企業とNPOのパートナーシップミーティングin平塚開催結果概要

掲載日:2018年2月25日

平成25年(2013年)8月9日(金曜日) 13時から17時
平塚商工会議所 第一会議室にて

参加人数

NPO等関係者22名 企業関係者18名 その他6名 コーディネーター等9名 計55名
(事務局等を除く)

プログラム概要

パートナーシップ支援事業について
神奈川県 NPO協働推進課

「企業とNPOのパートナーシップミーティングvol.1」と同じ内容です。

 活動事例紹介

    特定非営利活動法人ディスカバーブルー代表理事 水井 涼太氏

    水井様写真

    日本は海洋国家であり、EEZの面積が世界で6番目に大きく、もっとも生物多様性の高い海域の一つです。海は地球の面積の70%を占めているため気候をもコントロールしていますし、人類共有の財産でもあります。ですが、日本では海についてあまり多くのことが知られていません。
    大きな理由の一つは、学校のカリキュラムに海の授業が無いためです。教師によっては海に連れて行くこともありますが、生物観察や、生態系を知るなど、細かい授業を行うことはありません。
    もう一つ、海についてあまり知られていない理由の一つは、海について理解が深まり始めたのがつい最近のことだからです。地震や資源もそうですが、海についての知識は、現在進行形で更新されています。
    最後の理由は、日本では海を「皆で守っていくもの」ではなく、「誰のものでもないから勝手に使えるもの」と認識している風潮があるからです。なので、利用しっぱなしのパターンが多いように思います。

  • 我々ディスカバーブルーの目的は、海や海の自然をより多くの人に知ってもらい、持続可能な人と海との新しい関係を構築することです。
  • 2011年に設立し、”Life with the ocean~いつまでもこの海と暮らしていくために~”をスローガンに、一般市民の海洋生物、生態系に関する知識およびそれらを知る機会を提供することで、海に関する理解増進を図ります。
  • 新しい公共の場作りのモデル事業では、今まで、漁協など海に関わるステークホルダーと連携し、海の自然に関連した町づくりを行ってきました。
  • たとえば、真鶴町と共同で「磯の生物観察会」や、地元向けの子供たちのイベント、そして学校団体の教育指導を行ってきました。
  • 企業とNPOのパートナーシップ支援事業としては、昨年度、「城ヶ島つるやプロジェクト」にて株式会社ミライカナイさんと連携しました。
  • 株式会社ミライカナイさんは、地域活性化のため、城ヶ島にある「つるや食堂」という食堂を借り、一般向けにコミュニティスペースとして開放したいと考えていました。一方、我々は海の自然を知ってもらう機会を増やしたいと考えていたため、「しまあそび。うみあそび。」と銘打って、イベントを協働で開催しました。
  • 「しまあそび。うみあそび。」では、午前中は城ヶ島の磯を使って、生物を集めて一つ一つ解説し、午後は顕微鏡を使ってプランクトンの観察を行いました。
  • その結果、子供も大人も楽しみながら「海の自然を知ってもらう」、「多くの人に城ヶ島に来てもらう」という2つの目的を果たせました。
  • 「しまあそび。うみあそび。」は好評だったので、これからもミライカナイさんとパートナーシップを続け、開催していきます。
  • 持続可能な人と海との新しい関係を構築するために、まず、我々が海と人とをつなぐ架け橋となることで、多くの方に海洋生物や生態系を知ってもらい、彼らが持っている海の漠然としたイメージを変えます。海に関心を持ってもらい、そこから更に海を知り、見守っていくシステムを構築することで、海を「守るべき自分たちのもの」として認識してもらいたいです。

「いつまでもこの海と暮らしていける社会」を一緒に目指すパートナーをディスカバーブルーは募集しています。社員研修、福利厚生など形は問いませんので、興味があればぜひ一緒に活動していきたいです。

