第12回県民会議(審議結果)

掲載日:2018年6月20日
様式3

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称 第12回神奈川県バリアフリー街づくり推進県民会議
開催日時

平成28年11月25日(金曜日) 10時00分から12時00分まで

開催場所 シルクセンター地下1階 大会議室
出席者

会田辰三郎、石川永子、今井朝子、金子修司、河原雅浩、斉藤進、酒井英典、佐々木敏隆、鈴木治郎、鈴木孝幸、高橋一秀(飯島信彦代理出席)、滝澤広明、塚田操六、藤解和尚、西川和朗、野口富美子、久野佳昭(永井好紀代理出席)、山崎利通、吉富多美
(敬称略、50音順)

当日配布資料

資料1-1 「バリアフリーフェスタかながわ2016」の概要報告 Word版 [Wordファイル/60KB]

資料1-2 フェスタ参加者アンケート結果 Word版 [Wordファイル/30KB]

資料1-2 フェスタ参加者アンケート別記 Word版 [Wordファイル/56KB]

資料1-3 フェスタ参加団体アンケート結果 Word版 [Wordファイル/35KB]

資料2-1 モニタリング実施要領 Word版 [Wordファイル/23KB]

資料2-2 第3回モニタリング報告書 Word版 [Wordファイル/22KB]

資料2-3 レジュメ『障害のある子って、どんな気持ち?』 Word版 [Wordファイル/57KB]

資料2-4 座間キャラバン隊について Word版 [Wordファイル/76KB]

資料3 提案内容の実践及び先進事例について Word版 [Wordファイル/204KB]

資料4 整備基準の見直しについて Word版 [Wordファイル/48KB]

資料5-1 津久井やまゆり園において発生した事件について(記者発表資料) PDF版 [PDFファイル/247KB]

資料5-2 ともに生きる社会かながわ実現に向けた憲章策定の考え方について PDF版 [PDFファイル/236KB]

資料5-3 ともに生きる社会かながわ憲章チラシ PDF版 [PDFファイル/794KB]

資料5-4 交流誌「手をつなぐ」2016年9月号抜粋 PDF版 [PDFファイル/7.53MB]

参考資料1 フェスタちらし Word版 [Wordファイル/455KB]

参考資料2 トークセッションちらし Word版 [Wordファイル/4.29MB]

次回開催予定日 平成29年3月
問い合わせ先

地域福祉課 調整グループ

電話番号 045-210-4804(ダイヤルイン)

ファックス 045-210-8859

フォームメール(以下をクリックすると、問い合わせフォームがご利用いただけます。)

保健福祉局 地域福祉課(調整グループ)のページ

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下欄に掲載するもの
  • 議事録全文
要約した理由  
審議(会議)結果

(事務局)

定刻になりましたので、始めさせていただきたいと思います。ただいまから第12回神奈川県バリアフリー街づくり推進県民会議を開会いたします。

私は本日の進行担当させていただきます、神奈川県地域福祉課の諸星でございます。どうぞよろしくお願いいたします。はじめに、県を代表いたしまして、福祉部長の小島からご挨拶申し上げます。

 

(小島福祉部長)

皆さんおはようございます。ただいま紹介いただきました県の福祉部長を務めております小島でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

本日は、第12回神奈川県バリアフリー街づくり推進県民会議ということで、本年度は初めての会議になります。このように、多数の方々に朝早くからお集まりいただきまして誠にありがとうございます。

まず、私どもの方で触れなければならないことは、今年の夏、7月26日に相模原市内の県立の津久井やまゆり園で起きた事件についてお話をさせていただきます。施設の元職員が入所者19名の方を殺傷し、職員を含めて27名の方が負傷させるという、本当に痛ましい事件が発生してしまいました。そうした中で、被害に遭われた方々、あるいは、そのご遺族の方々、様々な方々に、哀悼の意とお悔やみを申し上げたいと思っております。

また、この事件を受けまして県では、知事を本部長として「津久井やまゆり園事件再発防止対策・再生本部」を設置し、これまでの間、様々な取組みをして参りました。

もとより、私たちが驚きましたのは、元職員が「障がい者はいなくなってもいいんだ」という誤った考えのもとに、凶行におよんだということでございます。こういった誤った考え方が、日本国内、あるいは全国、全世界に発信されましたので、これが広がらないようにしなければいけないと強く思っています。

まず、私どもは、被害に遭われた方々のケアはもちろんでございますが、やはりこういう風潮を食い止めなければならないという思いから、今お手元に配布しております憲章を策定しました。

この「ともに生きる社会かながわ憲章」は、10月14日に神奈川県議会のご議決をいただいて策定したものでございまして、4つの項目それぞれが、障がい者福祉にとっての基本理念的なものを掲げさせていただいております。そうは言いましても、それは県民一人一人が取り込まなければいけないということもありますので、こうした取組みを県民総ぐるみで取り組んでいきたいと考えております。このような思いで、メッセージとして発信していければいいのかなと思っております。

もとより、憲章は策定してお終いではなくて、この憲章を策定したことを契機といたしまして、具体的に何をすれば障がいのある方もない方も、ともに地域の社会で安心して暮らすことができるか。そういった共生社会をどうしたら実現できるかということをしっかり考えていかなければなりません。これについては、本日のバリアフリーの県民会議のテーマでもありますし、さらには、障がい者福祉施策を推進するための基本でもありますので、今後、そういったところで話し合いながら、具体に何をどうしたらいいのかということを検討させていただきたいと思っております。

さて、この県民会議は本年度で、委員の皆様は2年間の任期が満了するということで、次の期に向けて、まず道筋を作る役割を果たしていただければと思っております。もう1つ、この県民会議が推進しているバリアフリーの取組みを県民の方々に広く知らしめるということで、10月23日に、相模原市の商業施設「アリオ橋本」におきまして、「バリアフリーフェスタかながわ」を今年も開催させていただきました。

今年の開催につきましては、皆様方からもアンケートによって、いろいろな評価をいただいてございますが、中でも今回、石川先生をはじめ、座長の斉藤先生にも、ご協力をいただきました。今回はその中で、災害の関係を取り上げてみようということで、石川先生を中心にトークショーをやっていただきました。内容的には、全国の紹介事例などもありまして、素晴らしい内容でしたが、場所が適切だったのかどうかという疑問が少し残ってしまったということはありました。もう少し落ち着いた場所でしっかりと議論を聞いていただく方がよかったのではないかという、個人的な感想を持っております。

その他、各団体さんが企画アイデアを出していただいた出展につきましても、それぞれのアンケート結果を見てみますと、多くの方がそれぞれのブースに立ち寄られている。特にお子さん方の参加が多かったのではないかと思っております。全体的にも、約1,800名にご来場いただけたということで、私どもとしても、本当に大きな予算がかけられてないものですから、少ない予算であれだけの人を集められたというのは、皆様がいろいろな景品の品物やグッズをいただいた結果であろうと思っております。そういった意味で、今回も成功したのではないかと思っております。来年度につきましても、本日またご意見いただきながら、開催場所やテーマなどについて、忌憚のないご意見をいただければと思っております。

また、本日の議題では、バリアフリーの整備基準の見直しということで掲げさせていただいております。条例そのものは見直し、改正をする必要はないとしながらも、運用基準については、いささか見直す必要があるのではないかということで、この県民会議の下部組織として、検討会議の中で議論を重ねて参りました。まず、議論の中で出たものを基に、神奈川県みんなのバリアフリー街づくり条例施行規則、その中の整備基準の見直しについて、情報提供させていただき、皆さんからもご意見を頂戴したいと思っております。

本日の会議時間は限られてございますが、忌憚のないご意見を頂戴して、今後の県の施策の推進に役立てていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをしたいと思います。

(事務局)

まず、今回の県民会議から3名の委員の交代がありましたのでご紹介させていただきます。社会福祉法人神奈川県社会福祉協議会の野地委員に代わりまして飯島委員、公益財団法人神奈川県老人クラブ連合会の小澤委員に代わりまして佐々木委員、東日本旅客鉄道株式会社横浜支社の山口委員に代わりまして永井委員です。

本日の出席者は、出席者名簿のとおりです。委員の出席者数は19名となっており、神奈川県バリアフリー街づくり推進県民会議設置要綱第5条第2項で定める定足数に達しておりますので、本日の会議は有効に成立しております。本日は、委員の代理として、2名の方にご出席いただいております。社会福祉法人神奈川県社会福祉協議会の飯島委員に代わりまして、高橋様でございます。東日本旅客鉄道株式会社横浜支社の永井委員に代わりまして、久野様でございます。また、公益社団法人商連かながわの石川委員、横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院の大原委員、神奈川県飲食業生活衛生同業組合の国島委員、日本チェーンストア協会関東支部の新立委員、神奈川県旅館ホテル生活衛生同業組合の若林委員はご欠席です。本日は、オブザーバーとして、横浜市健康福祉局地域福祉保健部福祉保健課の大嶋様、川崎市まちづくり局総務部企画課の沼尻様にご出席いただいております。

次に、前列の事務局を紹介させていただきます。名簿順になりますが、小島福祉部長、笹島地域福祉課長、依田建築指導課長に代わりまして黒川副課長でございます。県民会議の事務局は、地域福祉課及び建築指導課の両課で担当させていただいております。続きまして、本日の配付資料のご確認をお願いします。

 

〔資料の確認〕

 

以上、19点でございます。不足等ございませんでしょうか。本日は各委員の前にマイクが置いておりますが、会議録を効率的に作成するための録音機器でございますので、ご承知おきください。なお、当会議の記録については、委員等の氏名を記載し、会議の内容を要約した形で、会議終了後、県のホームページに掲載することとされておりますので、あらかじめご了承ください。

それでは、ここからの進行は、斉藤座長にお願いいたします。

 

(斉藤座長)

皆さんおはようございます。これから第12回の県民会議で進めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。次第の方をご覧いただきたいと思います。議題が、大きく3点ございます。

まず、県民会議の取組み状況についてという報告等を含めた内容です。

それから、先程部長の方から説明がありましたが、整備基準の見直し、障がい者理解の促進についてという順番で資料説明をいただきながら、皆さんの意見をお伺いしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

また、議事に入る前に、代理出席の方がいらっしゃるということですが、委員ご本人の代理ということですので、発言権を付与したいと思いますが、ご異議ございませんでしょうか。

 

〔異議なし〕

 

(斉藤座長)

ご異議がないようですので、代理出席の方に対して発言権を付与させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

それでは、まず議題の1の(1)「バリアフリーフェスタかながわ2016」の概要報告についてということで、資料の説明を事務局の方からお願いしたいと思います。

 

〔事務局から資料1-1、1-2、1-3に基づいて説明〕

 

(斉藤座長)

ありがとうございました。「バリアフリーフェスタかながわ2016」に関する概要報告ということで事務局からご報告いただきました。今回、石川先生には実行委員長として多大なご尽力いただきまして、私個人としては、これまでにない大きな成果を得られたのではないかと思います。

あらためて、資料1-3を読ましていただいて、成果が上がったからこそさらにこういったことを取り組んだらどうかというご指摘だというふうに私は受けとめております。

ステージイベントとして、一般のブース展示がある中で、舞台の方でトークセッションをするということで、環境的には難しいところもありましたが、試みとしては素晴らしいものだったという考えを持っております。

今回のそういう成果をさらに生かすということで、皆さんからいろいろご意見をいただければと思います。どうもありがとうございました。

資料1-1、1-2、1-3で、それぞれ詳しく結果のご報告いただきましたが、内容について、あらためて各委員からご意見をいただければと思います。よろしくお願いいたします。

 

(鈴木孝幸委員)

