かながわ夢タウンニュース 第26号(心のバリアフリー特集)

掲載日:2018年6月20日
 

2009年10月31日発行
編集・発行:神奈川県福祉の街づくり推進協議会
(事務局/神奈川県保健福祉局保健福祉部地域保健福祉課)
郵便番号 231-8588 横浜市中区日本大通1
電話 045-210-4750 ファックス 045-210-8857
ホームページアドレス http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/15/1321/mati/07-06news.html


心のバリアフリーのための福祉教育

社会福祉法人秦野市社会福祉協議会

1.はじめに

秦野市社会福祉協議会では、地域特性を活かした福祉教育プログラムづくりとその実践に取り組んでいます。

このプログラムには、秦野市立本町小学校の4年生110人が参加し、車いす利用者、視覚障害者、聴覚障害者などの「福祉体験サポーター」65名との関係づくりを進めながら、まちのバリアを点検する活動(まち点検)を行います。

まち点検では、駅や市役所、商店街を含む学校周辺の3コースを福祉体験サポーターと歩き、普段とは違う目線でまちを眺め、おしゃべりをしながら、時には筆談や誘導、車いすを押すなどして交流を深めます。

2.子ども達の感想

従来の福祉教育では「障害者はかわいそう」「自分には障害がなくてよかった」といった悲観的な感想が多かったですが、このプログラムでは、「(目が見えないと)電柱や自転車にぶつかりそうになって危険だと思った」「ちょっとした坂道も車いすは大変。ベビーカーと同じだね」など一緒にまちを歩いた障害者の大変さを理解し、思いやりを感じさせる声が多く聞かれました。

子ども達はふれあいの中で、先入観に惑わされることなく障害者と自分たちとの違いをありのままに受け止めてくれました。この点は、サポーターも同様で、異なる障害のある者同士やボランティアが互いの違いを認め合い、共に生きていく方法を考えるきっかけとなりました。

3.今後に向けて

このプログラムは、まちづくりのための「種まき」です。子ども達から親へ、ボランティアから地域へ。この事業で蒔いた種が家庭や地域で育ってくれることを願っています。

【お問い合わせ】

社会福祉法人秦野市社会福祉協議会

郵便番号 257-0054 秦野市緑町16-3

電話 0463-84-7711 ファックス 0463-85-1302


大切なこと、それは心のバリアフリー

-ともしびポスター・絵本コンテスト、福祉作文コンクール-

社会福祉法人神奈川県社会福祉協議会 かながわともしびセンター

1.はじめに

高齢者も若者も、障害がある人もない人も、国籍が違っても、すべての人がともに生きる仲間としてお互いを理解し、人権を尊重しあい、手を携えて歩むことができる『ともに生きる福祉社会づくり』を推進する県民運動。それが「ともしび運動」です。

かながわともしびセンターでは、この「ともしび運動」の理念に基づき、次代を担う子どもたち一人ひとりに、他の人を思いやる心を育む機会としてほしいとの願いを込めて実施しているのが、「ともしびポスター・絵本コンテスト」と「神奈川県福祉作文コンクール」です。今回は、昨年度の入選作品の中からそれぞれ1点をご紹介します。

ポスターの部 受賞作品

ポスターの部 ともしび大賞(神奈川県知事賞)海老名市立杉本小学校5年 荻野 柚季さん

絵本の部 受賞作品

絵本の部 ともしび大賞(神奈川県知事賞)聖和学院中学校3年 漁淵 麻結さん

たすけ愛のまち

街に出るとケガをした人、障害のある人、外国人、お年寄りたちに不便なことがたくさんあります。まゆちゃんにもできることがありますよ。

ケガをした人の歩行は困難です。手を貸してあげてね。

盲導犬は仕事中です。そっとしてね・・・

点字ブロックは視覚障害者の誘導用です。放置自転車を移動してください。

段差があると車いすには負担がかかります。押してあげよう!

外国人は他国の理解が困難です。思い切ってMay I Help You?と声をかけてみて!

お年寄りに優しくしましょう。重そうな荷物を持ってあげよう!