SMBCコンシューマーファイナンス(株)横浜お客様サービスプラザ 渡邉 浩平氏

渡邉様写真

私どもは、多重債務の未然防止への取り組みを当社の社会的責任のひとつととらえており、その役割を担う拠点として「お客様サービスプラザ」を全国18箇所に設置しています。
ここでは、多重債務の予防や闇金被害の防止に向けて、金銭啓発、カウンセリング、地域の方々の家計診断、そして地域コミュニティとの交流・協働を通じて、ニーズに応えた取り組みを推進しています。
パートナーシップ支援事業のマッチング事例として、3つご紹介します。
1つ目が、平成25年1月17日、NPO法人みうら映画舎、三浦市役所、三崎小学校、そして当社の協働で、三崎小学校にて金銭教育講座を実施することができました。カードゲーム(JCFA製作)を使って楽しみながらお金の役割、歴史を学んでもらうという講座です。

 

  • 2つ目、そして3つ目に、NPO法人あっとほーむと神奈川県NPO協働推進課、当社の協働で、こちらもカードゲームを2回にわたって実施しました。これら3つの事業はすべて、神奈川県NPO協働推進課の後押しをいただき、開催することができました。
  • 金銭啓発活動は企業責任ですから、積極的に地域のみなさまに情報をお届けしたいと考えておりますが、一民間企業としては、営利企業である以上なかなか信用が得られません。
  • そこで、NPO法人と連携することで、信用を補填することができますし、NPO法人には企業の資源や人材を活用できるメリットがあると思います。協働することのメリットはお互いにあるので、地域貢献のためにはNPO法人や企業との連携は欠かせないものと実感しております。
  • 神奈川県NPO協働推進課も積極的に広報や後押ししていただけますので、協働のメリットはかなり大きいと感じております。
  • その他のNPO法人との協働事例として、2つご紹介します。
  • 1つ目に、NPO法人日本FP普及協議会との、「ケンタとアサリの物語」で、紙芝居を使った小学生向けの金銭教育プログラムを実施しました。紙芝居を使って子供たちにお小遣い帳の管理を学んでもらい、お金の使い方や役割、価値を考えるきっかけにしてもらいます。
  • 2つ目に、NPO法人アクションポート横浜主催の、「横浜サンタプロジェクト」に実行委員として参加しました。
  • 横浜に笑顔を届けるお手伝いとして始め、今では地域との大切なつながりとなっています。このプロジェクトをきっかけとして消費者啓発セミナーを実施するに至ったケースもあり、プロジェクトでの様々な出会いが活動の広がりを生み出しています。
  • 次に、実績の紹介をします。
  • 2012年4月から2013年3月まで、2,137件、71,669人に金銭教育講座に参加していただきました。今年度の実績として、4月から6月までで既に467件、18,089人に参加していただけるなど、ご好評をいただきました。
  • 最後に、当社が提供できることについて説明します。
  • 今回は小学生向けの金銭教育講座のみでしたが、高校・大学・専門学校・一般消費者に対しての開催も可能です。
  • 家計管理のしかた、お金のトラブル、ローンやクレジットの使い方など、大人でも知らない方が多い内容を、無料で提供しますので、企業の社員研修や、お子様の教育などのためにお声掛けいただければ幸いです。
  • 我々は、地域の方々と一緒に活動できることを大切に思っています。今後もNPOの方々と協働し、金銭教育で私どもの力を活かせれば幸いです。

NPO法人湘南スタイル理事長  藁品 孝久氏

藁品様資料湘南スタイルは、2005年に設立し、茅ヶ崎を中心に、39業種43名の方が入っているNPO法人です。
25歳で「人に喜んでもらう、ファンを作ろう、社会に貢献できる事業を実践しよう」という理念のもと会社を創業しました。この理念のもと一生懸命働き、順調に会社は成長しました。しかし、50歳を迎えるころになって、振り返ってみると企業理念推進のために事業を推進してきたはずなのに、決算書経営すなわち企業拡大・利益至上主義に向かい、ただひたすら金融機関に受けいれられるような方向に転じていました。結果的に8年間かかりましたが、人間としてもう一度、創業当時の原点に戻るため、「社会貢献活動」を事業構造にしたNPO法人を立ち上げました。