鈴木でございます。いろいろと事務局大変だったかと思います。ありがとうございました。結論から言うと、スタートをもう少し早くしてもいいかと思います。それが1つめです。

それから2つめは今回、アリオさんの方でまた開催させていただいたのですが、他のところでもやれたら良いと思います。何回もやると言う意味ではなく、そろそろ場所を変えた方がよいという意見が私の団体の反省会で出ておりました。以上です。

 

(斉藤座長)

スタートは早くするというのは、開催時期は11月ではなくてもう少し早い方が良いということですか。

 

(鈴木孝幸委員)

開催時期はこの時期でもいいと思うのですが、スタートは確か6月ぐらいだったと 思います。準備のスタートという意味です。

 

(斉藤座長)

わかりました。ありがとうございました。その他いかがでしょうか。

 

(藤解委員)

公募委員の藤解でございます。私も2年任期の最後の年ということで、だいぶ落ち着いて参加することができて様子も分かりましたので、いい会議だったと思います。

場所についてはアンケートでも書きましたが、いろいろ困難はあるのですが、やはり県のイベントなので、毎回橋本ということにはやはり問題があるのではないかと感じております。

それから一番申し上げたいのは、県の本気度というところです。例えば、相模原市長や県知事、あるいはそれに準ずる方は、毎回このイベントにはご参加されてないようですが、顔を見せていただくだけでもこのイベントが県にとって重要なイベントであるというメッセージを県民に与えることができると思います。そのあたりの努力が足りないのではないかという印象を持ちました。

ぜひ次回以降、そういった形での働きかけをお願いしたいと思います。いろいろご事情はあると思いますが、最初から最後までずっといるということではなく、様子を見に来るぐらいのことはやっていただいた方が励みになるのではないかと思います。以上です。

 

(斉藤座長)

ありがとうございました。それは非常に重要なことかもしれませんね。県民の方々が力を入れておりますので、ぜひそのあたりは、ご検討していただければと思います。よろしくお願いいたします。

 

(鈴木孝幸委員)

追加なのですが、私の地元の県会議員さんが数人の市会議員さんを連れて参加されていました。こちらからアピールしたところもあるのですが、偉い人が来るということは大事だと思います。以上です。

 

(斉藤座長)

ありがとうございました。いろいろな方が、積極的に関わっていただくとありがたいですね。その他いかがでしょうか。どんな事でも結構ですので、お気づきの点がありましたらお願いします。

資料1-3の最後の方にたくさんの自由記述の参加団体の方々から、課題のご指摘がありまして、もっともだなと思うものがあります。先程の意見から言いますと、場所の問題はこれからあらためて新しい委員の方々にも課題として、ぜひ検討していただければと思います。

毎回毎回、同じ場所ではなくて、県のイベントなのですから、できればいろいろな場所で開催をしていただきたいです。そういったことも広く地域ごとに伝えていただきたいです。そのためにも、場所の問題というのは一番大きな影響を与えますので、今後の大きな課題ではないかと考えております。

 

(石川委員)

皆様、本当にどうもありがとうございました。どちらかと、裏方的なところから1つだけお伝えしたいのですが、先程6月ぐらいのスタートをもう少し早くという話がありましたが、それよりも前の話で、場所の部分をこれから何年間かどのようにして展開していけば良いのか、その中で来年の開催場所をどこにするかということを考えなければならないと思います。もちろん、アリオ橋本はとても素晴らしいと思うのですが、県全体にどのように広げていくのかという戦略の中で、来年どうすればいいのかということを早めに考えていただいた方がよろしいのかなと思います。

また、来年のテーマを立てるのかどうかというのも含めてなのですが、テーマを設定したり、何かをする場合でも予算がかかってくることと思います。何百万と言うお話ではなくて、数万から数十万の単位だと思うのですが、例えば今回の場合ですと、トークセッションなどをやると講師の方を呼んでお金がかかってきます。本当にどうしても必要な部分の予算額については今の段階で考えておかないといけない話だと思うので、付け加えさせていただきます。

次に、集客についてです。これは今日ご欠席の委員さんからお伺いしたのですが、私は昨年度行ってないので分からないですが、今年はお客様が少なかったそうです。その理由はショッピングモールが改装していたからのようだと聞いております。集客の面についても少し早めに考えておいた方がよろしいのではないでしょうか。

この3点については、今年度中に考えておかないといけない話だと思いますので、引き継ぎということでお伝えしたいと思います。

実行委員会の時にお話したと思うのですが、トークセッションをするにあたって、外部資金をもらって来た時に、神奈川県の障がいのある方々の防災意識などの調査も含めて財団の方からお金をいただいているということがあって、そのアンケートみたいなものを後で皆様にご協力いただくこともあると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。以上です。

 

(斉藤座長)

ありがとうございました。個別に事務局の方には回答を求めませんが、今後の検討ということでぜひ整理していただければと思います。

場所については、どういう形で考えていくのかということをまず皆さんと議論していくということ。それから同じところでというよりも、いろんなところへ場所を変えて、開催をしていくということも含めて場所の検討を早く行う必要があるのではないかと思います。

先程の部長の話にもありましたが、多くの人に参加していただいたが、少ない予算だったということでした。しかし、とても大きな成果が出たというこの発言の真ん中の部分ですが、予算面で多くしてほしいということではなく、必要に応じての対応をぜひ今後、ご検討いただきたいと思っております。

それから集客についてはそのとおりでして、先程の事務局の説明にあったように会場に来て初めて知ったというのがほとんどです。事前にどのように知らせておくか、先程のアンケートでもそういう方法がありましたから、そういうアイデアや提案を含めて事前に集客をしていくというのはやはり必要ではないのかと思います。

広く県民の方々にバリアフリーを知ってもらうわけですから、たまたま買い物に来た人が対象というだけでは少し弱いと思います。これは県だけに任せるというよりも、県民会議全体で、こういう方法で事前に周知して集客に力を入れていきましょうという議論をしていく必要があると思います。また、石川委員からご依頼がありましたら、各団体の方はアンケートのご協力よろしくお願いいたします。その他いかがでしょうか。よろしいでしょうか。

事務局の方には、いろいろな課題が出ておりますが、全体では県民会議で受けているとお考えいただいて、県と県民会議で協力しながら課題をクリアしていき、それぞれ共同でこの事業を進めていきたいと思います。

それで、先程、私達の任期は3月で切れるということで、あらためて、このバリアフリーフェスタをどうするかということですが、私個人的には、ぜひ継続してやっていただけたらと思っています。

来年度のフェスタの内容については、次期の委員の方々が具体的に決めると思うのですが、この場でこのフェスタを継続するということでご賛同いただければと思っておりますが、いかがでしょうか。

 

〔異議なし〕

 

(事務局)

事務局からですが、毎回、次回の3月の時に、来年度のフェスタをどこでどのようにやろうかという話をされます。

いつもアリオ橋本に決まっているのはアリオ橋本ですと、大体その時期に開催するということで、事前に日程を押さえてくれていて、他の催し物を入れないでおいてくれているからなのです。先程、石川委員の方からも次期開催場所を決めるには、早い段階からアプローチしなければいけないのではないかという話もありますので、次回がアリオでやるのかやらないのかだけまずここで決めていただいて、やらないということで別の会場を希望するということが皆さんの総意であれば、私どもとしても、次回3月までにどこでできるのかという候補をいくつかお示しして、そこで決めてもらうことができると思います。

それを3月の段階でどこか別の場所で開催するということになりますと、また全体的に準備が遅れてしまいますので、できれば次回の開催場所についてご協議いただければと思います。

 

(斉藤座長)

事務局の方から、開催場所についてアリオで継続するのか、他の場所を考えるのか質問がありました。基本的にその2つなのですが、いかがでしょうか。

多くの人の意見は、できれば色々なところで、他の場所でということが多かったのですが、どうでしょうか。ご意見いただければと思います。

 

(鈴木孝幸委員)

私どもの団体で今回のことについて反省会をやったときに、やり方は慣れてきたわけだから他のところでやったほうが良いのではないかという意見がありました。以上です。

 

(斉藤座長)

その他いかがでしょうか。基本的にはアリオ以外の他の場所を候補に検討を進めていくという方向でよろしいですか。

 

〔異議なし〕

 

(事務局)

分かりました。では、次回候補を考えさせていただいて、県からの提案ということでさせていただきたいと思います。

 

(酒井委員)

公募委員の酒井です。各市町村で福祉フェアをやっていると思うので、単独ではなくて福祉フェアみたいなところに、一緒に参加させてもらって、市町村や地域と一緒になって開催して持ち回るというような案もあると思います。

単独で全部やるのではなく、相乗りさせてもらうなどです。そういった形で、場所の候補の1つに入れていただければと思います。そういったところは、先に会場を押さえられていると思うので、そこに乗っかるという事です。単独で全部やるのは、事務局も大変だと思いますので。以上です。

 

(斉藤座長)

そういった協賛型もあるということですね。

 

(吉富委員)

神奈川子ども未来ファンドの吉富と申します。違うところでやるということは、今まで以上の労力が必要になると思いますし、会議の回数も多くなると思います。

県の方から各市町村にこういう企画があるけれど、これをやってみたいと思うところはないかということを呼びかけていただいて、手を上げてくれた市町村と一緒にやるような形にしないと、単独で開催するとなると、今酒井さんがおっしゃったように、とてもやりきれないです。今年の開催の様子を見ていますと、無理ではないかと思います。そういう市町村はないのでしょうか。

 

(事務局)

相模原市の方からは、今回と同様にアリオ橋本で開催するということが前提ですが、次回フェスタの開催があれば、一緒にやらせていただきたいという話がありました。

 

(斉藤座長)

いろいろなご提案いただきました。協賛方式で開催したらどうか、あるいは、市町村に呼びかけて市町村がイベントを開催する時にこちらが一緒に協力をしていったらどうかということも出ておりますが、どうでしょうか。なかなかそのあたりの情報を入手するのは難しいですか。

 

(事務局)

わかりました。いまご提案のあった方法で、各市町村に次回までに話をさせていただき、ご協力いただけるところがあれば、それも提案の中に含めさせていただきたいと思います。

ただ、各市町村が、福祉フェアなどを開催しているのは毎年の取組みですので、「バリアフリーフェスタ」が出展できるスペースがあるかどうかというのは、市町村によって事情があると思います。いずれにしても皆さんからいただいた意見ですから、各市町村に照会をさせていただき、ご提案ができるようであれば、次回、提案させていただきたいと思います。

 

(斉藤座長)

わかりました。協賛型として打診していただいて、可能であればそれを追求していくし、協賛が難しいようであれば単独で開催するということになるかもしれませんが、そういう方向でまず進めていくということですね。その時には、開催場所等も含めてご検討していただければと思います。よろしいですか。

 

(事務局)

はい。

 

(斉藤座長)

あとは協賛型でも単独型でも実行委員会を作っておいたほうが良いと思うのですが、いかがでしょうか。

 

〔異議なし〕

 

(斉藤座長)

それでは、実行委員会を形成して取り組んで行くという形で、フェスタは進めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

(鈴木孝幸委員)

今回までは、アリオ橋本というとても大きい商業施設で開催させていただいた関係で、来場者数1,800名という数字が出てきたと思いますが、今皆さんがおっしゃっているようなどこかの市町村で開催するとなると、こんな数字は期待できないだろうと思います。

それでも、あえて場所を変えることで広めていくということが重要だと思うので、来年の今頃この反省をした時に、場所を変えたからお客さんが少なかったという話が出てくると思うのですが、それは最初に織り込み済みということで、対応したほうがいいと思います。以上です。

 

(斉藤座長)

他によろしいですか。

 

(河原委員)

