スタディツアー(大学編)(2015)実施結果

掲載日:2018年2月25日

2015年12月8日にスタディツアー大学編として、「大学の『場』から考えるこれからの協働の可能性」を東海大学湘南キャンパスにて開催しました。

東海大学では、地域特有の課題や全国共通の課題を全ての教職員・学生が共有し、協力して解決策を見出す『To-Collabo(トコラボ)プログラム』と、学生が自由な発想で企画したプロジェクト活動を通じて、「自ら考える力」「集い力」「挑み力」「成し遂げ力」を体得する『チャレンジセンター』を設け、積極的に地域と大学の協働を推進しています。

今回は、この『トコラボ』と『チャレンジセンター』で行われている地域との様々な連携や、課題解決への取り組みの事例を聞き、ワールドカフェ※1というワークショップスタイルで大学の事例から気になった点や疑問点を話し合い共有しました。

そしてそこから見えてきたそれぞれの組織の課題と、今後取り組みたいことを各自が認識することで、次への一歩を実際に考えてもらう場として活用して頂きました。


 当日の進行

日時:平成27年(2015年)12月8日(火曜日)15:30から18:00

場所:東海大学湘南キャンパススタディツアーイメージ

◯4つの事例の発表

◯グループ内での共有

◯ワールドカフェ

◯全体共有

To-Collaboの事例発表

大学開放事業池村明生氏(教養学部教授;To-Collabo推進室次長)

池村教授アート、デザインを学ぶ学生と、市や商業施設、福祉施設とのプロジェクトを複数紹介。市の農産物や漁業の振興、施設の雰囲気をよくしたい等の依頼があり、学生が方法を考え提案・実行。

マスコットキャラクターをつくり地域イベントへ参加したり、地元の人たちとも積極的に関わる機会をつくっている。また子供たちとのワークショップを通じて共に壁画の制作も行った。

アート、デザインを通しての地域連携は、今の学生の弱い点である「客観性を学ぶ」「自信をつける」という点を育むことができるため教育価値も高いと評価している。

安心安全事業内田理氏(情報理工学部准教授)内田教授

発生を抑えることができない自然災害に対し、その被害をいかに減らすか=減災については地域の人たちが自分事として考えることが必要。そのため「多様な災害への対応を、自治体や地域住民と連携して確立しよう」を目的として活動している。

事例として秦野市の防災マップづくりを紹介。自治会、子供会、市の防災課、東海大教員・学生の幅広いメンバーが参加。実際に町歩きをしながら地域の良いところ、問題のあるところを地図に書き込み「見える化」することで、災害に対する自分たちの地域の特性を知る。

「防災マップづくり」はつくることが目的ではなく、地域による自主的な活動の一歩となる。

チャレンジセンターの事例発表

キャンパスストリートプロジェクト(学生チームによる取り組み)キャンパスストリートプロジェクト

地域住民同士や地域と学生をつなぐことが、この地域を好きになってもらうことにつながり、結果として地域の課題に積極的に取り組む人が増えることにつながると考え、東海大学周辺地域の「地域活性化」を目指して活動している。

地域交流を行うイベント班と障がい者自立支援を行う班の2チームがあり、年に数回合同のイベントも行っている。

プロジェクトを通して地域と学生双方がお互いのことを知る機会になったとの声があるとともに、実際にプロジェクト運営をすることで芽生える課題意識や自ら動く重要性の認知が学生の中に生まれている。

Tokai International Communication Club【TICC】(学生チームによる取り組み)Tokai International Communication Club

日本にいる外国籍の人と触れ合いながら、異なる文化を理解し尊重し合う「多文化共生社会」を目指して活動。学習支援・異文化理解・国際交流を3つの柱としている。

事例として“学習支援”のうちの「にこティー教室」について紹介。

秦野市を中心に、町の公民館にて外国につながりのある子の宿題や日本語学習のサポートを行っている。日常会話はできても学習のための日本語が難しく、日本語での学習に躓きを感じている子どもたちがいる。そのような子どもたちにとっての学校・家庭以外の「居場所」。

子どもたちへの支援は行政と家庭の間でのものだと捉えられがちだが、学生団体や市民ボランティアという第3者の視点・支援も必要だと感じている。

ワークショップでの参加者の気づき(一部を紹介)

スタディツアーイメージ1スタディツアーイメージ2スタディツアーイメージ3スタディツアーイメージ5地域と大学が連携することで人とのつながり、貴重な経験、新しいものが必ず生まれる。一歩踏み出すことの重要性を学んだ。

自分の活動に地域の人からの協力を得たいのならば、自分達から歩み寄る必要がある。地域の人にも利益のあることを考えていかなければならない。

大学生は学業が本業だが、意外にも得意な事を活かして地域とつながっていることを知った。


※1 ワールドカフェ:

「知識や知恵は、機能的な会議室の中で生まれるのではなく、人々がオープンに会話を行い、自由にネットワークを築くことのできる『カフェ』のような空間でこそ創発される」という考え方に基づいた話し合いの手法。小グループで席替えを繰り返しながら、あたかも参加者全員で話し合っているような効果が得られる話し合いの手法。


スタディツアー(大学編)は、(一社)SoLaBoと神奈川県の協働で実施しました。

Adobe Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

本文ここまで
県の重点施策
  • 未病の改善
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • ラグビーワールドカップ2019
  • 神奈川県発、アート・カルチャーメディア「マグカル」
  • ともに生きる社会かながわ憲章
  • SDGs未来都市 神奈川県 SDGs FutureCity Kanagawa