平成29年度第2回手話言語普及推進協議会(審議結果)

掲載日:2018年6月20日

審議(会議)結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

平成29年度第2回神奈川県手話言語普及推進協議会

開催日時

平成30年3月27日(火曜日)18時30分から20時13分まで

開催場所

波止場会館5階多目的ホール

出席者【会長・副会長等】

秋本委員、石渡委員【会長】、小川委員【副会長】、尾上委員、河原委員、高橋委員、田所委員、田村委員、寺島委員、萩原委員、二見委員、望月委員、山本委員、吉本委員(敬称略、50音順)

次回開催予定日

平成30年9月

所属名、担当者名

地域福祉課調整グループ

電話番号045-210-4804(ダイヤルイン)

ファックス045-210-8859

保健福祉局地域福祉課(調整グループ)のページ

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掲載形式

議事録全文

議事概要とした理由

 

審議(会議)経過

(事務局から資料の説明を行ったのち、議論を開始した)

(石渡会長)
石渡です。事務局ご説明ありがとうございました。
では、1の手話の普及につきまして、資料6というのがあると思いますが、そこに河原委員から、事前に質問や、ご意見を出して頂いているものをまとめて頂いております。河原委員のご意見は、太字で示されています。改めて、河原委員にこのご意見、ご質問について、ご発表お願いいたします。

(河原委員)
河原です。よろしくお願いします。ここに書かれています意見や質問については、私ども、聴覚障害者、手話通訳者団体が集まり、話し合ってまとめたものです。
まず、(1)です。真ん中にあります質問です。単独で開催されるのが難しい市町村、というのは具体的に言いますと、どこなのか、なぜなのか、そのあたりの説明をお願いしたいと思います。
(2)手話推進計画のリーフレットです。平塚ろう学校の子供さんたちが作った絵を載せたことは大変すばらしいものだと思います。良いことですけれども、絵だけで見ても、わかりにくいと思うので、企業向けのテキストのように、リーフレットの絵の隣に、QRコードをつけて、それをスマホにかざせば実際の手話動画が見ることができるようにしたらどうかと思います。
例えばろう学校の子供たちが手話でやっているのを見ることができるようにするとか、他にもいろいろなアイデアがあるのではないかと思います。そういった意見等を取り入れてもっともっと良いリーフレットを作ることを考えていないのかというわけです。
(3)のイベントです。2年前、映画に比べますと、昨年のイベントは、かなり良くなっていると思います。ただ、最初から私たちと一緒に考えながら進めていくことがなかったのは、残念に思っております。また、私たちは、30年以上前から、手話やろうあ者のことを社会に知ってもらうために、手話フェスティバルというイベントを毎年開催しております。
このイベントの目的も、条例のイベントと全く同じだと思いますので、この手話フェスティバルの蓄積を生かして、この普及イベントと一緒にやることができれば、もっと充実したイベントができるのではないかと思います。それを踏まえて検討して頂きたいと思います。以上です。

(石渡会長)
石渡です。河原委員の貴重なご意見ありがとうございました。ご質問に関しましては、この後、委員の皆様からこの手話の普及について、ご意見やご質問を頂いて、質問についてはまとめてきりのいいところで事務局にお答え頂ければというふうに思います。
今、河原委員から、手話の普及について、平成29年度は、前の年に比べるとかなり、良い方向で進んでいるのではないか、団体がやっているフェスティバルなどと一緒にやったら、より効果的なのではないかというご意見頂きました。委員の皆様はこの普及に関してですね、それぞれのお立場でお気づきのこと、或いは、改めて質問したいことなどありましたら、ご発言をお願いしたいと思います。では小川委員お願いいたします。

(小川委員)
小川です。三つの大きな項目、手話講習会、それからポスター配布、イベントの開催、どれも普及へ向けてのアクションとして、良いことだと思うのですが、結果的に、単発の行事とかで終わってしまっては意味がないので、どのように、その方々の関心を継続させるかということが大事だと思います。例えば3市で4回開催した方々が、その地元の手話サークルへの導きがあって継続的に行く人が何人か出てくるとか、それからイベントで大勢の方が参加して皆さんが、手話を学びたいというふうなことをおっしゃっているわけですけれども、それをどのようにつなげるか、先ほど河原委員がおっしゃったQRコードをチラシの中に入れてすぐにそこに地元のサークルなりが紹介されるとかいうことで、次へつなげていくような内容が含まれていないと、単発で何ヶ所やった、延べ何人来たということで、終わってしまうと思うのですね。ぜひ、そういった工夫を入れて頂きたいというふうに思います。

(石渡会長)
石渡です。小川委員ありがとうございました。
やはり、やったことがきちんと繋がるようにというご意見で、先ほどの河原委員のQRコードと合わせてというご提案なども頂きましたが、他にこの普及関連で、何かお気づきの委員の方いらっしゃいましたらお願いいたします。それでは、お願いいたします。

(吉本委員)
吉本です。1点質問させて頂きたいのですが、単独で開催が困難な理由というのは、費用負担のことなのか、或いはこういう講習会を企画すること自体のノウハウとかがないのか。そのあたりの理由を具体的に説明頂けたらと思いました。以上です。

(石渡会長)
石渡です。ありがとうございました。先ほどの河原委員のご質問とも重なっても、吉本委員のご意見かなというふうに思いますので、事務局の方でご質問について、お答え頂いてよろしいでしょうか。