河原です。バリアフリーフェスタの件なのですが、これまでの様子を見ておりますと、参加する団体が固定していると思います。

毎年、同じ団体が参加しているように思えるのですが、もっと幅広い団体に呼びかけて参加していただいたらいかがでしょうか。今回、精神障がい者の団体は参加していませんでしたね。そちらの方にも呼びかけてみてはいかがでしょうか。

 

(斉藤座長)

わかりました。アンケートの自由記述の方にも今の内容について書いてありましたので、より幅広い呼びかけというのがどこまで可能なのか検討させていただいて、そういった方向でぜひ参加をお願いできればと思います。その他どうでしょう。よろしいでしょうか。

それでは、議題の1(2)の方に移りたいと思います。モニタリングについてということで、資料の2-1、2-2、2-3、2-4ですね。

今回のモニタリングの対象は、資料2-3の一番下にあるように、座間キャラバン隊という団体です。主に座間市で、知的障がいや発達障がいのお子さんをもつお母さん方が中心になって活動している団体で、今回は、私と酒井委員、藤解委員、野口委員の4人がこのモニタリングを行っております。

その関係で、まず私の方から概要をご報告させていただいた後、3名の委員から補足のご意見を伺いたいと思っております。モニタリングについての資料2-1の要領については、大体分かっていると思います。

県内において先進的に取り組んでいる事業を、県民会議委員が実際に現地に行って、その活動を見たり聞いたり、実際にそれを体験したりして、その内容を、2枚目の様式1に、検証項目、検証結果ということでまとめて、その団体にお送りしてぜひその活動をさらに充実をしていただきたいということで、このモニタリングを行っております。

今回のモニタリング対象は、先程お話しました座間キャラバン隊ということです。資料2-3を見ていただくと、『障害のある子ってどんな気持ち?』―見て、聞いて、体験して知ろう!―ということですが、この団体の経歴が資料2-4のところの左側に紹介されています。

公演の対象は、小学生、中学生、高校生などで、その他いろいろな団体に体験型の公演学習をやっています。

私たちが今回行ったのは、海老名市の小学校4年生が対象の公演でしたが、実際にこのキャラバン隊が、知的障がい・発達障がいの子どもをもつ親御さんとして、そういう子どもたちの理解促進をどのように進めればよいのか、『障害がある子って、どんな気持ち?』というのは、まさにそういった理解促進を進めるための講演を小学生に実施しておりました。細かい内容は資料2-3、2-4を見ていただきたいのですが、私たちのモニタリングの結果ということで、資料の2-2をご覧いただきたいと思います。9月27日の13時45分から15時30分で、海老名の小学校に行って、この団体の活動をモニタリングして参りました。

検証項目として、先進性、共感性、利用者の視点と県民ニーズの反映度、波及効果、その他とありますが、全体を通して、非常に小学生に分かりやすかったということが挙げられます。具体的に見て聞いて体験してというのが、公演のプログラムに含まれておりました。

子どもたちにわかりやすくビデオを使ったりクイズ形式があったり寸劇があったり、さらには体験学習があったり、参加型の学習手法がふんだんに組み込まれておりまして、子供たちに理解しやすい内容、工夫が随所で見られておりました。

共感性、あるいは県民ニーズ反映度、波及効果等が細かく書いてありますが、全体として、視覚的な教材を使ったり、模擬体験を入れたりしていました。学校の先生も一緒にうまくプログラムに関わっていただいて、子どもたちも先生も一緒に参加しているということで、和気あいあいとしていて、楽しみながら理解を深めることができたのではないかと私は考えております。

それから、裏面の所見の欄にいきますが、プログラムの中心は模擬体験で、本当に多様な参加型学習の手法を使っています。それによって誰にでも分かる分かりやすさ、それから興味を持って持続して、子どもたちにも学習できる内容でした。

また、『障害のある子って、どんな気持ち?』ということで、具体的に何か問題が生じた時にはどうしたらいいか、どんな手助けがあるか、どんなことをして欲しいのか、そういったこともプログラムを通して聞いている子ども達に対して、理解が深まったのではないかと思いました。それから、お母さん方の話ですから、普段からそういったお子さんたちの生活を見ておりますから、非常に説得力があり、共感が生まれたということを強く感じました。

このような公演活動を、この団体は非常に幅広くいろいろな場所で行っておりますから、県内あるいは県外を含めて、障がいの理解促進という面で、非常に重要な活動しているのではないかという結論でございます。私の方からのモニタリング結果報告は以上です。

それでは、一緒に同行していただいた酒井委員、藤解委員、野口委員の順にご意見いただければと思います。

 

(酒井委員)

公募委員の酒井です。結構早い段階から座間キャラバン隊さんは活動されていて、本を出されてたり、DVDのようなものも早い段階で作られていて、非常に進んでいるなと思いました。

他の地域の同じ障がいを持つ団体さんのところから、そういった資料を請求されたりしているということで、座間という地域にかかわらず、他の地域にも影響を与えているということで、すばらしい活動だなと思いました。1つ残念だったのは今回、私たちが視察に行ったことで、公演の中で子どもたちの質問の時間が取れなかったことです。

通常、公演が終わって最後に質問の時間を設けると、手がいっぱいあがるので、その時間が10分から15分ぐらい確保していると思いますが、今回は、その時間がありませんでした。私たちが視察に行ったことにより、子どもたちは聞くだけになってしまった部分もあり、申し訳なかったと思います。今後のモニタリングの際も、できれば子どもたちの質疑応答の時間を削らないように、事前にお話をさせていただけると、もっと良かったのではないかと思いました。以上です。

 

(藤解委員)

公募委員の藤解です。非常に完成度の高いプログラムを障がいをもつお母様たちがやっているということに、大変驚きを感じました。

大変慣れていらっしゃるということにあるのですが、代表の方だけに依存するのではなくて、そこに一緒にやっているお母様たちがきちんと連携プレーをされて自分の役割をしっかり果たしていました。ちょっとした劇団員のようで素人とは思えませんでした。 また、展開がよく、歯切れもいいですし、飽きさせないプログラム構成でした。大人でも集中力を30分持続させるのは難しいですが、展開が非常に歯切れよく変わっていって、そこに非常に多くの伝える工夫がされています。

酒井さんのご指摘の点は少し残念な点ではありましたが、子どもたちにはかなり伝わっているという印象を、拝見していて感じました。お母様方の組織が学校の授業でやれるということは、やはり学校側の受け入れ体制がしっかりしているということ、また、海老名市の社会福祉協議会の方も来られておりましたが、社会福祉協議会の協力があったからだと思います。同時に、公演を実施する側もしっかりそれに答えられる内容に仕上げているという点で、大変良い事例を拝見させていただいたと思っております。

課題はやはりお母様方の人数に限界があるので、例えば県内県外にどんどん出ていって活動するということは少し難しいと思います。そういったことに賛同する団体、あるいはお母様方に広げていくというところが課題だと思います。この課題については本やDVDなどで対応し、プログラムについても問い合わせがあれば、積極的に教えているということでしたので、そのあたりは非常に習いやすいと思いましたし、同じことをやるだけでも効果はとても高いのではないかという印象を受けました。大変良いものを見せていただいたと思っております。ありがとうございました。

 

(野口委員)

このキャラバン隊のメンバーの方と私達は同じ団体で活動されていて、世代が私達よりも1つ世代の若い方達です。以前から注目されていて、全国育成会の分科会に呼ばれていました。その時も、お母さん達がこの活動を見て励まされたという感想が多かったとのことでした。

そのような話は前から伺っていましたが、実際に公演を拝見したのは初めてでしたので、本当に感動しました。

私たちも、子どもが小さい時に、それぞれが、それぞれの場所で活動を頑張ってやってきたのですが、座間キャラバン隊の特徴は、同じ世代のお母さん達が集まったことです。いろいろな工夫を凝らしたプログラムを作れる能力、聞き手に伝える能力を持っている方が集まった団体だと思います。

内容的にはがお二人がおっしゃった通りだと思うのですが、やはり当事者なので、肩ひじを張った話ではなく、子どもたちに自然に溶け込んでいける雰囲気というのは非常に良かったと思いました。プログラムも子供向けと大人向けとあるようで、大人の場面を見たら大人もそれなりに共感できるのではないかなと思いました。DVDもいただいたのですが、やはり実物で見る方がとてもいいと思います。

彼女たちだけでこのような活動を全部やるのではなく、こういうつながりがもっと私達の活動の中でも、広がっていけば良いと思いました。

 

(斉藤座長)

ありがとうございました。参加をしていただいた委員からご意見、ご感想いただきました。他の委員の方で、ご意見ご質問等ありますか。特によろしいでしょうか。

モニタリングに関する取組みは今後も、続けていきたいと思っております。さらに、どういう事例を対象にするかということは、新しい第4期の委員に引継ぎたいと思っています。ご理解、よろしくお願いいたします。

それでは、次の議題に入りたいと思います。(3)提案内容の実践及び先進事例についてです。資料3をご覧いただきたいと思います。こちらには、各団体の実践事例が掲載されております。

今回この中で、事業の進捗、あるいは事例に関して実績が上がったり、追加修正がある団体に、ご説明をお願いしております。

今回は丸印がついている3番の神奈川県社会福祉協議会、7番の神奈川県タクシー協会、11番の神奈川県バス協会、12番の東日本旅客鉄道株式会社横浜支社、17番の神奈川県、それぞれ順番にご説明をいただければと思っていますので、よろしくお願いいたします。それでは、神奈川県社会福祉協議会からお願いします。

 

(高橋様)

神奈川県社会福祉協議会地域福祉部地域福祉推進担当の高橋と申します。本来は、私どもの飯島部長が委員としてこの場に出席すべきところですが、本日は所用で出席できないため、代理ということで、出席させていただいております。それではお手元の資料をご覧ください。お手元の資料3の6ページ、事例の3というところになります。

今回私がご紹介するのは、私どもの団体が取り組んでいる事例と神奈川県内の市町村社会福祉協議会で取り組んでいる事例です。私どもの団体は、基本的に昨年度と同じような活動をしていますが、アンダーラインを引いた箇所が昨年度との変更点です。

具体的には、障がい者週間に合わせた新聞広告を当事者活動という形で、従来はスポーツ等で活動するような子どもたちというイメージ写真を掲載することが多かったのですが、今回はその当事者の声を広めていこうということで新聞に掲載させていただいています。

具体的には、確かフリークライミングに取り組む全盲のお子さんご本人に出演していただいて、新聞社の取材に答えていただいて記事にしたと記憶しております。当事者支援活動を通じた当事者エンパワメントへの取組みということで、昨年度までは載せていなかったのですが、活動内容として抜けていたので、今年追加させていただきました。

神奈川県精神保健ボランティア連絡協議会との連携というところで、神奈川県社会福祉協議会としては、数十年の歴史ある事業のようです。精神保健ボランティア連絡協議会という団体がございまして、そこと共催して、ボランティアセミナーとして私どもで開催させていただいているものでございます。私ども神奈川県社会福祉協議会は県域の機関というところでございますので、こういった広域的な部分での取組みというところで、活動させていただいております。

次に、他団体による先進的な取組事例をご紹介したいと思います。南足柄市の社会福祉協議会の取組事例でございます。ご存知のように、社会福祉協議会というのは各市区町村にございます。

