企業・NPO・大学パートナーシップミーティング in 県央(2014)開催結果概要

掲載日:2018年2月25日

平成26年(2014年)8月4日(月曜日) 13時から17時30分
ユニコムプラザさがみはら セミナールーム2 にて

参加人数 

企業関係者27名 NPO等関係者39名 大学関係者4名 その他18名 計88名
(事務局等を除く)

プログラム概要

基調講演「BOOK・OFFだからできること~「本」業を活かした社会貢献~」
ブックオフコーポレーション(株) 総務部チーフマネージャー 堀内 美堅氏

ブックオフ堀内様本日は当社の社会貢献プログラムの具体的な事例につきましてご紹介させて頂ければと思っています。

前半はこれまでの取組みについてご紹介させて頂きます。

後半は、企業・NPO・大学の方々との連携プログラムについてご説明させていただきます。

当社は、本を中心としたリユース業を行っています。1990年に相模原に一号店をオープンしました。本社も相模原の古淵という駅にございます。現在は本だけではなく洋服ですとか、スポーツ用品や貴金属など、様々な品物を取り扱っておりまして、そういった意味では総合リユースというのを目指しています。

リユース経験、つまり中古のものを売ったり買ったりすることを経験した方がどれくらいいるかというと、40%くらいと言われています。つまり、60%の方は全く中古のものを売ったり買ったりしたことがないという方々です。私たちはこれを100%にして、リユースを当たり前の世の中にしていきたいと思っています。経営理念にもありますが、「捨てない人のブックオフ」というミッションを掲げており、リユース業という事業活動を通じて社会貢献できる企業を目指して参りたいと思っています。

私どもにとってステークホルダーはお客様、株主、従業員、取引先、環境、加盟店、地域社会であり、こういったところをステークホルダーとして捉えてCSR活動を展開していきます。やはり、私たちにとって中心的な商材というのは圧倒的に本です。CSR活動をするにおいても、やはり本をテーマに掲げて、本を媒介にしてCSR活動をしていきたいと考えています。

そこで、代表的な取り組みとして、「BOOKS TO THE PEOPLE」というのがあります。2009年と2010年にこのプロジェクトをやりまして、8月の1ヶ月間、お客様にお売りいただいた本・DVD3点について、1円を私どもからあるNGOさんに寄付させていただき、その寄付金をもとに、スリランカで図書館・図書室を作っていこうというものです。日本の皆様の不要になったものを誰かの役に立てて欲しいという思いと、本を読みたい、学びたいというスリランカの子どもたちの思いに応える、そういったものを成立させていこうというプロジェクトです。

これを2年間で、延べ270万人の方にお売りいただき、その数量は約7900万点です。3点につき1円ですので、この約3分の1の2,700万円を寄付金額としてスリランカにお届けしました。日本ですと2,700万円では図書館1館も建たない金額ですが、スリランカに行きますと図書館7館、図書室は42室作れました。

一緒にやっていただいたNGOはRoom to Readさんといって、元マイクロソフト役員のジョン・ウッドさんという方がいらっしゃいます。その方が東南アジアを回ったときに図書館を建てる取組みをしなくてはいけない思いに駆られて、このNGOを2000年に立ち上げ、それで当社にお声がけ頂いて是非やってみましょうということになりました。

「BOOKS TO THE PEOPLE」というのは、当社にとって本当に初めてと言えるような社会貢献活動でした。寄付をさせていただいたときに、当社の幹部等をスリランカにご招待いただきました。お子さんたちも交えて歓迎いただき、お母さんたちには手料理を作っていただききました。スリランカの子どもたちの本を読みたい、勉強したいという思いに繋がっていきました。

2009年、2010年とスリランカの支援を行っていたところ、2011年に東日本大震災がありました。いったんスリランカ支援は中断して、2011年は、グループとして日本赤十字社に義援金をまとまった金額で寄付させていただきました。会社としてするのはもちろんですが、お客様が、被災された方々に何かしたいといったときに、我々で何かできないかと考えました。

その仕組みとして「売って支援プログラム」を作りました。本などをお売りいただいたときに、買取代金を義援金に回してほしいという要望をいただいた場合には、それをお預かりして、日本赤十字社にお渡しして復興の方に役立てていただくというものです。全国のブックオフの店舗、ブックオフオンラインの買取りで実施しています。

震災のあった3月11日の1週間後の3月18日から始めました。ブックオフオンラインでは未だに続けています。震災から3年ちょっと経っていますが、参加された方は約16,000人、お預かりした義援金は4,500万円となっています。やはり一過性で終わってはいけないなということで、継続的に支援を行っていくことが大事だと思っています。