(佐野地域福祉課グループリーダー)
地域福祉課の佐野です。よろしくお願いします。
単独で開催することが難しい市町村ということですけれども、市町村に電話でお聞きしている中で、やはり人手不足といいますか、職員の数も、大変少ない状況がありますので、そうした中でいろいろな業務をやっているというところでなかなか単独での開催が、難しい状況もあるというようなことを伺っています。以上です。

(石渡会長)
それでは単独で行えないというのは人手不足的なところが多いということで、企画力ということではなさそうだという理解でよろしいでしょうか。もう一つ、河原委員からリーフレットの見直しについてもご質問がきていますけれども、これもご説明を頂いてよろしいですか。

(佐野地域福祉課グループリーダー)
手話のリーフレットについてですけれども、このリーフレット自体は、今の計画期間におきまして、計画の内容を周知するとか、或いはろう学校のお子さん達が作成したポスターを見て頂いて、知って頂くという目的も待っていますので、単年度限りで、どんどん新しくしていくというような性質のリーフレットではありません。ただ、いろいろご意見も頂きましたので、参考にさせて頂ければと思っています。

(石渡会長)
毎年作り直すというわけではないということですけれども、より良いものをということで、見直しをしていくということです。今、事務局からもご説明頂きましたが、ご説明をお聞きになって、更に何か補足とかございましたらお願いをしたいと思います。

(河原委員)
毎年毎年作り直すというわけではないというお話でしたけれども、正直に言いますとあのリーフレットは、目立たないといいますか、まだまだというイメージがあります。町の中でよくみるというわけではありませんし、知っている人は知っているが、知らない人は知らないという状況なのでもっと普及してほしいと思っております。合わせまして、内容も見て、わかりやすいものに変えることができればもっと良いのではないかなという風に思っておりますので、是非早いうちに見直しをして、より良いものをたくさん発行できるようにお願いしたいと思っております。以上です。

(石渡会長)
石渡です。河原委員ありがとうございました。今のご意見などを踏まえてまた事務局にはご検討をお願いしたいと思います。他にこの普及関連で何か、それから、小川委員からですね、これを継続するための方法ご指摘頂きましたが、この継続というところについて、何かご提案とかおありの委員の方がいらっしゃったらお願いしたいと思いますが。では、田村委員お願いいたします。

(田村委員)
田村です。理解と普及のためには、私の持論ですけれども、三つの流れがあると思っています。一つは頭で分かる。もう一つは心で分かる。もう一つは体でわかるということですが、どういうことかと言いますと、まず頭でわかるというのは、その知識を得ること、その理論を知ることだと思うのです。どうしても、今の段階では入口なのでイベントもその段階にとどまっていざるを得ないと思うのですが、将来的な話として、心でわかるということは共感的理解するということなので、やっぱりろう者と普通の方々とが触れ合う機会を沢山作らないと、共感的理解が生まれないのではないかと。
三つ目の体でわかるっていうのは、これはもう難しいのですが、一緒に汗して、一緒に活動して、その中で理解を深めていくということなので、やっぱりその将来の形として、特に手話はコミュニケーションですので、コミュニケーションする機会を沢山作らないとなかなか本当の理解は埋まらないような気がします。ですから、今はイベントにとどまっていますが将来的にはそういったいろいろな活動を広げていくことが継続していくための道なのではないかと思います。現時点ではとても県もよくやってらっしゃって、確実に計画を推進していらっしゃるということに敬意を表しますが、そういった次なる展開もぜひ考えて頂ければと思います。

(石渡会長)
石渡です。田村委員、とてもこの気づかされる貴重なご意見ありがとうございました。
継続のために、三つの流れということで、頭、心、体というふうにおっしゃってくださって、この後の心と体の理解というところでは、やはり聞こえない方と一緒にその触れ合う行動するということが大事だというふうにご指摘頂きましたので、最初に、河原委員がおっしゃってくださったこの当事者団体との共同というところの重要性を再認識させられました。ありがとうございます。
今の田村委員のご意見などを聞きますと私個人の意見ですけども、今県がすごく頑張ってくださっていますが、それを本当に市町村にきちんと落としていくというか、伝えていって、その市町村ごとにふれ合ったり、一緒に活動したりという、この身近なところでの、交流というのがすごく大事になってくるかなと思うので、この身近な市町村にどう落としていくかというか伝えていくかというところをまた県としてもご検討頂けたらありがたいかなと、私個人は思います。他にこの普及関連でありますか。二見委員お願いいたします。

(二見委員)
神奈川県経営者協会の二見です。確か5ヵ年計画では、いわゆる手話講習会は、全市町村あまねく開催するということだったと思っていますが、今の進捗状況といいますか、進捗管理として、各市町村が全部色塗りされていく、要するに一つづつ終わったところを色塗りしていくとすると、だいたい何%ぐらい終わっているのか。もし遅れているようであれば、30年度、31年度、32年度で、どのような方策をもって、全市町村あまねく開けるように展開しようするのか、そろそろそれを考える必要があるのではないかと思っています。その辺を質問したいと思います。

(石渡会長)
石渡です。ありがとうございました。今、事務局の方で、どれくらいの市町村にというようなものはお分かりになるでしょうか。

(佐野地域福祉課グループリーダー)
今年度3市行っておりますが、昨年度は4市実施をしていまして、そのご質問に対しては、今、延べ7市が取り組んでいるという状況があります。