今回、南足柄市社会福祉協議会の福祉教育に関する取組みである、「車いす探検隊」という企画を紹介します。これは平成20年度からスタートしました。一言で申し上げますと、ここに書いてありますように、市町村社協と鉄道事業者との協力による福祉教育の取組事例ということでございます。南足柄市にある鉄道でして、本社が静岡にある伊豆箱根鉄道大雄山線という路線があります。全線単線で比較的運航頻度も多くて、お客様も比較的多い鉄道でございます。小田原と南足柄の大雄山を結んでいる鉄道で、そちらと連携した取組みになります。社会福祉協議会は、伝統的にこういった小学校、中学校、高校等の児童生徒に対する福祉教育の取組みはどこの市町村でもやっております。

南足柄市の場合は、実際に車いすに乗って地域を探索して、バリアフリーについて学習するという視点から行っています。神奈川県社会福祉協議会としてはこれに対して、基金を使ったともしび基金からの助成事業を展開しているということでございます。

具体的には、社会福祉協議会の事務所に子どもたちが来まして、車いすの基本操作学びその社会福祉協議会の事務所から大雄山の駅まで歩いて行きましょうというものです。

駅に到着すると、まずは車いすに乗ったまま自動改札通ってみて、自動改札を通る視点を体験します。大雄山駅はくし型ホームというか、頭端式というか、行き止まり式の電車の発着するホームが2本あります。1本は営業用かつ常用なので、もう1本の方に営業用の車両を実際に移動していただいて、その車両を使って、資料にありますように簡易スロープ等による車いすの乗降体験も行っているというところでございます。当然、社会福祉協議会の職員が責任をもって講師や、実際の進行を全て行っております。ここに書いてありますように、鉄道事業者の方のご協力もいただいておりまして、神奈川新聞だったと記憶していますが、新聞報道もありました。

また、タウンニュースに記事が載っていたのですが、伊豆箱根鉄道の大雄山線管理事業所長さんが来てくださり、鉄道車両への安全な乗り方簡易スロープの使い方ということで、実際にそこで講義を行っていただきました。参加者の子供たちからすると、鉄道事業者がこのような取組みしているということを深く知ることができたと思います。

鉄道事業者側からの声としては、こういった取組みは従業員教育としても非常に役に立つというお声をいただいているところでございます。

駅から事務所に戻ってくると、南足柄市の障がい者団体の車いす利用者の方が講師になりまして、当事者の方からお話を伺うというプログラムなっています。

視点を変えまして、南足柄市社会福祉協議会側といたしましては、市民に対するボランティア活動、子供たちに対する福祉制度の普及という視点で、資料にありますように、事前学習を受けた「ボラえもん」グループ、民生委員さんや既存の登録ボランティアの方の活動の場という意味合い、それ以外に、既存のボランティアさん以外にもボランティアに参加するきっかけとして、この取組みをPRしています。社会福祉協議会としては、ボランティア活動の一層の普及につながっているということでございます。こういった実際の駅、設備、車両、鉄道事業者の協力を得て体験をするという事例は、私の知る範囲ではあまり聞いたことがなかったものですから、今回取り上げさせていただきました。以上でございます。

 

(斉藤座長)

ありがとうございました。

続きまして、事例7のタクシー協会さんよろしくお願いします。

 

(会田委員)

神奈川県タクシー協会の会田でございます。11ページの事例7をご覧いただけますか。

私ども交通バリアフリー教室の開催等、ユニバーサルデザインタクシーの導入と運転者の研修を実施するところであります。中身的には変更ございませんので、数字的な変更だけでございます。

1番のバリアフリー教室の開催も小学校を中心に行っているところでございます。バス業界の方と一緒にやっているというような状況です。2番のユニバーサルドライバーの関係でございますが、平成28年3月末時点で、161台ほど導入しております。

若干伸び悩んでおりますが、全国的には、神奈川が先駆的に取り組んだ関係で一番多く導入されているところでございます。ここは日産の車両を導入されていますが、来年あたりトヨタもユニバーサルデザイン、ジャパンタクシーというような名前で出てくるのが予定されています。それに関係して利用者が増えることが、予測されるところでございます。

それから、この車を運転する方というのは、ユニバーサルドライバーということで、座学や車椅子の利用方法等の様々な研修を行っております。ユニバーサルタクシーというのは、障がい者の方をはじめ健常者の方でも誰でも乗れるタクシーであるということを知っていただきたい。当然接客の問題もいろいろ絡んできますから、その研修を受けたユニバーサルドライバー方々の運転によるタクシーに乗っていただきたいと思います。

このようなタクシーは数としてはまだ少ないので、増えることを推進しているところでございます。少し気になる点は、いま、労働力不足ということで、タクシー運転者になる人がだんだん少なくなって来ているというところがございます。

雇用のPRをしているところでございますが、なかなか集まりが悪いということがあります。人材の集まりが悪いということは、ユニバーサルドライバーになる方も生まれにくくなってくるということにつながってくるため、その部分は少し懸念されるところでございますが、引き続き雇用のPRを行い、さらに増やしていきたいと考えております。以上でございます。

 

(斉藤座長)

ありがとうございます。続きまして、事例11の神奈川県バス協会さんよろしくお願いします。

 

(山崎委員)

神奈川県バス協会です。16ページでご説明させていただきます。交通バリアフリー教室とバス乗り方教室を開催しております。毎年、同じような形でやっておりましてバリアフリー教室につきましては、10月30日現在、2回参加しております。

それから、バス乗り方教室でございますが、これは26年度から始めまして3年目になりますが、10月30日現在で16回行っております。以上です。

 

(斉藤座長)

ありがとうございました。続きまして、事例12の東日本鉄道株式会社横浜支社さん、よろしくお願いします。

 

(久野様)

JR東日本の久野でございます。本日は、委員の永井が欠席させていただいており、申し訳ありません。代理の久野が説明させていただきます。資料17ページ、事例12をご覧ください。報告内容は、前回報告の内容と変わらない部分がほとんどですが、アンダーラインを引いてある部分が、内容等を更新している部分でございます。

1番のバリアフリーの教育の充実ということで、弊社では、社員のサービス介助士の資格取得を推進しております。横浜支社全体で約1,800人が取得済みでございます。平成27年度以前は、100人を新規取得ということで取り組んでおりますが、平成27年度以降は、新規で50人取得ということになっております。取得から時間が経過した社員を対象に、50人がフォローアップセミナーということで受講して、さらなるレベルアップを図って、介助士の資格取得及びレベルアップを進めております。

それから、3番のハード面の整備になりますが、段差解消ということで、エレベーターの整備を進めております。現在は昨年度に引き続き、関内と菊名駅を工事中でございます。横浜支社の取組みといたしまして、神奈川県ではないのですが、静岡県内の網代駅、宇佐美駅で、段差解消を進めております。

ホームがどちら側にあるかということを示す、内方線つき点状ブロックの整備も進めて参りまして、平成27年度中に、乗降人員10万人以上の駅について、整備を完了しております。また、ホームからの転落防止対策といたしまして、ホームドアの整備ということで、現在、鶴見駅で、工事を着手しております。

さらに、こちらは記載がありませんが、ハード面ではなく、ソフト面ということで、弊社の取組みといたしまして、声かけサポート運動というのを取り組んでおります。本日から、この声かけサポート運動を強化するということで、首都圏の鉄道事業者に広めて、取組みを行っておりますので合わせてこの場でご紹介させていただきます。以上でございます。

 

(斉藤座長)

ありがとうございます。

それでは最後に、神奈川県からカラーバリアフリー研修についてお願いします。

 

(事務局)

22ページをご覧ください。平成26年度以降、カラーバリアフリー研修と、市町村職員や社会福祉協議会職員などの「地域福祉推進支援者」を対象とした初任者研修を一体に研修を行っております。今年度は、平成28年8月25日(木曜日)に、神奈川中小企業センタービルの13階で開催しました。参加者としては45名です。以上です。

 

(斉藤座長)

ありがとうございました。5団体から、それぞれの取組みと進捗状況を、ご報告いただきましたが、ご質問等ございましたらお願いしたいと思います。いかがでしょうか。

 

(高橋様)

先程の説明1つだけ追加したいと思います。この南足柄市社協の担当職員がなぜこの企画を始めたのかというきっかけについてお話ししたいと思います。車いすの当事者の方が、地元の大雄山線に1回も乗ったことないという声を受けて、担当者はこの企画を始めようと思ったと伺っております。それを受けての効果があったのでしょうか、あまり今まで見かけなかった大雄山線での車いすの利用者が、少し増えてきたということを感じているということも聞いたことがあります。以上が追加です。合わせて引き続き質問させていただいてよろしいでしょうか。

先程、JRさんの取組みをご説明いただきましたが、横浜支社管内初のホームドア設置駅である鶴見駅の整備でございます。たまたま私が通勤で利用している駅でございまして、気になりますのが朝のラッシュ時は、私もホームの中で何とか並んでいるところでございますけれども、かなり狭いスペースにホームドアを整備するということは、かえって、「怖い」という印象を正直に受けております。

つまり、視覚障がい者の方にとって、ホームドアというのは非常に頼りになるものでございますが、今までの通路が少し狭くなってしまう。これは物理的な現象で仕方がないと思うのですが、もう少し誘導のラインを分かりやすくしていただきますと、同じ駅を利用している身としては助かると思います。そういう狭いところでも広いところでもこういった案内ラインを分かりやすくしていただけるといいと思います。

それ以外ですと、点字ブロックだけではなくて、私もだいぶ歳になって参りまして、最近細かい字が見えなくなってしまいました。駅の表示はどうしても細かい字が多いので、少し見づらいと思います。たまたまこの前、品川駅に行きましたら、JR東海の品川駅の字は大きくて見やすいなと思いました。あれくらい大きいと私も助かります。

それとそのホームドアの件でございますが、個人的にインターネット検索をしていますと、ある神奈川県会議員さんのブログに行き当たりました。東急さんの事例だったと思いますが、ホームドアを整備する時に、視覚障がい者の方から点字シールをホームドアの両側につけて欲しいという声があったそうです。それに対応していただけて、感謝をしているという内容のお話が、県会議員さんのブログに載せてありました。

私もこういう仕事をしながら、初めて気づいたのですが、ホームドアのところに点字のシールが貼ってありますよね。それ以降、他の電車に乗るたびに見てみたのですが、この点字シールの位置が事業者によりバラバラで、統一はなかなか難しいのではないかと思いました。貼ってない事業者さんもいますし、片側にしかない事業者さんもありますし、そのあたり基準等があれば教えていただければ助かります。以上です。

 

(斉藤座長)

いろいろご指摘がありましたが、当事者である鈴木孝幸委員からご意見いただければと思います。

 

(鈴木孝幸委員)

確かにホームドアをつけると、狭いホームは当然狭くなるのですが、少し誤解があるかなと思っています。ホームドアは、視覚障がいの方たちにとって非常にありがたいものというのは、そのとおりなのですが、それだけではなく、一般乗客の方たちにもとっても良いことなのです。

データから判断すると、ホームから落ちている視覚障がい者はわずかで、電車に接触したり、ホームから落ちたりするのは、ほとんどが健常者なんです。目の良い人たちの方が、接触したり落下するケースが多々あるということなのです。ホームドアは視覚障がいの人たちのためにと言われますが、そうではなくて一般乗客のためにも、効果があるんだということが一つですね。それから、確かに狭くはなるのですが、落ちません。多分、混雑しているのは通勤、通学の時間帯だと思いますが、それ以外はそんなに混雑しないと思いますので、そこは、狭くなっても仕方がないかなと思います。それよりも人の安全の方が重要だと思います。

町田駅も4番線に昇降ロープ式がつくような話を聞いていますし、それから、取組みとして、ホーム端のブロックじゃなくて、一番線路に近い側のラインの色を変えるということです。今は白とかオレンジのラインがついています。それはロービジョンの人達や酔客の方には、効果的であるというふうに聞いています。