2012年に、引き続き被災地を支援していこうということになり、我々としては本で何かしたいという思いがありました。「被災地は今どうなっているのか、何が必要なのか」という調査をしました。それで出てきた答えが本に限ってですが、本は有り余っているということでした。

被災する前に図書館などにあった本の約10倍以上の本が送られてきたそうです。では、そういう本がどうなったかというと、ダンボールに入れられたままです。マンパワーも、本を入れる場所もないからです。図書館も図書室もないという状況では、本をそのまま送っては駄目だという結論が出ました。では、どうしたらいいのかというところで、必死に考え、2つの取り組みを今でも継続してやっています。これが2012年から始めている「BOOKS TO THE PEOPLE」で、スリランカではなく、被災地に向けて始めました。

1つ目の取り組みです。移動図書館活動の支援です。「シャンティ国際ボランティア会」というNGOが、地震の4ヶ月後の7月に、岩手県の仮設住宅を移動図書館で回り始め、共鳴した方から移動図書館の寄贈を受けたりしていました。

その時は私どもも、ブックオフオンラインから本を供給させていただいていましたが、2012年になり、宮城県の山元町に仮設住宅8箇所で、移動図書館を始めるという話をいただきました。この取り組みについて、フランチャイジー、加盟店の従業員、アルバイトの方も全部ひっくるめてボランティアで、移動図書館を回るのに一緒にボランティア活動を始めました。

月2回山元町にお邪魔して、1回当たり約5名が参加します。ボランティアの経験のない者が行きますので、シャンティさんも、困っていたようです。そこで、先行して7、8人のメンバーに経験させ、彼らをコアメンバーとします。彼らが交代で、5人の参加者を受けもちました。最初は2泊3日で始めましたが、3日間店を空けるというのは非常に厳しいので、現在は1泊2日でやっています。車の上にキャッチフレーズがあり、「立ち読み、お茶飲み、お楽しみ」と書いてあります。つまり「本の貸し借りだけではなくて、お茶をどうぞ飲みに来てください」ということです。仮設住宅で一番問題になっているコミュニケーションですが、ここに来て、お茶だけでも飲んで行ってくださいとお話しました。

次に、もう1つのプログラムです。毎年夏休みに青少年読書感想文全国コンクールというのがあります。その小学校の課題図書を寄贈するというプログラムです。小学校では、低学年・中学年・高学年、それぞれ4冊ずつ課題図書が決まっていて、計12冊となります。対象となる小学校は岩手・宮城・福島の沿岸部の流されてしまった学校もありますし、流されてない学校もありますが、それについては私どもではわからないので、その市町村の教育委員会にお電話してこういった取り組みがしたいので、小学校などに寄贈させて頂いてよいか確認をとりました。

その次に、対象となる小学校200校ぐらい全部にお電話して、寄贈のご希望があるかどうかの確認をしました。大半は是非お願いしますというお話でした。200校、約2,500冊くらいになります。希望された小学校に直接納品させていただければ割と手間はかかりませんが、地元の書店さんのご迷惑になってしまうということに気がつきました。

小学校にご希望を聞いたときに、日頃お付き合いのある書店さんなども一緒にお伺いして、その書店さんに全部お願いしてこのプログラムのメカニズムを説明しました。これもなんとか2012年から2014年まで3年間続けてきました。

その他に、地元の町田と相模原の間を流れる境川のクリーンアップ作戦がありますが、今年で14回目です。当社のレジ袋をゴミ袋としてお使いいただいています。あとは従業員がごみ拾い、回収に参加しています。

地域の中学校からの職場体験の受け入れというものもあります。ブックオフオンラインの倉庫で、中学校の生徒さんの職場体験をしていただいています。職場体験については、ブックオフオンラインだけではなく、各店舗に直接中学校の方から職場体験させてくださいということでお話があり、店舗の方でOKであればやっていくというような状況です。

ここからが本題ですが、「ボランティア宅本便」という、「宅本便」を活用した社会貢献プログラムを行っています。普通の「宅本便」は査定した金額でOKならば、申込み頂いたお客様にお振込みしますが、それを指定されたNPOなどに寄付してくださいというプログラムです。

この取組みは、始めてから約13年になります。例えば査定して2,000円で、「シャンティ国際ボランティア会」さんに寄付しますという指定ならば、2,000円はシャンティさんにお振込みますが、これにプラス10%をブックオフから寄付しています。現在では、神奈川県を含め、26団体と提携させていただいております。提携させていただくにあたっては、認定を受けているNPO、もしくは公益財団・公益社団法人としています。

