かにゃさんぽ(シュアールグループ((特非)シュアール、(株)シュアール))

掲載日:2018年2月23日
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手話があるからシュアール。

2014年11月5日水曜日

今日はぼくの出前講座「教えて!かにゃお先生」で関東学院大学に来てるにゃ。
シュアールグループ(NPO法人シュアール、(株)シュアール)代表の大木さんも一緒だよ。

せっかくだから、ぼくも勉強させてもらいますぞ。

写真:大木さんの講義を聞くかにゃお

(↑学生さんに混じって講義を聞く)

なるほどね~。
シュアールは聴覚障がいの人たちの不便さとかをITを使ったビジネス手法で解決しようと
しているんだにゃ。
ぼくも同じようなこと考えてたんだけど、先越されちゃったな~。

かにゃお
こんにちは。かにゃおですよ~。
今日はありがとにゃ。すごく勉強になったにゃ。
いろいろ質問攻めにしていい?

大木さん
かにゃお、好奇心旺盛だね。どんどん聞いて。

かにゃお
そもそもなんだけど、聴覚障がいの人たちは、日本語が読めたり書けたりするんだよね?
読めたり書けたりすれば、手話がなくてもそんなに困らないんじゃないかと思うんだけど。筆談もあるし。

大木さん
そう思うでしょ。実はそうじゃないんだよね。
聴こえない人の中には、手話が母国語で、日本語は外国語みたいに感じる人も多いんだよ。
僕たちが英語の看板を読むみたいなイメージかな。
だから、案内板などが日本語で書いてあっても理解しにくいし、筆談もスムーズには行かないことが多いんだよ。

かにゃお
そうなんだ~。知らなかったにゃ。
そしたらシュアールの事業は聴こえない人にとって、ものすごく助けになるよね。

写真:いつになく真剣な表情のかにゃお
(↑いつになく真剣な表情)

かにゃお
ぼくは講義を聞いたから大体分かったけど、全国8,000万人のかにゃおファン
まだシュアールのこと知らないと思うから、事業について語ってもらっていい?

大木さん
そんなにファンいないと思うけど。まあいいか。
シュアールは、聴こえない人たちを取り巻く、「手話の通訳がいない」「手話から引ける辞典がない」「手話の娯楽が少ない」という課題に対して、「遠隔手話通訳」「手話キーボード」「手話TV」「手話ガイド」の4つの事業を展開しているんだ。

かにゃお
ふむふむ。

大木さん
まずは「遠隔手話通訳」から行こうか。
テレビ電話を使った遠隔の手話の通訳を365日体制でやっているんだ。
拠点は、藤沢市、川崎市、福岡市の3ヶ所にあるよ。

かにゃお
拠点がその3ヶ所なのは、災害対策?

大木さん
その通り。
たとえ関東で地震が起きても、インターネットさえ復旧すれば、福岡から通訳できるからね。

写真:遠隔通訳の様子
(↑遠隔手話通訳)

大木さん
この「遠隔手話通訳」には大まかに言って、「設置型」「電話型」の2つのタイプがあるんだ。
「設置型」は、まず、窓口や受付にタブレットなどの端末をおいてもらう。
そして、聴こえない人が来た場合には、置いてある端末を通じて、シュアールの手話通訳者につながって、手話の通訳をしてもらえるという仕組みなんだ。
JRの東京駅、新宿駅、渋谷駅などに設置されてるよ。
それから、聴こえない人は電話をかけられないよね。そこで役立つのが「電話型」。
聴こえない人が電話をかけたいときは、一度シュアールにテレビ電話をかけてもらって、シュアールがその手話を読み取って、代わりに電話をかけるっていうサービスなんだ。

かにゃお
それってすごくいいと思う。

写真:スリントの画面
(↑手話キーボード「SLinto」)

大木さん
じゃあ、次に「手話キーボード」ね。
これは、オンラインの手話辞典でもあるんだけど、「SLinto」って言うんだ。
かにゃおは手話を見ても意味が分からないよね。

かにゃお
うん。全然。

大木さん
そうだよね。
例えば、かにゃおが手話の意味を調べようとしても、手話には辞書がないから、手の動きから日本語が調べられないんだ。
「SLinto」ならその課題を解決できる。
分からない手話の手の位置と手の形を入力すると、その候補が表示されるんだ。

写真:スリントの検索結果
(↑検索結果)

かにゃお
これはすごいにゃ!革命的~。
1つ気がついたんだけど、検索結果に出てくる人、ちがう人がたくさんいるよね。
みんなシュアールの社員の人?

大木さん
かにゃお、いいところに気がついたね。
「SLinto」はwikipediaみたいに利用者が手話動画を投稿して、みんなで作り上げていく辞書なんだ。
手話のwikipediaみたいになればいいなと思って。

かにゃお
これも斬新だね~。
みんなで作っていくっていいよね。

写真:かにゃおにインタビューする大木さん
(↑インタビューは秘書を通してください。)

大木さん
後2つの事業について話すね。
かにゃおは手話のテレビとか見たことある?

かにゃお
ニュースとか政見放送くらいかなぁ。あまりない気がする。

大木さん
そうなんだよ。
手話の娯楽が少ないっていうことに気がついて、オンラインの「手話TV」を始めたんだ。今は休止中だけど、2015年1月に再開予定だよ。

かにゃお
へ~。楽しそう。
僕も出てあげてもいいよ。

大木さん
「手話ガイド」は、「シュワイド」って言うスマートフォンで使える手話の観光ガイドアプリだよ。

かにゃお
(スルーした。。。)

大木さん
聴こえない人も当然旅行に行くよね。
ガイドが聞きたくても聞けないでしょう。
「シュワイド」は観光名所を手話・字幕・音声で解説するアプリなんだ。
これがあれば聴こえる人と聴こえない人が一緒に観光を楽しめるよね。

かにゃお
なるほど~。
一緒に楽しめるっていうところがポイントだよね。

写真:シュワイドの画面
(↑シュワイドを使ったアプリ「鎌倉手話観光ガイド」)

かにゃお
ねえねえ、そもそもなんで大木さんは聴こえない人を支援してるの?

大木さん
よく「支援してる」って言われるんだけど、そういう意識はないんだよね。
手話と日本語は言語体系が全く違っていて、だから、聴こえない人の文化と聴こえる人の文化も違うんだ。僕にとって2つの文化は上下があるものじゃなくて、あくまで異文化なんだ。
むしろ、手話の文化では、僕が学ばせてもらっている。
だから、聴こえる人と聴こえない人をブリッジして、恩返ししていると思っているんだ。

かにゃお
大木さん、かっこいいこと言った。メモしていつか使おう。

写真:大木さんとかにゃおの写真
(↑すっかり仲良しになった大木さんとぼく)

かにゃお
最後の質問ね。大木さんが事業を続ける原動力って何?

大木さん
学生時代の手話サークルで、聴こえない人たちが直面している不条理を目の当たりにしたんだけれど、それまでそれを知らなかった自分に対して怒りを感じたんだ。
その怒りが今も原動力かな。
かにゃおの仕事の原動力は何?

かにゃお
う~ん。飢餓感、かな。

大木さん
何への?知識とか?

かにゃお
ごはん。

 

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本文ここまで
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