更新日:2024年6月28日

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知って安心!食品衛生

季節に応じ、食品衛生に関わる注意したい情報をまとめています。

初夏から初秋に多発する、腸管出血性大腸菌について

腸管出血性大腸菌の電子顕微鏡写真

写真:食品安全委員会 提供

  • 大腸菌は、人や家畜の腸内にも存在します。ほとんどのものは無害ですが、一部の大腸菌は人に下痢などの消化器症状を起こすことがあり、病原大腸菌と呼ばれています。
  • 病原大腸菌のうち1つが腸管出血性大腸菌です。牛などの家畜の腸内に存在し、糞便により肉やレバーなどの内臓肉が汚染され、人への感染源となることがあります。
  • 国内では、焼肉店等の飲食店や、食肉販売業者が提供した食肉を、生や加熱不足で食べて感染する事例が多くなっています。
  • 腸管出血性大腸菌に汚染された食品が広域に流通していたために、複数の自治体で患者が発生する事例もみられます。

予防するには

  • 食肉は、「新鮮=安全」ではありません。肉類の生食は避けましょう。
  • 食肉を焼くときは、専用のトングや箸を使いましょう。
  • 食肉の中心部に赤みがなくなるまで、十分に加熱(加熱の目安は中心部を75℃1分間以上)しましょう。
  • 食肉の細菌が増殖しないよう、適切な温度管理を行い、他の食品が汚染されないように注意しましょう。
  • 食肉を取り扱った後は、その都度、手や器具などを十分に洗うとともに、しっかりと消毒しましょう。
  • 生野菜も、たい肥などで汚染されている場合がありますので、よく洗いましょう。

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