この仕組みのメリットですが、やはり寄付でも、お金で寄付するというのは敷居が高いというのがありますが、この「ボランティア宅本便」は、本を売ったついでにそれが自動的に寄付されるという手軽さがあると思います。これが一般の方がご参加いただくボランティアです。

次に、企業と連携している取組みもあります。これはただ、一般の方が企業に置き換わっただけです。企業の方で何らかの手段で本などを集められて、それをブックオフオンラインの方にお売りいただいた場合、それを企業の方にお振込みもできますし、直接NPOにお振込みもできますが、そういったことで、企業にとってのCSR活動のお手伝いをさせていただくというプログラムになります。なかなか企業のCSRといっても、実際何をすればいいのか、結構悩まれるところが多いと思いますが、わりと簡単にできますので、一度ご利用いただければと思います。

メリットとしては、従業員の方も気軽に参加できるというところ、それから、寄付先についても、提携している団体さんがありますので、そういったご紹介も可能になっています。参加方法としては2つあります。企業が自社の従業員の方を対象に、本、CD、DVDを集める従業員参加型と、店舗を持たれている企業の場合は、その店舗を利用されるお客様に参加いただく方法があります。そのような取り組みをすることで、お客様も店舗に行って、「この会社はけっこういいことをやっているな」と気付いてもらえるのではないかと思います。

集荷は、集めていただければそこに取りに伺います。本は重いので、満員電車で会社まで本を持っていくのは大変ですので、ある程度まとまった数量の場合には、従業員の方のご自宅まで集荷に伺うこともしています。これまで参加いただいた企業で、継続的にやられている企業もありますし、イベントで参加者に本を持ち寄ってもらうので、そこに取りに来てほしいといった場合もあります。今まで大体60社くらい提携しています。スターバックスコーヒージャパンさんは、企業としての取組み第1号となります。12月のクリスマスシーズンに、スターバックスさんの店舗に回収ボックスを備え付け、そこにお客様が本を入れていただき、一定程度集まったところで回収に伺います。日本点字図書館に全額寄付されています。

このような取組みは、すべて企業が贈与を受けて、その所有権を企業に移していただき、我々はあくまでその企業から買取りをさせていただく形になります。利用される方は、手放した瞬間にその所有権は移っています。今年2月には、神奈川県と「かながわキンタロウ☆ブックキフ」という提携を結びました。

大学との連携では、神奈川大学と「本の架け橋プロジェクト」を行っており、過去1万冊くらいの中古書籍を提供しています。

直近9年間のボランティア宅本便の実績として、累計件数は約3万7千件、累計金額は震災支援も含めて約1億7,000万円です。取組みは継続性が重要だと思っています。継続可能にできるのが、「ボランティア宅本便」だと思っていますので、より企業、大学、NPOと連携して広めていきたいと願っています。

パートナーシップ支援事業について
神奈川県 NPO協働推進課

「企業・NPO・大学パートナーシップミーティングin横浜」と同じ内容です。

つながろうリレープレゼンテーション

資料 [PDFファイル/1.1MB]

資料 [PDFファイル/715KB]

資料 [PDFファイル/1.03MB]

資料(非公表)

資料 [PDFファイル/308KB]

  • 障がいのある方のための「新成人を応援する会」 大井 早苗氏、藤井 恵美子氏

資料なし

  • スマイルミニシティプロジェクト 山家 昌則氏

資料 [PDFファイル/1.33MB]

資料 [PDFファイル/228KB]

資料 [PDFファイル/297KB]

資料 [PDFファイル/960KB]

つながろう会 

会の様子司会 (特非)さがみはら市民会議水澤 弘子氏

参加者の方が、10のグループに分かれ、連携などについて話し合いました。
(1ラウンド30分×2ラウンド。1ラウンドごとにテーブルを移動)

各グループには、(特非)さがみはら市民会議、県NPO協働推進課によるファシリテーターを配置

交流会withマッチングコーナー

以下の企業、大学がブースを設置し、マッチングに向けて、個別に話し合いました。(1者10分)

  • 相陽建設(株)
  • (株)ウィッツコミュニティ
  • (有)サトウ草木
  • (株)JTBコーポレートサービス
  • (株)さがみはら産業創造センター
  • 和泉短期大学

資料

プログラム [PDFファイル/145KB]

資料(ブックオフコーポレーション(株))  [PDFファイル/3.66MB]

資料(パートナーシップ支援事業について) [PDFファイル/1.29MB]

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本文ここまで
県の重点施策
  • 未病の改善
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • ラグビーワールドカップ2019
  • 神奈川県発、アート・カルチャーメディア「マグカル」
  • ともに生きる社会かながわ憲章
  • SDGs未来都市 神奈川県 SDGs FutureCity Kanagawa