湘南のヒトとモノとコトを活用したコミュニティビジネスを通して、「衣・食・住・健・知・美・遊・音・旅・海・情報」などあらゆる企業がここに入ってこられるコンテンツは作り上げましたが、始めの3年間は、なかなか企業と同一テーブルで話ができないのが現実でした。

  • そこで、全員が消費者になれるものを考えたら、「食」と「農」に行きつきました。
  • 人に喜んでもらうことをし、ファンをつくろう。そうすれば、必ずいつか自分に跳ね返ってきて、お客さんや給料が増えていくな、という理念・哲学を推進しました。
  • 「ギブ社会」をつくりあげていこう。これは英語から約したときに「与える」ではなく、「もらってもらう」ということです。「もらってもらう」は相当工夫しないとできません。
  • そんな中、社会を構成している三分野、行政・産業者・コミュニティが助け合う領域を、企業とNPOで動かしていこうと事業を作りました。
  • NPOは助け合い、協力し合うという理念哲学で生きている団体がほとんどです。そのときに、何を産業者や行政にしてさしあげることができるか考えると、いろんなビジネスや夢がみえてくると思います。
  • 今日ご参加いただいている産業者の方々も、「CSRって何なのか」と自分の会社の哲学をもう一度振り返ってみる必要があるのではないかと思います。その哲学に見合った活動をしているNPOがあるはずです。そこに協力をお願いする、資金を提供するかわりに仕事をしていただく、と業務提携のような形にしていくべきだと思います。
  • 一方、行政は公平・公正のために、なかなか個人の企業やNPOを相手にすることはありません。ですが、行政のためにいろいろ考えて提案・活動しているNPOや企業にお返しする形で携われば、大分変わると思います。
  • 私たちは茅ヶ崎市と協働で「おいしい茅ヶ崎」という農業ポータルサイトを作っています。
  • また、茅ヶ崎でできたお米を使って、災害地食料のおかゆを作っています。
  • 田んぼ一反の面積と、農家の7ヶ月間の作業で、たったの75,000円の売り上げにしかなりません。そこをなんとか助けてあげようと、このおかゆを作っています。
  • このおかゆは、一反で16,000食でき、総売り上げは325万にもなります。約50倍の経済効果が生まれます。このおかゆは、茅ヶ崎市や、多くの企業に購入していただいています。今は、この事業を平塚や寒川、藤沢のお米でやりたいと考えています。
  • おかゆはもちろん、「みかんの木パートナーシッププログラム」や「ふれあい田んぼ塾」も、企業が望む社員研修や福利厚生、販売促進をプログラムの中に作って提案を出しています。当団体と付き合いがある企業は、おかゆで120社、みかんで80社、田んぼが12社です。
  • 以上、我々の団体の活動と、皆様方のご提案になればいいなと思う話をさせていただきました。

 

つながりを見つける会

参加者が5~6人のグループに分かれて、コーディネーターのファシリテーションのもとで、グループワークを行いました。(1ラウンド35分×3ラウンド)

「つながりを見つける会」の様子など [PDFファイル/1.15MB]

資料

プログラム [PDFファイル/136KB]

資料(パートナーシップ支援事業について) [PDFファイル/663KB]

資料(企業とNPOのパートナーシップ支援事業ガイドブック)

資料(2012年度マッチング事業一覧) [PDFファイル/222KB]

資料(活動事例紹介 特定非営利活動法人ディスカバーブルー) [PDFファイル/1.83MB]

資料(活動事例紹介 SMBCコンシューマファイナンス(株))  [PDFファイル/358KB]

資料(活動事例紹介 NPO法人湘南スタイル) [PDFファイル/501KB]

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本文ここまで
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