みんなが安心して自由に移動できる街づくりのために、お互いに理解し合い助け合って、理想の街づくりを実現していくことはとても大切なことなのです。

福祉作文 受賞作品

福祉作文小学生の部 優秀賞(神奈川県知事賞)座間市立相武台東小学校4年 小嶋 未久さん

「なんでも出来る!」

私のお母さんは、一万人に一人の病気です。足がわるいのです。なのでつえをついています。お母さんの知り合いが、「かわいそう」などと言います。でも私は、かわいそうなお母さんではないと思います。だってちゃんと、せんたくも出来るし、りょう理も作れるし、私だって産んだんです。ふつうのお母さんとかわりないんです。かわいそうなどと、とくべつあつかいされなくたって、なんでも出来るんです。私はそれをみなさんにわかってもらいたいんです。目が見えなくたって、足がなくたって、手がなくたってみんななんでも出来るんです。すこし手をかしてもらえばね。町を歩いていると知らない人がつえをついて歩いているお母さんをじろじろ見ます。でもお母さんはへっちゃらです。ずんずん歩いています。私はお母さんを世界一すばらしいなんでも出来るお母さんだと思っています。知り合いや私のお友だちに何を聞かれても、お母さんは、わらって答えます。一生直らないのにぜったいよわねは、はきません。

「なっちゃったものはしょうがない。」お母さんのあいことば。なんていいことばでしょう。お母さんは私に勇気をあたえてくれます。お母さんのえがおです。みんな知らない人でもえがおになります。一度だけお母さんのえがおがきえました。ほどうを歩いていたら後ろから自てん車にのった大人がぶつかってきたのです。お母さんはよろけてしまいました。もしたおれてしまったら・・・大へんな事になるでしょう。お母さんは、よろけた、ころんだ、そのようなことで命にかかわります。たいへんなことです。今は自てん車せんようレーンがあるので安心です。

外から帰るとかならずベッドに入ります。すこし歩いただけで、体りょくが少なくなるのです。でもすぐにりょう理を作ります。私はすごいな、と思います。

そんなお母さんにしてあげられることは?それを聞かれると答えられません。たすけるつもりがたすけられています。勉強をおしえてくれてかんしゃしています。こん度はお母さんにおんがえしをします。お母さんのあいことばを私は一生わすれません。

2.今後に向けて

誰にも優しく住みやすいまちであるために大切なことが、ポスターは標語とともに絵画で、絵本はさまざまな表現技法を用いて絵と文で、作文は自分の身近な体験をもとに文章で表現されています。

子どもたちはその作品の中で、誰もが笑顔でいられることの大切さ、一人ひとりがお互いに協力し、助け合うこと、偏見や無関心といった、心のバリアを取り除くことの大切さを伝えています。バリアフリーのまちづくりには、段差解消やエレベーターの設置、点字ブロックの整備といったハード面の整備だけでなく、心のバリアフリーこそが大切なのだと、改めて気づかされます。

どうぞ子どもたちの思いを感じてください。そして、作品を鑑賞された皆様の胸に、バリアフリーの心が広がることを期待します。

【お問い合わせ】

社会福祉法人神奈川県社会福祉協議会 かながわともしびセンター

郵便番号 221-0835 横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2 かながわ県民センター内

電話 045-312-1121 ファックス 045-312-6307

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だれにもやさしく快適なまちづくり

-心のバリアを取り除こう!-

神奈川県保健福祉部地域保健福祉課

最近、多くの人々が集まる場所で、車いす用駐車区画や点字ブロックが設置されるなど、施設のバリアフリー化が進められています。しかし、施設が整備されていても、その効果を十分に発揮できないことがあります。

車いす用の駐車区画に停めていませんか?

1.車いす用駐車区画とは

公共施設や店舗等の駐車場を利用するとき、車いすのマークがついている駐車区画を見ることがあると思います。これは、車いすの方のために、幅を広くとって設置しているものです。

神奈川県みんなのバリアフリー街づくり条例では、車いす用駐車区画を次のように定めています。

  • 幅を3.5メートル以上にする
  • 車椅子マークを付ける
  • 駐車場内での移動のしやすさから、施設の出入口にできるだけ近いところに設置する

しかし、この区画を設置しても、身体に不自由のない方が駐車しているため、車いす使用者が困っているケースがあります。

2.どうして広い幅が必要なの?

