スタディツアー(企業・NPO編)(2015)実施結果

掲載日:2018年2月25日

2016年2月25日に実施したスタディツアー(企業・NPO編)では、地域貢献活動に取り組む「株式会社安藤建設」、地域や行政、企業との「協働」でまちづくりに取り組む「NPO法人I Loveつづき」をバスで訪問しました。


当日の進行

日時:平成28年(2016年)2月25日(木曜日) 9時45分から16時30分まで

参加者:16名(市民活動団体9名、企業関係者4名、個人3名)

プログラム

訪問先1:株式会社安藤建設(会場:株式会社安藤建設事務所、横浜市磯子区)

インターン生による活動紹介

ワーク(印象に残ったことや質問を参加者同士で共有)

質疑応答

 訪問先2:NPO法人I Loveつづき(会場:シェアリーカフェ、横浜市都筑区)

ランチ交流会

岩室理事長による活動紹介

質疑応答

ワーク(印象に残ったことや、事例を踏まえて考えた今後のプランを共有)

参加者同士による名刺交換会


訪問先1:株式会社安藤建設安藤建設のみなさんとウメニー

安藤建設では、短期・長期インターン生から、ウメニープロジェクトの概要、商店街活性化に向けたスタンプラリー、エコリノベーションの取組を紹介していただきました。 

ご当地キャラ「ウメニー」プロジェクトの概要

発表者:西谷桃子さん、丸野美咲さん、本多響子さん(高知大学の短期インターン生) 

杉田小学校の生徒の発案で生まれたご当地キャラクター「ウメニー」。「ウメニー」を使って杉田を盛り上げたい、という児童たちの願いから、キャラクター化に向けてプロジェクトが動き出しました。児童と一緒に商標権に関する勉強会を開くなど、インターン生が関わりを持ち、現在では、著作権フリーでみんなが活用できるキャラクターになっています。 

スタンプラリーの取組み

田嶋瑞希さん(神奈川大学の長期インターン生)

ウメニー杉田小学校の授業「すぎたの時間」での、児童たちの「ウメニーをメジャーに!ウメニーで地域活性」というテーマの取組が、「悩めるウメニーを救出せよ!」という地域に向けた本格的なプロジェクトとなりました。歴代のインターン達が「ウメニー」にかかわってきたことや、新杉田と杉田駅を結ぶ中に幾つかある大きな商店街で何か活性化イベントができないか、との思いからプロジェクトに参加し、多くの方の理解と協力を得て、商店街をまたがるスタンプラリーが実現しました。そして、この取組は、各商店街の枠組みを超え杉田を盛り上げたい!と願う方々の参加を得て「(仮)杉田を盛り上げる会」の結成につながりました。

エコリノベーションの取組み

発表者:今井愛貴さん(東京工業大学大学院の長期インターン生)

住まいの省エネ改修に関する「建物の町医者プロジェクト」では、実際に住宅を訪ねて改修の効果などの説明を行いました。地域で暮らし、生活している方たちとのコミュニケーションなどの経験を通じて、「信頼」の大切さなど多くのことを学びました。

FAキットの紹介

最後に、車載用救急箱であるFAキットを紹介いただきました。安藤建設では、CSR活動の一環として全ての車両にこのFAキットを搭載しており、「共助・助け合い」の気持ちが広まってほしいという思いが込められています。 

発表後のディスカッション・質疑応答から参加者と意見交換

今では小学校との関わりも多いものの、当初、企業が地域の中に入り込むことは容易ではなく、小学校での登下校の見守りなど、地道な活動を積み重ねることが信頼につながったというお話がありました。

参加者から関心の高かったインターン生の受け入れについて、会社側が課題を与えるのではなく、杉田の地区をフィールドとして、課題の発見から取組までインターン生の自主性に委ねられています。インターン生は、期間が限られる中で成果を上げようというモチベーションが高く、また、インターン生を受け入れることで、社員の地域や業務に対する意識の変化も見られたとのことです。

地元地域へのアプローチのしかた、PR方法と地域貢献のバランスの取り方、協働のあり方を見習いたい。


訪問先2:NPO法人I Loveつづき

午後は、NPO法人I Loveつづきが運営しているシェアリーカフェ(※)を訪問して、ランチをいただきながら交流タイムを過ごした後、理事長の岩室晶子さんから活動紹介をしていただきました。 

(※)シェアリーカフェは、横浜市営地下鉄「中川駅」から徒歩3分の住宅展示場敷地内にあるコミュニティカフェです。飲食の提供、レンタルスペース、シェアオフィスなどの機能を持ち、‘まちのコンシェルジュ’をコンセプトに活動しています。

 「I Loveつづき 協働のまちづくり」

発表者:岩室晶子さん(NPO法人I Loveつづき理事長) 

まちを良くする取り組み「I Loveつづき」岩室さん

都筑区の生涯学級をきっかけに環境調査に取り組む法人として生まれた「I Loveつづき」。理事長を務める岩室さんは、発足メンバーが開催した環境学習の企画に参加したのをきっかけに、法人の活動に参加するようになりました。まちの環境をよくすることを目指して、防災や福祉、子育て支援など、活動テーマが多分野にわたることが特徴の一つです。

まちを‘知る・調べる’ことでまちが動く

法人が行った交通事故マップや公園の公衆トイレ環境調査の取組みでは、調べることによってまちが動くことを実感しました。まちの中の‘気になる’を自分たちの足を使って調べたデータは、大学や行政、警察の人たちにとって価値のある資料として注目されました。実際に、交通事故調査では、右折事故ポイントに関するデータを収集・分析したのがきっかけで信号機が設置され、翌年の事故が0件になりました。

協働におけるポイントは「目的」と「対等」

法人では、ほぼ全ての事業を協働で取り組んでおり、そのベースには「行政や企業など誰かを責めるのではなく、ともに考えつくりあげていく」という考え方があります。行政や企業など、それぞれに達成したいことがある中で、お互いに共有できる目標・目的を設定できるかが協働におけるポイントです。また、キャンドルナイトの事例では、今まで一同に集うことがなかった商業施設関係者が出会う場をつくりました。新たな価値やつながりを生み出すことも協働の魅力です。 

発表後のディスカッション・質疑応答から参加者のようす

小さなことから気付き、まちづくりに大変成果を出していることはすばらしい。

相談に行くこと、話し合うこと、交流することの重要性を再認識した。

活動紹介の中で、毎年度の区の行政計画に目を通しているという話があり、協働相手のことをよく知り、どのような目的・内容であれば、ともに取り組むことができるのか、しっかりとストーリーを練っておくことの大切さを感じた。


スタディツアー(企業・NPO編)は、認定NPO法人市民セクターよこはまと神奈川県が協働して実施しました。

本文ここまで
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