を一つよろしくお願いしたいと思います。やはり、相互の情報交換は非常に重要なので、公募委員は辞めたから、あるいは各委員は辞めたから、それでやっぱり終わったということではなくて、その後の連携の取り方という部分が、この県民会議で実際に提案したものが、それぞれの各団体あるいは地域で生かされるかということになるかと思いますので、皆さんと一緒に盛り上げていきたいと思います。どうもありがとうございました。

 

(米田委員)

二期に向けてですね、無理かもしれないと思いますが言っておこうと思うことは、ずっとその、縦割りの難しさという、今日もかなり話が出ましたし、教育についての重要性の話も出ました。オブザーバーで横浜市と川崎市から御参加をいただいているんですけれども、もし可能であれば、県の教育委員会からもオブザーブをいただけないかなということをちょっと感じました。二期という、ちょうど節目のところで、無理なのかもしれませんが、是非おいでいただけたらと感じておりますので、もしよければということで、一点だけ申し述べさせていただきます。

 

(事務局)

はい、分かりました。努力します。

 

(高橋座長)

ありがとうございました。教育委員会だけでなく、関係部局が本当は全部出なければならないと。

 

(事務局)

今日の議題とは違いますが、実は私、先だって県の福祉施策の審議会に出たときに、障害者の団体の方から、鉄道事業者の方に伝えてほしいという話がございました。それは、駅の券売機の上にある料金表、運賃表といいますか、路線が書いてある地図がございますが、あの字が小さいけれどももうちょっと大きくならないか、という意見がありました。

もちろん、私はお答えする立場にはないので、その旨、こういう県民会議がありますので伝えますというふうに申し上げたのですが、あれは、大きさは決まっているんでしょうか。

 

(伊藤委員)

JRでございますが、大きさは決まっていませんけれども、その掲出の広さの中に、ある区間の中の情報を全部入れ込まなければなりませんので、自然に最大表記できる大きさになってしまっています。それでも小さいということだと思いますが、そこは非常に苦労しながら、できるだけ大きい表記をというのは考えておりますけれども、なかなかちょっと、そういった御不便をおかけしてしまっていると思います。

 

(事務局)

分かりました。ここでどうこうということではなくて、ちょっと話がございましたので、次の審議会で、私の方から、精一杯大きくしたものだということをお伝えしておきます。

 

(伊藤委員)

分かりました。

 

(事務局)

事務局からですが、高橋先生が、実は、この一期の県民会議を最後に、委員を御辞退されるというふうに伺っております。

高橋先生は神奈川県のバリアフリーについては10数年以上携わってこられました。大変お世話になった先生でございますが、残念ながら、二期目の時からは、神奈川県からは仕事を離れたいということでございますので、今日が先生の最後の会議、ということでございます。一言御挨拶いただければと思います。よろしくお願いします。

(高橋座長)

条例を作る前の調査段階で、このテーマに関わらせていただきました。ですから、平成7年、6年でしょうかね。ハートビル法ができた直後前後だったかと思います。首都圏では神奈川県が非常にバリアフリーに関して関心が高く、なおかつ、県だけでなく、横浜市さん、それから川崎市さんを含めて連携を取ってきていました。私も、それぞれ関係するところも参加させていただきましたけれども、やはり、あまり長いというのは、私自身やっていてもよくないな、という感じがちょっといたしますので、本当は、県民会議のスタートのときに代わったほうがいいかなという感じがいたしました。

そういうことで、新しい基軸を作っていくということでは、やはり、人が代わっていくということが非常に重要なので、これからまた皆さんで盛り上げていくことが必要かと思います。もちろん、辞めたからといってですね、私はいつも神奈川県に文句を言っていますが、これからも関心は続けていきますので、また、関係機関ともどこかでお会いすることも多いかと思いますけれども、私に対しても、遠慮なく県の情報を寄せていただければと思いますし、私自身も積極的に県に対しては注文、あるいは御提案、御意見等を差し上げていきたいと思っていますので、逃げるわけではありませんので、今後とも一つよろしくお願いしたいと思います。どうも長い間ありがとうございました。

 

(事務局)

これをもちまして、第4回神奈川県バリアフリー街づくり推進県民会議を閉会させていただきます。本日は誠にありがとうございました。

 (以上)

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