(二見委員)
将来の計画は組まれているのかということですね、今年度と来年度、再来年と、そうしないと5年間で全市町村行き渡りませんよね。

(石渡会長)
お願いいたします。

(笹島地域福祉課長)
地域福祉課長の笹島でございます。
今の話ですが、全市町村でぜひ実施したいというところで、これまでも、市町村の会議などでもこの取り組みについてご紹介し、そして、ご理解を得るような形で進めているところでございますが、やはり先ほどもあった全市町村ということになってしまうと、なかなか単独で行えない市町村さんがあるという実態が一つ、ただそれは、広域的にやるというような形で、今、議論しているところが一つと、それから、なかなか難しいところであるのですが、各市町村の福祉の取り組みというのは、地元の地域の市町村さんの方で、様々なイベントを開いていらっしゃるのですが、その中で、やはり私ども県のこともお願いをするとなると、未病の話ですとか、健康増進介護予防の話とか、認知症があります。様々なお願いをしている中で、市町村の中での様々なイベントの中で、どれを取り組んでいくのかというようなお話もあり、その他に市町村さん自身の独自の単独の企画というのもある中で、その中の組み合わせの中でというところで、なかなかお時間が頂けないケースもあるというようなところがあるのですが、やはり私たち、この取り組みは非常に大事な内容です。先ほども委員長からも、或いは田村委員からもお話を頂いておりますが、ぜひご理解頂きたいということで、様々な場面を通じて、今お願いをしているというところです。それと、そこまでいかなくても手話講習会を、私どもの方で支援をするというような形で、できるだけ市町村さんの負担が財政的な部分も含めてあまりかからないように、人的な部分もかからないように、私たちも協力するということで、今お話しているところでございます。

(石渡会長)
二見委員がおっしゃったように5年間で全市町村ですと、かなり早い段階からアプローチが必要かなと思いましたので、またよろしくお願いいたします。他に普及関連では、山本委員お願いいたします。

(山本委員)
山本です。いつもお世話になっております。イベントを平成30年度の取り組みとして、複数回開催するというふうに表記がございますけれども、これは例えば何か具体的にイメージするものとかいうものがございますか。ありましたら教えて頂きたいのですけれども。

(佐野地域福祉課グループリーダー)
ありがとうございます。今、まだイメージという段階ですけれども、一つには、各市町村が実施しているいろいろなお祭りですとか、イベントがありますので、各市町村にお願いをして、ご協力頂けるところを募って、そこのイベントにお邪魔させて頂く形で、その中で、例えば、ミニ手話講習会や、手話に関する場所がとれれば映画上映ですとか、そういったことが連携してできないかということを考えています。以上です。

(尾上委員)
尾上です。手話の普及ですが、市町村の職員と役所の職員も講習会を受けることができると思います。なので、例えば、ある市役所の中のある部署だけの講習会を開くという方法もあると思います。そうすれば、行政職員の負担はそれほどないと思います。例えば○○福祉の障害福祉課のところに、職員だけの手話講習会をやる方法もあるのかなと思います。そういう方法でもかまわないと思いますので、是非ご検討をお願いしたいと思います。

(石渡会長)
石渡です。ありがとうございました。市町村という、広い行政単位ではなくてその中の的を絞ってといいますか、そんなやり方もというご提案ということでよろしかったですか。

(尾上委員)
まずは行政職員の障害福祉課の方たちが講習会を受ける必要があると思います。そこから始めるのも一つの考え方だと思います。

(石渡会長)
きちんとこの受けとめてくれそうな障害福祉課からということですね。そういうご提案も頂きましたので、今日頂いたご意見を踏まえてご検討頂ければと思います。普及関連で何かございましたら後でお時間あればと思うのですが。2番目として、手話に関する教育及び学習の振興ということで、今年度、それから次年度に向けての取り組みということで、資料を用意して頂いていますので、事務局からのご説明をお願いいたします。

(事務局より2番目の手話に関する教育及び学習の振興についての説明)

(石渡会長)
ご説明ありがとうございました。この教育学習の振興というところにつきましても、河原委員がご質問、ご意見をまとめてくださっていますので、河原委員ご説明をお願いいたします。