ベンチの向きを、線路と並行ではなく、直角にしているという駅がだんだん増えてきました。あれは視覚障がいのある僕たちにとっては非常に歩きづらいですが。画像解析をしたところによると、酔っぱらった人がふっと立ち上がってふらふらと前に行って落ちるというケースが多くあったようですが、ベンチを直角にしたらその事故は少なくなったということを聞いています。そういう意味からすると、少しホームの工夫をするだけで随分違うんだというふうに思っています。

私達は確かにホームドアを作るのは一番いいと思うのですが、お金もかかるし時間もかかります。

国土交通省は今年は珍しく補正で積み増しをしてくれました。いいことだと思っています。今日から始まるんですけど声かけ運動ですね。あの運動をしていただくと、私達本当に声かけられる率が高くなるので、非常に効果的だと思っていて、これは定期的に続けていただくとありがたいと思います。ポスターも作っていただいて、大変嬉しく思っています。以上です。

 

(斉藤座長)

今の声かけ運動は駅員さんが積極的にやっているのですか。

 

(鈴木孝幸委員)

違います。一般の人達にやってもらっています。特に無人駅のでは駅員さんがいないので、乗客の方にお願いするしかないんです。そういう意味では、いろいろありがとうございます。この場を借りてお礼を言いたいです。

 

(斉藤座長)

簡単にもしJRさんのコメントがありましたらお願いします。

 

(久野様)

JRの久野でございます。ほとんど、鈴木様の方でご説明いただきまして補足させていただきますと、神奈川県ではないんですが、先ほどありました町田駅の方で、現在、試行的に鶴見駅でつけようとしているタイプは東京の山手線につけているタイプと同じタイプなのですが、今回町田駅につけようとしているのは、改良版で、少し重さを軽くできないかというところで検討しております。それで、整備費が抑えられるのではないかというところでの試行導入でございます。

町田駅の4番線下り本線のホームですが、まず車掌が一両分を12月17日から、まず試行を始めます。そこで、約1ヶ月ほど不具合がないか検証して、後に不具合がなければ、今年度中までに、4番線車両分を整備しまして、引き続き検証を進めていくところで取り組んでおります。整備するものは、ロープ式の昇降式っていうお話だったのですがそうではなくて、ホームの扉ホームの扉式なのですが、扉が若干軽量化されているタイプになりますので、昇降式ではございません。

 

(鈴木孝幸委員)

先ほどの県の社協の方のお話で、ホームドアの点字の敷設というのがありましたが、あれはなかなか難しくて、ついてないと何番ドアかわかんないっていうのがありまして、つけたほうがいいと私は思っています。点字があると、降りたところで次にどっち方向に歩いていいかが分かるんです。

ですので、あれはついてないと困ると思います。それからある民間鉄道事業者の電車に乗ったら、実際ホームドアのところに車両番号が書いてあったんですが、本当はきっと「5-2」だろうと思いましたが、「9-2」と書いてありました。

これは間違いだろうと思いましたが、そこで指摘はしませんでした。あの時は、いつも使っている駅なので乗った位置が分かっていたのでよかったのですが、あれがもし知らない駅だとしたら、きっとそれで間違えた方向に行く可能性が高いと思っています。

ですので、ホームのドアの数字や、車体の数字の点字というのは私たちにとっては重要だということです。以上です。

 

(斉藤座長)

ありがとうございました。

 

(事務局)

先程JRの方から、声かけ運動の話がありましたので、1つ紹介させていただきます。

(iPadの画像を見せながら)これは東京都が作った「ヘルプマーク」というマークです。これは内部障がいのある方が、なかなか障がいがあるということが分かりにくいということで、こういうマークを身につけていると声掛けであるとか援助支援がしやすいということで、数年前に、東京都さんが作られました。

例えばJRさんにも、そのマークを優先席の場所に表示して欲しいという依頼はしたのですが、東京都の管内だけを電車が走っているわけではありませんので、それは難しいというお話がありました、今年に入りまして東京都と各都道府県、私ども神奈川県や横浜市さんに声かけがあり、複数の県や市町村で導入することが決まりました。

本県も、この11月の議会にこれを予算計上して、今、障がいのある方々皆さんに配れるような体制やポスター、チラシを作ることを考えています。いずれは県内の鉄道事業者の方々やバス・タクシーの業界の方々にもこのマークの普及について、ご協力をいただく場面があるかと思いますので、少し予告ということで、先ほどの声かけ運動と同じ視点で考えていただきたいと思います。よろしくお願いします。

 

(斉藤座長)

ありがとうございました。ぜひご協力をお願いしたいと思います。その他いかがでしょうか。よろしいですか。

 

(鈴木孝幸委員)

もう1点だけよろしいでしょうか。白状を持っている人は全盲だけではないという流れがあります。視覚障がいの人は1級から6級までありますが、6級の方は持っていない方も多くいます。

2級3級の人でも少し見えるんですがそういう方たちも白状を持っている方もいます。そうすると嘘をついてるのではないかとか、そういう疑惑があるらしくて、白状を持たなければならない人は道路交通法に規定されていたりするんですけど、ロービジョンの人たちであっても、杖を持つものだということはどこかで知らせていきたいと思っています。以上です。

 

(斉藤座長)

今、新聞市場で問題となっていますが、すぐ誤解してそういった心ないことを言う人がいます。ですから、その理解をどうやってここで深めていくかというのが課題になっておりますので、ご指摘ありがとうございました。その他いかがでしょうか。

 

(河原委員)

河原です。JRの方には申し訳ないのですが、先ほど社会福祉協議会の方が話したように、電光掲示板、最近は、液晶の形になっていて見やすくなっています。健常者と一緒にいると、表示されてない内容がたくさん放送されているようなのがわかるのです。

聞こえないのでわからないので、放送している内容も表示してもらえたらわかりやすくなると思います。最近は耳が遠くなってきている方も増えてますし、放送が聞こえにくい人もいると思います。電光掲示板があるのですから、もっとたくさんの情報を流していただければ、有効に使えるのではないかと思っています。

ホームですが、駅はいろいろと手を加えられていて便利になっていますが、電車の中がまだだと思います。特に電車が遅れている時や止まっている時に山手線とか広告がいっぱい流れてくる映像があるのですが、何かが起きた時に情報が出るように変えられないかなと思っています。そのあたりよろしくお願いいたします。

 

(久野様)

ご指摘いただきましたことすぐに対応できるかはこの場では即答はできないのですが、ご意見承ったということで社内の方で協議させていただきたいと思います。

表示できる内容が、限られてしまうというところは、どうしてもあるかと思いますが、的確な情報を瞬時に反映できるように、今後も努めていきたいと思います。

また、車内のモニターに関して言うと新型車両が入りますとモニターが車内についておりまして、多少は列車の遅れ情報が確認できることとしています。まだ情報量が少ないというところであるとは思うのですが、そのあたりのご意見承りましたということで、協議はさせていただきたいと思います。以上です。

 

(斉藤座長)

まず利用者のご意見をいただきながら、より使いやすく活用しやすい情報提供をしていただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

こういった形で各団体様に、それぞれ取り組みの内容をご報告していただいて意見交換する中で、より使いやすいバリアフリー社会づくりをして進めていきたいと思いますので、どうぞ、各団体よろしく今後ともご協力お願いしていきたいと思います。

また変更点、さらにそういう取組みが進んだというのがありましたら、事務局の方に伝えていただいて、こういった形で意見交換できればと思います。よろしくお願いいたします。次に整備基準の見直しについてということで、事務局の方から資料の説明をお願いしたいと思います。

 

〔事務局から資料1-1、1-2、1-3に基づいて説明〕

 

(斉藤座長)

ありがとうございました。条例の見直し、検討会議、それぞれ見直しの内容案についてご説明いただきました。ご質問等ありましたらお願いします。

 

(鈴木孝幸委員)

鈴木でございます。事務局の説明の中で、先ほどおっしゃっていた受付から玄関部が視認できる場合は、誘導ブロックは敷かなくてもよいとのことですが、この案ではこの限りでないと書いてあるのは、要するに敷かなくてもいいという意味ですか。

 

(事務局)

誘導ブロックについては、小規模な建物で、視認ができるということ、職員が誘導するという条件が整えば、敷設することはしなくてもよいという規定ですので、そういう条件が揃っていても、誘導ブロックを敷設することを妨げるものではございませんので、そのあたりは事業者の判断になってくるのかと思います。

 

(鈴木孝幸委員)

言い回しが難しいのですが、つけるというのが前提なのか、つけないというのが前提になのか、そこの確認になるのです。

 

(事務局)

もともとただし書きの規定でございますので、本来はそのただし書きのものはあくまでも例外でございますから、基本的にはつけるというのが前提かと思います。

 

(鈴木孝幸委員)

ただし書きでやらなくていいという感じに受けとめてしまうと困ると思いますが、つけるという前提だというご意見は分かりました。

 

(金子副座長)

建築士会の金子でございます。この見直しの委員の1人をやっておりますので、若干ご説明しますと、全ての施設にこれを求めるということが本当にいいのかというような問題が1つありますので、今ここに記述されているような表現に留めているということです。ですから、ブロックを設けなくてもいいという表現をとっているというのは、考え方です。

逆に言いますと、つけなければならないということでいきますと、要するに適合しないということになってしまう。それをこの施設に関しては、小規模な施設であれば受付からカウンターまで、人がガイドできるというようなソフトな対応ができるというような意味合いを込めているということになります。そこの意味は十分承知しておりまして、この200平方メートルというのは、県の様々な建物の制限を決めるときの1つの考え方で、面積の区切りに200平方メートルというのがございましたので、そこが出ました。

そこは200とか300とか500などの区切りがありまして、その区切りの中で一番小さい面積が200平方メートルでございますので、それを適用させていただいたということでございます。

 

(鈴木孝幸委員)

何となくは分かるのですが、私たちのような視覚障がい者が1人で歩いていくときは、ブロックが頼りなんです。大きい施設は、受付に2人、3人もいるのできっと平気だと思いますが、小さい施設は人がいなくなってしまうと思います。休憩中や電話対応で出て来れないとか。ですから、どちらかというと、基本的につけてほしいという気持ちがあります。まして、バリアフリーの条例だとすれば原則つけるべきで、つけないのなら理由をきちんとつけるべきだと思います。例えば段差があるとか、2、3メートルしか離れてないから大丈夫ですというのであればいいと思いますが。

この200平方メートルというのは広さがどのくらいか想像がつかないので、それで受付を設けるのであればそれなりの施設なのだから、ブロックをつけないのはどうなんだろうと思います。

 

(事務局)

ブロックを設置しない場合、利用者が入口から入って来られた時に、受付にいる職員がすぐに対応できる体制を整えておかなければいけないということになりますので、事業者が事前協議をする時に、事前協議書の添付書類に具体的に誘導方法を記載するという条件もつけるようにしております。

なおかつ、望ましい水準としましては、そういった施設に「誘導ブロックを敷設していなくて人的誘導があります。」という表示をその施設の職員向けにも、常に心構えとしてもっていただくという趣旨で、そのような表示を掲げることが望ましいということを、このガイドブックに記載をしていこうと思っております。

ですから無条件に、小規模な建物だからブロックを敷設しなくていいということではございませんので、それに代わる人的配慮は必ず実施するという前提で、このただし書きを作らせていただきたいと考えております。別表にそういった部分も含めて書いていただくといいと思います。

それから、せっかくバリアフリーのものを作るガイドブックであっても、やはり基本的には1人で歩けるというところが重要であるということ、また、屋内用の点字ブロックを新たに半分の高さで、開発しているということもあります。それは厚木市七沢にあるリハビリテーション施設の車椅子利用者約80名にアンケートを取った結果、同意も得られているという結果もあります。