車いす使用者は、自動車から車いすに乗り移るときに、ドアを全開にする必要があります。

ドアを全開にするには約100センチメートルの幅が必要ですが、通常の駐車区画にはそのスペースがありません。そのため、車いす用駐車区画は、通常の駐車区画よりも広い幅が必要です。

3.必要にしている方がいます

このように、幅の広い駐車区画を必要としている方がいます。

本当に必要としている方がいつでも利用できるように、県民の皆さん一人ひとりにご理解いただき、必要のない方は停めないように、ご協力をお願いします。

点字ブロックの上に物を置いていませんか?

1.点字ブロックとは

歩道や駅のホームなどで、黄色い色の点状や線状のブロックが見られますが、これは視覚に障害のある方たちが安心して歩くことができるように設置しているものです。

点字ブロックは形によって意味が異なります。点状のものは、危険地帯との境目を示し、駅のホームや交差点、階段付近などに、線状のものは、その上を足か白杖でたどることができることを示し、歩道や建物の中などに設置されています。

2.どうして物を置いてはいけないの?

この点字ブロックの上に自転車やバイクなどが停まっていたり、物が置かれていることがありますが、視覚に障害のある方が、ぶつかって怪我をすることもあり、大変危険です。

視覚に障害のある方が、安全に街中を歩くことができるよう、点字ブロックの上に物を置いたり、ふさいだりしないようにして下さい。

あなたの心にバリアはありませんか?

だれもが住み良いバリアフリーのまちづくりを推進するためには、「神奈川県みんなのバリアフリー街づくり条例」で定められている、建築物を建築する際の整備基準を守るだけでなく、県民の皆さん一人ひとりがお互いに理解し、助け合うこと、心のバリアを取り除くことが大切です。皆さんのちょっとした心づかいがバリアフリーのまちづくりの実現には欠かせません!ご理解とご協力をお願いします。

【お問い合わせ】

神奈川県保健福祉部地域保健福祉課

郵便番号 231-8588 横浜市中区日本大通1

電話 045-210-4750 ファックス 045-210-8857


人に優しい駅づくり

相模鉄道株式会社

1.はじめに

相模鉄道では、お客様に安全・安心・快適にご利用いただける鉄道を目指し、さまざまな取り組みを行っております。今回は、ソフト面での取り組みについてご紹介いたします。

2.サービス介助士の配置

高齢のお客様や体の不自由なお客様に安心して駅をご利用いただけるよう、駅係員の「サービス介助士2級」の資格取得を進めております。お客様が必要な介助に関する知識と技術の習得のほか、ホスピタリティーマインドの育成と心のバリアフリーの実現に取り組んでいます。

3.社員研修の実施

駅係員全員を対象に「接遇向上研修」と「放送接遇向上研修」を実施しております。また、ロールプレイングを取り入れた、実務に基づく研修や、研修のインストラクター養成研修を実施しております。さらに、 AED(自動対外式除細動器)の取り扱いなどの心肺蘇生法を中心とした知識・技術を習得する「普通救命講習」を全社員が受講しております。また、相模鉄道の全社員を対象に、サービスについて理解を深めるため、「サービス講演会」を年一回実施しております。

4.安心できる設備の充実

全駅にAED、コミュニケーションボード、筆談機、車いすを設置しております。筆談機は、聴覚に障害をお持ちのお客様に設置を分かりやすくするため、耳マークを取り入れた案内表示に変更しました。

また、全社員が携帯する接遇向上手帳には、接遇の心得や介助技術のポイントのほか、コミニュケーションボードの機能や、各駅のバリアフリー施設を掲載するなどの工夫を取り入れております。

5.今後に向けて

相模鉄道では、すべてのお客様に安全・安心・快適にご利用いただけるよう、今後も接遇の向上と心のバリアフリーの実現に、積極的に取り組んでまいります。

【お問い合わせ】

相模鉄道株式会社 経営管理部

郵便番号 220-0004 横浜市西区北幸2-9-14

電話 045-319-2127 ファックス 045-319-8988

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心のバリアフリーハンドブック

-みんなが支えあう街-

藤沢市保健福祉部障害福祉課

1.はじめに

藤沢市では、平成16年度に市民アンケートを行ったところ、障害者施策の充実に向けて特に力を入れていく必要があると思われる点について「障害や病気について周囲の人が理解してくれること」という意見が多数寄せられました。

