神奈川県水産技術センター(所内案内)

掲載日:2017年12月28日
 

水産技術センター本所の施設は、三浦市城ケ島養老子の敷地(面積1,0652.87平方メートル)に位置し、4階建ての本館(建物延面3,682.32平方メートル)と技術開発施設、倉庫工作室、車庫、大池、駐車場等が配置されています。

<1階><2階><3階><4階

<1階>飼育システム開発室

実験水槽の写真です飼育システム開発室には、飼育水温を調整し様々な飼育環境を設定することができるアクアトロンシステムや、実験水槽の水質を経時的に測定し、その飼育データを解析するための水質モ二タリング装置が整備されており、種苗生産コストの低減や生産方法の効率化を図るための、新しい飼育技術の開発研究を行うとともに、耐病性、高温耐性、貧酸素耐性に優れた種苗開発などハイテク技術を利用した先端的な研究課題に取り組んでいます。また、魚類の生態や生理などの基礎的な試験研究にも有効活用しています。

水産セミナー室および展示コーナー

水産セミナー室は最大100名を収容できる多目的のホールです。スライドを映し出すスクリーンなどの視聴覚設備が整っており、各種の会議、勉強会などに利用します。

展示コーナーでは、大型海底地形模型による「かながわの海」の紹介と、写真パネルと漁具の実物展示による「かながわの漁業」の紹介、そして水産技術センターの主な業務や成果をポスターで紹介しています。性質の異なる東京湾と相模湾の海域特性、それに応じて生まれた様々な漁業と、これを支援する水産技術センターの役割を解説します。

生物測定室

ここは、野外調査で採集された試料を選別したり、試験操業の漁獲物や漁業者が水揚げした魚類やその他生物の大きさや重さ、内臓などの測定を行う部屋です。大きく「生鮮試料を扱うエリア」と「ホルマリン固定された試料を扱うエリア」に分かれており、海水薬品などを流す、排水系ごとに分かれた9つの流しがあります。

また、光学、実体顕微鏡や万能投影機が備えられていて、それらを用いた観察・測定を行うほか、それぞれの機器を使用した写真撮影、軟X線写真撮影装置を使って魚などの骨格の撮影も行うことができます。

1階><2階><3階><4階

<2階>生物工学室

研究員が顕微鏡を見ています生物工学室では、クリーンルーム(無菌室)、組織切片作成用の機器類および顕微鏡類が整備されており、魚や貝などで発生した病気の原因を究明するための細菌やウイルス検査を行ったり、組織観察によって病変部位を特定し、魚病被害を軽減する取扱や指導を迅速に行います。また、遺伝子解析装置などの分析機器も整備されており、バイオテクノロジー技術を活用して、高成長、耐病性、高温耐性、貧酸素耐性などの形質を備えた優良種苗の開発や、ヒラメ、アワビ等の栽培漁業における放流効果の解析を行っています。

1階><2階><3階><4階

<3階>化学分析室

成分分析の写真です「きれいな海、おいしい魚」、当研究所のキャッチフレーズです。化学分析室は、きれいな海のための環境分析と、おいしい魚のための食品分析を行う実験室です。

分析装置としては、水中の栄養塩類や食品の品質変化を測定する紫外可視分光光度計、赤潮プランクトンの色素や食品の蛋白質を測定する分光蛍光光度計、魚肉の旨味成分や鮮度を測定する高速液体クロマトグラフィー、水中の汚染物質や魚肉中のEPA、DHAなどの脂肪酸類を測定するガスクロマトグラフィーなどを備えました。これらを十分に活用して、魚の棲める海を守り、おいしく魚を食べるための研究を進めていきます。

研究員室

南に面した日当たりのよい部屋に東側から栽培推進部、企画資源部の順に研究員の机が並んでいます。それぞれの部の間は低いロッカーで仕切られておりますが、立ち上がると部屋の全てが見渡せられ、一体感を保つよう考慮されています。

1階><2階><3階><4階>

<4階>海洋観測室

人工衛星データの解析装置の写真です海洋観測等のデータ処理や連携する関係都県とのデータ共有等を行っています。