先日、アリオ橋本にもありましたように、いわゆるブロックとは違う屋内用の誘導マットという商品が、商業施設などに利用できるのではないかということで今回、出させていただきました。そういった部分を考慮していただければと思いますので、よろしくお願いします。

 

(酒井委員)

確認ですが、この項目の15番は視覚障がい者の項目の文章ですが、「出入口を視覚障がい者が容易に視認できる」という理解でよろしいでしょうか。

 

(事務局)

視認するのは職員側の方です。受付にいる職員が、入口に視覚障がい者の方が入って来られたときに視認するということです。

 

(斉藤座長)

受付に人がいることが前提になっているということですね。

 

(事務局)

そうです。

 

(酒井委員)

営業時間内ということですよね。

 

(事務局)

そうです。

 

(斉藤座長)

今の点字ブロックの件については、基本的には設置してほしいということ、こういう条件を作るとすれば本当に容易に視認できて誘導がある場合というのをどういう手順で確認するのか運用面で明確にしてほしいという意見があったということを検討会議にお伝えいただければと思います。

 

(金子委員)

追加して、若干お話します。誘導ブロックの高さ2.5ミリのものと誘導マットについても、ずいぶん論議がありまして、懸念されることは、誘導ブロックが高齢者等の歩行の障がいになるのではないかということですが、これについては、現在、半分の高さの点字ブロックが開発されましたので、団体さんの方でも同意が得られているというお話があったということを承知の上で、この案を作りましたので、あとは、パブリックコメントなどで様々なご意見を賜ればというふうに考えています。

 

(斉藤座長)

よろしくお願いいたします。

 

(今井委員)

先程の議論とも少し関係しますけれども、当事者の方個人が自立を妨げるようなケースを拾い上げるような仕組み、それを整理整頓して解決に向けてくような仕組みというものは、どこかに入っているのでしょうか。

例えば条例の見直しの中で、当事者のニーズを聞くような仕組みを設けなければいけないというような規定があるかをお伺いしたいです。

 

(事務局)

条例の中に、当事者の意見を聴くというような規定があるかどうかは再度確認しますが、まず、平成26年11月から27年8月まで開催された条例見直し検討会議の中では、当事者団体の方各団体の方、建築関係の方、学識経験者の方で構成させていただき、当事者委員も含めた形で、条例の見直しの論議がされました。

そして、その結論が出て、今度は整備基準の見直し検討会議では、神奈川県社会福祉協議会さん関係の団体から1名いらっしゃいましたが、当事者団体からの委員はいらっしゃいませんでした。しかし、この検討会議の中の中で、ある程度案の固まった段階で、直接、鈴木孝幸委員の団体にお邪魔させていただきました。また、オストミー協会さんの方にも文書で照会させていただいて、文書で回答をいただいております。

そういった意見を踏まえて、この見直し案の作成に至ったという状況でございます。

 

(今井委員)

ありがとうございました。そういった団体に所属されてない方という意見も吸い上げるような仕組みを作ったほうがいいのではないかと思ったケースがあったので、今回お話させていただきます。

私は、ユーザーのニーズを調査するような仕事をやっていますが、ご高齢の方で途中から障がいを持った方は、団体に所属してなかったり、存在を知らなかったりという方が多く、そういう方は自立しても1人で暮らしていらっしゃいます。近くのコンビニ買い物に行きたいけれども、段差がどうしても乗り越えられない。それをどこに伝えたらいいかわからないということを調査の際に説明してくださったので、一応、大きな団体にお伝えはしました。

今後、高齢化が進むと、このように1人で行動していらっしゃる方の数が圧倒的に増えてきて、そういう方が自立できないということは、街にとっても日本にとっても非常に大きな課題になっていくと思います。そういった方の小さな声を拾い上げていく仕組みもどこかで取り入れていく必要があるのではないかと思いましたので、発言させていただきました。

 

(事務局)

今年の4月1日に障害者差別解消法というのが施行いたしました。その中で、やはり様々な場面で合理的配慮の定義やこれが差別に当たるんだということを理解するのは、なかなか難しいということもありまして、色々な声を吸い上げて話し合う期間というのを設けさせていただきました。「障害者差別解消地域支援協議会」という名前ですが、その中には、障がい者の方が利用されるであろう鉄道や公共交通機関の団体ホテル、旅館、飲食店などの代表の方に入っていただきました。

ただ、そこに協議してほしいテーマを持ち込むために、今井委員がおっしゃったように、色々な意見の吸い上げをしなければいけないだろうということで、今、私達は団体さんに様々なアンケートをお出しして、そちらの団体から困りごとというのを募集しました。そういう中で、県としてはこういった対応が標準的なのかなということを、マニュアルみたいなものを作成しようとしています。

今おっしゃったように、確かに団体に所属されてない方もいらっしゃいますので、来年は、そういう方々が気軽にお声を寄せられるような相談窓口も作っていきたいと思っています。そういうことの積み重ねによって、例えば、段差はもう少しこうした方がいい、例えば、点字ブロックが全部1列つながっているのが本当に良いのかどうかですとか、他のお年寄りの方々がつまづくということもあります。

そういう色々な意見を聞きながら、場合によっては、このバリアフリーの街づくり条例の基準や条例の中身に触れるようなことであれば、またこういった会議で、お声を持ち寄るということで対応させていただきたいと思っております。

 

(今井委員)

よろしくお願いします。そうするとデータが膨大になってくると思いますので、それの整理をどうするかということまで先に検討して集めていかれた方が後々楽になると思います。

 

(事務局)

ありがとうございます。今のところまだPRがなかなか行き届いてないのですが、この法律が施行されましたので、障がい当事者の方から、どんどん声が上がってくるのかと思いましたが、そういった声は少ないように感じます。

これはまだまだPRが足りないのかなと思っておりますので、これから地道にPRしていきたいと思います。

 

(鈴木孝幸委員)

今井さんのご意見に対することですが、個人の意見というのはもちろん大事ですが、団体に加入してもらって団体を通じてあげた方がいいと思います。というのは、県も100人から個別に意見をもらったら大変な話だと思うからです。

でも、障がい者団体はそういうことを進める団体なので、そういったところを通じていけばいろんな情報も入ってきます。やはりそこは組織に加盟していただいてやった方が、後々のことも考えると、他のことも含めて良くなっていくのではないかと思います。県が個人からの意見も受けますと言っても、何百人から来たら大変な話になると思いますので、そのあたりの意見調整をする部分というのは、団体の働きとしてあると思います。

 

(斉藤座長)

実際、基本的には、いろいろな幅広く意見を求めるというのが基本にあると思います。1つは、そういう組織、団体を通しての意見もあります。それから地域支援協議会の話がありましたが、そこでは個別の課題も出てくると思います。法律を生かしながら、既存の団体も強力に意見を出しながら、個人もそれに関連づけて意見を出していく、幅広くしていくという色々な仕組みがあっていいと思います。

差別解消法ができましたから、ここで1つ飛躍すると思うんですよね。ぜひ、この会がそういった団体であると良いと思いますが、また多くの人たちがそれに意見を出しやすくてそれに対して合理的配慮が各地で取組みが行われていけば良いと思っています。そういう問題意識を共有していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

条例の整備基準の見直しの方については検討会議の方でこのようなスケジュールで進めているということなので、それについての情報提供をしていただいて、こちらからご意見を差し上げるという形になるかと思います。概ねこういった形で進めているということでご理解いただいてよろしいでしょうか。

 

〔異議なし〕

 

(斉藤座長)

また検討会議のほうから進捗状況等の説明があった場合は、情報提供していただいて、皆さんからのご意見をいただきたいと思います。ありがとうございました。

それで、時間が迫っておりますが、議題の3番目のところをぜひ重点的にやりたいと思っていますので、もうしばらくお時間いただきたいと思います。障がい者理解の促進ということで、先ほど小島部長の方からも冒頭、やまゆり園の話がありました。

県から憲章も出していただいています。

しかしいろんな意味で、実際にこの取組みをどのように進めていくべきか課題が多くあります。

ぜひ、この県民会議の中でも問題共有して、各団体で一緒になって障がい者理解をどのように進めるかということを議論していきたいと思いますので、よろしくお願いします。事務局の資料の説明よろしいでしょうか。

 

(事務局)

時間がありませんので、かいつまんでご説明したいと思います。資料の5-1で津久井やまゆり園において発生した事件についての概要は、被害状況等書いてありますので、これは資料を見ていただきたいと思います。

また、めくっていただいて4番以降も、この3ヶ月あまり経ちましたが、県の対応というものがいろいろ書いてございます。ただ、一言申し上げたいのは、私どもは亡くなられた方19名の方以外に、負傷された方はすべて退院されて園の方に戻られました。そういう方々が、やはり今後この園がどうなるのかということを、本人はもちろんご家族の方も不安に思っているということ。

少なくともそういう方々の不安を払拭するためには、園の再生ということをいち早くしなければいけないのかなということがありまして、園の建て替えということを大きく決めさせていただきました。

これは、一般の県民の方々から見ると、かなりの金額を費やして、今どき施設を作るのかというご批判もあろうかと思いますが、私どもとしてはまずはその不安解消のために建て替えを決めさせていただきました。ただ、建て替えには、今後4年あまりかかりますので、そのあと、まだまだ園の機能としては、入所施設、あるいは、地域移行するためのショートステイなどの様々な考え方があります。

また、私どもは今までは、20人が1つのホームで暮らすという、大規模な家族みたいな作りをしていましたが、やはり今地域で暮らすためには、小規模化というのが大事ですので、1つの規模に10人以下にするユニットというものを、施設の中に造る。

一般的に言えば地域の中にあるグループホーム的なものを施設の中に取り込む、それによって、できる限り地域生活ができるような試みもしてみたいと思っています。今ある施設は20年前のコンセプトで作られた施設ですので、今回再建に当たりましては、新しい視点で取り組んでいこうと考えています。

また、そういった意味では、私ども民間施設、あるいは県立直営、県立民営、いろんな様々な施設のタイプがありますけれども、今後、この津久井やまゆり園の事件とは別に、今後の施設の在り様というものは、きちんと議論しなければいけないと思っております。ただ、今回の対応というのは本当に時間軸の中で、早期に復活をしなきゃいけないということで大きな判断をさせていただいております。

今後の障がい施策をどうするのか、障がい者は施設なのか、又は、在宅なのかという議論は当然今もありますので、そういったことを踏まえながら、施設の在り様は今後検討させていただきたいと考えております。事件の対応としては以上でございます。

資料の5-2に先程チラシの説明をさせていただきましたが、憲章を作ってお終いということではなくて、これを1つのメッセージにして、この考え方をまず広く知らしめようということで、皆さんご存知のダウン症の書道家である金沢翔子さんに、「ともに生きる」という文字を揮毫していただくというのを公開の場でやろうとしてます。

そういうことを一般の県民の方にも参加していただいて、公開の場でやらせていただいて、自分たちもこれは同じ考えなんだという考えを持ってる人を1人でも2人でも増やしていくという取組みをこれから進めていきたいと思っております。そうしたものが、この事業費のところにも広報を進めるであるとか、共生フェスタを開催するとか、あとは、共感行動を起こすために、県にゆかりのあるアーティストやパラリンピアンまたはスポーツ選手、こういった方々を動員しながら、そういうメッセージを発信する時の導入源になったらいいと思います。

また、今回はインターネットでかなり間違った考えに同調する方もいらっしゃいますので、SNSという手法で拡散するということは非常に影響力があると思ってますので、SNSを通じて若い方に呼びかけて、「ともに生きる社会」を一緒にやりましょうということで、この考え方を広める取組みもしていきたいと考えております。以上です。

