「教えて!かにゃお先生」@横浜市立大学 実施結果

掲載日:2018年2月25日

平成27年(2015年)5月20日(水曜日)14時30分から16時

横浜市立大学金沢八景キャンパス理学系研究棟317教室にて

参加者

  • 影山ゼミ ゼミ生15名 
  • まぐろ問屋三崎恵水産 まぐろ師、三浦半島食彩ネットワーク 石橋匡光氏
  • 三浦市市民協働課 石川博英氏
  • かにゃお、県NPO協働推進課

 講座概要

かにゃおの活動について

かにゃお先生活動説明

「多様な主体による協働型社会の実現」を目指し、SNS等を活用して企業の社会貢献活動やNPO活動を発信している「かにゃお」の取組みについて、県NPO協働推進課職員が説明しました。

三浦市とNPOが組んだ新しい公共のモデル事業 三浦市市民協働課 石川博英氏

 三浦市役所の講話

空き食堂を活用した子どものための事業である「つるやプロジェクト」や防災の知識を楽しみながら覚えていく「ステップキャンプ」などのプロジェクトに行政として関わらせていただいている。

 ○ 今後の三浦の町は、新しいプレイヤーの方々と今まで地域コミュニティを引っ張ってきてくれた地域の皆さんとが協力し、活発に活動する町にできたら、と考えている。そこに「ちょびっと行政」。なんとなく私達がいることで、プロジェクトがスムーズに行くお手伝いができればと考えている。私たちは三浦市の街中に知った顔の人がおり、初めに会ってから話を進めるとスムーズに進む。

今年度は「あったか市民活動盛り上げキャンペーン」、「移住・定住・交流促進支援事業」、「相模湾・三浦半島アートリンク」に取り組んでいく。

まぐろ問屋三崎恵水産 まぐろ師、三浦半島食彩ネットワーク 石橋匡光氏

石橋氏の講話

三浦半島はすべての地域で「海」に面していて、三浦半島の先の城ヶ島は世界的にも漁業で有名な場所である。

『まぐろ屋さん』として、マグロを買って・加工・全国販売している。

特徴ある活動として、1つ目に「普通と違うこと」プラス「地元と連携した新商品作り」をしている。まぐろの工場見学とセットでまぐろのバーベキューを実施。ツナ缶造り。三崎のパン屋さんとコラボして、東京の青山での日本一高いツナのパンの販売など。

2つめに、東南アジアのシンガポール、インドネシア等に海外輸出。夏にシンガポールにすし屋出店予定。2020年には海外からのお客様も沢山くる。海外からのお客様は「食」を楽しみにしているので、三崎にマグロを食べに来てくれればと考えている。

3つ目に小売への参入を図っている。日吉や弘明寺で撤退したスーパーを活用して小売りを始めている。対面で魚の販売をすると同時にメニューも教えてあげれば、会話もできるし学びあえる。夏祭りなどで店をあげて、コミュニティに参加している。

4つ目に、 まぐろの飼料・肥料づくりをしている。マグロ加工後の残さを自前の機械で肥料にし、農家さんに販売している。

地域の仲間との事業を行っている。株式会社ミライカナイが行っている城ヶ島でつぶれてしまった食堂をリノベーションして「つるや食堂」を活用して事業を行っている。コミュニティスペースを創って運営している。子ども目線で一緒に子ども達のことを考えて事業を行っている。

商工会議所の方たちを集めて、CSR活動に対して考えていく。CSRと稼ぎと勤めをまわしていくことが重要である。

地域の改革への問題。目利きがしっかり確かなものを「三崎のまぐろ」としてブランド化したい。ただ、名前を付したらいい、という問題ではない。マーケティングは、需要があるかどうかを最初に考えて、相手のニーズをしっかりとつかむことが大事。イベントがいろいろ開催され地域のつながりを持つことが進んでいるが、継続的なお金を生むイベント・事業を興さなければならない。

2つの軸「グローバル」=「三崎のマグロ世界に日本が誇れる商品」、「グローカル」=三崎の町がなくなってしまうと、自分が思っているブランドがなくなってしまう。この2つの軸をバランスよく分けて持っていること。稼ぎと勤めをバランスよく行うことが大切だと思っている。

ゼミ生との質疑

ゼミ生:まぐろの肥料のことについて、昨年度、鈴廣の取り組みを聞きましたが、商品化から買ってもらうまで大変だったとお聞きしましたが、その点について教えてください。 

石橋氏:今回はマグロ単品で肥料にしたら、畑で使うと効果が絶大だったので、すぐに取り組みが始まった。今までの流通があったので販売については困っていなかった。「他と違うものを作りたかった」と、こだわりの野菜を作ってきた人たちがこの肥料を喜んでくれたのがよかった。処分したものを有効活用する新しい物を作るということは、循環のストーリーが出来上がったということで、自分としては大変喜んでいる。

ゼミ生:「みさきまぐろ切符」は三浦のいろんな楽しみ方ができる。どんなプロセス・考えで出来上がったのですか?

石川氏:三浦市には営業開発課、シティーセールスプロモーション・三浦市を売っていこう!という部署があり、その取組みで、京浜急行さんとキリンビールさんなど企業と提携した事業、例えば三浦市民マラソンなどがあった。その実績を積み上げる中で、京急さんが音頭をとって、観光施設を軸にお客を周遊させるため、マグログルメもセットにした企業の思いと地域活性化が一緒になったケース。お店の選択まで京急さんが行っているので、より面白い企画となっている。

ゼミ生へのアンケートから

地域活性化やNPO活動は行う側も地域の人もWINWINの活動なのだと思い、参加してみたいと思った。

クリエイティブなビジネスにとても感銘を受けました。

人々が住みたい町はプレーヤーも元気だということを聞いて、地域の取組みが結果に結びついていることがわかりました。

NPOが実際に収益を上げている事業に、どんなものがあるのか知りたいと思った。