そこで、障害についての正しい認識と理解を深め、全ての人が思いやりの心をもって自分から行動することにより、市民が安心して快適な暮らしができる社会をつくるため、平成17年度に「心のバリアフリーハンドブック」を作成しました。

2.ハンドブックの概要

ハンドブックでは、障害の有無にかかわらず、外出先や買い物等で困っている人を見かけたときの応対、接遇、手助けの方法などについて、イラストや写真を使ってわかりやすく紹介しています。

3.福祉教育にも活用

このハンドブックは、小学校の福祉教育に活用されており、子ども達からは「見た目ではわからないけど、世の中には目が見えない人や耳が聞こえない人がいることを知った。」という声が聞かれました。

4.今後に向けて

このハンドブックが、学校、地域社会、職場などあらゆる生活の中で広く活用され、障害のある人々への理解と関心がさらに深められることの一助になることを願っています。

【お問い合わせ】

藤沢市保健福祉部障害福祉課

郵便番号 251-8601 藤沢市朝日町1-1

電話 0466-25-1111 ファックス 0466-25-7822


子ども達が高齢者に車いすを寄付

-小学生のアルミ缶リサイクルの取り組み-

小田原市立早川小学校

1.はじめに

早川小学校の現6年1組の子どもたちが、アルミ缶のリサイクルを始めたのは、4年生の時です。

社会科の授業でゴミ問題やリサイクルについて学習していたとき、一人の女の子が家でアルミ缶を集めているということについて発表してくれました。アルミ缶を集めていくとやがて車いすになるという話を聞いた学級の子どもたちは「自分たちもやりたい!」ということになりました。

当時の総合学習では福祉をテーマに取り組んでいたこともあり、車いすは老人ホームに寄付したいという願いが自然と生まれました。「身近なことから高齢者の役に立ちたい」という子ども達の思いは、回収活動へとつながっていきました。

2.アルミ缶・プルタブの回収

まずはアルミ缶のリサイクルの情報を集め、毎朝集めた缶を洗ったり小さくつぶしたりすることが日課になりました。アルミ缶の回収が学級だけでは足りないので、全校に協力を求めました。朝会やお昼の放送、ポスター等で自分達の取り組みと願いを伝え、各クラスには手作りのアルミ缶回収ボックスを置かせてもらいました。

3.苦労した回収

順調に見えたこの活動ですが、問題も多々ありました。中でも、集めたアルミ缶を大阪にあるリサイクル会社にどのようにして送るか、その際の送料はどうするかということが非常に大きな課題になりました。

「できることならリサイクルをして車いすに変えたい。しかし、現実的には難しい。」そこでみんなで考えた結果、集めたアルミ缶を換金し、そのお金で車いすを購入する方法に至りました。

寒い中、休み時間を惜しんで缶を洗うことが辛くなり、霜焼けになった手を見つめ、思わず「誰か代わってほしい」という声が聞こえたこともありました。また、アルミ缶の相場が下がり、集めても本当に車いすが買えるのかという不安の声があがったこともありました。しかし、その辛さにもくじけず、340キログラム集めることができました。

4.高齢者に車いすを寄付

いよいよ車いすと共に老人ホームへ行きました。施設では、たくさんの高齢者が迎えてくださり、子ども達が自分で作った紙芝居や地域の水産業のクイズ、合唱など、その一つひとつに笑顔で拍手をして喜んで下さいました。一人の高齢者が「こんなにまでしてくださって…」と涙を流しながら車いすを受け取って下さいました。その様子に、子ども達は今までの苦労を忘れ、達成感や充実感に包まれていたようでした。「辛かったときもあったけど、やってきてよかった」「こんなにも喜んでもらえてうれしい」「また、人のために役立つことがしたい」という子ども達の声が聞こえてきました。

【お問い合わせ】

小田原市立早川小学校

郵便番号 250-0021 神奈川県小田原市早川2-14-1

電話 0465-22-4892 ファックス 0465-22-0928

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