 

(斉藤座長)

ありがとうございました。この件に関して、野口委員の方から資料のご提供をいただいておりますので、ご説明よろしいですか。

 

(野口委員)

これは「手をつなぐ」という全国手をつなぐ育成会連合会というところから、発行している機関誌で、毎月出ています。これは9月号です。

この前のやまゆり園の事件に対して、まず当事者の方たちの不安とショックがとても大きくて、その方たちのための声明が、団体の方から出しました。

それと同時に、この9月号で、そういう不安にあるいは社会に対して、私たちは主に知的障がいをもっている団体ですが、知的障がいの人たちもちゃんと笑ってみんなと同じように生きているんだということをどうやってアピールしようかということで、みんなで笑ってる写真を出しましょうということで、1週間限定で募集がかかり、みんなで写真を持ち寄りました。私の子どもも写っています。そういうもので特集を、やりました。9月号はこの特集ともう1つは7月に、県民ホールで全国大会というのを開催しましたので、その特集と両方載っていますので、やまゆり園の事件関連の部分だけコピーをお出ししております。ぜひ読んでいただきたいと思います。

内容の趣旨はその本人の方たちへのアピール文と、皆さんの写真へのご意見、この事件に関してのご意見も入っています。特に匿名のいろいろな意見が載っています。

あとこの雑誌の最後の編集後記に、数ページ本人対象のページがありますので、そちらも読んでいただければと思います。以上です。

 

(斉藤座長)

最後にもう1つ、この茅ヶ崎市市政情報誌ということで、実は、私は茅ヶ崎市で、ここ3年ぐらいバリアフリーの方でお手伝いさせていただいています。たまたま今回こういう重大な事件が起こりましたが、それとは別にずっとバリアフリーをやってましたので、障がい者理解の促進ということで茅ヶ崎市の方がPR冊子を作りました。

「誰もが安心して暮らせるともに生きることのできる社会を」ということで、1ページ目を開いていただきますと、知的障がい者の方と一緒にいろいろな生活等を通して、見た目は他の人と変わりませんが障がいがありますということで、理解促進をしてくださいということです。中面のところは、障がいにはどんな種類があるのか、茅ヶ崎市の現状と障がい者理解の状況をお願いしています。

具体的には、次のページでこんな時どうするのかということで、先ほど声かけ運動のお話もありましたけれども、いろんな状況の中で対象者に対してこういった声かけや取組みをしていただくと理解促進、あるいは安心して生活して移動ができるということなります。

最後、気づきと理解ということで、心のバリアフリーという言葉はあまりに曖昧なので私は使いたくないのですが、実際には理解促進をどう進めればいいのかというようなことを簡単にまとめております。参考にしていただければと思います。

こういった重大な事件が県内に発生したということで、県も様々な形で県民に対する理解促進、あるいは障がい者に対する誤解、偏見を失くすための取組みを進めているということです。

この県民会議はまさにバリアフリー社会をつくるという大きな目的があって、関連する団体が集まっていますから、この団体でどういうふうな考え方を共有、共感しながら、この問題に対応していくべきなのか。

今日は具体的な行動の内容までは出ないと思いますが、問題提起、あるいはこういったことが必要ではないかということを皆さん方から、ぜひご意見をいただければと思いますので、ご自由にご発言をしていただければと思います。よろしくお願いします。

なければ一言ずつ、お願いしたいのですが。西川委員からよろしいでしょうか。

 

(西川委員)

障がい者理解と言うと、非常に多党的なものになってしまいます。私は見て分かるとおり車椅子障がい者ですので、見たままの状態で、見たままを理解してもらうという方法で、周りの人に理解を求めるというよりも、自分の姿を見せるということで、私は自分を発信しているつもりでおります。

 

(斉藤座長)

河原委員はどうでしょうか。

 

(河原委員)

河原です。聴覚障がい者の場合は、逆に見て分からないということがバリアになっていると思います。なかなか理解が広まらない問題がありますので、どうやって理解を広めるか。いろいろなイベントなどをやらなければならないと思っています。

心のバリアというものは、なかなか直すのが難しいので、小さいときから、学校の中でも教育の面で何かをやるということを考えていかなければならない。

資料の5-2でお聞きしたいことがあります。「共生フェスタ」をやるとありますが、いまやっている「バリアフリーフェスタ」と目的が似たような感じがします。やるのであれば、「バリアフリーフェスタ」を発展させた形で「共生フェスタ」を開催するということにした方がよいと思います。

 

(佐々木委員)

神奈川県老人クラブ連合会でございます。私どもの下部組織に31市町村の老人クラブ連合会がございましたので、この憲章につきましては、各市町村を通じまして、通知をさせていただいております。

ただ、役員の方から理念を伝えることは大事かもしれませんが、具体的にどういうことやっていくのかという部分が不透明だという意見が出されました。冒頭、部長のご挨拶の中でもありましたので、今後、各団体の中でどういった取組みを期待していくのかということも、示していただければと思っております。

 

(酒井委員)

酒井です。非常にこの内容を見て、チャンスだなと思いました。1つは今やっている「バリアフリーフェスタ」は、どちらかというと、障がい者手帳を持っている方が持ってない方に伝えるという形で共感してもらうと思うんですけど。

バリアフリーということなので、手帳持ってなくても、障がい者予備軍みたいな方が入ると思うので、そのような人たちに、共感認識を持っていただけるか、当事者意識を持っていただけるかというところが1つのポイントだと考えています。私は眼鏡をかけていますが、100年に200年前でしたら障がい者ですから。

そういった形で障がいの定義というのも変わってきていると思います。自分はその障がいというのは他人ごとではなくて当事者だということをどんな風にしたら、理解してもらえるか。イベントとかは、紙とかメディアというのも1つのツールだと思いますが、それらを使ってどう共感を得るか。今回、オリンピックというのもあるので、非常にチャンスだと感じています。以上です。

 

(今井委員)

今井です。なるべく小さい頃にいろいろな障がいを持った人と一緒に遊ぶという機会を作ることが非常に重要だと思います。

そこでは、もう障がいというよりもそういった特徴を持った友達なんだという考え方をしているようなので、自分たちでどうやって相手とつき合ったらいいかということを遊びの中で子供たち自身で学んでいきます。知識よりも先にどうやって遊んだらいいかということを自然な形で伝えていく活動が必要だと思います。

 

(鈴木孝幸委員)

鈴木です。今年の4月から障害者差別解消法が施行されていますが、法律ができたからすべて良くなるということではなくて、1つの手だてができただけだと思います。それをうまく活用して、社会に障がいのある人たちが存在するということを知らしめていくということが重要だと思います。

私たち視覚障がい者団体としても、先日起きた7月の津久井やまゆり園の事件は、知的障がい者の方だけではなく障がい者全体に対する大変な事件であるという理解をして、声明を出させてもらいました。障がいの種類によってそれぞれ特殊性はあるので、それは特徴としてあると思いますが、やはり健常者の人たちと仲良くやっていくのが大事だと思います。今でも、視覚障がいの人で白い杖を持てない方がたくさんいます。

何で持てないのかというのがよくわからなかったのですが、まだまだ視覚障がい者に対する理解が足りていないために、周りから心無い言葉を言われることもあるようです。視覚障がい者として堂々と杖を持てる、そんな社会になっていけば良いと思っています。以上です。

 

(石川永子委員)

石川です。2点あります。1つは大学の現場でも、4月から合理的配慮のことが大学でも議論になっていますので、障がいのある方が授業に出たりするときの様々なサポートの話がございます。学生のボランティアの人達にも協力してもらえればいいと思いますが、それだけに頼るのではなくて、合理的配慮という話をするのであれば、持続可能性を考えた時に、そこに対する必要な人材を確保する、全部を善意に委ねてはいけないということが必要だと感じています。

また、防災のことをやっていて非常に思うのは、特に災害の時に「ともに生きる」という話の中で、ただ配慮するというだけではなくて、一緒に参画するというような機会をどう作っていくのかということが一番大事だと思いますので、そういったことも含めて考えていけたらいいと思います。

 

(金子副座長)

金子でございます。私は、建築の設計を業としておりますので、こういったバリアフリーということは周りに日常茶飯事に起こってきます。今、お話があるように、その障がいを理解するということの難しさは自分で体感することができない。

ヒアリングしたり、拝見したりするしかない。その中でいろいろなものを積み上げていくのですが、法体系というのはなかなか厳しくて、私達の理想とは違うことがたくさんあります。今、オリンピックパラリンピックの話題が大きくなっていますが、これは大きな転機になるだろうと私は信じています。

「バリアフリー」という言葉はバリアがあることを前提にしていますが、「ユニバーサルデザイン」は誰でもが自由に利用できるということだと思いますので、来るべき2020年のオリンピックパラリンピックに備えて、もっとユニバーサルな社会をつくるために、ハードの面からもバックアップしたいと思っています。

 

(会田委員)

タクシー協会です。先程お話のありましたユニバーサルデザインのタクシーということで、誰でも乗れるというキャッチフレーズで、利用できるのは健常者だけではないということで、導入を進めております。

それから、運転する方のドライバーの研修も大事だと思っております。これは健常者のための接客だけではなく、すべてにおいて接客が平等にできるようにするために、研修を進めているというのが実態でございます。

もう1つは、介助犬や盲導犬、聴導犬を連れた方が乗車される場合、乗車を受け入れないということは法的にも触れる話ですので、そのような場合の適切な取扱いも、サービス運動に取り込んで、健常者と同じように接客することに努めているところでございます。以上です。

 

(滝澤委員)

日本民営鉄道協会の滝沢と申します。少し話がずれるかもしれませんが、こういうバリアフリーの関係では、国において今2020年オリンピックパラリンピックに向けて、「ユニバーサルデザイン関係府省等連絡推進会議」というのが設けられています。その中で、本日ご議論いただいてるような心のバリアフリーですとか、ハード面で言えばまちづくりといった分科会が今、現在動いております。

私は両方とも委員になっていまして、秋口頃に中間取りまとめが出されておりますので、もしご存知ない方、興味のある方がいらっしゃれば、ホームページ等でご覧いただければと思います。その中でいろんな動きがございます。

オリンピックパラリンピックを契機として、特に国土交通省においては非常にバリアフリーに力を入れて、いろいろな検討会開催しております。鉄道事業者でございますので、関係するところで申し上げますと、職員等の接遇の関係、教育研修の関係で、国土交通省が自ら、研修のマニュアルのようなものを作成をしようとしております。

各鉄道事業者全体で、そういった研修を普及させて、職員の意識の向上に取り組んでおります。それから、文科省の関係で申し上げれば、小学校中学校高等学校、一般の方から自治体を含めて、こういった心のバリアフリーについての意識改革でございますが、教育面でもかなり突っ込んだ議論がされております。そういったことを踏まえて、民鉄におきましても、情報の共有や先程JR東日本様からございました「声かけサポート」といったそういった動きを通じまして、しっかりと取り組んで参りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。

 

(塚田委員)

かながわ住まい・まちづくり協会の塚田です。私どもも、金子副座長とともに主にハード面で、バリアフリーの関係を推進させていただいております。

最近ではバリアフリー、省エネ関係、地震対策という3つのポイントで重点的に取り組んでいるところです。特にバリアフリーにつきましては、専門家をお呼びして建築に携わる設計者あるいは施工者の方に対して、どのようにしたら障がいのある方に使いやすく住みやすくなるかという改築・改修のノウハウを伝える講習会を開催させていただいています。特に、お年寄りになってから改修の話が多くございますが、やはり初めからそういう設計にしていってもらいたいということで、いろいろな経験豊かな方のノウハウを頂戴するという視点が大切だと思います。このような実習を通じて、技術者の育成に努めております。今後とも引き続きやっていきたいと考えております。