(河原委員)
河原です。意見質問の頭に星印があると思います。昨年も、出した意見です。教育全般に、言えることですが、聞こえる子供に対して手話を広めることに関してはいろいろな取り組みがあると思います。私どもとしては、聞こえない聴覚障害を持った子供たちに対してもちゃんと手話を学ぶ、手話を使って勉強できる。そういった環境を作って頂きたいと思っております。平塚ろう学校の中では、比較的手話を使って勉強などをやっていると思いますけども、まだまだ、手話が十分ではない教員もいると思うので、教員がきちんと、手話で、会話をし、手話できちんと教えることができる、そういうような環境を作って頂きたいと思っております。それから、ろう学校以外の学校に通っております、聴こえない子供がいると思います。その子供は、手話を学んで手話を身に付ける機会がないと思います。大きくなって社会に出た時に、困ったという例が幾つもありますので、やはりそういう子供たちに対しても手話を身につけ、手話で勉強して、社会に出て、手話でできることができるようにするための仕組みを必要ではないかと思っております。繰り返しになりますけども、学校関係で言いますとあんまり、私どもの繋がりが薄いためか一緒にやるということが少ないです。これからぜひ一緒にやる姿勢を持って頂けたらありがたいと思っております。(1)の手話を楽しく学ぶ動画です。高校生が出て、大変いい動画になっていると思いますけども、できれば、実際に手話を使っているろう学校の子供たちも、出て頂いた方がいいと思います。またろうの子どもと健聴の高校生が手話で話すような動画があったら面白いと思います。学習教材、指導内容を確認するという話でしたが、学校の教材については教育専門の分野なので、私もよくわかりませんが、手話を教えるためにどういう教材が必要かということについては、昔から手話の指導をやってきた私たちが積み重ねたノウハウがあります。この私たちが持っているものと教員の方々の知識を合わせて、より良い教材を作っていくことができれば、良いのではないかと思っております。(2)特別支援学校を担当する職員の講座の中でどのように、障害者に関することを学んでいるのか教えて頂きたいと思っています。色々な中学校、高校など、いろいろな取り組みが行われています。大変嬉しい喜ばしいことだと思っておりますが、中身を見てみますと、学校の先生がご自分で、どこで学んだかわかりませんが、手話を覚えてそれを子どもに教えるとか、手話の歌を歌ってそれで終わりにしているようなイメージの内容もいくつかあるようです。それで本当にろう者のことを理解できるのだろうか、手話をきちんとわかっているのだろうかと不安がありますので、是非内容を考える時には、当事者と一緒に考えて頂ければありがたいと思っております。学校としてもどのようなことをやればいいのかわからず、困っているかもしれませんので、取り組みをどういう内容でやれば良いのか、どういう方法でやれば良いのか、というようなマニュアルを作って、学校に配布して、それに従ってやって頂く方法を考えて頂きたいと思っています。真ん中のろう学校の教員、以前もお話したと思いますが、今、ろう学校の先生は、ろう学校にかわっていらした場合、手話できないという方もいらっしゃいます。どうやって手話を身につけているかといいますと、ろう学校のろうの先生に教えてもらって、身につけているようです。やはりそれですと、ろうの先生の負担も大きくなりますので、県の教育センターで、時間をかけてきちんと研修を受けるようにして頂きたいと思っています。最後に(3)、手話の学習テキストです。いい内容なので、たくさんの方に読んで頂きたいと思っています。ただ、配布して読んで終わりではなくて、きちんと、それを使って、講師に来てもらって、もっとより深く学べるような取り組みをやるべきではないかという風に思っております。手話の普及との関わりがありますので、市町村に対する手話の普及の取り組みに、このテキストをもっと使って活用して頂くことを考えて頂きたいと思います。せっかく作ったのですから、もっと有効に、活用できるようにして頂きたいと思っております。以上です。

(石渡会長)
河原委員、ありがとうございました。やはり、河原委員のご意見というのは、本当に、その教材作りにしても、実際に手話を教える場面にしても、ろうの当事者の方たちと一緒に、本当にこの手話の本質を学ぶというようなことの重要性を強調してくださっているかなというふうに私、理解いたしました。この教育の場面で、どう広げていくかということは、とても大事なテーマだと思います。けれども、今の河原委員のご意見なども踏まえて、ここについてご意見ご質問おありの方はぜひお願いしたいと思います。田村委員、ご専門でもありますので、ぜひお願いいたします。

(田村委員)
田村です。私が平塚ろう学校の教頭校長やっていたのが15年か20年ぐらい前なのです。ですから、今はちょっとわかりませんが、ちょうどその頃、ろう者の教員を積極的に導入し始めた。
私がやったというよりも私の前後の校長先生や教育委員会がそう考えて、そういう施策を取り入れてきたということだと思います。基本的には河原委員がおっしゃるように、私もこの会で、継続していっていますが、当事者の声を聞くということはとても大事なことです。ですから、特別支援教育というのはニーズに対するサービスをどう提供するかという世界ですから、まずそのニーズがどこにあるのかということは当事者に聞くのが一番だと思っています。ただ、それは学校の中では当然ながら、子供たち本人或いは保護者から当然その意見を聞き取って、それに基づいて、カリキュラムを作っているはずです。ろう学校の子供たちにも、手話を主にするお子さんもいれば、人工内耳で音声を中心にする子もいれば、様々なお子さんがいます。ですから、いろいろ使い分けなければならないということもあります。手話だけではない、いろいろなことをやらなければならないということは多分ご理解頂けていると思います。もう一つは、教育はすべて学習指導要領に則って、全国どこの学校でも、基本的には同じことが、同じ学年で提供できるようにしている日本の仕組みです。それに基づいていますので、そのニーズとそれから指導要領にある内容とは必ずしも合致していなかったり、或いは非常に手間がかかるということはあろうかと思います。その辺の今後のすり合わせが必要だと思いますので、引き続き、ご意見を頂ければと思っています。もう一つ、ろう学校の先生が講師を務めるということについては何らかの配慮が必要かとは、確かに思います。ただ、手話の技術を教えるだけではなくて、教育の中身を知っているし、ろう者でないとなかなか説明できないことも多々あると思います。ですからその辺の今後どう考えていくのかというのも大きな課題なのではないかと思います。

(石渡会長)
石渡です。田村委員。ありがとうございました。
当事者の声を受けとめる、聴こえない子供たちのニーズを踏まえてということです。
けれども、学習指導要領とか、それから、手話だけではない、いろいろな方法で学んでいる子供たちがいるというあたりも踏まえると、いろいろな難しさがあることをまた、再確認させられましたし、最後におっしゃった、ろうの教員が教えるということで、先ほど河原委員もおっしゃっていましたが、なかなか私たち教育については、わかりきれないところがありますので、ろうという聞こえないお立場と教育がわかっていらっしゃる、ろうの教員の方の役割というのが、本当に大事だということを再確認させられました。教育管理につきまして、他にご意見おありのかたがいらっしゃいましたら、ぜひお願いしたいと思いますが。

