栽培できない「けし」の見分け方

掲載日:2018年3月28日

 「けし」の仲間(ケシ属植物)は、春から夏にかけて色鮮やかで美しい大きな花を咲かせるものが多く、ガーデニングや切り花用の植物として人気があります。
 しかし、けしの仲間には、法律で栽培が禁止されているものがあります。これらは、外観の特徴から、園芸用のけしと区別できます。けしの仲間を正しく見分けましょう。
 ソムニフェルム種の種子は「けしの実」としてお菓子等で食用に利用されていますが、発芽しないよう熱処理されていることなどから健康には影響ありません。

栽培できないけし(違法)

植物の種類 草丈 葉の色 葉の特徴 毛の特徴
ケシ
(ソムニフェルム種)
100~160cm 白みを帯びた緑色

ふちが不規則なギザギザ

葉の切れ込みが浅い
茎上部の葉は茎を抱き込む
葉、茎、つぼみの表面には、ほとんど毛がない
葉の裏の主脈やつぼみの下の茎にあることがある

大きさ径8~12cm
一重咲きは花びら4枚、八重咲きがある
色は赤、桃、紫、白など

花びらの基部に斑点があるものもある

アツミゲシ
(セティゲルム種)
50~100cm 緑色

ふちが不規則なギザギザ
葉の切れ込みがやや深い
茎上部の葉は茎を抱き込む

葉の裏の主脈やつぼみの表面、つぼみの下の茎にある 大きさ径6~8cm
花びら4枚
色は薄紫、赤など

花びらの基部に斑点があるものもある

ハカマオニゲシ
(ブラクテアツム種)
60~100cm 濃い緑色 鳥の羽のような(羽状)切れ込みがある
花の真下に苞葉がある(通常4~6枚)
全体が白く硬い毛で覆われている
つぼみの表面の毛は寝ている
大きさ径9~12cm
花びら4~6枚
色は深紅
花びらの基部に黒紫の斑点がある

栽培してもよいけし(違法ではない・主なもの)

植物の種類 草丈 葉の色 葉の特徴 毛の特徴
オニゲシ 50~100cm 濃い緑色 鳥の羽のような(羽状)切れ込みがある
花の真下に苞葉があることがある(通常0~5枚)
全体が固く白い毛で覆われている
つぼみの表面の毛は立っている
大きさ径9~12cm
花びら4~6枚
色は橙~朱色
花びらの基部に黒紫の斑点がある
アイスランドポピー 70~80cm 緑色 深い切れ込みがある
菊の葉に似ている
全体が粗い毛で覆われている 大きさ径7~8cm
花びら4枚
色は赤、桃、橙、黄、白など
ケシ属には珍しく黄色の花がある
ヒナゲシ
(虞美人草)
50~80cm 緑色 深い切れ込みがある 全体が細かい毛で覆われている 大きさ径6~8cm
一重咲きは花びら4枚、八重咲きがある
色は紅、橙、桃など
花びらの基部やふちが白色のものもある
ブルーポピー 50~120cm 緑色 切れ込みがあるものとないものがある 全体が粗い毛で覆われているが、毛の少ないものもある 大きさ径5~15cm
花びら4~9枚
色は青~青紫
白、紫、紅紫の花が咲くものもある
ナガミヒナゲシ

10~60cm

緑色 深い切れ込みがある 全体が粗い毛で覆われている

大きいもので径5~6cm
花びら4枚
色は橙~橙紅

けしの見分け方研修会

県では、けしの見分け方に関する研修会を隔年で開催しています。

平成30年度けしの見分け方研修会のお知らせ

日時

平成30年4月13日(金曜日)

14時30分~16時00分

会場

神奈川県想総合医療会館

横浜市中区富士見町3-1

講師

国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所

薬用植物資源研究センター センター長

川原 信夫 氏

申し込み方法

薬務課献血・薬物対策グループまでご相談ください

次回は平成32年度開催予定です。

大麻・けしの見分け方に関するリーフレット

けし大麻

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