 

(藤解委員)

公募委員の藤解です。この公募委員には個人の立場で応募し、委員にさせていただきましたが、個人的には91歳の母をもつ身でございまして、そちらの方にもいろいろと関心はあります。

会社では、主に企業の社会的責任や人権啓発といったことに関係する仕事をしておりまして、主に研修を中心に行ってきました。研修でなかなか人を変えることは難しいですが、一番大事なのは、きちっとした知識とか理解をどうするかということだと思います。先程、酒井さんもおっしゃってましたが、やはり他人ごとを自分ごとにして、どう問題を捉えるかいうことがとても大事なポイントではないかと思っております。企業、団体、行政も含めた様々なセクターで自分ごととして認識をしていく動きというのが大事だと思います。

例えばやまゆり園の件についても、これは本当に怒りに近いものですが、「このようなことはあってはいけない」ということを、1人でも多くの人が持って正しい理解をしていくということが、とても大事なことではないかと思っております。以上です。

 

(野口委員)

理解という研修とかではなく、普段の身近な生活の中で、一緒にいろいろなことをする中で、人間として障がい者に対してのこだわりも何もなく、同じ人間だっていうことを体感、いろいろな面で自然に身に着けてそれが当然なんだっていうことがやっぱり進めていくっていうのが一番大事だと思います。私は、健常者の子どもが2人いて、障がい者の子どもが1人いますが、たまたま保育園では、健常者の子どもたちは0歳から重度の障がい者と一緒に保育園で生活していましたので、後に障がい者の弟ができたときも、特にこだわりはない様子でした。どんな人ともこだわりなく付き合えるという経験が既にあったからだと思いました。

街中で車椅子の方に声をかけたりすることが自然にできているというのを見ていて、本当に重要だと思っています。JRの方から声かけサポートの運動の話がありました。電車に乗るときに職員の方が車椅子の方にプレートを持ってきて対応しているとき、私達は遠くから見ているだけになってしまいます。これをもっと私たちができるようになればよいと思います。先程、視覚障がいの方の声かけの話もありましたが、私たちは、お互い同じ人間として助け合って生きていくという生活が自然にできるようになりたいと思っています。息子は自閉症という精神的な障がいですので、理解するというのは本当に難しいことです。

ですが、いろいろな人がいるんだということを理解して付き合っていけるような社会になればよいと思っています。

 

(高橋様)

神奈川県社会福祉協議会の高橋でございます。昨日、私が担当する事業で、このやまゆり園事件やかながわ憲章を受けて、役員会に企画を発案させていただいたところです。まだどうなるかわかりませんが、県民の皆様に向けてあるいは、県内の社会福祉施設、法人もしくは関係先の団体といった私どもの会員の方々に対して情報発信ができないかというところでいま取組みをやり始めたというところでございます。

先程は、私の発言の中で認識不足の箇所を鈴木さんにご指摘をいただきまして、ありがとうございました。こういったように、普段疑問に思っていることを声に出して、当事者の方から指摘されることは非常に大事ではないかと思いました。

先程から皆様のご発言でもあるように、「自然に声かけ」、「自然に付き合える」そういった社会を目指して、私ども神奈川県社会福祉協議会として、自分の担当の仕事の中で何ができるかは即答できないですが、何かしらメッセージを発信していきたいという思いはあります。以上でございます。

 

(久野様)

JR東日本の久野でございます。障がいのある方たちをどう理解するか、どのように共生できるかということですが、私も本日のように様々な会議に代理出席をする機会がございまして、各団体様や障がいをお持ちの方から直接ご意見を聞く機会があります。そういう場で直接お聞きすると、当事者の方々の困りごと等をすっと理解することができ、また参考になります。それが、例えば弊社の全社員がそれを感じとれるかというと、なかなか難しいところであるというのが実態でございます。

その中で、どのように弊社の社員一人一人が障がいをお持ちの方がどういう事で困っているのかというのを理解していくというのが重要なことではないかと思います。そのきっかけとしまして、先程から話に出ておりますが、「声かけサポート」強化のキャンペーンが本日から始まっております。これは、障がいをお持ちの方だけではなく、駅でお困りになっている方すべてを対象にした声かけのサポートですので、様子をみて何かお困りの方に、職員も積極的に声をかけていくような取組みです。

その中で、どのようなことを困っているかをお聞きして、それを積み重ねて勉強していって、皆様の困りごとを理解していくのが、今回のキャンペーンでの1つの良い機会になっていると思います。

これはキャンペーンが終わった後も引き続き続けていく取組みではございますので、そういった中でも理解を深めていくという取組みをしていきたいと思っております。以上です。

 

(山崎委員)

バス協会でございます。私どもバス業界としましては、ハード面では、高齢者の方にも乗りやすいノンステップバスの導入促進に向けて、毎年それなりの成果を上げていると思っております。

それから、よく私どもの耳に届くのですが、道路事情等がございますので、すべてのバス停が車椅子の方が乗れるバス停ということにはなっておりません。私どもは道路管理者に対して、車椅子の方にも乗っていただけるようなバス停の整備をしてほしいということで、毎年陳情して、それなりの成果を上げていると思っております。

ソフト面につきましては、先程ご説明させていただきましたが、交通バリアフリー教室を開催しておりまして、小学生の皆さんにアイマスクを装着していただいたり、実際に車椅子を利用してバスに乗っていただくという疑似体験をさせていただいております。この方たちが大人になっていく過程で、障がい者の方に対する理解が深めていっていただければ、ありがたいと感じております。

また、私事ですが、私は行政の出身で30年40年という形でバスの仕事に携わっております。最初の頃は、路線バスに車椅子の方が乗るときに、乗客の方から「早くしろよ」という声が聞こえたとか、いろいろな苦情言われたということで、役所の方にも、苦情や陳情の声が多く寄せられましたが、最近は、バス協会にもそういった話はなくなっておりますので、障がい者の方に対する理解というのは、一般の方にも浸透してきたのではないかと、私個人の気持ちとしては思っております。

これからも皆さんが障がい者の方に対して理解を深めていける一助になれればいいと思っています。以上です。

 

(吉富委員)

相模原の事件に続いて、大口病院での高齢者の死亡事件もありまして、やはり今社会的に少し病んでいるところがあるのではないかということを感じています。

私は、中学生の人権作文の審査をしておりますが、その中で非常に違和感を感じたことがあります。他者性といいますか、障がいのある側と、サポートする側に自分の心の中で境界を引いているような作文が多く見受けられたので、少しずつ子供たちの中で意識が変わってきているのではないかと感じました。

「ともに生きる」ということは、サポートする側、される側という分け方は絶対してはいけないと思います。私は、障がいのある方たちの地域作業所の支援を27年間やっておりますが、先日23日のイベントに参加したら、3つの小学校の小学生たちとそれから地域の中学生たちが100人以上参加してくれていました。障がいのある子どもたちと周りの支援クラスの子どもたちも一緒になって、自分たちが拾ってきたぎんなんを売ったり、柿を売ったり、声を出しながら一生懸命働いていました。私たちの神奈川子ども未来ファンドのブースも作っていましたが、その子どもたちが自分たちで稼いだお金から募金をしてくれるんですよね。「ご協力ありがとう。」というと本当にいい笑顔をして、1日とても楽しそうにみんな笑顔で過ごしていました。

そういう体験をいろいろな場でやっぱりさせていくことを大人側が意識して作っていくことがすごく大切なことだと思います。お互いの存在を認め合うという体験をさせるということが、「ともに生きる社会」、心のバリアフリーにつながっていくのだと思います。これは短い時間でできることではないのですが、この県民会議が、そういう思いをしっかり伝えていけるような機会になっていければ良いと思います。

前回バリアフリーフェスタに参加して、子どもたちと触れあえたことが私も非常に嬉しかったし、意外と障がいのある子供たちが、主人公になってあの場に来てたような気がしました。あのような機会をどんどんやっていただきたいと思います。

 

(斉藤座長)

ありがとうございました。各委員からご意見をいただきました。この会としてどういう方向で進めるかという具体的な方策はないのですが、先程、県の方から共生フェスタという話がありましたね。

 

(事務局)

事務局です。河原委員の質問にお答えします。

河原委員から、バリアフリーフェスタと共生フェスタの目的が同じではないかというお話がありましたが、共生フェスタは、いま吉富委員が言われたように、私たちは障がい者と健常者という二極で考えるわけではなく、同じ人間なんだ、1つの社会の中の構成員なんだという考え方を基にしていきたいという思いがあります。憲章の1つ目に、「すべての人の命を大切にする」ということを掲げさせていただいたのもそのような思いからです。2つ目は、障がい者もその人らしくとすると、考え方がまた二極化してしまうので、言葉を変えて、「誰もがその人らしく」としました。これらは、障がい者も健常者もないんだという考え方からきています。

先程、酒井委員から眼鏡をかけているのも、これは1つの障がいじゃないかというご発言もありましたが、やはり人間は、高齢化が進んだり身体機能が衰えると、どこかに不便が生じます。

それを障がいというのであれば、誰もがなり得ることだと思いますので、私たちはそういう意味で、もっと広く共生社会をとらえていきたいと思っています。この「ともに生きる」については、そういった意味で全く同じなんですよ、自然なんですよということを広めていきたいという思いがあります。

それに対して、こういったバリアフリーや、再来週から始まる障がい者週間は、障がい者の方の様々な特性を理解していただいて、サポートをしていただくという目的もあると思います。

先程、斉藤先生の方からご紹介いただいたチラシの中にも障がいには様々な種類があると書いてありました。障がいも個性ですが、この違いによって対応の仕方は変わってくると思いますので、こういうのは正しい理解として普及していく。

ですから、正しい理解の普及と、共生するということとは、別に考えてもいいのではないかという思いで、今回「ともに生きる社会」のフェスタを開催させていただこうと思っております。

ただ、フェスタの中身については、バリアフリーフェスタと同じように、今後、企業や団体の皆様で実行委員会を組織したいと思っています。

特に企業や団体の皆様には、この「ともに生きる社会」に共感をしていただいて、一緒に取組みを広げていきたいという思いをお持ちの方々にぜひ実行委員会に入っていただいて、その中で何をやるかというのは検討していきたいと思っています。以上です。

 

(斉藤座長)

1つだけ、ぜひ県の方にも理解していただきたいのは、我々のバリアフリーフェスタは、バリアフリーの理解かもしれませんが、それが発展していくと、共生になるということです。共生フェスタは、「ともに生きる」ということで全体のことをやってもらう。

バリアフリーフェスタは、障がいを理解するためにやっていますが、固定した概念でなくて、先程、野口委員からもありましたが、4回目をやっていくとだんだんそれが発展して、当たり前にそういったことをみんなで感じていきましょうということが、取組みテーマになっています。そのあたりをぜひ理解していただいて、協力できる部分があるのであれば協力していただきたいと思っていますので、ぜひご検討お願いいたします。

方針として何か定めるというより、こういったことを考えながら、この県民会議も問題意識を共有しながら、当たり前に暮らせる社会をどういうふうに作っていくかという議論を今後さらに深めていきたいと思いますので、そういった活動・実践等を行っていただきご協力いただければと思います。

それでは、本日の議題はこれで終了したいと思います。あとは、事務局の方から何かあればお願いいたします。

 

(事務局)

次回の県民会議は平成29年の3月頃を予定してございます。それでは以上をもちまして、第12回神奈川県バリアフリー街づくり推進県民会議を閉会させていただきます。本日は誠にありがとうございました。

 

 

以上

 

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