(小川委員)
一番でもいいですか?教材のことです。動画で手話を楽しく学ぼうというのを、配信更新するというふうになっているので、ぜひお願いです。全部見ていないので間違っていたら恐縮ですが、楽しくという部分が、今一生懸命作って頂いているので、それは認めなければいけないのですけれども、そこに河原委員がおっしゃったように、ろうの方と一緒に会話の場面を作る。それから、場所が、ちょっと僕の見ている県の動画は教室みたいなところでやっているのですが、それは、会話の場面として手話を教えるという感じがして、もっと観光地だとかレストランだとかお店だとか、県が、そういうのを作ると言ったら、どこも協力すると思いますが、そういう実際の場面のところで、ろう者の方と、健聴者の方で間違った手話があったり、そこで、ろうの方が直したりとか、色々もっとこう、生々しいというか実際のような場面づくりをしてはどうでしょうか。そこの会話の場面を1個1個ぶち切りで作るよりは何かもう少し、実際場面の方が楽しいのではないかなと思っています。ぜひまた工夫をして作って頂けたらいいかなと思います。

(石渡会長)
いかにも教えていますというような教材ではなく、本当にこの生活場面の中で、楽しく手話を使って、コミュニケーションをしているというような。

(小川委員)
そうですね。それで初歩的なものをいっぱい場面が作れると思いますので、神奈川県らしくするには、やはり神奈川の観光地、横浜だとかいろいろなところを使ったり、それこそ、各市町村の小さい名所を使ったりとかできるのではないかなと思うのでひと工夫できたらして頂きたいと思います。

(石渡会長)
いろいろな委員がいらっしゃるといろいろこう新しいアイデアが出てきますので、ぜひ、楽しい視点も入れて、ご意見頂けるとありがたいかなと思いますが、他にこの教育関連で何かございましたら・・・

(石渡会長)
3つ目の検討ですね、資料の1の裏側にあります。手話をしやすい環境整備ということで、事務局が資料まとめてくださっておりますので、まず事務局から説明をお願いいたします。

(資料について事務局より説明)

(石渡会長)
石渡です。ありがとうございました。環境の整備を、説明してあります。これについて河原委員が意見をくださっていますので、お願いをいたします。

(河原委員)
河原です。まず、3の(1)です。一番右の方に書いてありますけども、県職員に対しての手話講習会平成29年度、6回開かれたと書いてありますが、それを見ますと、時間が短かすぎます。たった40分ぐらいです。それに、参加する人数が多く、40人ぐらいはいますので、十分な指導が難しいということです。また、1回やってそれで終わりということになりますと、忘れてしまうので、もっと内容を考えて、例えば20人で、時間を2時間ぐらいにしてやる、または、例えば福祉関係の職員は、5回、10回ぐらい連続して、十分簡単なコミュニケーションができるようになるまで、研修を行う等、そういう内容でやって頂きたいと思います。県職員の中に、県警も入っていると思いますが、警察の場合は、手話通訳が必要な場合は、通訳派遣センターに連絡をすれば、手話通訳を派遣してもらえることができるという制度があります。ただその制度を知らない警察の職員がたくさんいるという現状があります。さらにろう者が、警察とやりとりしなければならなくなったときに、警察に手話通訳を呼んで欲しいと訴えても、警察官に手話通訳はいらない筆談でできるから大丈夫だということを言われ、結局は手話通訳を呼んでもらえなかったという例も多々多々あります。末端の警察官の人も理解知識も必要だと思います。そういった部分でもきちっと研修をやるようにお願いしたいと思っております。県の職員だけではなく、身近な市の職員も研修をやって頂きたいと思っております。市町村、県民に対して講習会とは別に、先ほど尾上さんから言ったように、市町村の職員に対しての、講習会、研修等も開いて頂きたいと思っております。国の職員ですけども、裁判所、それから司法関係の職員ですね。やはり理解がなくて困ったという話を聞いております。横浜地方裁判所、小田原の裁判所の職員に対しても、研修を開いて頂きたいと思っております。
(2)非常時のことです。コミュニケーションボードはいいものだと思っております。別に、避難所における運営者支援者、見ることができる資料づくりなど、環境整備を作ると書いてありますが、具体的にはどのようなことを考えているのか伺いたいと思います。
(3)前から繰り返し言っていますが、この条例は県全体の条例なので、横浜市川崎市も含まれているはずです。県域だけ載せて、横浜市、川崎市は載せていないというのはちょっとやはり手落ちではないかと思いますので、横浜市、川崎市も含めた県全体としての手話通訳者養成をきちんと考えて頂きたいと思っております。
手話通訳者の養成には、入門及び基礎講習会で学んで次に手話通訳者養成講習会に上がっていく、そういう流れがありますので、まず、入門及び基礎講習会を開いて受講生を受け入れる必要があります。県の県西の方ですね、県西の方の市町村には手話講習を開いていないところもあります。そういったところにお住まいの方が手話通訳者になりたいと思ってもなかなか手話通訳なれないという現状がありますので、県西のほうでも、入門及び基礎講習会を開いてできるよう、広域保健福祉圏域で講習会を開くなど県としても何らかの取り組みをお願いしたいと思います。
最後に、繰り返し申しますが、派遣を増やすというのはいいのですが、通訳者の身分保障をきちんと考えて頂きたいと思っております。ただ派遣をすれば終わりではなく、手話通訳者がきちんと安心して、手話通訳を受けて、活動できる環境づくりも併せて考えて頂きたいと思っております。
具体的にいいますと、市町村での派遣制度の内容、報酬、派遣時間などについては、例えば夜間派遣の場合は夜間の割り増し、普通の職員の場合は、夜仕事にした場合は、残業手当がつきますが、通訳者の場合、夜遅く、突然依頼があって通訳に行った場合でも、割り増しは何もないのがほとんどです。そういう悪い環境を改善して頂きたければと思います。

(石渡会長)
河原委員、ありがとうございました。手話講習のあり方とか、河原委員のお話を聞いて、改めて気づかされたことがいろいろありましたし、警察、司法関係の方、それで、夜間派遣は割り増しがないのか、切実な問題なども、改めて確認をしましたが、この手話通訳者の養成に関しては、また、いろいろなご意見おありかと思いますので、この環境整備と幅広いテーマにはなりますが、それぞれの委員のお立場で、お気づきのことがありましたら、ぜひ、ご発言お願いしたいと思います。では望月委員、お願いいたします。

(望月委員)
神奈川県商工会議所連合会の望月と申します。
1点提案といいますか事業者のですね、手話講習会が、この報告書を見ますと29年度は、かなりやられているということが実態としてわかりましたので、これは提案ですが、先ほどの市町村がかなり人手不足だということで、できないことであれば、事業者と連携共催しながらですね講習会を開くということが非常に有効なのではないかと思いますので、共催ということを含めまして、我々は商工会議所連合会でございますので、そういった事業者を使っていって頂きながら、広めていくということも方法があると思います。それと、私が調べた範囲では、長野県では、手話の指導者とか、通訳者に対しては県から補助金が出るということですね。2回まで金額が確か7万円だと思いましたけども、そういった金額で行っているという実態を、私も調べていました。ですから、補助金の話になりますが、通訳者をまた指導者を派遣するということも、重要だと思いますが、お金の部分で、補助金的にできるのであれば、そういった方法も実際長野県ではやっているようですので、そういったことを検討されてはいかがかなというに思っております。長野県の要綱があって、届け出をしながらやっているという実態があるようですので、その辺を検討して頂ければより良いものになるのではないかなと思っています。以上です。

(石渡会長)
ありがとうございます。ある市町村でやるのであれば事業者も行政も一緒にというようなご提案ですとか、それから長野県の情報につきましては、私たちも少し調べて参考にさせて頂きたいと思います。ありがとうございました。この環境というところで、ご意見ございましたらば、お願いしたいと思いますが。高橋委員お願いいたします。

(高橋委員)
ゆりの会の高橋と申します。盲ろう者の通訳介助員の制度についてですが、今まで養成講座等いろいろありがとうございました。通訳介助員の養成講座を卒業した人が12人と書いてありましたが、現在は、通訳介助員の数が職種は介助員が少ないわけです。生活している盲ろう者の中では、ろうの方はとても多いわけです。でも、それはほとんど触手話で情報を得ています。普通の手話ではなくて、触手話を使っているわけです。その技術を持つ触手話のできる通訳介助員の数はとても少ないために、現在、苦労しておりますので、通訳派遣が現在は派遣としては、とても厳しい状況にあります。
とても今悩んでいることとして、通訳介助員の現任研修会が開催されております。年5回、6回ぐらいでしたが、触手話についての講習も入っておりますが、前に比べると現任研修の数が減ってきました。今のままでは、触手話の通訳介助が増えるには限界があると思います。現在、悩んでいる盲ろう者がとてもおりますので、触手話についての研修のようなものを増やして頂きたい。技術研修を目標として増やして頂きたいと思います。今後平成30年度もこの継続と書いてありましたけれど、もう30年度に含めるのは難しいかもしれませんが、31年度にぜひ入れて頂きたいと思います。
盲ろう者についての発表させて頂きました。触手話についての研修をぜひお願いしたいと思います。

(石渡会長)
石渡です。高橋委員ありがとうございました。先ほど1のところで田村委員が聞こえない方への支援もいろいろな方法があるとおっしゃっていましたが、特に盲ろうの方については、本当に、1人1人の状況によって支援の仕方が違うと思います。特にろうベースの触手話の方が、非常に沢山いらっしゃる。そのあたりの方にきちんと支援が行き届くようにということで、触手話の通訳介助員を増やすために研修会をもっとということですが、本当にこういう機会が沢山ないと、コミュニケーションというのは、社会参加の基盤にもなってくるところなので、改めてこういう講習会の重要性を高橋委員のご意見からも再認識させられました。ありがとうございました。行政としても、ご検討頂ければと思います。それでは萩原委員にお願いいたします。

(萩原委員)
公募委員の萩原です。ろう者にとって大事なことは、すべて河原さんと尾上さんがおっしゃってくださったと思いますので、個人的に3年間で感じたことをお伝えします。3年前と比べると、盲ろうの方と会う機会が増えました。今、高橋委員がおっしゃってくださったことと繋がりますが、触手話通訳というのは、ろうの方もなれますよね。私の知り合いのろう者もみんな触手話通訳者になりたいという気持ちを持っています。しかし、講習会とのタイミングが合わなくてなかなか参加できません。平日の昼間ですとか、場所が1か所だけですとか様々な条件が合わなくて、働いているろう者が講習会になかなか通えません。もし、31年度、盲ろうの通訳者のことを推進計画の中にもっと入れて頂くことができるようであれば、働いている聞こえない方々も講習会に通えるよう、環境を整えて頂ければ大変うれしく思っております。そういったことができるのが、この県の手話推進計画だと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。以上です。

(石渡会長)
萩原委員ありがとうございました。聞こえないろうの方が盲ろうの方の触手話というころで通訳の役割を担う。そういう発想を私は全くもっていなかったし、でも実際そうやっている方にお会いしているのに、そのためにも、通訳介助員の研修の機会をふやして頂きたいということだったのですが、本当にこういうことができるのは、この条例があって、本当に盲ろうの方のゆりの会のような活躍がすごく盛んな神奈川だからこそできるかなって思います。この辺はぜひ、新しい計画の中に、盛り込めると本当に神奈川らしさが出るのかなというふうにも思いました。ありがとうございます。なお、この環境というところで、まだ発言しそびれている方いらっしゃるかと思うのですが、もう1人2人くらいご意見・・・山本委員お願いいたします。

(山本委員)
先ほどの緊急時の神奈川県警の通訳センターへの手話通訳の要請ということですけれども、やはりとてもいい制度だと思うのですね。ところが、手話を言語としているろう者の方々も、その存在を知らない方も多数いらっしゃいます。そういう意味でも、やはり、県警の方が漏れなく、この制度があるということを常時頭に入れて頂いて、対応して頂きたい。通訳を呼んで頂きたいですね。やはり例えば交通事故などで、聞こえない方が、事故を起こしてしまった場合、やはりパニックになりますよね。そういったときに、聞こえない方はいつも交流している手話通訳の顔が浮かんで、個人のメールを知っていれば通訳者に直接お願いするということも多々あるのですね。でも、やはりそういうことしていますとこの制度が、なかなか前進しないと思いますので、権利として、これは通訳センターに依頼ができるということを広く普及して頂けたらと思います。それと、先ほど、緊急時に派遣される手話通訳の夜間手当等がまだないというお話でした。それに関連して、県の福祉派遣の場合ですね。もちろん、夜間の手当はないのですが、それにつけて、ここ数年、2年ほど続けて派遣費が100円ずつ上がっているのです。100円ずつです。これは、労働基準法の最低賃金の値上げに伴い、100円上がっているのです。これっていかがなものかということですよね。最低賃金が上がったので、通訳への報酬も上げざるを得ないという形でのアップになっている。これが10数年据え置きだったのがこの2年続けて100円ずつ上がっていくというのが現状です。県の派遣費等は、市町村の派遣事業のモデルとなるところです。ところがはっきり言って今、市町村の方が、県の派遣費よりも、福祉派遣の派遣費が上がっているところもどんどん出てきています。やはり、県としては、ぜひ厚生労働省の方でも手話通訳のモデル要綱というものが出ておりますので、それをぜひ、参考にして頂いて、派遣元である聴覚障害者福祉センターとも協議して頂いて、何とかこの辺り、処遇のことについて改善して頂けたらありがたいと思います。そうしませんとやはり、なかなか手話通訳者、新しい若い人たちの人材を得ていけないのではないかなと思っております。それと、あともう一つですけれども、これは市町村の手話通訳派遣の要綱に関わることですが、最近、やはり聞こえない方々もいろいろなところに社会参加されています。余暇ともいえるものではありますが、趣味の世界ですね、聞こえる方々と共に楽しみたい。いろいろなところに出ていきたいという要望が出ています。その中で例えばパソコン教室であるとか、どうしても手話通訳がつかないと、最初のうちは難しいところがあるのですが、この社会参加に繋がる部分のところで、要項に合わないということで、市町村で派遣できない部分が多々出ています。そしてまた、今、差別解消法の中で合理的配慮というものがありまして、これは、例えばパソコン教室であれば、パソコン教室が、通訳者の派遣費を捻出して通訳呼ぶべきということも起こっていて、なかなか福祉派遣では対応できない、遠いものになっています。そういう状態があるということも、皆さんにぜひ知って頂いて、これからも、やはり、社会参加の一つの大切なきっかけであるということを考えて頂いて、皆さんで改善策を考えて頂けたらなと思います。よろしくお願いします。

(石渡会長)
やはり山本委員の立場ではないと、私たちでは気づかないようなご指摘を沢山頂きましたし、特に三番目の派遣の対象ではないというところで、差別解消法ができたり、権利条約が批准されたりした中で、聞こえないからできないというのが許されないということが大原則だと思いますので、大事なご指摘ありがとうございます。小川委員、お願いいたします。

(小川委員)
小川です。いつも注文を付けるようなことを言うのが多いですが、一つ、この協議会で大きく前進したなと思うのはここに書かれているパブリックコメントの実施に係る手話動画の作成周知ということで、私関わっている障害者福祉計画のパブコメが今回、手話動画によるコメントの提出を明記している。この明記は他県をいろいろ調べたのですが、ないです。手話動画による提出というのを明確にして、何件かの投稿があり、またそれが書いてあることによって、ろうの関係或いは手話通訳者の関係の方々がそういった計画に対するご意見を沢山寄せているということで、すごく前進しているなと思いました。この30年度には、県民意見反映手続きというその大元のところからきちんと対応していこうというようなことで書かれているということは、この協議会の大きな成果の一つであり、他県に先んじてですね、手話を言語として位置付けたということの証にもなるというふうに思っています。
それで、あと一つだけこの計画というのは大きく分けて、ろうの方の理解という、手話を通して、ろう者の理解ということが一つあると思うのですけど、もう一つは、この計画の目的、手話推進計画の目的の第1条に、ろう者とろう者以外のものが共生することのできる地域社会の実現となっていますが、これはまさしく権利条約の19条の地域での自立した生活を実現、ろう者が自立した生活の実現ということを果たそうとする。それには理解というだけではなくて、今話が出ているように手話通訳者の専門性というのはきちんと位置付けられて、それなりの報酬が与えられることが必要です。そして手話通訳者の方がきちんと要請されることによって、盲ろう者通訳介助員が、ますます増えていくということになると思うのです。そういうベースをきちんと作るということで、地域福祉課だけではできない障害福祉課さんとが、協力しながらやっていく課題だと思いますが、是非とも、大きな柱の一つとして、手話通訳者の身分保障、養成の徹底っていうものを図って頂きたいというふうに思います。

(石渡会長)
どうもありがとうございました。パブコメのことは、小川委員から聞いて、条例検討の大きな成果だと、すごくうれしくなりました。ありがとうございました。もっと他に関係整備関連でこのことをぜひという委員の方、いらっしゃいますか。高橋委員どうぞ。

(高橋委員)
盲ろう協会の高橋です。時間がないのに申し訳ありません。どうしても一つだけ言いたいことがあります。今まで国の方に盲ろうという障害について認めて頂きたいとのことに対してなかなか盲ろうという障害を認めて頂けません。盲かろうかと別れてしまいます。盲ろう児の教育についても、現在、きちっと充実されません。例えば、ろう学校の中に盲ろう教室学級とか、資格の方の聴覚の方の学校の方に盲ろうという学級を作って頂くとかしないと、盲ろう児の教育の充実を図れませんから、それだけをぜひ、少しずつでもいいのですが、そちらを考えて頂くようにご協力をお願いいたします。以上です。

(石渡会長)
高橋委員、ありがとうございました。いろいろなところから少しずつ出ていると思いますので、ぜひそういう項目を神奈川が、先んじて、形にできたらというふうに思います。ありがとうございます。
この会議は90分ですが、普通会議は120分が多いので、できたらそこもご検討頂けると、お疲れになるとは思うのですが、貴重な意見がたくさん出ていますので、またお考え頂ければと思います。
それから、その他ということで準備しているのと、ご質問として、まだ、頂いていたものもあるのですが、そのあたりはまた、質問に対してお答え頂くか、もし簡単なことでしたらお願いしたいと思うのですが。

(佐野地域福祉課グループリーダー)
地域福祉課の佐野です。それでは、質問の非常時に手話で意思疎通できる環境の整備を促進ということで、来年度の取り組みに具体的にどのような内容を考えているのか、今の時点のものを教えてもらいたいというご質問がありました。今、例えばですが、災害用のコミュニケーションボードの作成ですとか、或いは避難所等における対応のマニュアル等の作成を検討できればというふうに考えています。以上です。

(事務局)
その他ということでいくつか報告をさせて頂きます。まず資料の2になりますが、資料の2については、全庁での30年度の手話の取り組みを一覧表にしたものです。後程ご覧頂ければと思います。
次に、資料の5になりますが、資料の5については、県民ニーズ調査の結果をまとめたものになります。こちらについても後程ご覧頂ければと思います。以上になります。

(石渡会長)
ありがとうございました。それでは駆け足で、進めてきたのですけれどもまだご発言しそびれている委員もいらっしゃいますし、このことをぜひとお思いになっていた委員方もいらっしゃるかと思うのですが、とりあえず今日はこれで終了ということにさせて頂きます。
今日頂いた貴重な意見たくさんございますので、また次年度以降も、どんなふうに活かしていくか、それから、来年度からも、この会議の持ち方等についても、またご意見ありましたらば、事務局の方にいろいろな形でお伝え頂くというのも、できるかと思いますので、お願いしたいというふうに思います。それではまた進行を事務局の方にお返しいたします。ありがとうございました。

(事務局)

それでは事務局の方から連絡事項を何点かお伝えしたいと思います。
まず、本日ご欠席の土佐委員からご伝言を預かっております。
高浜高校ではこの3月に、昨年に引き続きまして、高浜高校の生徒対象の手話検定試験を高浜高校会場として実施する予定であるということをご報告くださいというご伝言預かっております。
次に、この会議をもちまして、第1期委員の皆様の3年間の任期が終了することとなります。来期委員につきましては、有識者の方々には、ご意向確認の上、各構成団体の方には、どなたかご推薦頂きまして、所定の手続きをとりたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

(笹島地域福祉課長)
それでは皆様方、本当に限られた時間でございましたが、本当に様々なお立場から、非常に参考になるご意見を沢山頂きました。
本日頂いた、或いは任期3年間の間でいろいろ議論してきたものをまた次に生かすというようなことで、私たちの方も多く、参考にしていきたいですし、またこの協議会に限らず、様々な場面でも、ご意見を伺いながら、より良いものを作っていきたいと考えておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
本日は、本当にこの協議会に遅くまでご参加頂きましてありがとうございました。これで閉会したいと思います。本当にありがとうございました。

 

会議資料

01次第(PDF:25KB)

02出欠名簿(PDF:59KB)

資料1「神奈川県手話推進計画」の平成29年度の取組状況及び平成30年度の取組等について(PDF:116KB)

資料2 手話言語の普及推進に向けた取組み(PDF:48KB)

資料3 コミュニケーションボード<救急用><医療機関用>(PDF:460KB)

資料4 救急用・医療機関用コミュニケーションボード利用案内(PDF:120KB)

資料5 平成29年度県民ニーズ調査(PDF:210KB)

資料6 河原委員提出資料(PDF:167KB)

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県の重点施策
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • 未病の改善
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
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